Oracle® Fusion Middleware Domain Template Builder を使用したドメイン テンプレートの作成 11g リリース 1 (10.3.1) B55573-01 |
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この節では、Domain Template Builder を使用してテンプレートを作成する方法の概要を説明します。
ここで説明するトピックは以下のとおりです。
ドメインの構築または拡張に必要なメイン属性とファイルを組み込んだ、ドメイン テンプレートおよび拡張テンプレートを使用して WebLogic ドメインが作成できます。Domain Template Builder、スタンドアロンの Java アプリケーションで、テンプレートを作成してカスタム ドメインや拡張テンプレートを作成するプロセスを手順を追って示す。このプロセスを図 1-1 に示します。
Domain Template Builder は、オフラインのグラフィカル モードでのみ使用するように設計されています。コンソール モードでは使用できません。このため、Domain Template Builder を使用するマシンに接続したコンソールでは、Java ベースの GUI がサポートされている必要があります。Windows システムの場合はすべてのコンソールで Java ベースの GUI がサポートされていますが、UNIX ベースの場合、Java ベースの GUI がサポートされているのは一部のコンソールのみです。
製品をインストールすると、事前定義済みのドメインおよび拡張テンプレートもインストールされます。このテンプレート セットには、基本的な WebLogic Server ドメイン テンプレートと、さまざまな拡張テンプレートが含まれています。拡張テンプレートを使用すると、基本ドメインに製品の機能とサンプルを追加できます。詳細については、『Oracle Fusion Middleware ドメイン テンプレート リファレンス』を参照してください。
ドメインを作成し、作成したドメインに新しいリソースとアプリケーションを追加した後、Domain Template Builder を使用してカスタム ドメイン テンプレートを作成できます。Domain Template Builder を使用して既存のテンプレートをカスタマイズすることもできます。たとえば、追加データベース用のアプリケーションを削除したり、SQL スクリプトを追加したりできます。そのためには、新しいカスタム テンプレートのソースとして、既存のドメインまたはテンプレートを選択します。作成したカスタム ドメイン テンプレートは、コンフィグレーション ウィザード、WLST Offline、または unpack
コマンドを使用してドメインを作成するときに使用できるようになります。ツールの詳細については、「1.5 テンプレートを作成するためのその他のツール」を参照してください。
Domain Template Builder というより「テンプレート」という用語は、ドメインの作成または拡張に必要なファイルとスクリプトを含む Java アーカイブ (JAR) ファイルを指します。コンフィグレーション ウィザードでのドメインの作成または拡張に使用できるテンプレートには、次のタイプのテンプレートがあります。
ドメイン テンプレート - ドメイン内のすべてのリソースを定義しているテンプレート。これには、インフラストラクチャ コンポーネント、アプリケーション、サービス、セキュリティ オプション、一般的な環境とオペレーティング システムのオプションが含まれます。Domain Template Builder または pack
コマンドを使用して、既存のドメインからこのタイプのテンプレートを作成することもできます。その後、コンフィグレーション ウィザードを使用してテンプレートによってドメインを作成できます。
製品を配布すると、WebLogic Server ドメイン テンプレートも配布されます。このテンプレートでは、ドメイン内の中核的なリソース セットを定義しています。これには、管理サーバと基本的なコンフィグレーション情報、インフラストラクチャ コンポーネント、および一般的な環境とオペレーティング システムのオプションが含まれます。サンプル アプリケーションは含まれません。このテンプレートを使用して基本的な WebLogic Server ドメインを作成し、アプリケーションとサービスまたは追加の製品コンポーネント機能を使用して拡張できます。
拡張テンプレート - 追加の機能を提供するアプリケーションとサービス (Apache Beehive、製品のサンプル アプリケーション、JDBC または JMS コンポーネントなど) を定義しているテンプレート。このタイプのテンプレートは既存のドメインを更新するために使用できます。
管理対象サーバ テンプレート - リモート マシン上に管理対象サーバ ドメインを作成するために必要なリソース (ドメイン内の) のサブセットを定義しているテンプレート。このタイプのテンプレートは、pack
コマンドを使用して作成できます。
製品をインストールすると、事前定義済みのドメインおよび拡張テンプレートもインストールされます。このセットには、基本的な WebLogic Server ドメイン テンプレートと、さまざまな拡張テンプレートが含まれています。拡張テンプレートを使用すると、基本ドメインにコンポーネント機能とサンプルを追加できます。これらのテンプレートの詳細およびそれらの関連については、『ドメイン テンプレート リファレンス』を参照してください。
Domain Template Builder を使用してドメイン テンプレートの作成、新しいドメイン テンプレートを作成するための基になるドメインまたはドメイン テンプレートを選択します。必要に応じて以下の情報を更新できます。
基本テンプレート情報
アプリケーション ディレクトリおよびドメイン ディレクトリの内容
データベース コンフィグレーション用の SQL スクリプト
管理サーバとユーザのコンフィグレーション
基本セキュリティ コンフィグレーション (ユーザ、グループ、グローバル ロールおよびそれらの割り当ての作成など)
[スタート] メニューのエントリ (Windows システムのみ)
カスタマイズしたスクリプトおよび変数
表 1-1 は、Domain Template Builder を使用してドメイン テンプレートを作成するときに必要な手順を示します。
表 1-1 Domain Template Builder を使用したドメイン テンプレート作成の手順
手順 | 実行する操作 |
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ドメイン テンプレートを作成するために [ドメイン テンプレートの作成] を選択する。 |
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新しく作成するドメイン テンプレートの基になるドメイン テンプレートまたはドメインのディレクトリを選択する。 |
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テンプレートの説明を入力する。 |
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テンプレートに組み込むアプリケーションのリストを確認し、必要な場合は変更する。 |
