この章では、OracleAS CDCアダプタを使用するために必要なコンポーネントをデプロイおよびインストールする方法を説明します。
OracleAS CDCアダプタを使用するには、インストーラを実行し、コンポーネントをデプロイしてから、インストール手順を実行する必要があります。手順の詳細は次のとおりです。
OracleAS CDCアダプタのインストーラを実行します。インストーラにより、作業中のコンピュータにコンポーネントがコピーされます。「OracleAS CDCアダプタのインストーラの使用」を参照してください。
コンポーネントを正しいコンピュータにデプロイします。J2CA 1.5アダプタおよびJDBCでは、自動的に正しい場所にデプロイされます。「コンポーネントのデプロイ」を参照してください。
Oracle Connectをインストールします。Oracle Connectのインストールについては、次を参照してください。
OracleAS CDC Adapter for Adabas、OracleAS CDC Adapter for DB2、OracleAS CDC Adapter for IMS/DBまたはOracleAS CDC Adapter for VSAMを使用する場合は、「IBM z/OS Seriesプラットフォーム」を参照してください。
メインフレーム・コンピュータにOracle Connectの以前のバージョンがすでにインストールされている場合は、「メインフレーム・プラットフォームでの既存のOracle Connectインストールの更新」を参照してください。
UNIXコンピュータでステージング領域を使用する場合は、「UNIXプラットフォームの場合」を参照してください。
OracleAS CDC Adapter for SQL Serverを使用する場合やWindowsコンピュータでステージング領域を使用する場合は、「Windowsの場合」を参照してください。
WindowsまたはLinuxコンピュータにOracle Studioをインストールします。詳細は、「Oracle Studioのインストール」を参照してください。
OracleAS CDCアダプタのインストーラでは、CDCアダプタを使用するために必要なコンポーネントがインストールまたはコピーされます。Oracle AS CDC Adapters Installers for WindowsまたはOracleAS CDC Adapters Installer for UNIX/Linuxを使用できます。システム要件については、「Windowsのハードウェアおよびソフトウェア要件」および「UNIXのハードウェアおよびソフトウェア要件」を参照してください。
インストーラにより、次のものが展開されます。
使用しているJ2CA 1.5 CDCアダプタ。使用可能なアダプタの一覧は、「Oracle Application Server CDCアダプタ」を参照してください。
JDBC。
z/OS、UNIXプラットフォームおよびWindows用のOracle Connect。使用するアダプタおよびその他のシステム要件に応じて、1台以上のコンピュータおよびオペレーティング・システムにOracle Connectをインストールできます。
Oracle Studio。Oracle Studioは、使用するCDCアダプタを構成するために使用します。Oracle Studioの使用方法については、使用しているOracleAS CDCアダプタのユーザー・ガイドを参照してください。Oracle Studioは、WindowsまたはLinuxオペレーティング・システムにインストールできます。詳細は、「Oracle Studioのインストール」を参照してください。Oracle Studioのシステム要件については、「Oracle Studioの要件」を参照してください。
詳細は、「インストーラの実行」を参照してください。
Oracle製品ではインストール・ファイルが提供されます。Oracle Application Serverがインストールされているマシンで、インストール・ファイルを選択して開き、インストール・ウィザードを実行します。次の表にインストール・ファイル名を示します。使用しているシステムに対する正しいファイルを選択してください。
表2-1 インストール・ファイル
システム/プラットフォーム | ファイル名 |
---|---|
Windows 32ビット版脚注 1 |
Oracle_cdc_windows_11_1_1_2.exe |
UNIX/Linux 32ビット版脚注 2 |
Oracle_cdc_unix_11_1_1_2.sh |
脚注 1 サポートされるWindows 32版の一覧は、「Windowsのハードウェアおよびソフトウェア要件」を参照してください。
脚注 2 サポートされるUNIX/Linus 32ビット版の一覧は、「UNIXのハードウェアおよびソフトウェア要件」を参照してください。
注意: UNIX/Linuxコンピュータでインストーラを実行する場合、Javaホームが必要です。 |
正しいファイルを開いたら、インストール・ウィザードを実行し、正しい情報を入力します。次の情報を入力する必要があります。
OracleAS CDCアダプタは、Oracle SOA Suite環境内で、またはOracle Data Integrator(ODI)とともに、またはその両方で使用できます。次を選択する必要があります。
SOA環境内で作業する場合は、SOA。
Oracle Data Integrator(ODI)で作業する場合は、ODI。
両方で作業する場合は、SOAとODI。
注意: SOA環境で作業するオプションを選択した場合、Oracle SOA Suiteバージョン11.1.1.1.0以降がインストールされていることがインストーラで確認されます。正しいSOA Suiteがインストールされていない場合は、インストールが停止します。 |
コンポーネントを展開するディレクトリまたはフォルダを定義する必要があります。インストーラにより正しい場所に展開されます。
Oracle Application Serverのインストールの詳細は、作業しているプラットフォーム用の『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
このページで入力が必要な情報を次に説明します。
SOA環境
Oracleホーム($ORACLE_HOME)ディレクトリまたはフォルダを入力します。インストーラにより、コンポーネントが正しい場所に展開されます。
コンポーネントは次のパスに展開されます。
$ORACLE_HOME/soa/thirdparty/cdcAdapters/<component directory>
コンポーネントのディレクトリは、各コンポーネントが置かれるフォルダまたはディレクトリです。詳細は、「コンポーネントのデプロイ」を参照してください。
ODI
コンポーネントを展開する場所のルート・ディレクトリ(ディレクトリ・パス)を入力します。
ディレクトリまたはフォルダのパスの例を次に示します。サブフォルダまたはサブディレクトリを追加したパスを作成できます。
root directory/component directory
詳細は、「コンポーネントのデプロイ」を参照してください。
このページでは、使用するアダプタを選択します。Oracle ConnectおよびOracle Studioの正しいプラットフォームのインストール・プログラムを含め、選択したフォルダまたはディレクトリに正しいコンポーネントがインストーラによって自動的に展開されます。また、ステージング領域を持つマシンのプラットフォームも選択する必要があります。
正しいコンポーネントを選択するには、次を行います。
使用するOracleASアダプタを選択します。
ステージング領域マシンで使用するプラットフォームを選択します。
図2-1に「コンポーネントの選択」ページを示します。
利用可能なCDCアダプタは次のとおりです。
OracleAS CDC Adapter for Adabas
