Oracle Business Intelligence Enterprise Editionデプロイメント・ガイド > 高可用性のためのOracle Business Intelligenceのデプロイ > クラスタ化、ロード・バランシングおよびフェイルオーバー用のOracle BIコンポーネントの構成 >

NQSConfig.INIファイルでのパラメータの設定


この項では、NQSConfig.INIファイルを使用してデプロイを構成する方法を示します。NQSConfig.INIファイルは次の場所にあります。

  • Windowsの場合: OracleBI\server\Config
  • LinuxまたはUNIXの場合: OracleBI/server/Config

NQSConfig.INIファイルのパラメータを設定するには

  1. NQSConfig.INIファイルを開いて編集します。
  2. NQSConfig.INIファイルのRepositoryセクションで、論理リポジトリ名とファイル名のペアを設定してリポジトリを定義します。次に例を示します。

    Star = < Custom rpd filename>, DEFAULT;

  3. Cacheパラメータを設定します。キャッシュはデフォルトで有効になっています。

    クラスタ対応キャッシュ機能を使用するには、BI Severのクラスタ対応キャッシュ・パラメータを設定します。NQSConfig.INIファイルのQuery Result Cacheセクションで、次のパラメータのコメントを解除して設定します。

    • GLOBAL_CACHE_STORAGE_PATH。"<path to shared storage for cache>"および<Size>を設定します。
    • MAX_GLOBAL_CACHE_ENTRIES。 <Max number of entries>を設定します。
    • CACHE_POLL_SECONDS。 <Polling interval in seconds>を設定します。
  4. Serverセクションで、CLUSTER_PARTICIPANTパラメータのコメントを解除してYESに設定します。
  5. BI Serverがクラスタに含まれる場合は、パラメータSERVER_HOSTNAME_OR_IP_ADDRESSES = "ALLNICS";をコメント・アウトします。
  6. RPC_SERVICE_OR_PORTパラメータを、BI Serverがリスニングする任意のポートに設定します。

    注意: デフォルトのポートは9703です。

  7. オンラインでリポジトリを変更する場合は、次のパラメータのコメントを解除して設定します。
    • REPOSITORY_PUBLISHING_DIRECTORY。"<path to shared network location>"を設定します。
    • REQUIRE_PUBLISHING_DIRECTORY。YESに設定します。

      次に例を示します。

    [ REPOSITORY ]
    Star = custom.rpd, DEFAULT;

    [ CACHE ]
    ENABLE = YES:

    // Cluster-aware cache
    GLOBAL_CACHE_STORAGE_PATH = "\\FS-HOST\OracleBI\ClusterCache" 700 MB;
    MAX_GLOBAL_CACHE_ENTRIES = 1000;
    CACHE_POLL_SECONDS = 300;
    CLUSTER_AWARE_CACHE_LOGGING = NO;

    [ SERVER ]

    # SERVER_HOSTNAME_OR_IP_ADDRESSES = "ALLNICS"
    CLUSTER_PARTICIPANT = YES;
    REPOSITORY_PUBLISHING_DIRECTORY = "\\FS-HOST\OracleBIData\ClusterRpd";
    REQUIRE_PUBLISHING_DIRECTORY = YES;

Oracle Business Intelligence Enterprise Editionデプロイメント・ガイド Copyright © 2006, Oracle. All rights reserved.