Oracle Business Intelligence Enterprise Editionリリース10.1.3.4では、いくつかの新機能が導入されました。この章では、次の各項でこれらの機能について説明します。
Oracle Business Intelligence Enterprise Editionリリース10.1.3.4では、次の新機能が導入されました。
Oracle BI Discovererからリレーショナル・メタデータをOracle BI Enterprise Edition Plusメタデータに移行する機能
詳細は、第11.2項「Oracle BI Discovererメタデータの移行」を参照してください。
新しいタイプの折れ線チャートで時系列データをグラフ化する機能。詳細は、第11.3項「時系列データ用の新しい折れ線チャート」を参照してください。
新しいサンプルOracle BIアプリケーションとデータセット(名前はSample Sales)が設計され、Oracle BI 10.1.3.4の機能がより的確で詳細に説明されています。
詳細は、第11.4項「新しいサンプルOracle BIアプリケーションとデータセット」を参照してください。
Oracle BI EEおよびBI PublisherとEPM Workspaceを統合する機能。EPM WorkspaceはFoundation Servicesのコンポーネントです。これは、すべてのユーザーがPMシステム・コンテンツにアクセスするための集中型Webインタフェースです。EPM Workspaceによって、ユーザーがすべてのEPMコンテンツを利用するために一貫性があり完全な対話型シンクライアント環境が実現されます。EPM Workspaceは簡単に使用でき柔軟性があるので、ユーザーはWeb上のウィンドウ操作を体感できます。
詳細は、第11.5項「Oracle Enterprise Performance Management Workspace, Fusion Editionとの統合」を参照してください。
Oracle BI EEおよびBI PublisherとOracle Smart Space, Fusion Editionを統合する機能。Oracle Smart Spaceには、最初のガジェットベースのユーザー・インタフェースが搭載されており、Enterprise Performance ManagementとBusiness Intelligence専用に設計されています。Oracle EPM Shared Servicesの一部として提供されるOracle Smart Spaceは、デスクトップ上で動作し構成可能なガジェットのセットで構成されています。これによって、財務、経営および業績に関連した情報に継続的にアクセスします。さらに、Oracle Smart Spaceには新規ガジェット作成用開発キットが用意されています。これによって、意思決定を共有するためにセキュアなインスタント・メッセージ・システム、共通の開発言語および手法を活用します。
詳細は、第11.6項「Oracle Smart Space, Fusion Editionとの統合」を参照してください。
Oracle BI EEおよびOracle BI PublisherをOracle WebLogic Server 10.xと併用する機能
詳細は、第11.7項「Oracle WebLogic Server 10.xの動作確認」を参照してください。
リリース10.1.3.4には、Oracle BI Discovererメタデータ(EEXファイルの形式)からOracle BI Enterprise Edition Plusメタデータ(RPDファイルの形式)への移行を促進するユーティリティがあります。このユーティリティは、\OracleBI\Server\bin
ディレクトリにあるコマンドライン実行可能ファイルです。付属の操作マニュアルは、\OracleBI\Server\Document
ディレクトリにあります。このリリースでは、Discovererメタデータのみが移行され、リレーショナル・データソースのみが対象です。
リリース10.1.3.4では、複数のデータ点間の時間間隔が不規則な場合に新しいタイプの折れ線チャートで時系列データをグラフ化する機能が導入されました。この時間対応型折れ線チャートにより、複数のデータ点間の経過時間に基づいてX軸のスケールが自動的に調整されます。
『Oracle Business Intelligence Answers, Delivers, and Interactive Dashboardsユーザーズ・ガイド』の「Oracle BIグラフ・ビューを使用したグラフの結果の表示」に記載されている内容の大部分は、この新しいチャート・タイプに適用されますが、次の例外と補足事項があります。
この時間対応型折れ線チャートでは、X軸上で単一の日付または日時データ列を選択する必要があります。このチャートにはY軸が1つありますが、複数のデータ系列がサポートされています。このチャート・タイプでは、日付や日時以外のデータ型が使用される時間次元でのドリルダウンはサポートされていません。
このチャート・タイプの場合は、フォーマットに関する制限がいくつかあります。特に、時間軸ラベルまたはデータ・ラベルに対して使用可能なデータ・フォーマット・オプションはありません。このチャート・タイプでは、フォント特性は変更できますが、その他のフォーマットを選択しても無視されます。「ラベルをずらす」と「ラベルのスキップ」のフォーマット・オプションはサポートされていません。X軸上で開始値と終了値を設定したり、増分を刻むことはできません。
時間軸上に表示されるラベルはロケールに依存します。たとえば、月と曜日の名前には、ロケールに応じて適切な短縮名が使用されます。このチャート・タイプのデータ・ラベルには、データ値だけでなく、X軸の時間値も表示されます。
新しいサンプルOracle BIアプリケーションとデータセット(名前はSample Sales)が設計され、Oracle BI 10.1.3.4の機能がより的確で詳細に説明されています。この新しいセットでは、サンプル材料(レポートやRPD構成)の範囲が拡大され、特定のケースでOracle BI機能を使用する例により役立ちます。この内容は、できるだけ多くのOBI EE機能をデモするように設計されており、例やテンプレートからアイデアを得ることを望むお客様の支援を主な目的としています。新しいサンプル・セットでは、次の2つのレイヤに関する例が用意されています。
この新しいセットは、従来のPaintサンプルの内容を置き換えるものです。10.1.3.4以前のサンプルOracle BIアプリケーションとそれらのカスタマイズを維持することを望むお客様は、BI Presentation Servicesのカタログ、RPDファイルおよびデータ・ファイルをバックアップしてから、リリース10.1.3.4にアップグレードしてください。
注意: Oracle Business Intelligence for Microsoft Officeでは、ユーザーがOfficeドキュメントに挿入したビューのデータを取得するためには、Oracle Business Intelligence Webサービスが必要です。この機能ではビュー定義ではなくリクエスト定義に基づいてデータが返されるため、ダッシュボード・ページからコピーしたビューを挿入したときに、データが一致しない場合があります。これは既知の制限事項で、回避方法はありません。 |
新しいSample Salesアプリケーションには数多くのレポートがあり、次に示すような20ページのダッシュボード・ページに整理されています。
ランキングとトッパー
傾向と履歴
階層化とばらつき
詳細なレポート
リストとセグメント分析(マーケティング)
これらのダッシュボードとレポートは、特定のAnswers機能(Answers計算式作成、プレゼンテーション変数、フィルタリング、レイアウト、ナビゲーションなど)を紹介しながら、OBI EEリポジトリと基になる物理データ・モデルに対して影響が少なく視覚的で的確に把握できます。
図11-1はサンプル・ダッシュボードを示しています。
新しいSample Salesアプリケーションには、メタデータ構成に関して様々な例もあります。これによって、お客様がメタデータを構築するときに典型的な機能要件のマッピングの設計に役立ち、このプラットフォーム・リリースに含まれているベスト・プラクティスのデモになります。次にその一覧を示します。