OracleAS CDC Adapter for DB2
OracleAS CDC Adapter for IMS/DB
OracleAS CDC Adapter for SQL Server
OracleAS CDC Adapter for VSAM
次のいずれかのプラットフォームをステージング領域用に選択できます。
HP-UX
HP-UX Itanium
IBM-AIX
SUN-Solaris
Linux Red Hat
Windows X86
インストーラを実行したら、コンポーネントを使用するコンピュータにコンポーネントをコピーおよびインストールします。各コンポーネントは次のようにインストールします。
J2CA CDCアダプタは、インストーラを実行すると自動的にコピーおよびデプロイされます。次のパスにコピーされます。
SOA環境の場合:
$ORACLE_HOME/soa/thirdparty/CDCAdapters/JCA
ODIの場合:
ルート・ディレクトリ/.../.../.../JCA
注意: パスはユーザーが決定します。中間レベルは必須ではありません。
JDBCは、インストーラを実行すると自動的に正しい場所にコピーされます。次のパスにコピーされます。
SOA環境の場合:
$ORACLE_HOME/soa/thirdparty/CDCAdapters/JDBC
ODIの場合:
ルート・ディレクトリ/.../.../.../JDBC
注意: パスはユーザーが決定します。中間レベルは必須ではありません。
Oracle Connectは、次の場所にコピーされます。
SOA環境の場合:
$ORACLE_HOME/soa/thirdparty/CDCAdapters/OracleConnect
ODIの場合:
ルート・ディレクトリ/.../.../.../OracleConnect
注意: パスはユーザーが決定します。中間レベルは必須ではありません。
Oracle Connectは、使用するOracleAS CDCアダプタに応じて、次のように1台または複数のコンピュータにデプロイする必要があります。
使用するOracleAS CDCアダプタを持つコンピュータの場合:
OracleAS CDC Adapter for Adabasの場合は、Oracle ConnectをIBM z/OS Seriesプラットフォームにインストールします。
OracleAS CDC Adapter for DB2の場合は、Oracle ConnectをIBM z/OS Seriesプラットフォームにインストールします。
OracleAS CDC Adapter for IMS/DBの場合は、Oracle ConnectをIBM z/OS Seriesプラットフォームにインストールします。
OracleAS CDC Adapter for VSAMの場合は、Oracle ConnectをIBM z/OS Seriesプラットフォームにインストールします。
OracleAS CDC Adapter for SQL Serverの場合は、Oracle ConnectをWindowsにインストールします。
チェンジ・データ・キャプチャ用にステージング領域を使用しているコンピュータの場合、ステージング領域用に、Oracle ConnectをWindowsまたはUNIXプラットフォームにインストールできます。
インストーラを実行すると、Oracle Studioインストール・ファイルが次の場所にコピーされます。
SOA環境の場合:
$ORACLE_HOME/soa/thirdparty/CDCAdapters/OracleStudio
ODIの場合:
ルート・ディレクトリ/.../.../.../OracleStudio
注意: パスはユーザーが決定します。中間レベルは必須ではありません。
WindowsコンピュータまたはLinuxプラットフォーム・コンピュータにOracle Studioをインストールします。詳細は、「Oracle Studioのインストール」を参照してください。
アダプタ拡張テンプレートが次の場所にコピーされます。
$ORACLE_HOME/soa/thirdparty/CDCAdapters/Adapter Type
インストーラの実行後、リソース・アダプタのバージョンを検証できます。バージョンを検証するには、次を行います:
次のようにディレクトリを変更します。
SOA環境の場合:
ディレクトリを次に変更:
$ORACLE_HOME/soa/thirdparty/CDCAdapters/JCA
ODIの場合:
ディレクトリを次に変更:
<installer target directory>/JCA
java attunityResourceAdapterVersion
を実行します。
この項では、Oracle Connectをインストールする方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。
注意: IBM z/OSプラットフォームにすでにOracle Connectバックエンド・アダプタまたはCDCアダプタがインストールされている場合は、「メインフレーム・プラットフォームでの既存のOracle Connectインストールの更新」で説明されている手順に従ってください。 |
次のインストール・ワークシートに記載されている情報がすべて手元にあるかを確認し、構成プロセス時に参照できるようにしてください。
表2-2 インストール前に必要な情報
トピック | 必須情報 | デフォルト | コメント |
---|---|---|---|
一般 |
オペレーティング・システム |
- |
z/OS |
- |
ディスク領域 |
- |
150シリンダ |
- |
メモリー |
- |
接続ごとに最低4MB必要です。接続は、サーバー・プロセスまたはデーモンへの接続として定義されています。実際のメモリー要件は、データベースのサイズ、アクセスするデータベースの数などによって異なります。 |
- |
インストールの上位レベルの修飾子 |
ac11112 |
- |
- |
ボリューム |
- |
- |
- |
ユニット |
3390 |
SMSのみ: SMSが常駐するユニット。 |
- |
出力クラス |
A |
- |
- |
JCLジョブ・カード |
- |
接頭辞のジョブを置換するためのオプションのカード(最大6行)(ジョブに表示されるとおりに入力) |
- |
ISPFロード・ライブラリ名 |
ISP.SISPLOAD |
- |
CICS |
CICS EXCIロード・ライブラリ名 |
CICS.CICS.SDFHEXCI |
- |
表2-3 必要な権限
権限 |
---|
APF許可ライブラリを定義する権限 |
user.proclibなどのアクティブなproclibに書き込む権限 |
CICS EXCIライブラリを読み込む権限 |
RACFなどのセキュリティ・マネージャを更新する権限 |
(オプション)Oracle Connect出力の出力クラスを指定する権限 |
表2-4 インストール・チェックリスト
手順 | コメント/出力 |
---|---|
tsoプロファイル接頭辞 |
ユーザー名が以降の手順で割り当てられるデータセット名の一部として使用されないようにします |
データセットの割当て: {HLQ}.TRANSMIT.KIT |
130トラック(3390)、フォーマット=FB、レコード長=80、ブロック・サイズ=3120 |
データセットの割当て: {HLQ}.TRANSMIT.LOAD |
500トラック(3390)、フォーマット=FB、レコード長=80、ブロック・サイズ=3120 |
z/OSへのファイルのFTP |
バイナリ・モードを使用したFTP |
RECEIVE INDSNAME('{HLQ}.TRANSMIT.KIT') |
- |
da('{HLQ}.TRANSMIT.LIB') UNIT(unit) VOLUME(volume) |
- |
EX {HLQ}.TRANSMIT.LIB(PREPARE) |
