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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61383-01
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10.1 リージョンを使用したページ・レイアウトの作成

リージョンは、情報のレイアウトをページ上に構成する場合に使用します。リージョンには、ポートレット、アイテム、タブまたは現行のページのサブページへのリンクを含めることができます。最初にページを作成したときには、少なくとも1つのリージョンで構成されます。ページを編集またはパーソナライズして、リージョンをさらに追加できます。

この項では、リージョンを使用してページ・レイアウトを作成する方法について説明します。内容は次のとおりです。

ページがPortalテンプレートに基づいている場合、リージョンの構成はテンプレートによって決定されます。テンプレートに基づいたページには直接リージョンを追加することができません。リージョンをさらに追加するには、テンプレートに追加する必要があります(必要な権限を持っている場合)。

テンプレートへのリージョンの追加に関する制限の例外として、Portalテンプレートにタブが含まれている場合があります。テンプレートに基づいたページを編集またはパーソナライズするのに十分な権限レベルを持っていて、そのテンプレートに1つ以上のタブがすでに含まれている場合、ページを編集またはパーソナライズしてタブをさらに追加できます。ページをパーソナライズする場合、タブ上のリージョンは常にポートレット・リージョンのみです。ページを編集する場合、リージョンは未定義ですが、必要なリージョン・タイプにすることができます。

10.1.1 ページへのリージョンの追加

ほとんどの場合、初めてリージョンをページに追加するときのリージョン・タイプは「未定義」です。新しいリージョンには、ポートレット、アイテム、サブページ・リンクまたはタブを含めることができます。ソース・リージョン(つまりリージョンの追加アイコンをクリックしたリージョン)のリージョン・タイプは重要ではありません。ソース・リージョンの属性およびプロパティは、次のルールに従って継承されます。

  • 新しいリージョンをソース・リージョンと同じタイプになるように指定すると、新しいリージョンではソース・リージョンと同じプロパティ設定と、属性リストまたはHTMLコンテンツ・レイアウトを使用します。

  • 新しいリージョンをソース・リージョンとは異なるタイプになるように指定すると、新しいリージョンではソース・リージョンと同じプロパティ設定を使用しますが、同じ属性またはHTMLコンテンツ・レイアウトは使用しません。かわりに、そのリージョン・タイプのデフォルトの属性リストを使用します。

ただし、ページのパーソナライズの場合は例外です。ページをパーソナライズするときにタブを追加でき、それらのタブはリージョンを保持します。そのリージョンは常にポートレット・リージョンです。個人用タブに2つ目以降のポートレット・リージョンを作成すると、これらのリージョンはソース・リージョンと同じプロパティ設定と、属性選択またはHTMLコンテンツ・レイアウトを保持します。

リージョンをページに追加するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、タブを追加するページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. リージョンの追加アイコン(図10-2)を使用して、リージョンをページに追加します。

    図10-2 リージョンの追加アイコン

    リージョンの追加アイコン

    たとえば、次の例ではページにリージョンが1つあります(図10-3)。

    図10-3 1つのリージョン

    1つのページ・リージョン

    リージョン1の「下にリージョンを追加」アイコンをクリックして、リージョン1の直下に同じ幅で2つ目のリージョン(リージョン2)を作成します(図10-4)。

    図10-4 2つのリージョン

    2つのページ・リージョン

    リージョン1の「右にリージョンを追加」アイコンをクリックして、リージョン1の右側に3つ目のリージョン(リージョン3)を作成します(図10-5)。

    図10-5 3つのリージョン

    3つのページ・リージョン

    リージョン3は、リージョン1(リージョン3の横)の高さと同じで、ページ全体の高さとは同じではありません。

10.1.2 ページからのリージョンの削除

ページからリージョンを削除すると、ページの外観全体が変わります。リージョンは一度削除すると元に戻せないので、本当に削除する必要があるか確認してください。

削除するリージョンにポートレットまたはアイテムが含まれる場合は、それらを再配置する場所を指定するように要求されます。リージョンにタブまたはサブページ・リンクが含まれる場合は、再配置は要求されません。タブがある場合は、リージョンおよびそのコンテンツをすべて削除するか、または削除を取り消してコンテンツを再配置してからリージョンを削除します。サブページ・リンク・リージョンがある場合は、リージョンおよびそのサブページ・リンクすべてが削除されます。それらを元に戻しても、ただ別のサブページ・リンク・リージョンが追加されるだけです。

また、リージョンがテンプレートを基にしている場合、次の状況のいずれかに該当する場合のみ、リージョンをテンプレートから削除できます。

  • テンプレートに基づいたページ上のリージョンにコンテンツを追加したユーザーがいない場合

  • テンプレートに基づいたすべてのページ上の、すべてのリージョン・コンテンツを削除するのに十分な権限を持っている場合

これは、適切な権限を持っていないユーザーがコンテンツを管理できないようにするためです。


注意:

すべてのページには1つ以上のリージョンが必要です。ページにリージョンが1つしかない場合、そのリージョンは削除できません。

リージョンをページから削除するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、該当するページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. 削除するリージョンの「リージョンの削除」アイコン(図10-6)をクリックします。

    図10-6 「リージョンの削除」アイコン

    「リージョンの削除」アイコン
  6. 次の手順は、削除するリージョンの詳細によって異なります。

    • リージョンにポートレットまたはアイテムが含まれる場合は、それらを再配置する場所を指定するように要求されます。

      ラジオ・ボタンを使用してコンテンツの移動先となるリージョンを指定した後、「コンテンツの移動」をクリックします。あるいは、「コンテンツの削除」をクリックして、リージョンとそのコンテンツを削除します。


      注意:

      ポートレットは、別のポートレット・リージョンにのみ移動できます。アイテムは、別のアイテム・リージョンにのみ移動できます。

    • リージョンにタブが含まれる場合は、リージョンを削除すると、そのリージョン内のタブはすべて削除され、それらのタブのコンテンツもすべて削除されることを警告されます。

  7. 「リージョンの削除」をクリックして続行するか、または「取消」をクリックして削除を取り消し、ポートレットまたはアイテムを移動してから再開します。