Oracle Identity Manager PeopleSoft Employee Reconciliation Connectorガイド リリース9.0.4 E05507-02 |
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この章では、次のトピックについて説明します。
注意: この項では、コネクタの構成に関する概念および手順の両方を説明します。概念情報を確認してから手順を実行することをお薦めします。 |
この項では、次のトピックについて説明します。
第1章「コネクタについて」で説明しているように、完全リコンシリエーションでは、ターゲット・システムのすべてのデータがOracle Identity Managerにリコンサイルされます。アクティブ化されたPeopleCodeが、PERSONAL_DATA
、JOB_DATA
、JOB_DATA_EMP
などの該当する一部のコンポーネントを使用して必要な従業員情報を抽出します。
完全リコンシリエーションのためのターゲット・システムを構成するには、次の手順を実行して、完全リコンシリエーションのためのフラット・ファイルを準備します。
Application Engineプログラムは、完全リコンシリエーションを初めて実行するときに1回のみ作成する必要があります。
完全リコンシリエーションを実行するたびに、Application Engineプログラムを実行する必要があります。
Application Engineプログラムは、完全リコンシリエーションの実行に使用されるフラット・ファイルに、リコンサイルする必要があるユーザー・アカウント情報を移入します。Application Engineプログラムを作成するには、次のようにします。
Application Designerを2層モードで開くには、「スタート」、「プログラム」、「Peoplesoft8.x」、「Application Designer」の順にクリックします。
「File」メニューから「New」を選択します。
「New Definition」ダイアログ・ボックスで、「Definition」リストから「App Engine Program」を選択します。
「App Engine Program」ページで、Application EngineプログラムのMAIN
セクションの前に表示されているプラス記号(+)の下に、複数のステップを含めることができます。各ステップに、実行するPeopleCodeを含めることができます。プラス記号(+)をクリックします。Step01
という名前のステップがMAIN
に追加されます。
Step01
をPopulate
という名前に変更します。
App Engine Programウィンドウで、「Insert」メニューから「Action」を選択します。アクションがPopulate
ステップに追加されます。
新しいアクションのリストから「PeopleCode」を選択します。
「File」メニューから「Save」をクリックして、Application EngineプログラムをBLKPRCS_HR
という名前で保存します。
「PeopleCode」アクションをダブルクリックします。新しいPeopleCodeウィンドウが表示されます。
PeopleCodeウィンドウで、OIM_HOME
/xellerate/Scripts/HRMSBulkRecon.txt
ファイルからコードをコピーします。このコードを次のように変更する必要があります。
<ABSOLUTE_PATH_OF_THE_FILE>
プレースホルダを出力ファイルのディレクトリ・パスに置き換えます。サンプル・ディレクトリ・パスを、ターゲット・システム・サーバー上のディレクトリ・パスに変更します。
BIRTHDATE
およびHIREDATE
の値をフェッチするコードの記述は、Oracleデータベースに固有のものです。したがって、Peoplesoftを実行しているデータベースによっては、HRMSBulkRecon.txt
ファイルからコピーしたコードの変更が必要な場合があります。次に例を示します。
Microsoft SQL ServerでPeoplesoftを実行する場合:
TO_CHAR(BIRTHDATE, 'ddmmyy')
をconvert(varchar, BIRTHDATE, 104)
で置き換えます。
TO_CHAR(HIRE_DT, 'ddmmyy')
をconvert(varchar, HIRE_DT, 104)
で置き換えます。
SybaseでPeoplesoftを実行する場合:
TO_CHAR(BIRTHDATE, 'ddmmyy')
をconvert (char(6), BIRTHDATE, 12)
で置き換えます。
TO_CHAR(HIRE_DT, 'ddmmyy')
をconvert (char(6), HIRE_DT, 12)
で置き換えます。
InformixでPeoplesoftを実行する場合:
TO_CHAR(BIRTHDATE, 'ddmmyy')
をTO_CHAR (BIRTHDATE, " | """%d %m %y""" | ")
で置き換えます。
TO_CHAR(HIRE_DT, 'ddmmyy')
をTO_CHAR(HIRE_DT, " | """%d %m %y""" | ")
で置き換えます。
Microsoft SQL ServerでPeopleSoftサーバーを実行する場合は、次のファイルのXelServerDate
プロパティ値の変更が必要な場合があります。
OIM_HOME/xellerate/XLIntegrations/PSFTHR/config/configureReconciliation.properties
このプロパティの値を次のように変更します。
dd.mm.yy
OracleデータベースでPeopleSoftサーバーを実行する場合、XelServerDate
プロパティの値を変更する必要はありません。
Application Engineプログラムを保存し、ウィンドウを閉じます。
Application Engineプログラムを実行する手順は、使用しているPeopleToolsのリリースによって異なります。
PeopleTools 8.22でのApplication Engineプログラムの実行
PeopleTools 8.22でApplication Engineプログラムを実行するには、次のようにします。
PeopleSoft Internet Architectureにログインします。
「People Tools」、「Process Scheduler Manager」、「Use」、「Process Definitions」の順にクリックします。
「Process Definitions」ページで、「Add a New value」をクリックします。
「Process Type」リストから「Application Engine」を選択します。
プロセス名としてApplication Engineプログラムの名前BLKPRCS_HRを入力します。
「Add」をクリックします。
「Add」をクリックしたときに表示される検索結果から、Application Engineプログラムを選択します。
「Process Definition Options」タブで、次の値を指定します。
Run Location: Server
Server Name: PSNT
Component: PRCSMULTI
Process Groups: ALLPANLS
「Save」をクリックします。
ホームページに戻ります。
「People Tools」、「Process Scheduler Manager」、「Process」、「Sample Processes」の順にクリックします。
「Sample Processes」ページで、「Add a New value」をクリックします。
実行制御IDを指定し、「Add」をクリックします。
注意: 実行制御IDは、実行時にプロセスに必要なパラメータが含まれるレコードのキーとして使用されます。パラメータが、プロセスで実行制御IDおよびユーザーIDを使用して問合せできる表に格納されている場合、そのプロセスはユーザー介入なしで実行できます。 |
「Run」をクリックします。
「Process Scheduler Request」ページで、サーバー名を指定します。
Application Engineプログラム名を選択し、「OK」をクリックします。
「Process Monitor」をクリックして、プロセスのステータスを確認します。
プロセス・ステータスがSuccess
に変更された後、HRMSBulkRecon.txt
ファイルからコピーしたコード内の指定された場所に、カンマ区切りのフラット・ファイルが作成されます。
PeopleTools 8.45〜8.48でのApplication Engineプログラムの実行
注意: Application Engineプログラムが2層モードで動作するためには、Application Designerへのアクセスに使用されるサーバーにデータベース・クライアントがインストールされている必要があります。2層モードに切り替えるには、PeopleSoftのサインオン画面でConnection Typeをデータベースとして選択します。 |
PeopleTools 8.45〜8.48でApplication Engineプログラムを実行するには、次のようにします。
「スタート」、「プログラム」、「Peoplesoft8.x」、「Application Designer」の順にクリックします。Application Designerウィンドウが2層モードで表示されます。
接続タイプ、ユーザーIDおよびパスワードを指定します。
