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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61383-01
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18.11 例: Webフォルダを使用したPortalページへのコンテンツの追加

Webフォルダは、WebDAVプロトコルをサポートするMicrosoftオペレーティング・システムの拡張機能です。コンピュータでWebフォルダにアクセスすると、WindowsのエクスプローラからOracle Portal内のページ・グループのコンテンツを参照し、それらのページ・グループ内のページにファイルをドラッグ・アンド・ドロップできます。

この例では、ScottというユーザーがWebフォルダを使用して、My Portalというページ・グループのコンテンツを参照し、そのページ・グループ内のページにファイルを追加します。


注意:

この例は、Windows 2000でWebフォルダがマイ ネットワークの一部としてオペレーティング・システムに組み込まれている場合に、Webフォルダをどのように使用するかを示しています。「マイ ネットワーク」、「ネットワーク プレースの追加」の順にダブルクリックすると、ネットワーク プレースの追加ウィザードにアクセスできます。Windows 9xまたはNTでWebフォルダを使用するには、Internet Explorer 5.5(6.0ではない)とWebフォルダ・コンポーネントをインストールする必要があります。その後、6.0にアップグレードします。Webフォルダはそのまま保持されます。

Internet Explorer 5.5をインストールしても「マイ コンピュータ」の下位に「Webフォルダ」ノードが表示されない場合は、「コントロール パネル」で「アプリケーションの追加と削除」を使用し、Internet ExplorerのWebフォルダ・コンポーネントを明示的にインストールする必要があります。


図18-5 Windows 2000におけるWebフォルダの例

Windows 2000のWebフォルダ

Webフォルダを使用してページにコンテンツを追加するには、次の手順を実行します(Windows 2000の場合)。

  1. Windowsのエクスプローラを開いて、「マイ ネットワーク」をクリックします。

  2. 「ネットワーク プレースの追加」をダブルクリックし、ネットワーク プレースの追加ウィザードを表示します。

  3. PortalのWebDAV URLを入力します。

    ユーザーScottの場合は、URLは次のようになります。

    http://mymachine.mycompany.com:5000/dav_portal/portal
    

    PortalのWebDAV URLが不明な場合は、Portal管理者へ問い合せてください。

  4. 「次へ」をクリックし、Portalのユーザー名とパスワードを入力します。


    注意:

    いつでも1人のユーザーとしてWebフォルダにログインできます。つまり、複数の同時ログインはできません。新規ユーザーとしてWebフォルダにログインする場合には、自分のCookieをクリアし、コンピュータを再起動して現在のログイン・セッションを停止してから新規ユーザーとしてログインする必要があります。

    WindowsのWebフォルダには、ユーザー名とパスワード、またはPortalセッションのCookie、あるいはその両方が格納され、次にWebフォルダを作成するとき、または以前にあったWebフォルダを再作成するときにこれらの詳細が使用されます。そのため、異なる認証情報を使用して、同じホスト上のPortalに対して複数のWebフォルダを作成することはできません。実装されたWebフォルダの動作を正しく理解していないかぎり、単一ホストを参照する複数のWebフォルダを作成しないでください。また、同じPortalを参照するWebフォルダを、異なるユーザー・ログイン詳細を持つ既存の(または以前の)Webフォルダとして作成する場合も注意が必要です。ユーザーに入力を求めるメッセージを表示せずに、ログインの手順が実行される可能性があります。


  5. 「終了」をクリックします。

    Windows 2000を使用している場合は、ユーザー名とパスワードをもう一度入力するよう要求されます。

  6. これで、Portalがネットワーク・プレースの1つとして表示されるようになります。

  7. 「マイ ネットワーク」のPortalエントリをダブルクリックしてドリルダウンします。

    アクセス権限を持つ各ページ・グループのフォルダを表示できます。トップレベルのフォルダは、ページ・グループのルート・ページを表します。

  8. ページ・グループをダブルクリックしてドリルダウンし、ページ・グループ内の次のサブページ・レベルのフォルダを参照します。

    この例では、Scottは「MYPORTAL」をクリックして「My Portal」ページ・グループにドリルダウンします。図18-5を参照してください。

  9. ページ名をクリックしてさらにドリルダウンし、ページ内のアイテムを表示します。

    たとえば、mypageフォルダでは、ファイル・アイテムMYDOCUMENT.TXTに関連付けられているファイルを表示できます。図18-5を参照してください。

    ページにサブページがある場合は、これらはサブフォルダとして表示されます。

  10. Windowsのエクスプローラの他のフォルダと同じようにPortalのWebフォルダにアクセスできるため、他のフォルダから自分のPortalにファイルをドラッグ・アンド・ドロップできます。

    ドラッグ・アンド・ドロップ機能を使用して、同じページ・グループ内でファイルを移動またはコピーできます。ページ・グループ間でのファイルのコピーはサポートされていません。ただし、ファイルをデスクトップにコピーしてから別のページ・グループにコピーすることで、この問題を解決できます。詳細は、18.4.3項「WebDAVからのコンテンツの移動、コピーおよび編集」を参照してください。

    たとえば、Scottは自分のローカル・ドライブからmypageへドキュメントをドラッグできます。

  11. 次にPortalのページにアクセスしたときに、新しいファイルが表示されます。変更を表示するには、ページを更新する必要があります。

    新しいアイテムの表示名はファイル名と同じです(拡張子は削除されます)。アイテムを後で編集してこの名前を変更できます。


    注意:

    アイテムは、ファイルがzipファイル、イメージ・ファイル、標準ファイルのいずれかに基づいて、デフォルトのWebDAVアイテム・タイプの1つとしてデフォルトのアイテム・リージョンに追加されます。

  12. Microsoft Office 2000など、WebDAV対応のデスクトップ・アプリケーションを使用している場合は、Webフォルダから直接ファイルを開いて、ファイルを編集して保存できます。

    承認が必要ない場合は、変更した内容はPortal内ですぐに使用できます。18.12項「例: Microsoft Office 2000を使用したPortalページ・コンテンツの編集」を参照してください。

  13. Webフォルダで新しいフォルダを作成して、ページ・グループ内に新しいページを作成します。

    たとえば、Scottはmypageフォルダを右クリックし、メニューから「新規作成」「フォルダ」の順に選択できます。