ヘッダーをスキップ
Oracle Identity Manager Microsoft Exchange Connectorガイド
リリース9.0.4
B52662-03
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

Microsoft ExchangeのためのOracle Identity Managerコネクタの更新情報

この章では、リリース9.0.4.16でのMicrosoft Exchangeコネクタ用のソフトウェアとドキュメントに関する更新の概要を示します。


関連項目:

以前のリリースで更新された内容の詳細は、該当するリリースのこのドキュメントを参照してください。

この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。

ソフトウェアの更新

次の各項では、コネクタのリリース9.0.4から現在のリリースまでに行われた更新について説明します。

リリース9.0.4.1.1でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.1.1で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
6891695 リソースのプロビジョニング先であるOIM Userが削除されても、Exchangeリソースのステータスが「プロビジョニング済」のままになります。 この問題は解決されました。OIM Userを削除すると、そのユーザーのExchangeリソースのステータスは「失効」に変更されます。

リリース9.0.4.2でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.2で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
6877390 Microsoft Active Directoryコンソールを使用してメールボックスを削除すると、そのユーザーのMicrosoft Exchange属性も削除されます。しかし、Oracle Identity ManagerからDelete Mailboxプロビジョニング操作を実行した場合は、ユーザーのExchange属性が削除されませんでした。 この問題は解決されました。Delete Mailboxプロビジョニング操作を実行すると、そのユーザーのMicrosoft Exchange属性も削除されます。

リリース9.0.4.3でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.3には、ソフトウェアの更新はありません。

リリース9.0.4.4でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.4で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
6998281 Delete Mailboxプロビジョニング操作の際、ADCDisabledMailに、legacyExchangeDN属性が自動的に設定されていました。 この問題は解決されました。メールボックスを削除すると、legacyExchangeDN属性が削除されます。

リリース9.0.4.5でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.5で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
7014860 OIM UserにExchangeメールボックスをプロビジョニングすると、そのユーザーのActive Directoryアカウントの属性値の一部が、誤った値で上書きされていました。 この問題は解決されました。OIM UserにExchangeメールボックスをプロビジョニングしても、そのユーザーのActive Directoryアカウントの属性値は上書きされません。

リリース9.0.4.6でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.6で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
6839860 「リソース・オブジェクト」フォームの「名前」フィールドのリソース・オブジェクトの名前にExchangeを指定しないと、リコンシリエーション実行が失敗していました。 この問題を解決するために、Exchange Reconciliationスケジュール済タスクにResourceObject属性が追加されました。「リソース・オブジェクト」フォームでリソース・オブジェクトの名前を変更する場合は、ResourceObject属性の値と同じ名前を指定します。

リリース9.0.4.7でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.7で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
7026049 オプションの属性の値を指定しないでメールボックスをプロビジョニングした場合、Delete Mailbox操作が失敗していました。

Delete Mailbox操作を行うと、その結果として、管理およびユーザー・コンソールの「リソース・プロビジョニングの詳細」ページに、Delete Mailbox操作のステータスが「却下」と表示されていました。また、「ADユーザーの削除に失敗: オブジェクト変更の問題」というエラー・メッセージが、ログ・ファイルに書き込まれていました。

この問題は解決されました。オプションの属性の値を指定しないでメールボックスが作成された場合も、メールボックスを削除できるようになりました。

リリース9.0.4.8でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.8で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
6771509および6776924 リコンシリエーションの実行で、ITリソースのServer NameパラメータとStore Nameパラメータに指定された値が考慮されていませんでした。つまり、各リコンシリエーション実行で、新しく作成および変更されたすべてのメールボックスがフェッチされていました。

また、特定のサーバー・グループまたはストア・グループからメールボックスをリコンサイルするように指定することができませんでした。

これらの問題は解決されました。また、Store Group NameパラメータがITリソースに追加されました。

Server Name、Store Group NameおよびStore Nameの各ITリソース・パラメータに値を指定することで、リコンシリエーションにおいてメールボックスのフェッチ先となるメール・ストアを指定することができます。この機能の使用の詳細は、「コネクタのXMLファイルのインポート」の項を参照してください。

また、プロセス・フォームに、ITリソースで指定したメール・ストアが表示されます。


リリース9.0.4.9でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.9には、ソフトウェアの更新がありません。

リリース9.0.4.10でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.10ではソフトウェアの更新はありません。

リリース9.0.4.10.1でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.10.1で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
7045721 OIM UserにMicrosoft Exchangeメールボックスをプロビジョニングしてから、メールボックス・リソースを削除したとします。同じユーザーに対して、メールボックスを再びプロビジョニングし、削除します。この時点までは、コネクタは予期したとおりに機能します。同じユーザーに3回目にメールボックスをプロビジョニングすると、2回目にプロビジョニングされたメールボックスが再アクティブ化されます。ユーザーに対して新しいメールボックスがプロビジョニングされることが、ここで予期される動作でした。 この問題は解決されました。既存のメールボックスを削除し、続いてメールボックスをプロビジョニングするたびに、ユーザーに対して新しいメールボックスが作成されます。削除されたメールボックスは、再利用されません。

リリース9.0.4.11でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.11には、ソフトウェアの更新がありません。

リリース9.0.4.12でのソフトウェアの更新

サポートされている言語のリストに、アラビア語とデンマーク語が追加されました。

リリース9.0.4.13でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.13で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
7298922 削除されたメールボックスのリコンシリエーションがサポートされていませんでした。 この問題は解決されました。リコンシリエーション時に、削除されたメールボックスが検出されると、対応するOIM UserからMicrosoft Exchangeリソースが削除されます。

削除済メールボックスのリコンシリエーションを行うスケジュール済タスクの詳細は、Connectorガイドの「削除済メールボックスのリコンシリエーションを行うスケジュール済タスク」を参照してください。

リコンシリエーション実行の終了時刻のタイムスタンプをトラッキングするために、Last Deleted Time StampパラメータがITリソースの定義に追加されました。このパラメータの詳細は、「コネクタのXMLファイルのインポート」を参照してください。


リリース9.0.4.14でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.14には、ソフトウェアの更新がありません。

リリース9.0.4.15でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.15ではソフトウェアの更新はありません。

リリース9.0.4.16でのソフトウェアの更新

リリース9.0.4.16で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容
8237825 次に示すのは、リコンシリエーション時に各ターゲット・システムのレコードに適用されるタイムスタンプ・フィルタの書式です。
timestamp_record_updated >= last_reconciliation_run_timestamp

このフィルタが適用された場合、リコンシリエーション実行が終了した時点で追加または変更されたレコードもリコンサイルされました。ただし、タイムスタンプ・フィルタの適用により、次のリコンシリエーション実行時に同じレコードがリコンサイルされることがありました。

この問題は解決されました。

次のようにタイムスタンプ・フィルタを変更することはできません。

timestamp_record_updated > last_reconciliation_run_timestamp

解決策として、リコンシリエーション時にフィルタが適用される前に、ITリソースに記録されるタイムスタンプに1秒加算します。つまり、次のようにフィルタは変更されます。

timestamp_record_updated + 1 second >= last_reconciliation_run_timestamp

このフィルタを適用すると、リコンシリエーション実行の最後にリコンサイルされたレコードは、次のリコンシリエーション実行時にリコンサイルされません。


ドキュメント固有の更新

このマニュアルにはドキュメント固有の更新はありません。