作成したApplication Engineプログラムを開くには、次のようにします。
「File」メニューから「Open」を選択し、「Object Type」リストから「Application Engine Program」を選択します。
「BLKPRCS_HR」を選択し、「Open」をクリックします。
メニュー・バーの下のツールバーで「RUN PROGRAM」コントロールをクリックします。HRMSBulkRecon.txt
ファイルからコピーしたコード内の指定された場所に、従業員レコードを含むカンマ区切りのフラット・ファイルが作成されます。
増分リコンシリエーションのためのターゲット・システムの構成では、メッセージおよびメッセージ・チャネルを作成し、PeopleSoft Integration Brokerから他のシステムにメッセージを移入および送信するためのPeopleCodeを記述してメッセージを公開し、Integration Brokerを構成します。
注意: PeopleTools 8.48およびHCM 9.0では、メッセージ・チャネルがキューに置き換えられています。 |
メッセージは、PeopleSoft Enterprise Applicationsから送信されるXMLデータの物理コンテナです。メッセージ定義は、PeopleSoft Enterprise Applicationsから送信されるデータの物理記述です。このデータには、フィールド、フィールドのタイプおよび長さが含まれます。メッセージ・チャネルを使用して、メッセージを搬送します。メッセージ・チャネルは、データを論理グループとして構成するためのメカニズムです。各メッセージは、1つのメッセージ・チャネルのみに所属できます。
メッセージを作成し、メッセージをそれぞれのメッセージ・チャネルに関連付けた後、Application DesignerでPeopleCodeを記述して、メッセージを公開する必要があります。これは、PeopleSoft Integration BrokerとOracle Identity ManagerはXMLメッセージを交換して通信し、メッセージはPeopleCodeの特定の命令によってのみ開始されるためです。
注意: メッセージおよびメッセージ・チャネルの作成、およびメッセージの公開の手順は、使用しているターゲット・システムのバージョンによって異なります。PeopleSoft Integration Brokerを構成する手順は、使用しているPeopleToolsのバージョンによって異なります。 |
PeopleSoft Integration Brokerを構成する場合、PeopleSoft Integration Brokerゲートウェイの設定は必須です。XMLデータへのサブスクライブのため、Oracle Identity ManagerはPeopleSoft Integration BrokerゲートウェイにあるPeopleSoftコネクタを使用して、PeopleSoftによってポストされるXMLメッセージを受け入れ、処理できます。これらのコネクタは、PeopleSoft Integration Brokerゲートウェイによって制御されるJavaプログラムであり、XMLファイルの場所を制御します。
このゲートウェイは、PeopleSoft Webサーバーで実行されるプログラムです。PeopleSoftと他のPeopleSoftアプリケーション(またはOracle Identity Managerなどのサード・パーティのシステム)との間の物理ハブとなります。ゲートウェイは、PeopleSoft Integration Brokerを通じてシステム間で渡されるメッセージの受信および配信を管理します。
増分リコンシリエーションのためのターゲット・システムを構成するには、次の手順を実行する必要があります。
注意: 管理者アカウントを使用して次の手順を実行する必要があります。 |
メッセージ・チャネルを作成する手順は、使用しているターゲット・システムのバージョンによって異なります。
PeopleSoft HRMS 8.3 SP1でメッセージ・チャネルを作成するには、次のようにします。
「スタート」、「プログラム」、「Application Designer」の順にクリックします。Application Designerウィンドウが2層モードで表示されます。
「File」メニューから「New」を選択します。
「New Definition」ダイアログ・ボックスで、「Message Channel」を選択し、「OK」をクリックします。
新しいメッセージ・チャネルをPERSON_BASIC
として保存します。
「File」メニューから「Definition Properties」を選択します。
「Message Channel Properties」ダイアログ・ボックスで、「Run」オプションを選択し、「Archive Messages」を選択します。
「OK」をクリックし、メッセージを保存します。
PeopleSoft HRMS 8.9でメッセージ・チャネルを作成するには、次のようにします。
「スタート」、「プログラム」、「Application Designer」の順にクリックします。Application Designerウィンドウが2層モードで表示されます。
「File」メニューから「New」を選択します。
「New Definition」ダイアログ・ボックスで、「Message Channel」を選択し、「OK」をクリックします。
新しいメッセージ・チャネルをPERSON_BASIC
として保存します。
「File」メニューから「Object Properties」を選択します。
「Message Channel Properties」ダイアログ・ボックスで「Use」タブを選択し、「Run」オプションを選択して、「Archive Messages」チェック・ボックスを選択します。
「OK」をクリックし、メッセージ・チャネルを保存します。
PeopleSoft HCM 9.0でキューを作成するには、次のようにします。
PeopleSoft Internet Architectureウィンドウで、「People Tools」、「Integration Broker」、「Integration Setup」の順に開き、「Queue」をクリックします。
「Add a New Value」タブで、キュー名(たとえばPSFT_HR_QUEUE
など)を入力し、「Add」をクリックします。
「Queue Definition」タブで、「archive」チェック・ボックスを選択します。
「Queue Status」リストから「Run」を選択します。
「Save」をクリックして、変更を保存します。
メッセージを作成する手順は、使用しているターゲット・システムのバージョンによって異なります。
PeopleSoft HRMS 8.3 SP1でメッセージを作成するには、次のようにします。
「スタート」、「プログラム」、「Application Designer」の順にクリックします。Application Designerウィンドウが表示されます。
「File」メニューから「New」を選択します。
「New Definition」ダイアログ・ボックスで、リストから「Message」を選択し、「OK」をクリックします。
「File」メニューから「Definition Properties」を選択します。
「Message Properties」ダイアログ・ボックスで、「Use」タブをクリックします。
「Use」タブで、PERSON_BASICメッセージ・チャネルと、作成したメッセージのバージョンを「Version」リストから選択します。これにより、メッセージと「PeopleSoft HRMS 8.3 SP1でのメッセージ・チャネルの作成」で作成したメッセージ・チャネルを関連付けます。
「Active」を選択してメッセージをアクティブ・メッセージにし、「OK」をクリックします。
「VERSION_1」を右クリックし、「Insert Child Record」オプションを選択します。
Insert Recordウィンドウで、「Name」フィールドにPERSONAL_DATA
を入力し、「Insert」をクリックしてから「Close」をクリックします。
「VERSION_1」の下の「PERSONAL_DATA」をクリックします。PERSONAL_DATA
レコードを構成するすべてのフィールドが表示されます。
デフォルトでは、すべてのフィールドが選択されています。生成するメッセージXMLファイルに必要でないフィールドは、チェック・ボックスの選択を解除してください。メッセージXMLファイル内のフィールドの詳細は、OIM_HOME
/xellerate/XLIntegrations/PSFTHR/cbrecon/psft_xellerate_msg.xml
ファイルを参照してください。
PS_PERS_NID
レコード、EMPLOYMENT
レコードおよびJOB
レコードについて、ステップ8〜10を繰り返します。
メッセージをPSFT_XELLERATE_MSG
として保存します。
PeopleSoft HRMS 8.9でメッセージを作成するには、次のようにします。
「スタート」、「プログラム」、「Application Designer」の順にクリックします。Application Designerウィンドウが表示されます。
「File」メニューから「New」を選択します。
「New Definition」ダイアログ・ボックスで、リストから「Message」を選択し、「OK」をクリックします。
「File」メニューから「Object Properties」を選択します。