膨大な論理集計
時系列とローリングXか月
変動、期間変動および複合変動
実行速度と期間の割合
単位フラグメンテーション
複数の物理ソース
次元スノーフレーク
標準時間構成(マルチLTSファクト・テーブル)
データ・セキュリティ、プロジェクトおよびセグメンテーション・メタデータ
図11-2はサンプル・グラフを示しています。
この項の内容は次のとおりです。
第11.5.3項「EPM WorkspaceにおけるOracle BI Presentation Servicesのインストールと構成」
第11.5.4項「EPM Workspace, Fusion EditionにおけるOracle BI Presentation Servicesコンポーネントの使用」
リリース10.1.3.4では、Oracle BI Answers、Interactive DashboardsおよびDeliversのOracle BI EEアプリケーションは、EPM Workspace, Fusion Editionに統合されました。この章では、これらのアプリケーションを総称してOracle BI Presentation Servicesと呼びます。この統合の構成と使用方法の詳細は、この章の各項を参照してください。
Oracle BI PublisherもEPM Workspace, Fusion Editionに統合されています。
次の各項では、様々なOracle BI EEアプリケーションとOracle Enterprise Performance Management Workspace, Fusion Editionとの統合に関するドキュメントを探す方法が記載されます。
様々なコンポーネントをインストールする方法の詳細は、次のドキュメントを参照してください。
BI PublisherなどのOracle BI EEアプリケーションをインストールする方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Infrastructureインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
EPM Workspaceをインストールする方法の詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Guide』を参照してください。
このドキュメントの第11.5項には、EPM WorkspaceによりOracle BI EEコンポーネントのインストール、構成および使用を行う方法が記載されています。表11-1は、EPM Workspace関連ドキュメントの内容を示しています。
表11-1 EPM Workspace関連ドキュメントの内容
ドキュメント | 説明 |
---|---|
『Reporting and Analysis New Features Guide』 |
EPM WorkspaceとOracle BI EEコンポーネントとの統合に関して高水準な情報が記載されています。 |
『EPM Workspace Administrators' Guide』 |
「Oracle BI Presentation Services Administration」画面に関して高水準な情報が記載されています。これらの画面では、Oracle BI EEコンポーネントの様々な管理作業を実行します。 |
『EPM Workspace User's Guide』 |
EPM Workspace内部からOracle BI EEコンポーネントを使用する方法に関する情報が記載されています。 |
Oracle BI PublisherとEPM Workspaceとの統合の詳細は、次の表を参照してください。
表11-2 Oracle BI Publisher関連ドキュメントの内容
ドキュメント | 説明 |
---|---|
『Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド』 |
EPM Workspaceと統合するためにOracle BI Publisherを構成する方法に関する情報が記載されています。 |
『Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』 |
EPM WorkspaceとOracle Smart Spaceの内部からOracle BI Publisherレポートを使用する方法に関する情報が記載されています。 |
EPM Workspace内部で使用するためにOracle BI Presentation Servicesをインストールして構成するには、次の手順を実行します。
Hyperion Common Security System Authenticatorを有効にするためのJavahostの構成
Oracle BI Presentation ServicesでのHyperion Shared Servicesユーザーのプロビジョニング
構成する前に、Oracle BI Enterprise Edition、Hyperion Shared ServicesおよびEPM Workspace, Fusion Editionを任意の順序でインストールします。コンポーネントは適切なインストール・ディレクトリにインストールすることができます。『Oracle Business Intelligence Infrastructureインストレーションおよび構成ガイド』と『EPM System Installation and Configuration Guide』を参照してください。
EPM Workspace内部でOracle BI Presentation Servicesを使用するには、コンポーネントを登録する必要があります。登録プロセスにより、Oracle BI Presentation ServicesのコンポーネントがインストールされたことがEPM Workspaceに通知されます。次の手順は登録プロセスを示します。
Oracle Business Intelligenceにログインします。
「設定」→「管理」をクリックして、「Oracle BI Presentation Services Administration」ページを表示します。
「EPM ワークスペース接続の管理」リンクをクリックします。
「Oracle BI Presentation Servicesホスト」フィールド内の値を確認します。このフィールドは、Oracle Business Intelligenceにおける現在のインスタンス用ホスト・マシンの名前で値が設定されます。EPM Workspaceと統合する別のOracle Business Intelligenceインスタンスのホスト名を指定することができます。
「ポート」フィールドに、このOracle Business Intelligenceインスタンスの非Secure Sockets Layerポート番号を入力します。デフォルトのポート番号が入力されていますが、この番号は変更することができます。
「SSL ポート」フィールドに、Oracle Business IntelligenceのSecure Sockets Layerポート番号を入力します。デフォルトのポート番号が入力されていますが、この番号は変更することができます。SSLポート番号の横の「SSL の有効化」ボックスをクリックして、非Secure Sockets Layerポートではなく、Secure Sockets Layerポートを使用するように指定します。
「コンテキストパス」フィールドに、Oracle Business IntelligenceのURL内でホスト名に続く仮想パスを入力します。
たとえば、次のようなURLがあると仮定します。
http://myserver.com/analytics
前述のコンテキスト・パスはanalytics
です。
「Application Server タイプ」ボックスで、Oracle Business Intelligenceが使用しているアプリケーション・サーバーのタイプを選択します。該当するサーバーがリストにない場合は、「その他の Application Server」を選択して、表示されたテキスト・フィールドにその名前を入力します。
