コネクタをデプロイするには、次の項で説明する手順を実行します。
使用するOracle Identity Managerのリリース別に、次の項のいずれかで説明する手順を実行します。
次の表に、コネクタのデプロイ要件を示します。
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Identity Manager | Oracle Identity Managerリリース8.5.3.1以上。 |
ターゲット・システム | Novell eDirectory 8.7.3 |
外部コード | ldap.jar およびldapbp.jar 。
このJARファイルのダウンロードの詳細は、「外部コード・ファイルの使用」を参照してください。 |
ターゲット・システムのユーザー・アカウント | スーパーバイザー権限が割り当てられたNovell eDirectoryのユーザー・アカウント。
「ITリソースの構成」の手順を実行する際に、このユーザー・アカウントの資格証明を指定します。 このターゲット・システムのユーザー・アカウントに特定の権限が割り当てられていない場合、コネクタ操作の実行中に次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
|
注意: クラスタ環境では、JARファイルおよびconnectorResources ディレクトリの内容を、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーします。 |
ldap.jar
ファイルには、ターゲット・システムへの接続に使用するAPIが含まれます。次のようにして、このファイルをNovell社のWebサイトからダウンロードし、ThirdParty
ディレクトリにコピーする必要があります。
次のURLからNovellのWebサイトにログオンします。
http://developer.novell.com/wiki/index.php/Special:Downloads/jldap/builds/netware_windows/
次のファイルをNovellのWebサイトからダウンロードします。
novell-jldap-devel-2005.10.03-1netware_windows.zip
ファイルのサイズは11.1MBです。
ステップ2でダウンロードしたファイルの内容を抽出します。
ldap.jar
ファイルをnovell-jldap-devel-2005.10.03-1netware_windows\jldap_2005.10.03\lib
ディレクトリからOracle Identity ManagerサーバーのOIM_HOME
/xellerate/ThirdParty
ディレクトリにコピーします。
ldapbp.jar
ファイルを使用すると、コネクタでターゲット・システムでのLDAPベースのユーザー・レコードの検索ができます。次のようにして、このファイルをSun社のWebサイトからダウンロードし、ThirdParty
ディレクトリにコピーする必要があります。
次のSun社のWebサイトにログオンします。
「Download JNDI 1.2.1 & More」をクリックします。
表示されるページの表で、ldapbp.jarファイルを含むファイルを選択してダウンロードします。
ldapbp.jarファイルをOIM_HOME
/xellerate/ThirdParty
ディレクトリにコピーします。
注意: Oracle Identity Managerクラスタの場合、このJARファイルをクラスタの各ノードのThirdParty ディレクトリにコピーします。 |
注意: このガイドでは、コネクタ・インストーラという用語は、Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールのコネクタ・インストーラ機能を意味するために使用されています。 |
Oracle Identity Managerリリース9.1.0以上にコネクタをインストールする手順は次のとおりです。
コネクタ・インストーラを実行するには次のようにします。
コネクタのインストール・メディアから次のディレクトリに、コネクタをコピーします。
OIM_HOME/xellerate/ConnectorDefaultDirectory
『Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール』の「コネクタのインストールに使用するユーザー・アカウントの作成」で説明されているユーザー・アカウントを使用して、管理およびユーザー・コンソールにログインします。
「デプロイメント管理」、「コネクタのインストール」を順にクリックします。
「コネクタ・リスト」リストで、Novell eDirectory 9.0.4.2を選択します。このリストには、コネクタのデフォルトのインストール・ディレクトリにインストール・ファイルをコピーしたコネクタの名前およびリリース番号が表示されます。
OIM_HOME/xellerate/ConnectorDefaultDirectory
インストール・ファイルを異なるディレクトリにコピーした場合、次のようにします。
「代替ディレクトリ」フィールドで、ディレクトリのフルパスおよび名前を入力します。
「リフレッシュ」をクリックして「コネクタ・リスト」リストのコネクタのリストを再移入します。
「コネクタ・リスト」リストで、Novell eDirectory 9.0.4.2を選択します。
「ロード」をクリックします。
「続行」をクリックしてインストール手順を開始します。
次の順序でタスクが実行されます。
コネクタ・ライブラリの構成。
コネクタのターゲット・リソース・ユーザー構成XMLファイルのインポート(デプロイメント・マネージャを使用)。
アダプタのコンパイル。
タスクが正常にコンパイルされると、タスクにチェック・マークが表示されます。タスクが正常に終了しない場合、Xマークおよび失敗の理由を説明するメッセージが表示されます。失敗の理由に応じて必要な修正を行い、次のいずれかの手順を実行します。
「再試行」をクリックしてインストール手順を再試行します。
インストールを取り消して、ステップ1からやりなおします。
コネクタのインストール手順の3つのタスクがすべて正常に終了すると、インストールの成功を示すメッセージが表示されます。また、インストール後に実行するステップのリストが表示されます。これらのステップは次のとおりです。
コネクタを使用する前提条件が満たされていることの確認。
注意: この時点で、PurgeCache ユーティリティを実行して、前提条件のリストを表示するためにコネクタ・リソース・バンドルからサーバー・キャッシュとコンテンツをロードします。PurgeCache ユーティリティの実行方法の詳細は、「サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去」を参照してください。
事前定義されたコネクタには前提条件がない場合があります。 |