「Message Properties」ダイアログ・ボックスで、「Use」タブをクリックします。
「Use」タブで、PERSON_BASIC
メッセージ・チャネルと、ステップ2で作成したメッセージのバージョンを選択します。これにより、メッセージと「PeopleSoft HRMS 8.9でのメッセージ・チャネルの作成」で作成したメッセージ・チャネルを関連付けます。
「Active」を選択してメッセージをアクティブ・メッセージにし、「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
メッセージをPSFT_XELLERATE_MSG
として保存します。
任意の名前でこのメッセージを保存することもできます。その場合、「PeopleSoft HRMS 8.9またはHCM 9.0でのメッセージの公開」に記載された手順を実行する際にHRMSCBRecon.txt
ファイルからコピーするコードに同様の変更を行う必要があります。
PeopleSoft HCM 9.0でメッセージを作成するには、次のようにします。
PeopleSoft Internet Architectureウィンドウで、「People Tools」、「Integration Broker」、「Integration Setup」の順に開き、「Message」をクリックします。
「Add a New Value」タブで、メッセージ名(たとえばPSFT_XELLERATE_MSG
など)を入力します。また、「Version」フィールドにバージョンを入力します。このフィールドの有効な値は、version_1
またはv1
です。
「Add」をクリックします。
「Message Definition」タブで、「Nonrowset-based」をメッセージ・タイプとして選択します。
「Save」をクリックして、変更を保存します。
メッセージを公開する手順は、使用しているターゲット・システムのバージョンによって異なります。
PeopleSoft HRMS 8.3 SP1でメッセージを公開するには、次のようにします。
「スタート」、「プログラム」、「Peoplesoft8.x」、「Application Designer」の順にクリックします。Application Designerウィンドウが2層モードで表示されます。
注意: Application Designerを2層モードで実行するには、データベース・クライアント(PeopleSoftで使用されているデータベースのクライアント)がサーバーにインストールされている必要があります。さらに、PeopleSoft Application Designer Signonウィンドウでサインオン情報を入力するときに、「Connection Type」フィールドから適切なデータベース・タイプ(たとえば、「Oracle Database」など)を選択する必要があります。 |
「File」メニューから「Open」を選択します。「Open Definition」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Definition」リストから「Component」を選択し、「Name Selection Criteria」フィールドにPERSONAL_DATA
を入力して、「Enter」をクリックします。テキストPERSONAL_DATA
で始まるすべてのコンポーネント名が表示されます。
リストから「PERSONAL_DATA」を選択し、「Open」をクリックします。PERSONAL_DATA
コンポーネントの詳細が表示されます。
「Structure」タブをクリックし、「PERSONAL_DATA」を右クリックして「View PeopleCode」を選択します。PERSONAL_DATA
コンポーネントのPeopleCodeが表示されます。
ウィンドウ右上隅のリストからSavePostChange
イベントを選択します。このイベントのPeopleCodeが表示されます。
次のファイル内のコードを、SavePostChange
イベントのPeopleCode内のインポート定義の直後にコピーします。
PeopleTools 8.22の場合:
OIM_HOME/xellerate/Scripts/HRMSCBRecon.txt
PeopleTools 8.45〜8.47の場合:
OIM_HOME/xellerate/Scripts/HRMSCBRecon_8.45-8.47.txt
PeopleTools 8.48の場合:
OIM_HOME/xellerate/Scripts/HRMSCBRecon-8.48.txt
注意: 「PeopleSoft HRMS 8.3 SP1でのメッセージの作成」の手順を実行してメッセージを作成する際に、メッセージの名前をPSFT_XELLERATE_MSG 以外の名前に変更する場合は、コピーしたコードで同じ名前を使用する必要があります。 |
BIRTHDATE
およびHIREDATE
の値をフェッチするコードの記述は、Oracleデータベースに固有のものです。使用するデータベースに基づいてこのコードを変更する必要があります。次に例を示します。
Microsoft SQL ServerでPeoplesoftを実行する場合:
TO_CHAR(BIRTHDATE, 'ddmmyy')
をconvert(varchar, BIRTHDATE, 104)
で置き換えます。
TO_CHAR(HIRE_DT, 'ddmmyy')
をconvert(varchar, HIRE_DT, 104)
で置き換えます。
SybaseでPeoplesoftを実行する場合:
TO_CHAR(BIRTHDATE, 'ddmmyy')
をconvert (char(6), BIRTHDATE, 12)
で置き換えます。
TO_CHAR(HIRE_DT, 'ddmmyy')
をconvert (char(6), HIRE_DT, 12)
で置き換えます。
InformixでPeoplesoftを実行する場合:
TO_CHAR(BIRTHDATE, 'ddmmyy')
をTO_CHAR (BIRTHDATE, " | """%d %m %y""" | ")
で置き換えます。
TO_CHAR(HIRE_DT, 'ddmmyy')
をTO_CHAR(HIRE_DT, " | """%d %m %y""" | ")
で置き換えます。
「File」メニューから「Save」を選択して、PERSONAL_DATA
コンポーネントへの変更を保存します。
次のコンポーネントでメッセージを公開する場合は、ステップ2〜8を繰り返す必要があります。
JOB_DATA
JOB_DATA_HIRE
PeopleSoft HRMS 8.9またはHCM 9.0でメッセージを公開するには、次のようにします。
「スタート」、「プログラム」、「Peoplesoft8.x」、「Application Designer」の順にクリックします。Application Designerウィンドウが2層モードで表示されます。
注意: Application Designerを2層モードで実行するには、データベース・クライアント(PeopleSoftで使用されているデータベースのクライアント)がサーバーにインストールされている必要があります。さらに、PeopleSoft Application Designer Signonウィンドウでサインオン情報を入力するときに、「Connection Type」フィールドから適切なデータベース・タイプ(たとえば、「Oracle Database」など)を選択する必要があります。 |
「File」メニューから「Open」を選択します。「Open Definition」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Definition」リストから「Component」を選択し、「Name Selection Criteria」フィールドにPERSONAL_DATA
を入力して、「Enter」を押します。テキストPERSONAL_DATA
で始まるすべてのコンポーネント名が表示されます。
リストから「PERSONAL_DATA」を選択し、「Open」をクリックします。PERSONAL_DATA
コンポーネントの詳細が表示されます。
「Structure」タブをクリックし、「PERSONAL_DATA」を右クリックして「View PeopleCode」を選択します。PERSONAL_DATA
コンポーネントのPeopleCodeが表示されます。
ウィンドウ左上隅のリストからSavePostChangeイベントを選択します。このイベントのPeopleCodeが表示されます。
次のファイル内のコードを、SavePostChange
イベントのPeopleCode内のインポート定義の直後にコピーします。
OIM_HOME/xellerate/Scripts/HRMSCBRecon.txt
注意: 「PeopleSoft HRMS 8.9でのメッセージの作成」の手順を実行してメッセージを作成する際に、メッセージの名前をPSFT_XELLERATE_MSG 以外の名前に変更する場合は、コピーしたコードで同じ名前を使用する必要があります。 |
BIRTHDATE
およびHIREDATE
の値をフェッチするコードの記述は、Oracleデータベースに固有のものです。使用するデータベースに基づいてこのコードを変更する必要があります。次に例を示します。
Microsoft SQL ServerでPeoplesoftを実行する場合:
TO_CHAR(BIRTHDATE, 'ddmmyy')
をconvert(varchar, BIRTHDATE, 104)
で置き換えます。
TO_CHAR(HIRE_DT, 'ddmmyy')