正常なMAXCCは0、4または8です BUILDKIT.SRC、BUILDKIT.LOADおよびBUILDKIT.GENDEMOが作成されます |
EX {HLQ}.BUILDKIT.SRC(NAVINST) |
正常なMAXCCは0または4です |
インストールを開始する前に、次の情報が用意されていることを確認してください。
インストールを開始する前に、次の権限があることを確認してください。
APF許可ライブラリを定義する権限。
user.proclib
などのアクティブなproclib
に書き込む権限。
CICS EXCI
ライブラリを読み込む権限。
RACFなどのセキュリティ・マネージャを更新する権限
注意: 必要な場合は、Oracle Connect出力の出力クラスを指定する権限があることを確認します。HOLDに設定されたデバイスを割り当てると、Oracle Connect開始タスクが終了するときにログ情報が失われません。 |
IBM z/OSプラットフォーム用のOracle Connectは、次のデータセットに含まれています。
ac11112.TRANSMIT.KIT
ac11112.TRANSMIT.LOAD
メインフレームで次の手順を実行します:
次のコマンドを実行します:
tso profile noprefix
ユーザー名は、データセット名の一部として使用されません。一部のシステムではこれがデフォルトです。
次のファイルそれぞれについて、次に示す領域にデータセットを割り当てます。
nnn
. TRANSMIT.KIT
= 130トラック(3380および3390ディスク)
nnn
.TRANSMIT.LOAD
= 500トラック(3380および3390ディスク)
各データセットは、RECFM=FB
およびLRECL=80
です。ブロック・サイズは3120です。
nnn
は、Oracle Connectのインストール用に割り当てる上位レベルの修飾子を表します。インストール前の手順で指定した上位レベルの修飾子を割り当てます。デフォルト値はac11112
です。
FTPを使用して、ac11112.TRANSMIT.KIT
およびac11112.TRANSMIT.LOAD
をバイナリ・モードでメインフレームにコピーします。
キットのコンテンツを、割当て済のメインフレーム・コンピュータのデータセットに移動する必要があります。キットのコンテンツをコピーしたら、コンテンツが使用されていることを確認します。
次の手順を実行して、Oracle Connectインストール・キットのコンテンツをメインフレームにコピーします。
Microsoft Windowsを実行しているコンピュータ上のフォルダに圧縮ファイルを展開します。
Windowsコンピュータでコマンド・コンソールを開きます。
FTP
および接続するメインフレーム・コンピュータの名前を入力します。これにより、メインフレーム・マシンにFTP接続が作成されます。マシンを使用するためにユーザー名およびパスワードの入力が必要な場合もあります。
bin
と入力し、バイナリ・データを転送します。
次のコマンドを入力し、.KIT
ファイルからメインフレーム・コンピュータにデータを転送します。
put ac11112.transmit.kit '
nnn
.transmit.kit'
[replace
]
説明:
ac11112.transmit.kit
はインストール・ファイルの名前です。
replace
は、キットがインストールされるボリューム上のすべてのデータが上書きされることを確認します。
次のコマンドを入力し、.LOAD
ファイルからメインフレーム・コンピュータにデータを転送します。
put ac11112.transmit.load '
nnn
.transmit.load'
[replace
]
FTP接続をクローズします。
次の手順を実行して、Oracle Connectをインストールします。
TSO
プロンプトで次のコマンドを実行します。
RECEIVE INDSNAME(
'nnn
.TRANSMIT.KIT')
注意: ACME.DEV.ac11112 などの複数の上位レベルの修飾子を、次の条件で使用できます。
|
リストア・パラメータ用に求められた場合は、次を入力します。
da('nnn.TRANSMIT.LIB') [UNIT(unit) VOLUME(volume)]
これにより、nnn
.TRANSMIT.KIT
キットからnnn
.TRANSMIT.LIB
ライブラリが、指定されたユニットおよびボリュームに展開されます。ユニットおよびボリュームが指定されていない場合は、ライブラリは現在のユニットおよびボリュームに展開されます。
「Data Set List Utility」画面で、上位レベルの修飾子の名前を「Dsname Level」行に入力します。ファイルのリストが返されます。nnn
.TRANSMIT.LIB
ファイルが作成されたことを確認します。
nnn
.TRANSMIT.LIB
の横の「Command」列に、M
と入力します。
nnn
.TRANSMIT.LIB
ライブラリのPREPARE
メンバーを実行します。
ex PREPARE
次の表の、画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-5 インストールのPREPAREジョブのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
DO YOU WANT TO USE SMS MANAGED STORAGE FOR THIS INSTALLATION Y/N [N] : |
SMSを使用して記憶域を管理する場合はY、それ以外の場合はNと答えます。 |
ENTER THE STORCLASS FOR INSTALLATION TEMP DATASETS [ ] : |
このプロンプトは、インストールの管理にSMSが使用される場合(最初のプロンプトにYと答えた場合)のみ表示されます。 記憶域クラスを入力します |
ENTER THE UNIT NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS [3390] : |
記憶域クラスが指定されていない場合は、インストール手順で使用された一時データセットのユニット名を入力します |
ENTER THE VOLUME NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS : |
このプロンプトは、インストールの管理にSMSが使用されない場合(最初のプロンプトにNと答えた場合)のみ表示されます。 インストール手順で使用された一時データセットのボリューム名です |
ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A] : |
デフォルトのクラスを使用しない場合のみ、出力クラスを入力します(デフォルトはAです) |
DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y] |
ジョブ・カードが表示されます。代替のカードを使用する場合は、ジョブに表示されるときに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するには、空白のカードを入力します。 カードを入力しない場合は、Oracle Connectのデフォルトのカードが使用されます。 |
DO YOU WANT TO PERFORM A MANUAL (M) OR AUTOMATIC (A) INSTALLATION [A] : |
Oracle Connectのインストールに使用されるJCLを、送信される前に確認するには、手動インストールのMと答えます。 |
PLEASE REVIEW AND SUBMIT FOR EXECUTION THE HLQ.TRANSMIT.LIB(INSTJO) |
このプロンプトは、手動インストールが要求された場合(前のプロンプトにMと答えた場合)のみ表示されます。 |
次のライブラリが生成されます。
nnn.