「説明」フィールドに、この接続に関する説明を入力します。この説明はプライベートな情報として使用され、Oracle Business IntelligenceやEPM Workspaceにおいて他の場所には表示されません。
「レジストリ・プロパティ・ファイル(reg.properties)」ボックスで、次の値のいずれかを選択して、使用するレジストリプロパティファイルを指定します。
インストールされたHyperionホーム: このOracle Business IntelligenceインスタンスがインストールされているマシンにEPM Workspaceインストールも含まれている場合は、HYPERION_HOME環境変数がすでに定義されています。Hyperionインスタンス用のレジストリプロパティファイルが使用されます。これはデフォルト設定です。
ファイルの生成: ファイルを生成するために選択すると、次のフィールドが表示されます。
JDBC URL: Hyperion EPM Systemレジストリ・データベースに接続するためのURLを入力します。既存のレジストリプロパティファイルからJDBC URLをコピーする場合は、その文字列から\記号が削除されていることを確認してください。\記号は、特殊文字をエスケープ処理するために使用されます。
JDBC ドライバ: Hyperion EPM Systemレジストリ・データベースに接続するためのドライバを入力します。
ユーザー名: Hyperion EPM Systemレジストリ・データベースに接続するためのユーザー名を入力します。
パスワード: Hyperion EPM Systemレジストリ・データベースに接続するためのパスワードを入力します。
これらのパラメータの詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Guide』を参照してください。
ファイルのコピー: 既存のレジストリプロパティファイルをコピーするために選択した場合は、「ソースファイルパス」フィールドが表示されます。このフィールドに、コピーするファイルの絶対パスを入力します。
レジストリプロパティファイルの名前はreg.properites
です。このファイルをコピーしたり生成したりすると、次のディレクトリに配置されます。
OracleBIData/web/hyperion/common/config/9.5.0.0
「登録」をクリックするまではプロセスではいつでも、「終了」をクリックして登録プロセスを取り消して前ページに戻ることができます。
すべてのフィールドの設定が完了したら、「登録」をクリックして登録プロセスを開始します。このプロセスは数分かかる場合があります。必要に応じて、「登録」ボタンの上にステータス・メッセージやエラー・メッセージが表示されます。
登録プロセスが完了したら、Oracle Business IntelligenceとEPM Workspaceの両方をログアウトして、すべての変更が反映されたことを確認してください。
外部トークン(またはチケット)を別のシステムからOracle BI Presentation Servicesに渡すことができます。これによって、EPM WorkspaceとOracle BIでシングル・サインオンの使用が容易になります。シングル・サインオンのためにトークンをEPM WorkspaceからOracle BI Presentation Servicesに渡すように構成するには、次のように、instanceconfig.xml
ファイルの<ExternalLogon>要素を追加するか変更する必要があります。
<Auth> <ExternalLogon enabled="true" logonPageAllowed=”true”> <ParamList> <Param name="UID" source="url" nameInSource="sso_token"/> <Param name="PWD" source="constant" value="obips.hss.ssotoken"/> </ParamList> </ExternalLogon> </Auth>
次の手順で説明するように、認証用にJavahostを構成する必要があります。
Oracle BI Presentation Servicesがインストールされたマシン上で、次のディレクトリでconfig.xml
ファイルを編集用に開きます。
OracleBI\web\javahost\config
config.xml
ファイルで、<OBISAuthenticatorProxy>要素のコメントを解除します。
次の要素の値を変更します。
cssURL: Common Security System(CSS)構成ファイルのURLを指定します。
useCSSURL: yesを指定すると、cssURLパラメータを使用してCSS構成ファイルがロードされます。そうしないと、レジストリからCSSファイルを読み取るために、Hyperionレジストリのreg.properties
ファイルが使用されます。
logFolder: CSSログ・ファイルを保存するディレクトリを指定します。
ccsDebug: オプションでyesを指定すると、Common Security System認証用のデバッグ情報が有効になります。
processAdministrator: オプションでyesを指定すると、Hyperion Shared Servicesの管理者ユーザーをOracle BI内で認証できるようになります。値をnoに設定することをお薦めします。
ssoTokenPassword: 前述の手順で説明したように、カスタム認証システムに渡されるユーザー名がシングル・サインオン用のトークンであることを示すためにパスワードをオプションで指定します。指定した場合は、instanceconfig.xml
ファイル内の<ExternalLogon>要素の"PWD"パラメータとして指定した値とこの値を一致させる必要があります。
変更を保存してエディタを閉じます。
Javahostの構成時にuseCSSURL属性をnoに設定した場合は、Javahost用のHYPERION_HOME環境変数を指定してください。この環境変数は、JavahostのJava仮想マシンで使用されます。
次の手順で説明するように、環境変数を指定します。
Javahostがインストールされているマシン上で、Javahost構成ディレクトリ内にhss\common\config\9.5.0.0
ディレクトリを作成します。
reg.properties
ファイルを新しいディレクトリにコピーします。
Javahost構成ディレクトリ内にhss\common\config\9.5.0.0\resources\registry
ディレクトリを作成します。
EPM WorkspaceインストールからRegistryLogger.properties
ファイルを新しいディレクトリにコピーします。
HYPERION_HOME環境変数の値を<Javahost_Configuration_Directory>\hssの値に変更します。
Windowsシステム上では、次のようなXMLコードをinstanceconfig.xml
ファイルに追加して変数を設定します。
<JavaHost> <JVMOptions>–DHYPERION_HOME=C:/OracleBI/web/javahost/config/hss</JVMOptions> </JavaHost>
UNIXシステム上では、次の例のように、OracleBI/web/javahost/bin/run.sh
スクリプトを使用して変数を設定します。
JAVAOPTIONS="-Xms128M -Xmx256M -Djava.awt.headless=true - Djava.util.logging.config.file=${SawJavaHostDir}/config/logconfig.txt - DHYPERION_HOME=${SawJavaHostDir}/config/hss"
次の手順で説明するように、カスタム認証システムで使用するためには適切なOracle BI EEリポジトり・ファイルを構成する必要があります。
Oracle BI Administrator Toolで、適切なRPDファイルを開いて、次の手順に従ってカスタム認証システムを追加します。