をconvert(varchar, HIRE_DT, 104)
で置き換えます。
SybaseでPeoplesoftを実行する場合:
TO_CHAR(BIRTHDATE, 'ddmmyy')
をconvert (char(6), BIRTHDATE, 12)
で置き換えます。
TO_CHAR(HIRE_DT, 'ddmmyy')
をconvert (char(6), HIRE_DT, 12)
で置き換えます。
InformixでPeoplesoftを実行する場合:
TO_CHAR(BIRTHDATE, 'ddmmyy')
をTO_CHAR (BIRTHDATE, " | """%d %m %y""" | ")
で置き換えます。
TO_CHAR(HIRE_DT, 'ddmmyy')
をTO_CHAR(HIRE_DT, " | """%d %m %y""" | ")
で置き換えます。
「File」メニューから「Save」を選択して、PERSONAL_DATA
コンポーネントへの変更を保存します。
次のファンクション・コール・コードを、SavePostChange
イベントのPeopleCodeの最後に追加します。
注意: このステップは、コードをコピーしてから実行してください。 |
/**********************************************************************/ /* Calling the Generate function to generate the PSFT_XELLERATE_MSG message*/ /**********************************************************************/ Local string &emplid; &emplid = PERSON.EMPLID; GENERATE(&emplid);
「File」メニューから「Save」を選択して、ステップ5で行ったコンポーネントへの変更を保存します。
次のコンポーネントでメッセージを公開する場合は、ステップ2〜10を繰り返す必要があります。
JOB_DATA
JOB_DATA_EMP
PeopleSoft Integration Brokerを構成する手順は、使用しているPeopleToolsのリリースによって異なります。
注意: PeopleSoft Integration Brokerを構成する際、PeopleSoft Internet Architectureで実行する手順と、Application Designerで実行する手順があります。たとえば、PeopleTools 8.22およびPeopleTools 8.45〜8.47の場合は、一部の構成手順をPeopleSoft Internet Architectureで実行し、一部をApplication Designerで実行する必要があります。PeopleTools 8.48の場合は、すべての構成手順をPeopleSoft Internet Architectureで実行する必要があります。 |
次の項では、PeopleTools 8.22でPeopleSoft Integration Brokerを構成する手順を説明します。
次の各項では、PeopleTools 8.45〜8.47およびPeopleTools 8.48でPeopleSoft Integration Brokerを構成する手順を説明します。
PeopleTools 8.22でPeopleSoft Integration Brokerを構成するには、次のようにします。
注意: PeopleSoft Integration Brokerゲートウェイの構成は、PeopleTools 8.22でPeopleSoft Integration Brokerを構成する手順の一部です。 |
XL_NODE
リモート・ノードを作成するには、次のようにします。
Application Designerで、「File」メニューから「New」を選択します。
「New Definition」ダイアログ・ボックスで、リストから「Message Node」を選択し、「OK」をクリックします。
空白の部分を右クリックし、「Insert Location」を選択します。「Location」ダイアログ・ボックスが表示されます。
PeopleSoft Integration BrokerゲートウェイのURLを次の書式で入力します。
http://hostname:port/servlets/gateway
このURLでは、hostname
はPeopleSoftをホストするアプリケーション・サーバーであり、port
はアプリケーション・サーバーがリスニングしているポート番号です。
「File」メニューから「Object Properties」を選択します。
「Message Node Properties」ダイアログ・ボックスで、「Use」タブを選択します。「Local Node」が選択されていないことを確認してください。
リモート・ノードをXL_NODE
として保存します。
PERSON_BASIC
メッセージ・チャネルを構成するには、次のようにします。
「File」メニューから「Open」を選択し、「Message Channel」をクリックします。
PERSON_BASIC
メッセージ・チャネルを開くには、「PERSON_BASIC」を選択します。
「Routing Rules」タブをクリックします。
空白の部分を右クリックし、「Insert Message Node」を選択します。
「Insert Message Node」ダイアログ・ボックスで、「XL_NODE」メッセージ・ノードを選択し、「Insert」をクリックします。
ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Routing Rules」タブに表示されたメッセージ・ノードを右クリックします。
「Routing Direction」をポイントし、「Publish To」を選択します。
メッセージ・チャネルを保存します。
メッセージがPeopleSoft Integration Brokerゲートウェイ経由でOracle Identity Managerに送信されるようにPeopleSoft Integration Brokerゲートウェイを構成するには、次のようにします。
Webブラウザで、次の書式のURLを使用して、「Handler Directory」ページ(PeopleSoft Integration Brokerゲートウェイの構成ウィンドウ)を開きます。
http://hostname:port/servlets/gateway.administration
次に例を示します。
http://10.121.16.42:8080/peopleSoftApp/do/peopleSoftAction
このURLでは、hostname
はPeopleSoftをホストするアプリケーション・サーバーであり、port
はアプリケーション・サーバーがリスニングしているポート番号です。
「Add Handler」をクリックします。
「Add Handler」ページで、Simple File Handlerクラスの完全名psft.pt8.filehandler.SimpleFileHandler
を入力します。
「Save」をクリックします。
ハンドラをロードするには、「Handler Directory」ページで、「Load」をクリックします。
ハンドラのロード後、「Status」列に「Loaded successfully」というメッセージが表示されます。
「Configure」をクリックします。
「Add a file handler node」をクリックします。
「Add File Handler Node」ページの「Node Name」フィールドに、作成したメッセージ・ノードの名前としてXL_NODE
を入力します。
公開されたメッセージを格納する出力ディレクトリを指定します。
「Include Header」を選択します。
「Save」をクリックします。
PeopleTools 8.22 Simple File HandlerによってXMLメッセージが生成されます。これらのメッセージをPeopleSoftコネクタに公開するには、次の手順を実行してMicrosoft Windowsスケジュール済タスクを作成します。スケジュール済タスクは、PeopleSoft Webサーバーを実行しているコンピュータ上に作成する必要があります。
注意: Microsoft Windowsスケジュール済タスクは、Oracle Identity Managerサーバー上にデプロイされているサーブレットと通信するJavaプログラムを呼び出します。サーブレットはメッセージを解析し、リコンシリエーション・イベントをOracle Identity Managerに送信します。サーブレットは、リコンシリエーション・イベントのステータスに基づいてリターン・コードを送信します。リコンシリエーション・イベントが正常に送信された場合、メッセージ・ファイルは削除またはアーカイブされます。そうでない場合、メッセージ・ファイルは変更されない状態で残ります。次回にスケジュール済タスクが実行されるときに、メッセージの送信が再び試行されます。 |
xliMsgPublisher.jar
ファイルおよびpublish.bat
ファイルを、OIM_HOME
/xellerate/lib/MsgPublisher
ディレクトリからターゲット・システム・サーバー上のディレクトリにコピーします。
テキスト・エディタを使用してpublish.bat
ファイルを開き、ファイルを次のように変更します。
i. JAVA_HOME