BUILDKIT.LOAD nnn.
BUILDKIT.SRC nnn.
BUILDKIT.GENDEMO
nnn
は、手順0で割り当てた上位レベルの修飾子です。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、次のようにNAVINST
メンバーを実行します。
ex NAVINST
次の表の、画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-6 インストールのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
DO YOU WANT TO USE SMS MANAGED STORAGE FOR THIS INSTALLATION Y/N [N]: |
SMSを使用して記憶域を管理する場合はY、それ以外の場合はNと答えます。 |
THE SOFTWARE WILL BE INSTALLED UNDER THE HIGH LEVEL QUALIFIER THAT YOU WILL CHOOSE. ENTER THE HIGH LEVEL QUALIFIER ["QUALIFIER"]: |
インストールの上位レベルの修飾子(このガイドでは 複数の上位レベルの修飾子( transmitおよびbuildkitという単語は上位レベルの修飾子として使用できません。 |
ENTER THE STORCLASS FOR TEMP DATASETS ['STORCLASS']: |
このプロンプトは、インストールの管理にSMSが使用される場合(最初のプロンプトにYと答えた場合)のみ表示されます。 記憶域クラスを入力します |
ENTER THE UNIT NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS [3390] : |
インストール手順で使用された一時データセットのユニット名です。 |
ENTER THE VOLUME NAME FOR INSTALLATION TEMP DATASETS: |
このプロンプトは、インストールの管理にSMSが使用されない場合(最初のプロンプトにNと答えた場合)のみ表示されます。 インストール手順で使用された一時データセットのボリューム名です |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]: |
入力した詳細を確認します |
ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A]: |
Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。 |
DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y] |
ジョブ・カードが表示されます。代替のカードを使用する場合は、ジョブに表示されるときに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するには、空白のカードを入力します。 カードを入力しない場合は、Oracle Connectのデフォルトのカードが使用されます。 |
ADDING AND UPDATING ORACLE CONNECT FOR CICS CONFIGURATION ON THIS MACHINE, FROM A REMOTE ORACLE ADMINISTRATION CONSOLE, CAN ONLY BE DONE BY SOMEONE DEFINED AS AN ADMINISTRATOR FOR ORACLE CONNECT ON THIS MACHINE. ENTER A VALID USER NAME FOR AN ORACLE CONNECT ADMINISTRATOR [ALL]: |
Oracle Studioからこのコンピュータ上のOracle Connectを管理するには、管理権限を持つユーザーのユーザー・アカウントを入力するか、または[Enter]を押して、すべてのユーザーがこのコンピュータ上のOracle Connectを管理できるようにします。管理権限は、インストール後にOracle Studio内から変更できます。 |
DO YOU WANT TO PERFORM A MANUAL (M) OR AUTOMATIC (A) INSTALLATION [A] : |
Oracle Connectのインストールに使用されるJCLを、送信される前に確認するには、手動インストールのMと答えます。 |
PLEASE REVIEW AND SUBMIT FOR EXECUTION THE DSN1 (INSTJBOR) |
このプロンプトは、手動インストールが要求された場合(前のプロンプトにMと答えた場合)のみ表示されます。 DSN1は、INSTJBORが置かれているデータセット名です。 |
次に、データ・ソースの構成を行います。
使用しているOracleAS CDCアダプタに応じてデータ・ソースをインストールします。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、ADADB
メンバーを実行します。
ex ADABAS
画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-7 Adabasアダプタのインストールのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
ENTER THE ADABAS SVC NUMBER |
AdabasシステムのAdabas SVC番号を入力します |
ENTER THE ADABAS DATABASE NUMBER |
AdabasシステムのAdabasデータベース番号を入力します |
ENTER THE ADABAS LOAD LIBRARY NAME |
AdabasシステムのAdabasロード・ライブラリ名を入力します |
ENTER THE UNIT FOR ADABAS LOAD LIBRARY |
AdabasシステムのAdabasロード・ライブラリ・ユニットを入力します |
YOUR ADABAS SVC IS: THE DATABASE NUMBER IS:THE ADABAS LOAD LIBRARY NAME IS: THE ADABAS LOAD LIBRARY UNIT IS: PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) :YES: : |
Adabas質問の要約です。要約がすべて正しいことを確認します。次のいずれかを選択できます。
|
インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOT
は、インストール用の上位レベルの修飾子です。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、DB2DB
メンバーを実行します。
ex DB2
画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-8 DB2アダプタのインストールのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
ENTER THE DB2 HLQ |
DB2のインストール場所の上位レベルの修飾子を入力します。 |
ENTER THE DB2 SUBSYSTEM NAME |
IDB2サブシステムを入力します。 |
THE DATABASE DB2 RESIDES ON THIS MACHINE THE DB2 SUBSYSTEM NAME IS: PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT):YES: |
DB2質問の要約です。要約がすべて正しいことを確認します。
|
インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOT
は、インストール用の上位レベルの修飾子です。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、VSAM
メンバーを実行します。
ex VSAM
次の表の、画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-9 VSAMアダプタ固有のインストールのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
DO YOU WANT ORACLE CONNECT FOR LEGACY ADAPTER TO WORK WITH VSAM UNDER CICS (YES/NO) [NO]: |
CICS管理下のVSAMデータにアクセスする場合は、このプロンプトでYESと答えます。 |
ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]: |