「Manage」メニューで、「Security」を選択します。
Security Managerで右クリックし、ポップアップ・メニューで「New Custom Authenticator」を選択します。
「Custom Authenticator」ダイアログで、「Browse」ボタンを使用して「Authenticator plug-in」に対して次の値を指定します。
sawobisauthenticatorproxy3r.dll
このファイルは、OracleBI\web\bin
ディレクトリにあります。
同じダイアログで、この認証システムを説明する値を「Name」に設定します。また、「Cache persistence time」と「Number of cache entries」は、デフォルト値のままにします。これらの値は後からインストールに応じて調整することができます。
次の手順に従って、この認証システム用の認証初期化ブロックを構成します。
「Manage」メニューで、「Variables」を選択します。
Variable Managerで右クリックし、ポップアップ・メニューで「New Initialization Block」を選択します。
「Session Variable Initialization Block」ダイアログで、ブロックの名前をHyperionにします。
「Session Variable Initialization Block」ダイアログで、「Edit Data Source」をクリックして手順1で作成したカスタム認証システムを選択します。
Session Variable Initialization Block Data Source」ダイアログで、「Edit Data Target」をクリックします。
「Session Variable Initialization Block Variable Target」ダイアログで、3つの新しいセッション変数の名前をすべて大文字でUSER、GROUP、およびDISPLAYNAMEと指定します。
すべてのダイアログが閉じるまで「OK」をクリックします。
変更をリポジトリ・ファイルに保存します。
Oracle BI ServerとJavahostが同じマシン上で動作している場合は、これでリポジトリの構成は終了です。別々のマシン上で動作している場合は、次の手順を実行します。
Oracle BI Serverが動作しているマシン上で、次のファイルを編集用に開くか、作成します。
OracleBIData\web\config\instanceconfig.xml
次の要素をファイルに追加します。
<WebConfig> <ServerInstance> <JavaHostProxy address="host-name"/> </ServerInstance> <WebConfig>
変更を保存してファイルを閉じます。
このプロセスの最後の手順は、EPM Workspaceが使用するWebサーバーの構成です。Oracle BI Presentation Servicesコンポーネントに対するリクエストがWebサーバー経由でルーティングされるようにWebサーバーの構成を変更する必要があります。
次の各項で説明するように、WebサーバーはGUIにより構成したり手動で構成したりすることができます。
WorkspaceとOracle BI Presentation Servicesが同じタイプのWebアプリケーション・サーバー上にデプロイされている場合(EPM WorkspaceとOracle BI Presentation Servicesの両方がOracle Application Server上にデプロイされている場合など)にのみ、EPM Systemコンフィグレータを使用して、EPM Oracle Business IntelligenceコンポーネントをEPM Workspace用Webサーバーと連動するように構成することができます。
この変更をGUIにより実行する手順は次のとおりです。
次のいずれかの方法を使用してEPM Systemコンフィグレータを起動します。
Microsoft Windowsの「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle EPMSystem」→「Foundation Services」→「EPM Systemコンフィグレータ」を選択します。
Windowsエクスプローラで、次のディレクトリにあるconfigtool.bat
ファイルをダブルクリックします。
HYPERION_HOME/common/config/
version-number
Windowsのコマンド・プロンプトで、HYPERION_HOME/common/config/
version-number
ディレクトリに移動して次のコマンドを入力します。
startconfigtool.bat -console
「構成する製品の選択」ダイアログで、「Foundation」、「ワークスペース」および「Webサーバー構成」を選択して「次へ」をクリックします。
「Workspace Webサーバーのプラグイン」ペインに、Oracle BI Presentation Servicesのホスト、ポートおよびコンテキスト・ルートに関するエントリが表示されます。構成ファイルが新しく作成され追加されていないため、過去に構成したかどうかに関係なく、Oracle BI Presentation Servicesに関するボックスを選択して、Webサーバーで構成する必要のあるその他のすべての製品に関するボックスを選択します。該当するボックスを選択したら、「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックして残りのダイアログを設定し、「終了」をクリックします。
EPM Systemコンフィグレータの使用方法の詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Guide』を参照してください。
EPM Systemコンフィグレータでは、Oracle BI Presentation ServicesのWebアプリケーション・サーバーに対して異なるポート番号とポート・タイプの使用が提案される場合があります。たとえば、WebサーバーとしてApache HTTPサーバーを、Webアプリケーション・サーバーとしてTomcatをそれぞれ使用している場合は、EPM Systemコンフィグレータによって構成ディレクティブがWebサーバー構成ファイルに追加されます。これらのディレクティブによって、ApacheではApache JServe Protocol(AJP)を使用してWebサーバーがWebアプリケーション・サーバーに接続されます。AJPポートは、BI Presentation Services用のWebサーバーのポート番号に2を足した数値に設定する必要があります。たとえば、BI Presentation ServicesのWebアプリケーションでポート9704が使用されている場合は、AJPをポート9706上で有効にする必要があります。これによって、EPM SystemコンフィグレータでWebサーバー用の正しい構成エントリを自動的に生成することができます。WebLogic ServerとWebSphere Application Serverの場合は、AJPが使用されないためこの手順は必要ありません。AJPの有効化方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionデプロイメント・ガイド』またはWebアプリケーション・サーバー用マニュアルを参照してださい。
EPM Workspaceを実行しているWebアプリケーション・サーバーとは別の種類のWebアプリケーション・サーバー上にBI Presentation Servicesがデプロイされている場合は、Webサーバーの構成ファイルをバックアップしてから、EPM Systemコンフィグレータを実行してEPM Workspaceと連動するようにOracle Business Intelligenceコンポーネントを構成します。EPM Systemコンフィグレータを実行後、手動でWebサーバーの構成ファイルをリストアしてから、/analyticsコンテキストをWebサーバーの構成ファイルに追加します。EPM Systemに付属しているWebサーバーの場合は、次の段落に記載された構成ディレクティブにより/analyticsコンテキストが追加されます。その他のWebサーバーの構成方法の詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Manual Deployment Guide』を参照してください。