変数の値を、PeopleSoft Webサーバーを実行しているコンピュータ上のJDKインストール・ディレクトリを指し示すように変更します。
ii.ファイルの最後にあるJavaコマンド内に次の値を指定します。
- PeopleSoft_listener_servlet_URL:
これは、PeopleSoft Application Mappingを使用して生成されるリコンシリエーション・イベントをリスニングするサーブレットのURLです。
- Output_directory_for_XML_messages:
これは、公開したメッセージを格納するPeopleSoft Webサーバー・ディレクトリです。出力ディレクトリは、この手順のステップ3.iで指定済です。
- XML_message_name:
これは、ターゲットを構成する際に作成されるメッセージ名です。詳細は、「メッセージの作成」を参照してください。
- console_log_file_path:
生成されるログ・ファイルのディレクトリのフルパスおよび名前です。
コマンドの書式は次のとおりです。
java com.thortech.xl.Integration.msgpublisher.PeopleSoftPublisher " PeopleSoft_listener_servlet_URL" "Output_directory_for_XML_messages" XML_message_name >> console_log_file_path
次に例を示します。
java Com.thortech.xl.Integration.msgpublisher.PeopleSoftPublisher "http://host: port/peopleSoftApp/do/peopleSoftAction" "C:/test/file" PSFT_XELLERATE_MSG >> c:/test/consolelog.log
この例に指定されるPeopleSoftリスナー・サーブレットURLで、hostname
はOracle Identity Managerが実行されているIPアドレスまたはアプリケーション・サーバーのホスト名で、port
はアプリケーション・サーバーが着信メッセージをリスニングするHTTPポートです。
バッチ・ファイルを保存して閉じます。
PeopleSoft Webサーバーを実行しているコンピュータで、「スタート」、「設定」、「コントロール パネル」の順にクリックします。
「タスク」をダブルクリックします。
「スケジュールされたタスクの追加」をクリックし、「次へ」をクリックします。
「参照」をクリックし、publish.bat
ファイルを保存先のディレクトリから選択します。
「日単位」を選択して「次へ」をクリックし、再び「次へ」をクリックします。
スケジュール済タスクを実行するためのユーザーIDおよびパスワードを入力します。
「[完了]をクリックしたときに詳細プロパティを開く」を選択します。
「完了」をクリックします。
「スケジュール」タブで、「詳細設定」をクリックします。
「タスクを繰り返し実行」を選択します。
タスクを実行する頻度を選択します。
「OK」をクリックし、再び「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
PeopleTools 8.45〜8.48でPeopleSoft Integration Brokerゲートウェイを構成するには、次のようにします。
Webブラウザを開き、PeopleSoft Internet ArchitectureのURLを入力します。PeopleSoft Internet ArchitectureのURLの書式は次のとおりです。
http://servername/psp/ps/Databasename/?cmd=login
次に例を示します。
http://psftserver.acme.com/psp/ps/TestDB/?cmd=login
「PeopleTools」、「Integration Broker」、「Configuration」 、「Gateways」の順に開きます。ゲートウェイ・コンポーネントの詳細が表示されます。
「Integration Gateway ID」フィールドにLOCAL
を入力し、「Search」をクリックします。LOCAL
ゲートウェイは、PIAをインストールすると作成されるデフォルトのゲートウェイです。
PeopleSoftリスニング・コネクタのURLに指定されたIPアドレスが、ターゲット・システムがインストールされているコンピュータのIPアドレスであることを確認します。PeopleSoftリスニング・コネクタのURLの書式は次のとおりです。
http://computer_name_of_the_PeopleSoft_Web_server/IP address:port/PSIGW/PeopleSoftListeningConnector
次に例を示します。
http://10.121.16.42:80/PSIGW/PeopleSoftListeningConnector
LOCAL
ゲートウェイに登録されているすべてのターゲット・コネクタをロードするには、「Load Gateway Connectors」をクリックします。
「Save」をクリックします。
「Ping Gateway」をクリックして、ゲートウェイ・コンポーネントが有効か確認します。
PeopleTools 8.45〜8.47でPeopleSoft Integration Brokerを構成するには、次のようにします。
リモート・ノードとして機能するXL_NODEノードを作成するには、次のようにします。
PIAウィンドウで、「PeopleTools」、「Integration Broker」、「Integration Setup」の順に開き、「Node Definitions」をクリックします。
「Add a New Value」タブをクリックします。
「Add a New Value」タブで、ノード名としてXL_NODE
を入力し、「Add」をクリックします。
「Node Definition」タブで、「Description」フィールドにノードの説明を入力します。
「Local Node」チェック・ボックスの選択を解除し、「Active Node」チェック・ボックスを選択することによって、このノードをリモート・ノードにします。
「Connectors」タブで、次の情報を入力して検索を実行します。
Gateway ID: LOCAL
Connector ID: HTTPTARGET
「Connectors」タブの「Properties」サブページで、次の情報を入力します。
Property ID: HTTPTARGET
Property Name: URL
Required value: XMLメッセージを受け取るPeopleSoftサーブレットのURLを入力します。このURLは、次の書式で入力してください。
http://computer name of the Oracle Identity Manager server/IP address:port/peopleSoftApp/do/peopleSoftAction
次に例を示します。
http://10.121.16.42:8080/peopleSoftApp/do/peopleSoftAction
「Ping Node」ボタンをクリックして、指定したIPアドレスとの接続が確立されていることを確認します。
「Transactions」タブで、「Add Transaction」をクリックします。「Add Transaction」ダイアログ・ボックスが表示されます。
次の詳細を入力して、新しいトランザクションを定義します。
Transaction Type: Outbound Asynchronous
Request Message: PSFT_XELLERATE_MSG
Request Message Version: VERSION_1
「Add」をクリックします。
ステータスを常にアクティブにするには、「Active」を選択します。
「Save」をクリックして、変更を保存します。
PERSON_BASIC
メッセージ・チャネルをセキュアにするには、次のようにします。
PIAで、「PeopleTools」、「Security」、「Permission & Roles」、「Permission Lists」の順に開きます。
「AEAE1000」を選択します。「AEAE1000」権限リストが表示されます。
「Message Monitor」タブを選択し、プラス記号(+)ボタンをクリックしてチャネル名を追加します。
チャネル名として「PERSON_BASIC」を指定し、アクセス・レベルとして「FULL」を選択します。
「Save」をクリックします。
PERSON_BASIC
メッセージ・チャネルが実行モードになっていることを確認するには、次のようにします。
「PeopleTools」、「Integration Broker」、「Monitor Integration」、「Monitor Message」の順に開きます。
「Channel Status」タブをクリックします。
PERSON_BASIC
メッセージ・チャネルが実行されていることを確認します。停止している場合は、「Run」をクリックします。
PeopleTools 8.48でPeopleSoft Integration Brokerを構成するには、次のようにします。
次のステップを実行してリモート・ノードを作成します。
PeopleSoft Internet Architectureで、「PeopleTools」、「Integration Broker」、「Integration Setup」の順に開き、「Nodes」をクリックします。
