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BIクラスタとの通信のためのBI ODBCデータソースの変更
BI ODBCデータソース名(DSN)を、BIクラスタと通信できるように変更する必要があります。
次のコンポーネントは、BI ODBCを使用してBI環境に接続します。
- BI Presentation Services
- BI Administration Tool
次のマシンのBI ODBC DSNを変更します。
- BI Presentation Servicesをホストするすべてのマシン
- クラスタ化された環境への接続に使用するBI Administration Toolをホストするマシン
BIクラスタと通信するようにBI ODBCクライアントを構成すると、Administration ToolがマスターBI Serverのリポジトリに接続されます。
WindowsでのBI ODBCデータソースの変更
デフォルトでは、BI ODBCデータソース名(DSN)はAnalyticsWebです。次の手順に示すように、DSNは「コントロール パネル」の「ODBC データ ソース アドミニストレータ」を使用して変更します。
WindowsでODBCデータソースを変更するには
- 「ODBC データ ソース アドミニストレータ」の「システム DSN」タブで「AnalyticsWeb」を選択します。
- 「構成」ボタンをクリックして、「Oracle BI Server 用の DSN の設定」ウィンドウを開きます。
- 「Is this a clustered DSN」チェック・ボックスを選択します。
- 「Primary Controller」テキスト・ボックスにPrimary Cluster Controllerの名前を入力します。
BI-CCS-01
- 「Secondary Controller」テキスト・ボックスにSecondary Cluster Controllerの名前を入力します。
BI-CCS-02
- 「Controller Port」フィールドを適切に設定します。
デフォルト値は9706です。このポート値は、NQClusterConfig.INIファイルのCLIENT_CONTROLLER_PORTパラメータで設定したポート番号と一致する必要があります。
LinuxまたはUNIXでのodbc.iniファイルの変更
LinuxまたはUNIXマシンでは、odbc.iniファイルはOracleBI_HOME/setupディレクトリにあります。
LinuxでODBCデータソースを変更するには
- odbc.iniファイルを開いて編集します。
- 次のように変更します。
IsClusteredDSN=Yes PrimaryCCS=BI-CCS-01 PrimaryCCSPort=9706 SecondaryCCS=BI-CCS-02 SecondaryCCSPort=9706 Regional=No
各要素の内容は次のとおりです。
- PrimaryCCSパラメータを、Primary Cluster Controllerのホストに設定します。
- SecondaryCCSパラメータを、Secondary Cluster Controllerのホストに設定します。
- NQClusterConfig.INIファイルのCLIENT_CONTROLLER_PORTパラメータで指定したポート番号にポートを設定します。デフォルトは9706です。
- 変更をファイルに保存します。
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