CICS管理下のVSAMを使用するためにYESと答えた場合は、CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します(デフォルトを使用しない場合のみ)。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]: |
CICS管理下のVSAMを使用するためにYESと答えた場合は、入力した詳細を確認します。 |
ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD] : |
ISPFロード・ライブラリ名を入力します(デフォルトを使用しない場合のみ)。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]: |
入力した詳細を確認します |
ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A]: |
Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。 |
DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y] |
ジョブ・カードが表示されます。代替のカードを使用する場合は、ジョブに表示されるときに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するには、空白のカードを入力します。 カードを入力しない場合は、Oracle Connectのデフォルトのカードが使用されます。 |
インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOT
は、インストール用の上位レベルの修飾子です。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、IMSDB
メンバーを実行します。
ex IMSDB
画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-10 IMS/DBアダプタのインストールのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
ENTER DBD LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS DBDライブラリ名を入力します |
ENTER PSB LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS PSBライブラリ名を入力します |
ENTER RES LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS RESライブラリ名を入力します |
ENTER PROC LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS PROCライブラリ名を入力します |
ENTER PGM LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS PGMライブラリ名を入力します |
ENTER YOUR PSB NAME |
IMSデータベースの名前を持つPSBファイルの名前を入力します。 |
YOUR DBDLIB IS: YOUR PSBLIB IS:YOUR RESLIB IS: YOUR PROCLIB IS: YOUR PGMCLIB IS: YOUR PSBNAME IS:PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) :YES: : |
IMS質問の要約です。要約がすべて正しいことを確認します。次のいずれかを選択できます。
|
DO YOU WANT ORACLE CONNECT TO WORK WITH IMS/DB UNDER CICS |
Oracle ConnectでCICS管理下のIMS/DBを使用する場合はY、それ以外の場合はNと答えます。 |
ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]: |
CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します(デフォルトを使用しない場合のみ) |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]: |
入力した詳細を確認します |
インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOT
は、インストール用の上位レベルの修飾子です。
Oracle Connectを使用するには、次のインストール後のタスクを実行する必要があります。
インストールを完了した後は、次の手順を実行してOracle Connectを構成します。
INSTROOT.DEF.BRANDBINにデータセットを割り当てます。1トラックを使用し、RECFM=VB
およびLRECL=256
に設定します。ブロック・サイズは6233です。
INSTROOTは、Oracle Connectがインストールされている上位レベルの修飾子です。
FTPを使用して、BRANDBINファイルをOracle Connect\CICS Legacy AdapterディレクトリからメインフレームのINSTROOT.DEF.BRANDBINにバイナリ・モードでコピーします。
LOADAUT
ライブラリをAPF許可ライブラリとして定義します
注意: DSNをAPF許可として定義するには、SDSF画面で次のコマンドを入力します。
"/setprog apf,add,dsn=INSTROOT.loadaut,volume=vol002"
vol002はOracle Connectをインストールしたボリューム、INSTROOTはOracle Connectがインストールされている上位レベルの修飾子です。 サイトでSMSを使用している場合は、SDSF画面でAPF許可を定義するときに、次のコマンドを入力します。
"/setprog apf,add,dsn=INSTROOT.loadaut,SMS"
コンピュータのIPL(再起動)後も、ライブラリがAPF許可されていることを確認してください。 |
INSTROOT
.USERLIB(ATTDAEMN)
およびINSTROOT
.USERLIB(ATTSRVR)
メンバーをアクティブなproclib(user.proclib
など)に移動します。ATTDAEMN
およびATTSRVR
メンバーは、開始タスクとして実行されます。
汎用の上位レベルの修飾子に移動するときにATTSRVR
メンバーの名前を変更する場合は、デーモン構成のStartupScript
パラメータに指定されている名前を新しい名前に変更します。
INSTROOT
.USERLIB(NAVCMD)
を実行し、プロンプトでEDIT DAEMON IRPCDINI
と入力します。
startupScript
パラメータの名前をATTSRVR
からサーバー用の新しい名前に変更します。
<Workspace name="Navigator" startupScript="NEW_NAME" serverMode="reusable" ... />
終了し、変更内容を保存します。
ATTDAEMN
スクリプト内の次の行を変更して、IBM z/OSプラットフォームのIPアドレスとポートを組み込みます。
たとえば、元の状態:
// PARM='-B START IRPCDINI'
後の状態:
// PARM='-B -L ip_address:2551 START IRPCDINI'
ここで、ip_address
はコンピュータのIPアドレス、2551
はデーモンを起動するデフォルト・ポート、IRPCDINI
はデフォルトのデーモン構成です。
ATTDAEMN
およびATTSRVR
開始タスクには、Open Edition TCP/IPスタックの使用権限が必要です。所有者は、OMVSセグメントが定義され、OMVS UID=0000000000のユーザーであることが必要です。
RACF
などのセキュリティ・マネージャで、開始タスク・クラスと汎用プロファイルを指定してATTDAEMN
およびATTSRVR
を定義し、次の権限を使用可能にします。
マスター・コンソール・コマンドの発行権限。
ATTSRVR
ジョブのSTART
権限。
オープンz/OSセグメントへのアクセス権限(TCP/IP OAソケットへのアクセス権限の定義)。
INSTROOT
の下にあるデータセットのALTER
権限(INSTROOT
の下にあるデータセットの読取り、書込み、割当ておよび削除)。
インストールには、PSのINSTROOT
.DEF.GBLPARMS
が組み込まれており、これにはグローバル環境情報が含まれています。このPSは起動時に読み込まれ、開始タスクで提供される詳細に基づいて、適切なソフトウェア・バージョンが使用されます。
このメンバーの位置を変更する場合は、次のジョブの関連するカードも新しい位置に変更する必要があります。
ATTSRVR
: アクティブなproclib(user.proclib
など)にあります
ATTDAEMN