「Add a New Value」タブで、ノード名(たとえばHT_NODE
など)を入力し、「Add」をクリックします。
「Node Definition」タブで、「Description」フィールドにノードの説明を入力します。さらに、「Default User ID」フィールドにPS
と入力します。
「Local Node」チェック・ボックスの選択を解除し、「Active Node」チェック・ボックスを選択することによって、このノードをリモート・ノードにします。
「Connectors」タブで、次の情報を入力します。
Gateway ID: LOCAL
Connector ID: HTTPTARGET
「Ping Node」ボタンをクリックして、指定したIPアドレスとの接続が確立されていることを確認します。
「Connectors」タブの「Properties」サブページで、次の情報を入力します。
Property ID: PRIMARYURL
Property Name: URL
Required value: XMLメッセージを受け取るPeopleSoftサーブレットのURLを入力します。このURLは、次の書式で入力してください。
http://computer name of the Oracle Identity Manager server/IP address:port/peopleSoftApp/do/peopleSoftAction
次に例を示します。
http://10.121.16.42:8080/peopleSoftApp/do/peopleSoftAction
「Save」をクリックして、変更を保存します。
次のステップを実行してサービスを作成します。
PeopleSoft Internet Architectureで、「PeopleTools」、「Integration Broker」、「Integration Setup」の順に開き、「Service」をクリックします。
「Add a New Value」タブで、サービス名(たとえばPSFT_HR_SERVICE
など)を入力し、「Add」をクリックします。
「Service Definition」タブで、「Description」フィールドにサービスの説明を入力します。
「Save」をクリックして、変更を保存します。
次のステップを実行してサービス操作を作成します。
PeopleSoft Internet Architectureウィンドウで、「PeopleTools」、「Integration Broker」、「Integration Setup」の順に開き、「Service Operation」をクリックします。
「Add a New Value」タブで、作成しているサービス操作のサービス名を入力します。さらに、サービス操作名を入力します。サービス操作名は、「PeopleSoft HCM 9.0でのメッセージの作成」のステップ2で作成したサービス名(たとえば、PSFT_HR_SERVICE
)と同じである必要があります。
「Operation Type」リストから「Asynchronous-Oneway」を選択し、「Add」をクリックします。
「Service Operation Definition」ページの「General」タブで、「Operation Description」フィールドに操作タイプの説明を入力します。さらに、「Message.Version」フィールドにPSFT_XELLERATE_MSG.V1
、「Queue Name」フィールドにPSFT_HR_QUEUE
と入力します。
「Save」をクリックして、変更を保存します。
「Routing」タブで、ルーティング名としてPSFT_HR_ROUTING
と入力し、「Add」をクリックします。
「Routing Definition」タブで、「Sender Node」フィールドにPSFT_HR
、「Receiver Node」フィールドにPSFT_HR_NODE
と入力します。
「Save」をクリックして、変更を保存します。
ターゲット・システムからOracle Identity ManagerへのXMLメッセージの送信を開始する前に、PeopleSoftノードが実行中であることを確認する必要があります。これを確認するには、「Connectors」タブで「Ping Node」ボタンをクリックします。「Connectors」タブにアクセスするには、「PeopleTools」、「Integration Broker」、「Nodes」の順にクリックします。
メッセージの公開時にOracle Identity Managerサーバーが実行中でない場合、キューにメッセージが追加されます。「Message Instance」タブで、キュー内のメッセージのステータスを確認できます。このタブには、キュー内のすべての公開メッセージが表示されます。特定のメッセージの詳細を確認すると、ステータスがTimeout
またはError
として表示されます。
Oracle Identity Managerにキュー内のメッセージを公開するには、Oracle Identity Managerが実行中であるときにメッセージを再送信します。詳細は、「メッセージの公開」を参照してください。
メッセージのステータスがNew
またはStarted
であり、Timeout
またはDone
に変更されない場合は、Oracle Identity Managerサーバーを再起動した後にPeopleSoftアプリケーション・サーバーを再起動する必要があります。
このコネクタのOracle Identity Managerの構成では、リコンシリエーションの構成のみを行います。このガイドで前述したように、リコンシリエーションとは、ターゲット・システムからの新規および変更されたユーザー・アカウント情報を、Oracle Identity Manager内で複製することです。
この項では、次のトピックについて説明します。
この項では、次のトピックについて説明します。
「手順4: コネクタのXMLファイルのインポート」で説明する手順を実行すると、スケジュール済タスクがOracle Identity Managerで自動的に作成されます。完全リコンシリエーションを実行するには、ユーザーが指定したスケジュール済タスクの属性の値に応じてOracle Identity Manager内でユーザーがリコンサイルされるようにスケジュール済タスクを構成する必要があります。
注意: 次の間隔を指定して、将来の任意の日付または時間に完全リコンシリエーションを実行できます。
または、指定した日時に1回実行するようにスケジュール済タスクの属性を構成できます。 |
スケジュール済タスクの属性の値を指定するには、次の手順を実行します。
「Administration」フォルダを開きます。
「Task Scheduler」を選択します。
「Find」をクリックし、「Task Scheduler」表にあるPSFTHRTrustedUserRecon
というスケジュール済タスクを探します。
「Max Retries」フィールドに数値を入力します。この数値は、Oracle Identity Managerがタスクの完了を試行する回数です。この数値を超えると、FAILED
ステータスがタスクに割り当てられます。
「Disabled」チェック・ボックスと「Stop Execution」チェック・ボックスが選択されていないことを確認します。
「Start」リージョンで「Start Time」フィールドをダブルクリックし、タスクを実行する日付と時間を選択します。
タスクを1回のみ実行するように設定するには、「Interval」リージョンで「Once」オプションを選択します。
スケジュール済タスクの属性の値を指定します。指定する値の詳細は、「スケジュール済タスク属性の値の指定」を参照してください。
「Save」をクリックします。スケジュール済タスクが構成されます。現在はタスクが実行されていないため、「Status」フィールドにINACTIVE
ステータスが表示されます。タスクは、ステップ7で指定した日時にのみ実行されます。
スケジュール済タスクを構成した後、「増分リコンシリエーションの構成」に進みます。
ユーザー・リコンシリエーション用のスケジュール済タスクは、2つのスケジュール済タスクとして定義されています。1つは信頼できる従業員リコンシリエーション、他の1つはターゲット・リソースの従業員リコンシリエーションのスケジュール済タスクです。ただし、ターゲット・システムには信頼できる従業員リコンシリエーション用のスケジュール済タスクのみを使用する必要があります。
PSFTHRTrustedUserRecon
従業員リコンシリエーションのスケジュール済タスクの属性に値を指定する必要があります。スケジュール済タスクの属性の説明を次の表に示します。
注意:
|
属性名 | 説明 | サンプル値 |
---|---|---|
FolderPath |
ターゲット・システムによって生成される従業員リコンシリエーション・ファイルが格納されるOracle Identity Managerサーバー上のディレクトリ・パス。
注意: フォルダ・パスには、アプリケーション・エンジンを実行したときに生成されるテキスト・ファイルのみを含める必要があります。Task Schedulerはテキスト・ファイルを検索します。したがって、指定するパスには、Task Schedulerが読み取るファイルのみを含める必要があります。フォルダ・パスの値は末尾に |
C:\PSFTHR\UserRecon \ |
TargetSystem |
リソース・オブジェクトの名前。 | PSFT_HR_RO |
IsTrusted |