コネクタのITリソースの構成。
このページに表示されるITリソースの名前を記録します。ITリソースを構成する手順は、このガイドで後述します。
コネクタのインストール時に作成されるスケジュール済タスクの構成。
このページに表示されるスケジュール済タスクの名前を記録します。これらのスケジュール済タスクを構成する手順は、このガイドで後述します。
Oracle Identity Managerクラスタへのコネクタのインストール
Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、すべてのJARファイルおよびconnectorResources
ディレクトリの内容をクラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。コピーするファイルおよびコピー先のOracle Identity Managerサーバー上の場所の詳細は、「インストール・メディアのファイルおよびディレクトリ」を参照してください。
注意: コネクタをOracle Identity Managerリリース9.1.0以上にインストールする場合、この手順を実行します。 |
次のようにして、eDirectory IT Resource
ITリソースのパラメータ値を指定します。
管理およびユーザー・コンソールにログインします。
「リソース管理」を開きます。
「ITリソースの管理」をクリックします。
「ITリソースの管理」ページの「リソース名」フィールドに、eDirectory IT Resource
と入力し、「検索」をクリックします。
ITリソースの「編集」アイコンをクリックします。
ページ上部のリストから、「詳細およびパラメータ」を選択します。
ITリソースのパラメータの値を指定します。次の表に、各パラメータを示します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
Admin ID |
Novell eDirectoryサーバーで管理者の権限を持つユーザーのDN値。
デフォルト値: cn=Admin,o=PXED-DEV |
Admin Password |
管理者のパスワード。 |
Server Address |
Novell eDirectoryサーバーのサーバー・アドレス。 |
Root DN |
すべてのユーザーの操作が実行されるベースDN。
デフォルト値: |
Port |
ターゲットのNovell eDirectoryサーバーに接続するためのポート番号。
デフォルト値: |
SSL |
Oracle Identity ManagerとNovell eDirectoryとの間の通信を保護するために、SSLを使用するかどうかを指定します。
設定可能な値は デフォルト値: 注意: SSLを有効化してターゲット・システムとの通信を保護することをお薦めします。 |
Last Recon TimeStamp |
最初のリコンシリエーションの実行では、タイムスタンプ値は設定されていません。後続のリコンシリエーション処理では、前のリコンシリエーション処理が完了した時刻がこのパラメータに保存されます。
デフォルト値: この値の説明は次のとおりです。
時刻はグリニッジ標準時(GMT)で表示されます。 |
Prov Attribute Lookup Code |
プロビジョニングに必要なターゲット属性マッピングを持つ参照定義名。
デフォルト値: 注意: この値は変更しないでください。 |
Recon Attribute Lookup Code |
リコンシリエーションに必要なターゲット属性マッピングを持つ参照定義名。
デフォルト値: 注意: この値は変更しないでください。 |
Use XL Org Structure |
true に設定すると、Oracle Identity Managerの組織構造はプロビジョニングとリコンシリエーションの際に使用されます。false に設定すると、プロビジョニングではプロセス・フォームの「組織」フィールドの値が使用され、リコンシリエーションではターゲットのLDAP内の組織またはコンテナが使用されます。
デフォルト値: |
CustomizedReconQuery |
リコンシリエーションの基となる問合せ条件
このパラメータに問合せ条件を追加すると、問合せ条件に基づいてターゲット・システム・レコードが検索されます。 すべてのターゲット・システム・レコードをリコンサイルする場合は、このパラメータの値を指定しないでください。 問合せには、AND(&)およびOR(|)論理演算子を使用できます。 サンプル値: このパラメータの詳細は、「部分リコンシリエーション」を参照してください。 |
「更新」をクリックして、値を保存します。
Oracle Identity Managerリリース8.5.3.1〜9.0.3にコネクタをインストールする手順は次のとおりです。
コピーするコネクタのファイルと、コピーする必要があるディレクトリを次の表に示します。
注意: クラスタ環境では、JARファイルおよびconnectorResources ディレクトリの内容を、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーします。 |
注意: コネクタをOracle Identity Managerリリース8.5.3.1〜9.0.3にインストールする場合、この手順を実行します。 |
「インストール・メディアのファイルおよびディレクトリ」で説明するように、コネクタのXMLファイルには、コネクタのコンポーネントの定義が含まれています。コネクタのXMLファイルをインポートすることで、Oracle Identity Managerにこれらのコンポーネントを作成します。
コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。
左のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。
「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを開くダイアログ・ボックスが表示されます。
eDirResourceObject.xml
ファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_HOME
/xellerate/eDir/xml
ディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。
「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。eDirectory IT Resource
ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
このITリソースのパラメータの値を指定します。次の表に、各パラメータを示します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
