リージョンは、情報のレイアウトをページ上に構成する場合に使用します。リージョンには、ポートレット、アイテム、タブまたは現行のページのサブページへのリンクを含めることができます。最初にページを作成したときには、少なくとも1つのリージョンで構成されます。ページを編集またはパーソナライズして、リージョンをさらに追加できます。
この項では、リージョンを使用してページ・レイアウトを作成する方法について説明します。内容は次のとおりです。
ページがPortalテンプレートに基づいている場合、リージョンの構成はテンプレートによって決定されます。テンプレートに基づいたページには直接リージョンを追加することができません。リージョンをさらに追加するには、テンプレートに追加する必要があります(必要な権限を持っている場合)。
テンプレートへのリージョンの追加に関する制限の例外として、Portalテンプレートにタブが含まれている場合があります。テンプレートに基づいたページを編集またはパーソナライズするのに十分な権限レベルを持っていて、そのテンプレートに1つ以上のタブがすでに含まれている場合、ページを編集またはパーソナライズしてタブをさらに追加できます。ページをパーソナライズする場合、タブ上のリージョンは常にポートレット・リージョンのみです。ページを編集する場合、リージョンは未定義ですが、必要なリージョン・タイプにすることができます。
ほとんどの場合、初めてリージョンをページに追加するときのリージョン・タイプは「未定義」です。新しいリージョンには、ポートレット、アイテム、サブページ・リンクまたはタブを含めることができます。ソース・リージョン(つまりリージョンの追加アイコンをクリックしたリージョン)のリージョン・タイプは重要ではありません。ソース・リージョンの属性およびプロパティは、次のルールに従って継承されます。
新しいリージョンをソース・リージョンと同じタイプになるように指定すると、新しいリージョンではソース・リージョンと同じプロパティ設定と、属性リストまたはHTMLコンテンツ・レイアウトを使用します。
新しいリージョンをソース・リージョンとは異なるタイプになるように指定すると、新しいリージョンではソース・リージョンと同じプロパティ設定を使用しますが、同じ属性またはHTMLコンテンツ・レイアウトは使用しません。かわりに、そのリージョン・タイプのデフォルトの属性リストを使用します。
ただし、ページのパーソナライズの場合は例外です。ページをパーソナライズするときにタブを追加でき、それらのタブはリージョンを保持します。そのリージョンは常にポートレット・リージョンです。個人用タブに2つ目以降のポートレット・リージョンを作成すると、これらのリージョンはソース・リージョンと同じプロパティ設定と、属性選択またはHTMLコンテンツ・レイアウトを保持します。
リージョンをページに追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、タブを追加するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
リージョンの追加アイコン(図10-2)を使用して、リージョンをページに追加します。
たとえば、次の例ではページにリージョンが1つあります(図10-3)。
リージョン1の「下にリージョンを追加」アイコンをクリックして、リージョン1の直下に同じ幅で2つ目のリージョン(リージョン2)を作成します(図10-4)。
リージョン1の「右にリージョンを追加」アイコンをクリックして、リージョン1の右側に3つ目のリージョン(リージョン3)を作成します(図10-5)。
リージョン3は、リージョン1(リージョン3の横)の高さと同じで、ページ全体の高さとは同じではありません。
ページからリージョンを削除すると、ページの外観全体が変わります。リージョンは一度削除すると元に戻せないので、本当に削除する必要があるか確認してください。
削除するリージョンにポートレットまたはアイテムが含まれる場合は、それらを再配置する場所を指定するように要求されます。リージョンにタブまたはサブページ・リンクが含まれる場合は、再配置は要求されません。タブがある場合は、リージョンおよびそのコンテンツをすべて削除するか、または削除を取り消してコンテンツを再配置してからリージョンを削除します。サブページ・リンク・リージョンがある場合は、リージョンおよびそのサブページ・リンクすべてが削除されます。それらを元に戻しても、ただ別のサブページ・リンク・リージョンが追加されるだけです。
また、リージョンがテンプレートを基にしている場合、次の状況のいずれかに該当する場合のみ、リージョンをテンプレートから削除できます。
テンプレートに基づいたページ上のリージョンにコンテンツを追加したユーザーがいない場合
テンプレートに基づいたすべてのページ上の、すべてのリージョン・コンテンツを削除するのに十分な権限を持っている場合
これは、適切な権限を持っていないユーザーがコンテンツを管理できないようにするためです。
注意: すべてのページには1つ以上のリージョンが必要です。ページにリージョンが1つしかない場合、そのリージョンは削除できません。 |
リージョンをページから削除するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、該当するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
削除するリージョンの「リージョンの削除」アイコン(図10-6)をクリックします。
次の手順は、削除するリージョンの詳細によって異なります。
「リージョンの削除」をクリックして続行するか、または「取消」をクリックして削除を取り消し、ポートレットまたはアイテムを移動してから再開します。