テキスト・エディタを使用して、Webサーバーの構成ファイル(httpd.conf)を開き、次のディレクティブを追加して、<BIEE_HOST>と<BIEE_PORT>を実際のホスト名とBIEE Webサーバー・ポートに置き換えます。
#Change modules/mod_proxy.so as needed; e.g. libexec/mod_proxy on UNIX <IfModule !mod_proxy.c> LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so </IfModule> <IfModule !mod_proxy_connect.c> LoadModule proxy_connect_module modules/mod_proxy_connect.so </IfModule> <IfModule !mod_proxy_http.c> LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so </IfModule> ProxyPass /analytics http://<BIEE_HOST>:< BIEE_PORT>/analytics ProxyPassReverse /analytics http://< BIEE_HOST>:< BIEE_PORT>/analytics
BI Presentation Servicesを実行しているWebアプリケーション・サーバーとWebサーバーを再起動します。URLを次の形式で新しいブラウザ・ウィンドウに入力します。
http://<webserver_host_name>:<webserver_port_number>/analytics
これによって、BI Presentation Services用のログイン・ページが表示されます。ログイン・ページが表示されない場合は、Webサーバー構成が間違っている可能性があります。前述の手順に戻って修正してください。
管理者は、Oracle BI Presentation Servicesでグループを作成して、そのグループにユーザーを割り当てることができます。このようなグループには、Interactive Dashboardsなどの様々なコンポーネントへのアクセス権を付与することができます。
これらのグループ内でHyperion Shared Servicesユーザーをプロビジョニングするには、Hyperion Shared Servicesで対応するグループを作成します。たとえば、Oracle BI Presentation ServicesでSalesという名前のグループが使用されている場合は、Hyperion Shared Servicesで同じグループのSalesを作成して、そのグループにユーザーを追加します。これで、Hyperion Shared Servicesユーザーが、Oracle BI Presentation ServicesのSalesグループに属していることになります。
同様に、Oracle BI Presentation Servicesでユーザーを管理者としてプロビジョニングする場合は、Presentation Services Administratorsグループを作成して、そのグループにHyperion Shared Servicesユーザーを追加します。
次の各項で説明するように、Oracle BI Presentation ServicesをEPM Workspace内部で動作するように構成したら、そのコンポーネントの使用を開始することができます。
第11.5.4.2項「EPM Workspace内部でのOracle BI Presentation Services管理タスクの実行」
第11.5.4.3項「EPM WorkspaceでのOracle BI Presentation Servicesコンポーネントの起動」
EPM WorkspaceでOracle BI Presentation Servicesコンポーネントを操作している場合は、設定を指定してユーザー・エクスペリエンスをカスタマイズすることができます。
設定を指定するには、次の手順を実行します。
「ファイル」メニューで「設定」を選択します。
左側のリストで、「Oracle BI」を選択します。
必要に応じて、「個人情報」ページで情報を更新します。
「ロケール」リストと「ユーザーインターフェイス言語」リストは読み取り専用のため、変更することができません。ロケールと言語はEPM Workspaceから継承されます。ロケールと言語の設定方法の詳細は、『Oracle Enterprise Performance Management Workspace, Fusion Edition Administrator's Guide』を参照してください。
終了したら、「OK」をクリックします。
EPM Workspaceでの作業を効果的にするために、Oracle BI Presentation Services管理タスクの実行が必要になる場合があります。
これらのタスクを実行するには、次の手順を実行します。
「ナビゲート」メニューで、「管理」→「BI Presentation Services」を選択します。
「Oracle BI Presentation Services Administration」ページで、プレゼンテーション・カタログやインタラクティブダッシュボードの管理などの必要なタスクを実行します。
Oracle BI Presentation Servicesコンポーネントを起動するには、EPM Workspaceウィンドウの左上隅にある「ナビゲート」メニューを使用します。
「ナビゲート」→「アプリケーション」を選択して、Oracle BI Answers、Oracle BI Interactive DashboardsおよびOracle BI Deliversの中から適切なコンポーネントを選択します。
BI Answersは、EPM Workspaceの新しいタブで実行し、次のリストで説明するように、コンテンツを作成したり開いたりするための様々なメニュー項目を追加します。
「ナビゲート」→「アプリケーション」→「Oracle BI Answers」を選択します。
「ファイル」メニューで、「新規」を選択してから、「リクエスト」、「フィルター」、「ダッシュボードプロンプト」などの適切なBI Answers項目を選択します。
ヒント: 新しいデータベース・リクエストを作成するには、「ファイル」メニューで、「新規」→「リクエスト」を選択します。表示されたダイアログで「直接リクエストの作成」を選択します。 |
「ファイル」メニューで、「オープン」→「Oracle BIカタログ」を選択して、BI Answers項目を開くためのダイアログを表示します。
「ファイル」メニューで、「保存」を選択して、BI Answers項目を保存するプロセスを開始します。
ツールバーの「保存」アイコンを使用することもできます。
「ツール」メニューで、「カタログの管理」を選択して、プレゼンテーション・カタログ内のコンテンツを編集および整理します。
「ツール」メニューで、「インストール」→「Oracle BI for Microsoft Office」を選択して、コンポーネントのインストール・プロセスを開始します。
Oracle BI Interactive Dashboardsは、EPM Workspaceの新しいタブで実行し、次のリストで説明するように、ダッシュボードにナビゲートしたりダッシュボードを編集したりするための様々なメニュー項目を追加します。
「ナビゲート」→「アプリケーション」→「Oracle BI Interactive Dashboards」を選択します。
「ダッシュボード」メニューで、ダッシュボードにおいてナビゲートする項目を選択します。