Admin ID |
Novell eDirectoryサーバーで管理者の権限を持つユーザーのDN値。
デフォルト値: cn=Admin,o=PXED-DEV |
Admin Password |
管理者のパスワード。 |
Server Address |
Novell eDirectoryサーバーのサーバー・アドレス。 |
Root DN |
すべてのユーザーの操作が実行されるベースDN。
デフォルト値: |
Port |
ターゲットのNovell eDirectoryサーバーに接続するためのポート番号。
デフォルト値: |
SSL |
Oracle Identity ManagerとNovell eDirectoryとの間の通信を保護するために、SSLを使用するかどうかを指定します。
設定可能な値は デフォルト値: 注意: SSLを有効化してターゲット・システムとの通信を保護することをお薦めします。 |
Last Recon TimeStamp |
最初のリコンシリエーションの実行では、タイムスタンプ値は設定されていません。後続のリコンシリエーション処理では、前のリコンシリエーション処理が完了した時刻がこのパラメータに保存されます。
デフォルト値: この値の説明は次のとおりです。
時刻はグリニッジ標準時(GMT)で表示されます。 |
Prov Attribute Lookup Code |
プロビジョニングに必要なターゲット属性マッピングを持つ参照定義名。
デフォルト値: 注意: この値は変更しないでください。 |
Recon Attribute Lookup Code |
リコンシリエーションに必要なターゲット属性マッピングを持つ参照定義名。
デフォルト値: 注意: この値は変更しないでください。 |
Use XL Org Structure |
true に設定すると、Oracle Identity Managerの組織構造はプロビジョニングとリコンシリエーションの際に使用されます。false に設定すると、プロビジョニングではプロセス・フォームの「組織」フィールドの値が使用され、リコンシリエーションではターゲットのLDAP内の組織またはコンテナが使用されます。
デフォルト値: |
CustomizedReconQuery |
リコンシリエーションの基となる問合せ条件
このパラメータに問合せ条件を追加すると、問合せ条件に基づいてターゲット・システム・レコードが検索されます。 すべてのターゲット・システム・レコードをリコンサイルする場合は、このパラメータの値を指定しないでください。 問合せには、AND(&)およびOR(|)論理演算子を使用できます。 サンプル値: このパラメータの詳細は、「部分リコンシリエーション」を参照してください。 |
「次へ」をクリックします。LDAP Server
ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
「スキップ」をクリックして、他のITリソースを定義しないことを指定します。「確認」ページが表示されます。
関連項目: その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
「選択内容の表示」をクリックします。
XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。これらのノードは、冗長なOracle Identity Managerエンティティを示しています。コネクタのXMLファイルをインポートする前に、各ノードを右クリックして「削除」を選択し、これらのエンティティを削除する必要があります。
「インポート」をクリックします。コネクタのXMLファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。
Oracle Identity Managerサーバーを構成するには、次の手順を実行します。
注意: クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。 |
必要な入力ロケール(言語および国の設定)に変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。
必要な入力ロケールに変更するため、システム管理者の支援が必要となる場合があります。
「外部コード・ファイルの使用」の項で説明されている手順を実行する際には、インストール・メディアのresources
ディレクトリにあるファイルを、OIM_HOME
/xellerate/connectorResources
ディレクトリにコピーします。connectorResources
ディレクトリ内に新しいリソース・バンドルを追加したり、既存のリソース・バンドルに変更を加えた場合は、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをその都度サーバー・キャッシュから消去する必要があります。
コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去するには、次のようにします。
コマンド・ウィンドウで、OIM_HOME
/xellerate/bin
ディレクトリに移動します。
注意: ステップ1を実行してからステップ2を実行してください。ステップ2で次のようにコマンドを実行すると、例外がスローされます。OIM_HOME/xellerate/bin/batch_file_name |
次のいずれかのコマンドを入力します。
Microsoft Windowsの場合:
PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
UNIXの場合:
PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
注意: ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。 |
このコマンドのConnectorResourceBundle
は、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。
OIM_HOME/xellerate/config/xlConfig.xml
ロギングを有効化すると、Oracle Identity Managerはプロビジョニングおよびリコンシリエーション操作の過程で発生するイベントについての情報をログ・ファイルに自動的に格納します。ロギングを行うイベントのタイプを指定するには、ログ・レベルを次のいずれかに設定します。
ALL
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが有効化されます。
DEBUG
このレベルでは、デバッグに役立つ詳細なイベントに関する情報のロギングが有効化されます。
INFO
このレベルでは、アプリケーションの進行状況を大まかに示すメッセージのロギングが有効化されます。
WARN