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テンプレートに組み込むファイルを確認し、必要な場合は変更する。 |
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このテンプレートから作成したドメインで使用する各データベースに対応する SQL スクリプトを追加し、スクリプトの実行順序を指定する。 |
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管理サーバのパラメータを定義する。 |
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管理サーバを起動するために使用されるユーザ名とパスワードを指定する。必要に応じて、ユーザおよびグループを定義し、グローバル セキュリティ ロールに割り当てることで、追加のセキュリティ機能をコンフィグレーションすることもできる。 |
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必要に応じて、Windows の [スタート] メニューのエントリを定義する。 |
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特定のパス、ファイル名、およびその他のドメイン環境設定を、テンプレートに含まれるテキスト ファイルの置換変数で置き換える。後からコンフィグレーション ウィザードによって、変数が実際の文字列に置換されて、特定の WebLogic ドメインが設定される。 |
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テンプレートに定義した設定を確認する。 |
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ドメイン テンプレートの名前とディレクトリを指定し、ドメイン テンプレートを作成するプロセスを開始する。 |
拡張テンプレートを作成するプロセスは、ドメイン テンプレートを作成するプロセスとほぼ同じです。異なる点として、拡張テンプレートの作成では、管理サーバのコンフィグレーション、管理ユーザ名とパスワードの割り当て、[スタート] メニュー エントリの指定を行いません。これらのドメイン設定は、拡張するドメインですでに定義されています。
Domain Template Builder を使用して拡張テンプレートを作成するには、拡張テンプレートの基になるドメインまたは拡張テンプレートを選択します。必要に応じて以下の情報を更新できます。
基本テンプレート情報 (名前や説明など)
アプリケーション ディレクトリの内容と場所
テンプレートに組み込むファイル
データベース コンフィグレーション用の SQL スクリプト
追加のセキュリティ (ユーザ、グループ、グローバル ロールの作成など)
カスタマイズしたスクリプトおよび変数
Domain Template Builder では、既存のドメインの拡張に使用できる拡張テンプレート (JAR ファイル) が作成されます。
表 1-2 は、Domain Template Builder を使用した拡張テンプレート作成の手順を示します。
表 1-2 Domain Template Builder を使用した拡張テンプレート作成の手順
手順 | 実行する操作 |
---|---|
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拡張テンプレートを作成するために [拡張テンプレートの作成] を選択する。 |
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作成するドメイン テンプレートの基になる拡張テンプレートまたはドメイン ディレクトリを選択する。 |
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テンプレートの説明を入力する。既存のテンプレートをソースとして選択した場合は、そのテンプレートの説明が表示される。説明を確認し、必要に応じて変更する。 |
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拡張テンプレートに組み込むアプリケーションのリストを確認し、必要な場合は変更する。 |
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拡張テンプレートに組み込むファイルのリストを確認し、必要な場合は変更する。 |
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このテンプレートから作成したドメインで使用する各データベースに対応する SQL スクリプトを追加し、スクリプトの実行順序を指定する。 |
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必要に応じてユーザ、グループ、およびロールを作成し、グループとグローバル ロールに割り当てる。 |
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特定のパス、ファイル名、および他の環境固有の文字列をテンプレート内のテキスト ファイルの置換変数で置き換える。後から特定の WebLogic ドメインを作成するときに、コンフィグレーション ウィザードによって変数が実際の文字列に置き換えられる。 |
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テンプレートに定義した設定を確認する。 |
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拡張テンプレートの名前とディレクトリを入力し、拡張テンプレートを作成するプロセスを開始する。 |
以上の説明に従って、Domain Template Builder を使用してカスタム ドメインおよび拡張テンプレートを作成できます。次のツールも、テンプレートおよびドメインの作成に使用することができます。
pack
このコマンドを使用すると、ドメイン全体またはドメインのサブセットのスナップショットを含むテンプレート アーカイブ (.jar) ファイルを作成できる。ドメインのサブセットを含むテンプレートを使用して、リモート マシン上に管理対象サーバ ドメインのディレクトリ階層を作成できます。
詳細については、『Oracle Fusion Middleware pack および unpack コマンドを使用したテンプレートとドメインの作成』を参照してください。
WebLogic Scripting Tool (WLST)
WLST は、WebLogic Server のインスタンスおよびドメインに対して、対話やコンフィグレーションの目的に使用するコマンドライン スクリプト インタフェースである。WLST はオフラインの場合、稼働中の WebLogic Server が接続されていなくても、ドメインを作成し、既存のドメインを更新できる。WLST Offline はコンフィグレーション ウィザードと同じ機能をサポートする。
詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool ガイド』を参照してください。