: アクティブなproclib(user.proclib
など)にあります
NAVSQL
: INSTROOT
.USERLIB
にあります
インストール手順実行時の入力は、nnn
.BUILDKIT.SRC(PARS)
に書き込まれます。インストールを再実行する場合は、このファイルを使用して同じ入力を指定できます。nnn
は、インストール用に割り当てた上位レベルの修飾子です。
Oracle ConnectをTCP/IPネットワーク・サービス・ファイルに、ポート2551を使用するサービスとして指定する方法は、TCP/IPのドキュメントを参照してください。
デーモンを起動するには、INSTROOT
.USERLIB(ATTDAEMN)
を開始タスクとしてアクティブ化します。たとえば、SDSF画面で次のように入力します。
'/s ATTDAEMN'
INSTROOT
は、Oracle Connectがインストールされている上位レベルの修飾子です。
デーモンをジョブとして発行するには、ATTDAEMN
JCLの最初の2行をアンコメントして、PARM行を前述の説明に従って変更し、サブコマンドを使用してジョブを実行します。ATTDAEMN
JCLは、次のように記述されています。
//*ATTDAEMN JOB 'RR','TTT',MSGLEVEL=(1,1),CLASS=A, //* MSGCLASS=A,NOTIFY=&SYSUID,REGION=8M //STEP1 EXEC PGM=IRPCD, // PARM='-B START IRPCDINI' //* PARM='-B -L :8883 START' //STEPLIB DD DSN=INSTROOT.LOADAUT,DISP=SHR //SYSPRINT DD SYSOUT=A //GBLPARMS DD DSN=INSTROOT.DEF.GBLPARMS,DISP=SHR // EXEC PGM=IRPCD,COND=((1,EQ,STEP1),(2,EQ,STEP1)), // PARM='-KATTDAEMN START ''INSTROOT.DEF.IRPCDINI''' //STEPLIB DD DSN=INSTROOT.LOADAUT,DISP=SHR //SYSPRINT DD SYSOUT=A //GBLPARMS DD DSN=INSTROOT.DEF.GBLPARMS,DISP=SHR //SYSDUMP DD DUMMY
すべてのOracle Connectロード・モジュールは、サブタスク処理が可能になるようにリエントラント性があります。したがって、INSTROOT
.LOAD
をリンク・パック域(LPA)に移動してください。
INSTROOTは、Oracle Connectがインストールされている上位レベルの修飾子です。
LPAを使用すると、実際の記憶域使用(全ユーザーがLPAのコピーを共有するため)およびフェッチ時間が削減されます。
注意: サーバーを所有するプロセスのコンテキストとは異なるセキュリティ・コンテキストで実行できるように偽装を使用する場合は、次を行います:
|
OracleASレガシー・アダプタを使用している場合は、次の該当する手順を実行し、既存のOracle Connectインストールを更新します。
次のインストール・ワークシートに記載されている情報がすべて手元にあるかを確認し、構成プロセス時に参照できるようにしてください。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、CICS
メンバーを次に示すように実行します。
ex CICS
次の表の、画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-13 CICSアダプタのインストールのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI] : |
CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します(デフォルトを使用しない場合のみ)。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES] : |
入力した詳細を確認します |
ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD] : |
ISPFロード・ライブラリ名を入力します(デフォルトを使用しない場合のみ)。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES] : |
入力した詳細を確認します |
ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A] : |
Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。 |
DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y] |
ジョブ・カードが表示されます。代替のカードを使用する場合は、ジョブに表示されるときに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するには、空白のカードを入力します。 カードを入力しない場合は、Oracle Connectのデフォルトのカードが使用されます。 |
インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOT
は、インストール用の上位レベルの修飾子です。
インストールを完了した後は、必要に応じて「インストール後の手順」の説明に従ってインストール後のタスクを実行します。
次のインストール・ワークシートに記載されている情報がすべて手元にあるかを確認し、構成プロセス時に参照できるようにしてください。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、VSAM
メンバーを実行します。
ex VSAM
次の表の、画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-16 VSAMアダプタのインストールのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
DO YOU WANT ORACLE CONNECT FOR LEGACY ADAPTER TO WORK WITH VSAM UNDER CICS (YES/NO) [NO]: |
CICS管理下のVSAMデータにアクセスする場合は、このプロンプトでYESと答えます。 |
ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]: |
CICS管理下のVSAMを使用するためにYESと答えた場合は、CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します(デフォルトを使用しない場合のみ)。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]: |
CICS管理下のVSAMを使用するためにYESと答えた場合は、入力した詳細を確認します。 |
ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD] : |
ISPFロード・ライブラリ名を入力します(デフォルトを使用しない場合のみ)。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]: |
入力した詳細を確認します |
ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A]: |
Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。 |
DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y] |
ジョブ・カードが表示されます。代替のカードを使用する場合は、ジョブに表示されるときに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するには、空白のカードを入力します。 カードを入力しない場合は、Oracle Connectのデフォルトのカードが使用されます。 |
インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。
インストールを完了した後は、必要に応じて「インストール後の手順」の説明に従ってインストール後のタスクを実行します。
次のインストール・ワークシートに記載されている情報がすべて手元にあるかを確認します。この情報は構成プロセス時に参照できます。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、IMSTM
メンバーを実行します。
ex IMSTM
次の表の、画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-19 IMS/TMアダプタのインストールのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
