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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61383-01
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21 ページ生成のパフォーマンスの向上

最近のWebベースのアプリケーションと同様、Oracle Portalページに対するブラウザのレスポンス時間は、ユーザーのリクエスト数とこれらを処理するハードウェアによって決まります。ユーザーに1つのページを表示するまでには、そのユーザーがページを表示する権限を持っているかどうかの確認からページに表示するイメージのロード、ページのフォーマット情報を含むスタイルシートのコールにいたる様々なトランザクションが必要になります。

運用Portalに配備するハードウェアの変更は難しいタスクなので、管理者は使用可能なハードウェアからパフォーマンスを最大化できるようにPortalのパフォーマンスを調整する必要があります。特にOracle Portalの多層アーキテクチャでは、パフォーマンス・チューニングでは多くの要素を考慮する必要になります。各層に、正しく構成されていないとパフォーマンスが低下する可能性があるチューニング・オプションがあります。

Oracle Portalには、ページ設計者と管理者がページのパフォーマンスを最適化するために役立ついくつかのキャッシュ・オプションがあります。Portalにキャッシュ・オプションを導入する前に、ページ、ポートレット、テンプレートでこれらのオプションを分析することが重要です。この手順では、ページ単位およびポートレット単位で最適なキャッシュ・ポリシーが採用されていること、およびPortalを最終的に本番環境に導入したときに最適なパフォーマンスを達成できることを確認します。

この章では、ページ設計者および管理者が使用できるキャッシュ・オプションの概要を説明します。内容は次のとおりです。

パフォーマンス・チューニングの全体的なプロセスについては、この章では説明しません。Oracle Portalのパフォーマンスに関する詳細なアドバイスと分析は、Oracle Technology NetworkのOracle PortalセクションのPerformanceページ(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/performance_10g1014.html)を参照してください。

対象読者

この章の内容は、作業するページに対して少なくとも「管理」権限を持つユーザーを対象にしています。特定のタスクで別の権限が必要、または実行可能な場合は、その作業の手順を説明する前にそれらの権限を示します。ページ権限の詳細は、B.3項「ページおよびタブ権限」を参照してください。