「編集」メニューで、「ダッシュボードを編集」を選択してDashboard Editorを表示するか、「編集」メニューの他のオプションを使用して適切なInteractive Dashboards機能を実行します。これらのオプションは、Interactive DashboardsがOracle Business Intelligence Enterprise Editionの一部として動作している場合に使用可能になる「ページオプション」メニューにあるものと同じです。
警報を表示するには(使用可能な場合)、「警報」を「表示」メニューで選択するか、ツールバーの「警報」アイコンをクリックします。
BI Deliversは、EPM Workspaceの新しいタブで実行し、次のリストで説明するように、iBotを作成したり開いたりするための様々なメニュー項目を追加します。
「ナビゲート」→「アプリケーション」→「Oracle BI Delivers」を選択します。
「ファイル」メニューで、「新規」→「iBot」を選択します。
「ファイル」メニューで、「保存」を選択して、iBotの保存プロセスを開始します。
「ファイル」メニューで、「自分用の iBot の表示」を選択して、使用可能なiBotを表示します。
警報を表示するには(使用可能な場合)、「警報」を「表示」メニューで選択するか、ツールバーの「警報」アイコンをクリックします。
この項の内容は次のとおりです。
リリース10.1.3.4におけるOracle BI EEとOracle Smart Spaceとの統合では、次の2種類の統合が導入されました。
第11.6.3項「Smart SpaceでのOracle BIタスクの実行」: Smart Spaceのコンテンツ・ビューアや「Smart Book」ガジェットでOracle BI Interactive DashboardsやAnswersのリクエストを起動して操作したり、それらを「お気に入り」ガジェットに追加したりすることができます。Smart SpaceのCollaboratorを使用すると、Oracle BIコンテンツを他のSmart Spaceユーザーと共有することができます。また、iBot結果をSmart Space通知として送信するように構成して、「通知」ガジェットに表示することができます。
第11.6.4項「Oracle BI Presentation ServicesからのOracle Smart SpaceおよびSmart Viewのダウンロード」: Oracle BI内部からOracle Smart SpaceとOralce Smart View for Microsoft Officeをユーザーがダウンロードできるように設定することができます。
次の各項では、様々なOracle BI EEアプリケーションとOracle Smart Spaceとの統合に関するドキュメントを探す方法が記載されています。
様々なコンポーネントをインストールする方法の詳細は、次のドキュメントを参照してください。
BI PublisherなどのOracle BI EEアプリケーションをインストールする方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Infrastructureインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
Oracle Smart Spaceをインストールする方法の詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Guide』を参照してください。
BI PublisherなどのOracle BI EEコンポーネントとともにOracle Smart Spaceをインストールして構成する方法の詳細は、『Oracle Smart Space Configuration Guide』を参照してください。
次の表に、Oracle BI Answers、Oracle BI Interactive DashboardsおよびOracle BI DeliversとOracle Smart Spaceとの統合に関する情報のある場所の説明を示します。
表11-3は、Oracle BI EE関連ドキュメントの内容を示しています。
表11-3 Oracle BI EE関連ドキュメントの内容
ドキュメント | 説明 |
---|---|
Oracle Smart Space内部でOracle BI EEコンポーネントを使用する方法に関する情報と、Oracle BI AnswersからOracle Smart SpaceとSmart Viewをダウンロードする方法に関する情報が記載されています。 |
|
Tech Note 559596.1 |
Oracle DeliversのiBotを使用すると、通知をSmart Spaceユーザーに送信できます。Smart Spaceと併用するためにiBotをOracle BI Deliversで設定するには、次のURLにアクセスして「Tech Note 559596.1」をOracle Metalink 3で参照してください。 Oracle BI Deliversは、iBotと呼ばれるインテリジェント・ボットを使用して、特定の結果を検出します。このボットは、ソフトウェアベースのエージェントです。iBotのメッセージは通知としてSmart SpaceのCollaboratorユーザーに送信できます。 |
表11-4は、Oracle Smart Space関連ドキュメントの内容を示しています。
表11-4 Oracle Smart Space関連ドキュメントの内容
ドキュメント | 説明 |
---|---|
『Oracle Smart Space New Features Guide』 |
BI PublisherなどのOracle BI EEコンポーネントとOracle Smart Spaceとの統合に関する高水準な情報が記載されています。 |
『Oracle Smart Space Configuration Guide』 |
BI PublisherなどのOracle BI EEコンポーネントとともにOracle Smart Spaceをインストールして構成する方法に関する情報が記載されています。 |
『Oracle Smart Space Administrator's Guide』 |
Oracle Smart SpaceからBI PublisherレポートなどのOracle BI EEコンテンツにアクセスするためにサービスを構成する方法に関する情報が記載されています。 |
『Oracle Smart Space User's Guide』 |
Oracle Smart SpaceからBI PublisherレポートなどのOracle BI EEコンテンツにアクセスする方法に関する情報が記載されています。 |
Smart SpaceをOracle BIに接続すると、Windowsエクスプローラを使用して、Oracle BI Presentation Catalogを参照したり、使用可能なフォルダ(「共有フォルダ」や「フォルダ (個人)」)やドキュメント(ダッシュボードやAnswersリクエスト)を表示したりすることができます。次の各項では、Smart Space内部から実行可能なOracle BI用タスクに関する情報について説明します。
Windowsエクスプローラでドキュメントを右クリックして、利用可能なOracle BI機能を表示します。
次のリストに、Smart Space内のOracle BIドキュメントに対して使用可能な右クリック・メニューに関する詳細を示します。
Answersリクエスト:
オープン: Smart Spaceのコンテンツ・ビューアでAnswersリクエストを表示したり操作したりするために開きます。Oracle BIのマストヘッドは使用できません。
ブラウザで開く: ブラウザでOracle BI内のAnswersリクエストを開き、リクエストを表示したり操作したりするためにロードします。Oracle BIのマストヘッドは使用できません。
編集: ブラウザでOracle BIを開き、Answersリクエストを編集するためにロードします。Oracle BIのマストヘッドは、他のOracle BIページにナビゲートするために使用できます。
切り取り: AnswersリクエストをWindowsのクリップボードにコピーしてから、同じOracle BI Server上のプレゼンテーション・カタログにある別のフォルダに移動します。