このレベルでは、障害を引き起こす可能性のある状況に関する情報のロギングが有効化されます。
ERROR
このレベルでは、アプリケーションを続行できる場合があるエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
FATAL
このレベルでは、アプリケーションの機能停止の原因となる可能性がある、非常に重大なエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
OFF
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが無効化されます。
ログ・レベルを設定するファイルおよびログ・ファイルのパスは、使用するアプリケーション・サーバーによって異なります。
BEA WebLogic Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_HOME
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.XELLERATE=log_level log4j.logger.XL_INTG.eDirectory=log_level
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.XELLERATE=INFO log4j.logger.XL_INTG.eDirectory=INFO
ロギングを有効化すると、ログ情報がサーバー・コンソールに表示されます。
IBM WebSphere Application Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_HOME
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.XELLERATE=log_level log4j.logger.XL_INTG.eDirectory=log_level
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.XELLERATE=INFO log4j.logger.XL_INTG.eDirectory=INFO
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
WEBSPHERE_HOME/AppServer/logs/SERVER_NAME/SystemOut.log
JBoss Application Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
JBoss_home
/server/default/conf/log4j.xml
ファイルで、次の行を検索するか、存在していない場合は追加します。
<category name="XELLERATE">
<priority value="log_level"/>
</category>
<category name="XL_INTG.eDirectory">
<priority value="log_level"/>
</category>
各セットのXMLコードの2行目で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。次に例を示します。
<category name="XELLERATE"> <priority value="INFO"/> </category>
<category name="XL_INTG.eDirectory"> <priority value="INFO"/> </category>
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
JBoss_home/server/default/log/server.log
Oracle Application Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_HOME
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.XELLERATE=log_level log4j.logger.XL_INTG.eDirectory=log_level
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.XELLERATE=INFO log4j.logger.XL_INTG.eDirectory=INFO
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
OC4J_home/opmn/logs/default_group~home~default_group~1.log
コネクタをデプロイすると次の参照定義がOracle Identity Managerに作成されます。
Lookup.EDIR.NetworkRestriction
プロビジョニング操作の際、この参照定義を使用してユーザーがログインできるワークステーションのIPアドレスを指定します。IPアドレスを指定しない場合、ユーザーはいずれのワークステーションからもログインできます。
Lookup.EDIR.CommLang
プロビジョニング操作の際、この参照定義を使用してユーザーの言語を指定します。
プロビジョニング操作で使用する前に、この参照定義に値を入力する必要があります。参照定義に値を入力するには、次のようにします。
Design Consoleにログインします。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
参照定義を検索して開きます。
各エントリに、コード・キーおよびデコードの値を入力します。
どのような値でも入力できます。ただし、「Code Key」および「Decode」列の両方に同一の値を入力する必要があります。
「Save」をクリックします。
注意: これはデプロイのオプションの手順です。 |
Oracle Identity ManagerとターゲットのNovell eDirectory間のSSL接続を有効にするには、次のようにします。
次のように、ターゲット・システムから証明書をJSDK(Oracle Identity Managerサーバーのインストールのときに使用したJSDK)cacerts
キーストアへインポートします。
keytool -import –alias alias_name -file certificate_file_name_with_complete_path –keystore java_home/jre/lib/security/cacerts
Oracle Identity Managerサーバーを再起動します。
eDirectory IT Resource
ITリソース定義で、次のように設定します。
SSL
パラメータ値をtrue
に設定します。
Port
パラメータ値をSSLのポート番号に設定します。通常、この番号は636です。