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Oracle Application Server CDC Adaptersインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61407-01
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1 CDCアダプタのインストールの概要

このマニュアルでは、Oracle Connect、Oracle Application Server CDCアダプタおよびOracle Studioをインストールする方法を説明します。

この項の内容は次のとおりです。

概要

CDCアダプタは、Oracle Application Serverを統合し、レガシーおよびメインフレーム・データ・ソースに加えられた変更を取得して配信します。CDCアダプタには、OracleAS CDC Adapter for Adabas、OracleAS CDC Adapter for DB2、OracleAS CDC Adapter for IMS/DB、OracleAS CDC Adapter for SQL ServerおよびOracleAS CDC Adapter for VSAMがあります。

表1-1は、CDCアダプタの説明です。これらのアダプタは、インストール時にOracle WebLogicコンテナにJ2CA 1.5リソース・アダプタとしてデプロイされます。

表1-1 Oracle Application Server CDCアダプタ

アダプタ 説明

OracleAS CDC Adapter for Adabas

Adabasデータ・ソース内のデータに加えられた変更内容(挿入操作、更新操作、削除操作など)を取得して配信します。

OracleAS CDC Adapter for DB2

DB2データ・ソース内のデータに加えられた変更内容(挿入操作、更新操作、削除操作など)を取得して配信します。

OracleAS CDC Adapter for IMS/DB

IMS/DBデータ・ソース内のデータに加えられた変更内容(挿入操作、更新操作、削除操作など)を取得して配信します。

OracleAS CDC Adapter for SQL Server

SQL Serverデータ・ソース内のデータに加えられた変更内容(挿入操作、更新操作、削除操作など)を取得して配信します。

OracleAS CDC Adapter for VSAM

VSAMデータ・ソース内のデータに加えられた変更内容(挿入操作、更新操作、削除操作など)を取得して配信します。


システム要件

OracleAS Adapters for CICSをインストールする前に、使用しているコンピュータが次の要件を満たしていることを確認してください。

IBM z/OSのハードウェアおよびソフトウェア要件

この項では、IBM z/OSプラットフォームでOracle Connectをインストールするための次の要件について説明します。

ハードウェア要件

次の表に、Oracle Connectのハードウェア要件のサマリーを示します。

表1-2 Oracle Connectのハードウェア要件

ハードウェア・コンポーネント 要件

プロセッサ

IBM zSeriesコンピュータ

メモリー

接続ごとに最低4MB必要です。接続は、サーバー・プロセスまたはデーモンへの接続として定義されています。実際のメモリー要件は、データベースのサイズ、アクセスするデータベースの数などによって異なります。

ディスク領域(3380および3390ディスク)

150シリンダ


ソフトウェア要件

次の表に、Oracle Connectのソフトウェア要件のサマリーを示します。

表1-3 Oracle Connectのソフトウェア要件

ソフトウェア・コンポーネント 要件

オペレーティング・システム

IBM z/OS

CICS TPモニター

V4R1以上(CICS V6R1以上の使用をお薦めします)

CICS EXCIサポートがインストールされており、IRC(Inter Region Communication)が開始されるように、CICS初期パラメータでIRCSTRT=YESが指定されている必要があります。

コマンドCEMT SET IRC OPENを発行して、IRCがオープンするように設定することもできます。また、CEDA RDO機能を使用して、IBMグループDFH$EXCI(または同等のユーザー定義グループ)をCICSリージョンにインストールする必要があります。

TCP/IP

インターネットを使用するために、オペレーティング・システムでTCP/IPプロトコルが使用できる必要があります。

Cランタイム・ライブラリ

Cランタイム・ライブラリには標準のCランタイム・プログラムがすべて含まれています。

Oracle Application Server

Oracle Application Server 11g(11.1.1.2)。


UNIXのハードウェアおよびソフトウェア要件

この項では、UNIXプラットフォームでOracle Connectをインストールするための次の要件について説明します。

ハードウェア要件

次の表に、UNIXプラットフォームでのOracle Connectのハードウェア要件のサマリーを示します。

表1-4 UNIXのハードウェア要件

ハードウェア・コンポーネント 要件

プロセッサ

RedHat Linux

Linux Suse

HP-UX

IBM AIX

Solarisオペレーティング・システム(SPARC)

ディスク領域

70 MBの空きディスク容量


ソフトウェア要件

次の表に、Oracle Connectのソフトウェア要件のサマリーを示します。

表1-5 UNIXのソフトウェア要件

ソフトウェア・コンポーネント 要件

オペレーティング・システム

RedHat Linux EL3.0および4.0(32ビットおよび64ビット)

Linux SUSE SLES 9および10(32ビットおよび64ビット)

HP-UX PA-RISC 64ビット(11.11、11.23)

IBM AIX 5L(64ビット)

Sun Solaris SPARC 2.8および2.9(32ビットおよび64ビット)

Sun Solaris SPARC 2.10(64ビット)

Oracle Application Server

Oracle Application Server 11g(11.1.1.2)


Windowsのハードウェアおよびソフトウェア要件

この項では、OracleAS Adapters for TuxedoがWindowsプラットフォームで動作する場合に、Oracle Connectをインストールするための次の要件について説明します。

ハードウェア要件

次の表に、WindowsでOracle Connectをインストールするためのハードウェア要件のサマリーを示します。

表1-6 WindowsでのOracle Connectのハードウェア要件

ハードウェア・コンポーネント 要件

プロセッサ

Pentiumプロセッサに基づく、Intelまたは完全互換のコンピュータ。

メモリー

256 MBのRAM。

ディスク領域

40 MBの空きディスク容量。


ソフトウェア要件

次の表に、WindowsでOracle Connectをインストールするためのソフトウェア要件のサマリーを示します。

表1-7 WindowsでのOracle Connectのソフトウェア要件

ソフトウェア・コンポーネント 要件

オペレーティング・システム

Microsoft Windows 2000 Service Pack 3以上(32ビット)

Microsoft Windows XP Professional Service Pack 2(32ビット)

Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 2(32ビットおよび64ビット)

Microsoft Windows Server 2008(32ビットおよび64ビット)

Microsoft

Microsoft Windowsに付属するネットワーク・トランスポート・プロトコル・ソフトウェア(TCP/IP)


Oracle Studioの要件

Oracle Studioのハードウェア要件は次のとおりです。

  • プロセッサ: Pentiumプロセッサに基づく、Intelまたは完全互換のコンピュータ

  • メモリー: 256 MB

  • ディスク領域: 120 MBの空きディスク領域

Oracle Studioは、次のオペレーティング・システムにインストールできます。

  • Windows 2000 Service Pack 4以上

    Windows XP Professional Service Pack 2以上

    Windows Server 2003 Service Pack 2以上

    Windows Server 2008

    Windows Vista

  • 次のLinuxオペレーティング・システムおよびGTK

    • Red Hat Linux EL 4

    • Red Hat Linux 5.x

    • Oracle Enterprise Linux 4

    • Oracle Enterprise Linux 5.x

    • Linux SUSE 10