コピー: AnswersリクエストをWindowsのクリップボードにコピーしてから、同じOracle BI Server上のプレゼンテーション・カタログにある別のフォルダにコピーします。
貼り付け: AnswersリクエストをWindowsのクリップボードに切り取るかコピーしてから、フォルダに貼り付けます。
削除: Answersリクエストをプレゼンテーション・カタログから削除します。
名前変更: プレゼンテーション・カタログ内にあるAnswersリクエストの名前を変更します。Answersリクエストの名前を変更すると、Smart Spaceによって自動的にその項目の旧名への参照が維持されます。
「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」、「削除」および「名前変更」へのアクセスは、Oracle BI Presentation Catalogで定義された権限に基づきます。
Interactive Dashboards:
オープン: Smart Spaceのコンテンツ・ビューアでダッシュボードを表示したり操作したりするために開きます。Oracle BIのマストヘッドは使用できません。
編集: ブラウザでOracle BIの「ダッシュボードエディター」画面を開き、ダッシュボードを編集するためにロードします。
ブラウザで開く: ブラウザでOracle BI内の「インタラクティブダッシュボード」画面を開き、ダッシュボードを表示したり操作したりするためにロードします。Oracle BIのマストヘッドは、他のOracle BIページにナビゲートするために使用できます。
「ダッシュボード(個人)」は、「フォルダ(個人)」フォルダのすぐ下に表示されます。
Smart SpaceとWindowsエクスプローラとの統合によって、フォルダ(「共有フォルダ」と「フォルダ (個人)」の両方)の作成、名前変更および削除ができます。これらの機能へのアクセスは、Oracle BI Presentation Catalogで定義された権限に基づきます。
Oracle DeliversのiBotを使用すると、通知をSmart Spaceユーザーに送信できます。Smart Spaceと併用するためにiBotをOracle BI Deliversで設定するには、次のURLにアクセスして「Tech Note 559596.1」をOracle Metalink 3で参照してください。
Oracle BI Deliversは、iBotと呼ばれるインテリジェント・ボットを使用して、特定の結果を検出します。このボットは、ソフトウェアベースのエージェントです。iBotのメッセージは通知としてSmart SpaceのCollaboratorユーザーに送信できます。
Smart Spaceでは、Oracle BI用認証手段としてOracle BIネイティブ認証とOracleAS Single Sign-Onがサポートされています。
リリース10.1.3.4では、Oracle BI Presentation Services内部から、Oracle BI for Microsoft Office、Smart View for Microsoft OfficeおよびOracle Smart SpaceのMicrosoft Officeアドインのいずれかをダウンロードすることができます。この項の内容は次のとおりです。
詳細は、次を参照してください。
Oracle Smart Spaceの詳細は、『Oracle Smart Space User's Guide』を参照してください。
Oracle Hyperion Smart View for Office, Fusion Editionの詳細は、『Oracle Hyperion Smart View for Office User's Guide』を参照してください。
Oracle BI for Microsoft Officeのダウンロードの詳細は、第28章「リリース10.1.3.3のOracle Business Intelligence for Microsoft Officeのインストール」を参照してください。
アドインをダウンロードするためにメニュー・オプションを表示するには、それぞれに対応した構成タスクを実行する必要があります。
次の手順を指定順序で実行して、Smart Viewをダウンロードするための設定を実行します。インストールの順序は重要ではありませんが、Smart Viewを使用してOracle BI EEに接続する前に、Provider Servicesを開始する必要があります。
Provider Servicesをインストールして開始します。Smart Viewでは、Provider Servicesを使用してOracle BI EEコンテンツにアクセスします。
Provider Servicesのインストール方法の詳細は、『Oracle Hyperion EPM System Installation Start Here Guide』を参照してください。
Oracle BIをインストールします。
詳細は、『Oracle Business Intelligence Infrastructureインストールおよび構成ガイド』を参照してください。
Smart ViewクライアントでSmart ViewのData Source Managerを使用してOracle BI EEへの接続を設定します。
詳細は、『Oracle Smart View, Fusion Edition User's Guide』でデータソースへの接続に関する章を参照してください。
注意: Smart Viewで使用するようにデータソースを構成するための管理ツールは、これ以外にありません。ユーザーがSmart Viewをダウンロードできるようにする前に、管理者が接続を設定する場合、スタンドアロンのインストーラを使用してSmart Viewをインストールすることができます。この前提条件は、Oracle BIのインストールが完了しており、そのサービスがProvider Servicesとともに動作していることです。 |
次の例に示すように、Smart Viewクライアントのダウンロード情報により、Oracle BI EEのinstanceconfig.xml
ファイルを更新します。
<WebConfig> <ServerInstance> <SmartViewInstallerURL>http://<URL to download SmartView client>/</SmartViewInstallerURL> </ServerInstance> </WebConfig>
instanceconfig.xml
ファイルの詳細は、『Oracle Business Intelligence Presentation Services管理ガイド』を参照してください。
Oracle BIを再起動してSmart View用の新しいメニュー・オプションを表示します。
次の手順を実行して、Oracle Smart Spaceをダウンロードするための設定を実行します。
Oracle BIをインストールします。
詳細は、『Oracle Business Intelligence Infrastructureインストールおよび構成ガイド』を参照してください。
Oracle Smart Spaceをインストールします。
詳細は、『Hyperion EMP System Installation and Configuration Guide』を参照してください。
Oracle BI登録情報でSmart Spaceを構成するようにOracle Smart Space管理者に対して依頼します。
詳細は、『Oracle Smart Space, Fusion Edition Administrator's Guide』を参照してください。
次の例に示すように、Oracle Smart Spaceのstart.html
ページへのリンクを生成するための情報によりinstanceconfig.xml
ファイルを更新します。このページは、Smart Spaceクライアントをインストールするためのものです。
<WebConfig> <ServerInstance> <SmartSpaceInstallerURL>http://<URL to download SmartSpace client/</SmartSpaceInstallerURL> </ServerInstance> </WebConfig>