ENTER THE ISPF LOAD LIBRARY NAME [ISP.SISPLOAD]: |
ISPFロード・ライブラリ名を入力します(デフォルトを使用しない場合のみ)。 |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]: |
入力した詳細を確認します |
ENTER THE OUTPUT CLASS FOR INSTALLATION OUTPUT [A]: |
Oracle Connect出力の出力クラスを入力します。 |
DO YOU WANT TO USE THE DEFAULT JOB CARD Y/N [Y] |
ジョブ・カードが表示されます。代替のカードを使用する場合は、ジョブに表示されるときに入力する必要があります。6行まで入力できます。入力を終了するには、空白のカードを入力します。 カードを入力しない場合は、Oracle Connectのデフォルトのカードが使用されます。 |
インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。
インストールを完了した後は、「インストール後の手順」の説明に従ってインストール後のタスクを実行します。
次のインストール・ワークシートに記載されている情報がすべて手元にあるかを確認し、構成プロセス時に参照できるようにしてください。
nnn
.BUILDKIT.SRC
ライブラリで、IMSDB
メンバーを実行します。
ex IMSDB
画面列の各エントリに対するレスポンス列の指示に従ってください。
表2-22 IMS/DBアダプタのインストールのプロンプトとレスポンス
画面 | レスポンス |
---|---|
ENTER DBD LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS DBDライブラリ名を入力します |
ENTER PSB LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS PSBライブラリ名を入力します |
ENTER RES LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS RESライブラリ名を入力します |
ENTER PROC LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS PROCライブラリ名を入力します |
ENTER PGM LIBRARY NAME |
システムにあるIMSのIMS PGMライブラリ名を入力します |
ENTER YOUR PSB NAME |
IMSデータベースの名前を持つPSBファイルの名前を入力します。 |
YOUR DBDLIB IS: YOUR PSBLIB IS: YOUR RESLIB IS: YOUR PROCLIB IS: YOUR PGMLIB IS: YOUR PSBNAME IS: PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) :YES: : |
IMS質問の要約です。要約がすべて正しいことを確認します。次のいずれかを選択できます。
|
DO YOU WANT ORACLE CONNECT TO WORK WITH IMS/DB UNDER CICS |
Oracle ConnectでCICS管理下のIMS/DBを使用する場合はY、それ以外の場合はNと答えます。 |
ENTER THE CICS EXCI LOAD LIBRARY NAME [CICSTS13.CICS.SDFHEXCI]: |
CICS EXCIロード・ライブラリ名を入力します(デフォルトを使用しない場合のみ) |
PLEASE CONFIRM (YES/NO/QUIT) [YES]: |
入力した詳細を確認します |
インストールが完了しました。JCLジョブおよびREXXプロシージャはすべて、INSTROOT
.USERLIB
ライブラリに書き込まれます。INSTROOTは、インストール用の上位レベルの修飾子です。
インストールを完了した後は、必要に応じて「インストール後の手順」の説明に従ってインストール後のタスクを実行します。
この項では、UNIXプラットフォームでOracle Connectをインストールする方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。
インストール手順を開始する前に、次の情報が用意されていることを確認してください。
Oracle Connectをインストールするルート・ディレクトリ。
注意: システム・ルート・ディレクトリ、/var または/tmp はルート・ディレクトリにできません。 |
Oracle Connectを実行するアカウント名。
インストール・ソース・メディアが、リムーバブル・メディアまたはディスク・アーカイブ・ファイルのどちらであるか。
システムのデフォルトのデバイスではないリムーバブル・メディアからインストールする場合は、メディアのデバイス名が必要です(/dev/rmt/0mなど)。オペレーティング・システムのマニュアルを参照するか、またはシステム管理者にサイトのデバイス名の検索を依頼してください。
ディスク・アーカイブ・ファイルからインストールする場合は、Oracle Connectディスク・アーカイブ・ファイルの名前が必要です(/tmp/nav.2.0.tarなど)。
使用されるシェル: C-shell、Korn,-shellまたはBourne-shell。インストールにより、指定されたシェルに従って起動ファイルが作成されます。
次のインストールを実行するときは、次のファイル名を<filename>
として使用します。
RedHat Linuxの場合: OCL11112-linuxrh.tar.Z
Linux Suseの場合: OCL11112-linuxsuse.tar.Z
HP-UXの場合: OCL11112-hpux.tar.Z
IBM AIXの場合: OCL11112-ibmaix.tar.Z
Solarisオペレーティング・システム(SPARC)の場合: OCL11112-sunsol2.8.tar.Z
Oracle Connectコンピュータをアップグレードする場合は、アップグレード手順の間にどのユーザーもサーバーを実行しないようにすること、およびNAVROOT
がシステムに定義されていることが必要です。これにより、インストール手順で既存のバージョンの存在が識別されます。
新しいバージョンをインストールする前に、次の手順を実行してOracle Connectをバックアップします。
次のコマンドを実行して、サーバー定義のコピーを保存します。
NAV_UTIL EXPORT ALL SYS
out.xm
out.xml
は、現在の構成が含まれた出力ファイル(パスを含む)です。このファイルには、Attunityメタデータを必要とするデータ・ソースに対するメタデータ定義を除き、サーバー・マシンの完全な構成設定が含まれています。
次のコマンドを実行します:
NAV_UTIL EXPORT ALL
DS_NAME
* out1.xml
DS_NAME
は、Attunityメタデータが定義されたバインディング内のデータ・ソースの名前です。
Attunityメタデータが定義されたすべてのデータ・ソースで前の手順を繰り返し、各データ・ソースの出力ファイルの名前を変更します。
出力ファイルの集合により、マシン上のすべてのAttunity定義の完全なバックアップが構築されます。
次の手順を実行して、Oracle Connectをインストールします。
tar.Zファイルをシステムに転送します。
次のコマンドを使用して、ファイルを解凍します。
uncompress <filename>
次の例に示すように、tarコマンドを実行します。
tar xvf <filename> nav_install
次のメッセージが表示されます。
x nav_install, nnnn bytes, mmmm tape blocks
注意: インストール・ファイルの実行に使用されるディレクトリにWRITE 権限があることを確認してください。 |
次の手順を実行して、Oracle Connectをインストールします。
次のコマンドを実行します:
./nav_install
このコマンドにより、インストール手順が開始されます。インストール手順は、一連の画面プロンプトおよびレスポンスで表示されます。
ディスク・アーカイブ(.tar)ファイルのフルパスを入力し、[Enter]を押します。
インストールのルート・ディレクトリ名を入力し、[Enter]を押します。このディレクトリに対するWRITE権限が必要です。デフォルトのディレクトリは、ユーザーのホーム・ディレクトリです。
注意:
|
Oracle Connectがインストールされるディレクトリ名を確認し、[Enter]を押します。
Oracle Connectが実行されるアカウント名を入力し、[Enter]を押します。このアカウント名は、クライアントによるサーバーへの匿名アクセスに使用されます。このアカウント名はインストールの完了後に変更できます。
