オペレーティング・システム: Windowsのみ
「高可用性のためのOracle Business Intelligenceのデプロイ」の一部として、クラスタ化されたすべてのOracle Business Intelligence Serverとクラスタ・コントローラの実行で使用するドメイン・アカウントを識別する必要があります。このドメイン・アカウントには、サービスとしてログオンする権限が必要です。Administratorsグループのメンバーには、デフォルトでこの権限が付与されていません。そのため、クラスタ・コントローラが、Windowsオペレーティング・システムで実行されている場合、次のいずれかの方法を使用して、各コンピュータのこのアカウントにサービスとしてログオンする権限を明示的に付与する必要があります。
注意: クラスタ化されたOracle Business Intelligence Serverとクラスタ・コントローラのドメイン・アカウントは、サーバーとクラスタ・コントローラを実行している各コンピュータで、サービスとしてログオンする権限が明示的に付与されている必要があります。ただし、Webサーバーのログインに適切な権限が付与されているかぎり、Oracle BI Presentation Servicesは、異なるアカウントやドメインで実行することができます。
次のいずれかの手順に従って、特定のWindowsプラットフォームに基づいて、サービスとしてログオンする権限を付与します。
サービスとしてOracle BIにログオンする権限の付与(Windows 2000)
サービスとしてログオンする権限をWindows 2000プラットフォームで付与する手順は次のとおりです。
サービスとしてログオンする権限をWindows 2000で付与するには
- 「コントロール パネル」から「管理ツール」を選択し、「ローカル セキュリティ ポリシー」をクリックします。
「ローカル セキュリティ設定」ウィンドウが表示されます。
- 左ペインの「ローカル ポリシー」ツリーを開き、「ユーザー権利の割り当て」をダブルクリックします。
- 「サービスとしてログオン」権利を探してからダブルクリックします。「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」ウィンドウが表示されたら、「追加」をクリックします。
「ユーザーまたはグループの選択」ウィンドウが表示されます。
- 「場所」ドロップダウン・リストから、アカウントが存在するドメインを選択します。
- 「名前」リストからアカウントを探してからを選択し、「追加」をクリックします。
「OK」をクリックします。
- 「OK」をクリックして、「ローカル セキュリティ設定」ウィンドウに戻ります。
これで、サービスとしてログオンする権限がアカウントに追加されました。このウィンドウを閉じます。
サービスとしてOracle BIにログオンする権限の付与(Windows XP)
サービスとしてログオンする権限をWindows XPプラットフォームで付与する手順は次のとおりです。
サービスとしてログオンする権限をWindows XPで付与するには
- 「コントロール パネル」から「管理ツール」を選択し、「ローカル セキュリティ ポリシー」をクリックします。
- 「ローカル セキュリティ設定」ウィンドウで、左ペインの「ローカル ポリシー」ツリーを開き、「ユーザー権利の割り当て」をダブルクリックします。
- 「サービスとしてログオン」権利を探してからダブルクリックします。「サービスとしてログオンのプロパティ」ウィンドウが表示されたら、「ユーザーまたはグループの追加」をクリックします。
- 「ユーザーまたはグループの選択」ウィンドウが表示されます。「場所を指定してください」フィールドで、アカウントの正しいドメインが表示されていることを確認します。
正しくない場合は、「場所」をクリックし、アカウントが存在するドメインを選択します。「名前」リストからアカウントを探してから選択し、「OK」をクリックします。
- 「選択するオブジェクト名を入力してください」フィールドにアカウントの名前を入力します。
「名前の確認」ボタンをクリックし、名前が正しいことを確認します。「OK」をクリックします。
- 「OK」をもう一度クリックして、「ローカル セキュリティ設定」ウィンドウに戻ります。
これで、サービスとしてログオンする権限がアカウントに追加されました。このウィンドウを閉じます。
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