Oracle BIを再起動して新しいメニュー・オプションを表示します。
アドインのダウンロードを開始するには、次の手順を実行します。
Oracle Business Intelligenceにログインします。
「他の製品」リンクをクリックして、次のいずれかをクリックします。
Oracle BI for Microsoft Office のダウンロード
リリース10.1.3.4の新機能ではないOracle BIアドインをインストールする方法の詳細は、第28.4項「BI Officeクライアントのインストール」を参照してください。
Smart View for Microsoft Office のダウンロード
Smart Space のダウンロード
Oracle BI EEおよびOracle BI PublisherをOracle WebLogic Serverと併用することができます。次の各項で、このアプリケーション・サーバー用に構成するために必要な手順について説明します。
次の手順で、WebLogic ServerとOracle BI EEを併用するための構成を行う方法について説明します。詳細は、WebLogic Serverのドキュメントを参照してください。
JRockitのかわりにSun JDK 1.5.x以上などのJDKを使用して、新しいWebLogic Serverドメインを作成します。
その新しいドメインを使用して、次の手順に従ってanalytics.earファイルまたはanalytics.warファイルから解凍してアーカイブ・ディレクトリを作成します。
\OracleBI\webディレクトリのanalytics.earファイルまたはanalytics.warファイルを、次の例に示すように、保存先のディレクトリにコピーします。
-mkdir c:mydestination\BIEE\ -cp c:\OracleBI\web\analytics.war to c:mydestination\BIEE\
次の例に示すように、jarコマンドを使用してanalytics.earファイルまたはanalytics.warファイルを手動で解凍します。
jar -xvf manual\generic\analytics.war
jarコマンドを実行して、analyticsという名前のディレクトリを作成します。このディレクトリにアプリケーションがデプロイされます。
解凍して作成されるアーカイブ・ディレクトリについては、次の点に注意してください。analytics.earファイルまたはanalytics.warファイルをWebLogicコンソールからアップロードすることでWebLogic Serverにデプロイしないでください。コンソールではアプリケーション(またはWebモジュール)がアーカイブ・ファイルの形式でデプロイされるからです。
BI Presentation ServicesサーバーがWebLogic Serverとは別のマシン上で動作している場合は、この違いを反映するようにWebLogic Serverのweb.xmlファイルを編集します。
ブラウザで、WebLogic管理コンソールを起動します。次に例を示します。
http://hostname:7001/console
これを実行していない場合は、管理コンソールの「Change Center」で「Lock & Edit」をクリックします。
管理コンソールの左ペインで、「Deployments」をクリックします。
次の手順を実行して、デプロイをアプリケーションとしてインストールします。
右ペインで、「Install」をクリックします。
「c:mydestination\BIEE」を選択してから「Next」をクリックします。
「Install this deployment as an application」を選択してから「Next」をクリックします。
「I will make the deployment accessible from the following location」を「Source」アクセシビリティから選択します。
「Finish」をクリックします。
これらの変更を有効にするには、管理コンソールの「Change Center」で「Activate Changes」をクリックします。
「Deployments」→「analytics」をクリックして、サービスを起動します。
次の手順で、WebLogic ServerとOracle BI Publisherを併用するための構成を行う方法について説明します。詳細は、WebLogic Serverのドキュメントを参照してください。
JRockitのかわりにSun JDK 1.5.x以上などのJDKを使用して、新しいWebLogic Serverドメインを作成します。
その新しいドメインを使用して、次の手順に従ってxmlpserver.earファイルまたはxmlpserver.warファイルから解凍してアーカイブ・ディレクトリを作成します。
\xmlpserver\webディレクトリのxmlpserver.earファイルまたはxmlpserver.warファイルを、次の例に示すように、保存先のディレクトリにコピーします。
-mkdir c:mydestination\xmlpserver\ -cp c:\xmlpserver\web\xmlpserver.war to c:mydestination\xmlpserver\
次の例に示すように、jarコマンドを使用してxmlpserver.earファイルまたはxmlpserver.warファイルを手動で解凍します。
jar -xvf manual\generic\xmlpserver.war
jarコマンドを実行して、xmlpserverという名前のディレクトリを作成します。このディレクトリにアプリケーションがデプロイされます。
解凍して作成されるアーカイブ・ディレクトリについては、次の点に注意してください。xmlpserver.warファイルまたはxmlpserver.earファイルをWebLogicコンソールからアップロードすることでWebLogic Serverにデプロイしないでください。コンソールではアプリケーション(またはWebモジュール)がアーカイブ・ファイルの形式でデプロイされるからです。これは、BI Publisher構成では問題になります。理由としては、WEB-INF/xmlp-server-config.xmlをデプロイ後に手動で更新する必要があるからです。この問題を回避するには、解凍して作成されるアーカイブ・ディレクトリを使用します。
xmlp-server-config.xmlファイルでカタログ・パスを更新するなど、BI Publisher構成ファイルになんらかの変更を施す必要がある場合には、デプロイ前に変更します。
ブラウザで、WebLogic管理コンソールを起動します。次に例を示します。
http://hostname:7001/console
これを実行していない場合は、管理コンソールの「Change Center」で「Lock & Edit」をクリックします。
管理コンソールの左ペインで、「Deployments」をクリックします。
次の手順を実行して、デプロイをアプリケーションとしてインストールします。
右ペインで、「Install」をクリックします。
「c:mydestination\xmlpserver」を選択してから「Next」をクリックします。
「Install this deployment as an application」を選択してから「Next」をクリックします。
「I will make the deployment accessible from the following location」を「Source」アクセシビリティから選択します。
「Finish」をクリックします。
これらの変更を有効にするには、管理コンソールの「Change Center」で「Activate Changes」をクリックします。
『Oracle Business Intelligence Publisherインストレーション・ガイド』の説明に従って、BI Publisherリポジトリを構成してフォントをインストールします。
「Deployments」→「xmlpserver」をクリックして、サービスを起動します。