信頼できるモードでリコンシリエーションを実行するかどうかを指定します。このコネクタでは、信頼できるソースのリコンシリエーションのみが構成されます。したがって、この属性値は常にYes に設定する必要があります。 |
Yes |
XellerateOrganization |
Oracle Identity Managerの組織のデフォルト名。
この値は、信頼できるソースのリコンシリエーション・モードでXellerateユーザーを作成するために使用されます。Oracle Identity Managerに存在する値を指定する必要があります。 注意: この属性は、信頼できるソースのリコンシリエーションのスケジュール済タスクに固有のものです。 |
Xellerate Users |
NoOfRecordsToBeReconciled |
リコンサイル対象となるレコードの数を指定します。
0より大きい任意の整数値を入力する必要があります。この属性の詳細は、「リコンサイルされるレコード数の指定」を参照してください。 デフォルト値: |
0より大きい任意の整数値 |
Lastname |
リコンシリエーション対象かどうかの基準となるLastname 属性値を指定します。
リコンシリエーション時に、指定した |
Nodata |
Postal |
リコンシリエーション対象かどうかの基準となるPostal 属性値を指定します。
リコンシリエーション時には、ここで指定した |
Nodata |
DeptId |
リコンシリエーションを実行するDeptId 属性値を指定します。
リコンシリエーション時に、指定した |
Nodata |
Operator |
nodata 以外の値を指定するターゲット・システム属性に適用する演算子を指定します。
演算子の値は リコンシリエーション時に、指定したフィールド( |
AND |
ServerName |
PeopleSoftアプリケーションのターゲット・システムに定義されたITリソースの名前。 | PSFT_Employee |
これらのタスク属性の値を指定したら、ステップ10に進んでスケジュール済タスクを作成してください。
リコンシリエーションの実行中には、ターゲット・システム・レコードのすべての変更内容がOracle Identity Managerにリコンサイルされます。リコンサイルされるレコード数によっては、このプロセスに長い時間がかかる場合があります。また、リコンシリエーション中に接続が中断すると、プロセスの完了にはさらに時間がかかります。
リコンサイルされるレコード数を指定すると、リコンシリエーション時間を短縮できます。これには、スケジュール済タスクのNoOfRecordsToBeReconciled
属性の値を指定します。
NoOfRecordsToBeReconciled
属性に値を指定する場合は、「スケジュール済タスク属性の値の指定」に記載されている説明に従ってください。
完全リコンシリエーションを実行する場合は、ITリソース・パラメータIndexOfLastReconciledRecord
の値を指定します。初めて完全リコンシリエーションの実行を開始するとき、このパラメータの値は-1
です。その後の各完全リコンシリエーションの実行の終了時に、このパラメータは、前回のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされた最後のレコードの索引番号を保存します。
完全リコンシリエーションを実行する場合は、IndexOfLastReconciledRecord
パラメータの値を-1
に変更します。このパラメータの値を変更するには、次の手順を実行します。
Oracle Identity Manager Design Consoleにログインします。
「Resource Management」を開きます。
「IT Resources」をダブルクリックします。
PSFT_Employee ITリソースを探します。
IndexOfLastReconciledRecord
パラメータの値を-1に変更します。
完全リコンシリエーションのカスタム属性を追加するには、次のようにします。
注意: この項で説明する手順は、PeopleToolsのすべての認定バージョンで同じです。完全リコンシリエーションのカスタム属性を追加しない場合は、この項を省略してかまいません。 |
PeopleSoft Application Designerで、次のようにします。
注意: PeopleTools 8.22を使用する場合、ステップ1は必須です。 |
「File」メニューから「Open」を選択します。「Open Definition」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Definition」リストから「Message」を選択し、「Name Selection Criteria」フィールドにPSFT_XELLERATE_MSG
を入力して、「Enter」をクリックします。PSFT_XELLERATE_MSG
メッセージの詳細が表示されます。
カスタム属性を追加する先のレコードをクリックします。
たとえば、JOB
レコードの給与属性SALARY
を追加する場合は、「VERSION_1」の下の「JOB」をクリックします。
必要な属性のチェック・ボックスを選択し、メッセージを保存します。
たとえば、「SALARY」フィールドを選択します。
Application Engineコード(BLKPRCS_HR)に記述されたヘッダーと問合せに変更を加えます。たとえば、SALARY
という名前の新しい列をリコンサイルする場合は、Application Engineコードを次のように変更する必要があります。
Local string &empid, &lastnm, &firstnm, &sex, &postal, &city, &ssn, &ph, &birthdt, &country, &add1, &state, &hir_dt, &deptid, &jobcd, &salary; &hdr = "EMPLID,LASTNAME,FIRSTNAME,SEX,POSTAL,CITY,SSN,PHONE,BIRTHDATE,COUNTRY, ADDRESS,STATE,HIRE_DATE,DEPTID,JOBCODE,SALARY";
SALARY
列がps_job
表に存在する場合、SQL文は次のようになります。
SQLExec("select DEPTID, JOBCODE, SALARY from ps_job a where emplid =:1 and effdt=(select max(effdt) from ps_job b where a.emplid=b.emplid and effseq =(select max(effseq) from ps_job c where b.emplid = c.emplid and b.effdt=c.effdt))", &empid, &deptid, &jobcd, &salary);
Oracle Identity Manager Design Consoleの「Development Tools」フォルダ内にあるプロセス・フォームを開きます。
関連項目: このステップおよびこの手順の残りのステップの詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
「Create New Version」をクリックします。
「Create New Version」ダイアログ・ボックスの「Label」フィールドに、バージョン名を指定します。変更内容を保存し、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Current Version」リストから、新しく作成したバージョンを選択します。
「Additional Columns」タブで、「Add」をクリックします。「User Defined Process」フォーム内の新しい属性UD_PSFT_HR
に対応する列を追加します。前述の例では、UD_PSFT_HR_SALARY
という列を追加できます。
リソース・オブジェクトの新しい属性PSFT_HR_RO
に対応するリコンシリエーション・フィールドを追加します。前述の例では、Users.SALARY
というリコンシリエーション・フィールドを追加できます。
PSFT_HR
プロセス定義を変更して、新しく追加した属性と対応するリコンシリエーション・フィールドとの間のマッピングを追加します。前述の例では、マッピングは次のようになります。
Users.SALARY=UD_PSFT_SALARY
この例では、SALARY
がリコンシリエーション・フィールドであり、対応するターゲット・システム属性でもあります。標準として、すべてのリコンシリエーション・フィールド名の前に接頭辞Users.
が付けられます。
OIM_HOME
/xellerate/XLIntegrations/PSFTHR/config
ディレクトリにあるattributemapping_recon.properties
ファイルを変更します。
このファイルに新しい属性を追加することもできます。使用する必要のある書式は次のとおりです。
TargetAttribute=Users.OimAttributeName
注意: 指定するTargetAttribute 値に空白が含まれていないことを確認する必要があります。 |
次に例を示します。
SALARY=Users.SALARY
この例では、SALARY
がリコンシリエーション・フィールドであり、対応するターゲット・システム属性でもあります。標準として、すべてのリコンシリエーション・フィールド名の前に接頭辞Users.