アカウント名を確認し、[Enter]を押します。
Oracle Connectの実行に必要なシェルを入力し、[Enter]を押します。次のオプションが表示されます。
C-shell(/bin/csh)
Korn-shell(/bin/ksh)
Bourne-shell(/bin/sh)
管理権限を持つユーザーのアカウント名を入力するか、または[Enter]を押して、すべてのユーザーがOracle Connectを管理できるようにします。
Oracle Connectのインストール後に、次のインストール後のタスクを実行します。
Oracle ConnectをUNIXプラットフォームにインストールした場合、FTPを使用して、brand.bin
ファイルをOracleAS Adapter for TuxedoコンピュータのNAVROOT/binにバイナリ・モードでコピーします。
NAVROOTは、Oracle Connectがインストールされているディレクトリです。
OracleAS Adapter for Tuxedoを使用している場合は、次のTuxedo環境変数が正しく設定されていることを確認します。
TUXDIRがTuxedoのルート・ディレクトリに設定されています。
WSNADDRがOracleAS Adapter for Tuxedoのネットワーク・アドレスに設定されています。
共有ライブラリ変数(LD_LIBRARY_PATH、HP-UXではSHLIB_PATH、IBM AIXではLIBPATH)に、次の例に示すように、Tuxedoのlibディレクトリへのパスが含まれていることを確認します。
LD_LIBRARY_PATH = /disk2/users/tuxedo/tuxedo8.0/lib
Oracle Connectのサーバー・プロセス(nav_server
)を管理するプログラムには、C-shell、Bourne-shellおよびKorn-shellのファイルへのシンボリック・リンクを使用してアクセスします。
nav_serverを設定する手順は次のとおりです。
Oracle Connectがインストールされているディレクトリ下にあるbin
ディレクトリで、次のコマンドを使用してnav_serverへの既存のリンクを削除します。
rm nav_server
Oracle Connectがインストールされているディレクトリ下にあるbin
ディレクトリで、次のように、nav_serverの必要なバージョンにリンクします。
C-shell: ln -s nav_server.csh nav_server
Bourne: ln -s nav_server.sh nav_server
Korn: ln -s nav_server.ksh nav_server
注意: ファイル名を変更するのではなく、シンボリック・リンクを使用します。 |
Oracle Connectのnav_login
プロシージャでは、OracleAS Adapters for Tuxedoを実行する際のデフォルト環境を定義します。サイト依存の変数を環境に含める場合は、site_nav_login
という名前のファイルを作成し、このファイルをOracle Connectルート・ディレクトリ下のbinディレクトリに保存します。nav_login
ではsite_nav_login
を自動的に実行します。
Oracle Connectを実行するには、nav_login
を起動する必要があります。このプロシージャは、ユーザー・ログイン・スクリプトから起動できます。
注意: 環境変数TUXDIR およびWSNADDR をsite_nav_loginファイルに追加することをお薦めします。このように追加することにより、新規サーバー・プロセスを起動してクライアント・リクエストを処理する際にこれらの環境変数を使いやすくなります。 |
nav_login
を起動するためのコマンドラインは、ユーザーが実行しているシェルに応じて異なります。次の表に、コマンドラインを起動する各種のオプションを示します。
シェル | nav_loginコマンド |
---|---|
CSH |
.source root/bin/nav_login
|
Bourne |
. root/bin/nav_login.sh |
Korn |
. root/bin/nav_login.sh
|
nav_loginコマンドのrootは、Oracle Connectインストールのルート・ディレクトリを表します。ログイン・プロシージャの実行後、環境変数NAVROOT
はこのルート・ディレクトリを指します。
サーバー・ファイルに対するREAD
権限とEXECUTE
権限がユーザーにあることを確認します。権限を変更するには、chmod
コマンドを使用します。
クライアント/サーバーがOracle Connectにアクセスするには、Oracle Connectデーモンがサーバー上で動作する必要があります。システム起動でデーモンを起動するには、デーモンを起動する次のコマンドを/etc/inittab
ファイルの最後に追加します。
nv:3:once:navroot/bin/irpcd -l ip:2551 start >/dev/console 2>&1
このコマンドでは、シンボルnavrootをOracle Connectがインストールされているディレクトリに、ipをコンピュータのIPアドレスに置き換える必要があります。
注意: クライアント/サーバーのOracle Connectへの自動アクセスを許可するには、システム起動時にスーパー・ユーザー・アカウントからデーモンを起動します。 |
Oracle Connectを以前のバージョンからアップグレードするには、オリジナル・インストールをバックアップするために前の手順で作成したXMLファイルをインポートする必要があります(「オリジナル・インストールのバックアップ(アップグレードのみ)」を参照)。
XMLファイルをインポートするには:
コマンド・プロンプトから、次のコマンドを実行します。
nav_util import
<ds-name|adapter-name>
<xml_file_name
>
<xml_file_name>
は、エクスポートされた情報が書き込まれるXMLファイルの名前(パスを含む)です。
WindowsでOracle Connectをインストールするには、次を行います。
注意: バージョン10.1.3.3からアップグレードする場合は、インストール・ウィザードでアップグレード・オプションを使用する必要があります。バージョン10.1.3.3をアンインストールしてから新しいバージョンをインストールしないでください。これを実行した場合、Defディレクトリ内のすべてのデータが失われます。 |
Oracle ConnectをインストールするWindowsコンピュータ上のフォルダに、次のインストール・ファイルをコピーします。
OCL_11112.exe
brand.bin
Windowsコマンドライン・インタフェースを開きます。
インストール・ファイルをインストールしたディレクトリに移動します。
コマンド・プロンプトで次のように入力して、Oracle Connectをインストールします。
"OCL_11112_windows.exe" -a -bBRAND=".\brand.bin" -bSERVER
インストール・ウィザードが開きます。インストール・ウィザードの手順に従って、インストールを完了します。
注意: Windows XPコンピュータにOracle Connectをインストールする場合は、論理ドライブをインストール先フォルダとして使用できません。 |
次の項では、Oracle Studioのインストール方法について説明します。Oracle Studioのインストールに必要なシステム要件については、「Oracle Studioの要件」を参照してください。
注意: Oracle ASレガシー・アダプタまたはOracleAS CDCアダプタを使用しているためにOracle Studioバージョン10.1.3.4以上がインストールされている場合は、再インストールの必要はありません。より古いバージョンのOracle Studioがインストールされている場合は、最新バージョンをインストールする必要があります。 |
Oracle Studioは、標準的なインストール・ウィザードによってインストールされます。Oracle Studioをインストールするには、次を行います。
Windowsの「スタート」メニューの「ファイル名を指定して実行」オプションを使用するか、またはWindows Explorerを使用して、インストール・ファイルを実行します。ウィザードの画面の手順に従います。
LinuxでのOracle Studioのインストールは、Oracle Studioウィザード(SHインストール)によって実行できます。Linux SHインストールでは、次を行います。
権限があるディレクトリにインストールします。
モードを実行モードに変更します。次のように入力します。
Chmod +x
<file name>
次を入力します。
./ file name
現在のディレクトリにインストールしない場合は、フルパスを入力します。