が付けられます。
デフォルトでは、前回のリコンシリエーションの実行後に追加または変更されたすべてのターゲット・システム・レコードが、現在のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされます。リコンサイルする必要のある新規に追加または変更されたレコードのサブセットを指定して、リコンシリエーション・プロセスをカスタマイズできます。このような制限付きのリコンシリエーションを実装するには、リコンシリエーション用にカスタマイズされた問合せを作成します。これは、リコンシリエーション・モジュールのフィルタを作成して行います。
フィルタを作成するには、ターゲット・システム属性に値を指定します。この値は、SELECT
問合せの条件で、リコンサイルするレコードを取得するために使用されます。次のターゲット・システム属性のいずれか、または属性の組合せに対して値を指定できます。
Lastname
DeptId
Postal
複数のターゲット・システム属性を使用してレコードをフィルタリングする場合は、選択したターゲット・システム属性の組合せに適用する論理演算子(AND
またはOR
)も指定する必要があります。
コネクタをデプロイする際に、ターゲット・システムの属性値および適用する論理演算子を指定する手順の詳細は、「スケジュール済タスク属性の値の指定」を参照してください。
注意: この項では、属性という用語はユーザー・データを格納するIDデータ・フィールドを指します。 |
この項では、次のトピックについて説明します。
この項では、PeopleSoftリスナーを構成する方法について説明します。以降の手順において、OIM_HOME
はローカルのOracle Identity Managerのインストール・ディレクトリを指します。
PeopleSoftリスナーを構成するには、次のようにします。
OIM_HOME
/cbrecon_webapp/lib/peopleSoftApp.war
ファイルを一時フォルダ内にコピーします。次のコマンドを入力して、peopleSoftApp.war
ファイルの内容を抽出します。
jar –xvf peopleSoftApp.war
注意: 残りのステップに示すファイルはすべて、peopleSoftApp.war ファイルから抽出されたものです。 |
deployment.properties
ファイルを編集します。このファイルには、PeopleSoftフィードからのXMLメッセージの名前に対応するメッセージ・プロパティが含まれます。この属性のデフォルト値は、PSFT_XELLERATE_MSG
です。この属性の正しい実際の値をPeopleSoft管理者から取得し、このファイル内の値を実際の値に置き換えます。
xlsession.properties
ファイルを編集します。このファイルには、次のOracle Identity Manager接続パラメータが含まれます。
ObjectName: これは、リコンシリエーション・イベントが作成されるOracle Identity Managerのリソース・オブジェクトの名前です。デフォルト値はPSFT_HR_RO
です。
Username: これは、Oracle Identity Managerにログインするためのユーザー名です。デフォルト値はxelsysadm
です。
Password: これは、Oracle Identity Managerにログインするためのパスワードです。暗号化されたパスワードの値を入力する必要があります。
xlclient.properties
ファイルを編集します。このファイルには、APIクライアントとOracle Identity Managerとの通信を可能にする次のシステム・プロパティが含まれます。
xl.homedir: このプロパティは、Oracle Identity Managerクライアント・ディレクトリを指定します。通常、Oracle Identity Managerクライアント・ディレクトリはOIM_HOME
/xlclient
です。
java.security.policy: このプロパティは、セキュリティ・ポリシー・ファイルのパスを指定します。通常、このファイルはOIM_HOME
/xlclient/config
ディレクトリにあります。
java.security.auth.login.config: このプロパティは、認証構成ファイルのパスを指定します。通常、このファイルはOIM_HOME
/xlclient/config
ディレクトリにあります。
各アプリケーション・サーバーは、それぞれ異なる認証構成ファイルを使用します。
IBM WebSphere: authws.conf
BEA WebLogic: authwl.conf
JBoss Application Server: auth.conf
Oracle Application Server: auth.conf
java.naming.provider.url: このプロパティは、アプリケーション・サーバーのJNP URLを指定します。このURLは、OIM_HOME
/xlclient/config/xlconfig.xml
ファイルの<Discovery><CoreServer><java.naming.provider.url>
タグに示されています。各アプリケーション・サーバーは、異なるjava.naming.provider.urlを使用します。
WebLogic: t3://host:7001
JBoss: jnp://host:1099
WebSphere: corbaloc:iiop:host:2809
Oracle Application Server: ormi://localhost:12401/Xellerate
configureReconciliation.properties
ファイルで次のプロパティを編集します。
reconciliationMode: このプロパティは常にtrusted
に設定する必要があります。
Serverdateformat: このプロパティは、PeopleSoftサーバーで使用される日付書式を指定します。次のいずれか1つの日付書式を選択できます。
dd-mmm-yy
ddmmyy
yyddmm
yymmdd
dd.mm.yy
(PeopleSoftインストールでMicrosoft SQL Serverが使用されている場合)
dd.mm.yyyy
(PeopleSoftインストールでIBM DB2 UDBが使用されている場合)
xellerateOrganization: このプロパティは、Oracle Identity Manager組織の名前を指定します。このプロパティのデフォルト値は、Xellerate Users
です。このプロパティには、Oracle Identity Managerに存在している値を割り当てる必要があります。
nullDate: このプロパティは、日付フィールドのデフォルト値を指定します。値は2200/01/01 00:00:00 PST
です。日付フィールドを空白のままにした場合は、この値が使用されます。
PeoplesoftstartingYEAR: このプロパティは、年を2桁で指定します。この2桁(xx)で表された数字に応じて、年は次のように決まります。
50以上の場合、19xx年とみなされます。
50未満の場合、20xx年とみなされます。
これにより、プロパティは1950〜2049の範囲で指定されます。
XelServerDate: このプロパティには、Oracle Identity Managerサーバーに使用される日付書式が含まれます。
XelServerDate
プロパティの現在の値: yyyy/MM/dd hh:mm:ss z
注意: この日付書式は変更しないでください。 |
Filter: このプロパティは、OPRIDLIKE
およびUserType
などのフィルタの値を必要に応じて編集します。このプロパティのデフォルト値は、NO DATA
です。これらの値を使用して増分リコンシリエーションを構成します。
OIM_HOME
/xellerate/lib
ディレクトリからWEB-INF/lib
ディレクトリに次のファイルをコピーします。
注意: WEB-INF/lib ディレクトリから次のJARファイルを削除した後、OIM_HOME /xellerate/lib ディレクトリからJARファイルをコピーしてください。 |
xlAPI.jar
xlAuthentication.jar
xlBackOfficeBeans.jar
xlBackofficeClient.jar
xlCache.jar
xlCrypto.jar
xlDataObjectBeans.jar
(IBM WebSphere Application Serverの場合、このファイルをOIM_CLIENT
/xlclient/lib
からコピー)
xlDataObjects.jar
xlLogger.jar
xlUtils.jar
xlVO.jar
xlAdapterUtilities.jar
OIM_HOME
/xellerate/ext
ディレクトリからWEB-INF/lib
ディレクトリに次のファイルをコピーします。
oscache.jar
javagroups-all.jar
commons-collections.jar
commons-digester.jar
commons-logging.jar
commons-validator.jar
jdbcpool-0.99.jar
log4j-1.2.8.jar
struts.jar
xalan.jar
xerces.jar
xercesImpl.jar
xlRemoteManager.jar
xlScheduler.jar
peopleSoftApp.war
ファイルを抽出先の一時ディレクトリから削除し、次のコマンドを使用してファイルを再作成します。
jar –cvf peopleSoftApp.war
アプリケーション・サーバー(BEA WebLogic、IBM WebSphere、JBoss Application ServerまたはOracle Application Server)のデプロイ・ディレクトリから古いバージョンのpeopleSoftApp.war
ファイルが削除されていることを確認します。
新しく作成したpeopleSoftApp.war
ファイルをアプリケーション・サーバーのデプロイ・ディレクトリにコピーします。
Oracle Identity Managerのサーバーおよびクライアントを再起動します。
注意: 増分リコンシリエーション中にリコンサイルするカスタム属性を追加できます。ただし、カスタム属性を追加する前に、デプロイ手順を完了しておく必要があります。リコンシリエーションのカスタム属性を追加する手順の詳細は、「増分リコンシリエーションの構成」を参照してください。 |
Oracle Identity Manager管理者のパスワードがデフォルトのパスワードと異なる場合、次の手順でOracle Identity Managerパスワードを暗号化する必要があります。
注意: デフォルトの管理者ユーザーIDはxelsysadm です。 |
Oracle Identity Managerサーバーで、コマンド・ウィンドウを開きます。
コマンド・ウィンドウで、OIM_HOME
/xellerate/ScheduleTask
ディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力します。
java -classpath xlPSFTHRRecon.jar \
com.thortech.xl.integration.peoplesoft.util.tcUtilEncryption -e \
OIM_plaintext_password
このコマンドのOIM_plaintext_password
は、暗号化する新しいOracle Identity Manager管理者パスワードです。
暗号化されたパスワードがコマンド・ウィンドウに表示されます。
xlsession.properties
ファイルの暗号化されたパスワードの値を、コマンド・ウィンドウからコピーした値に置き換えます。このファイルはOIM_HOME
/xlclient/lib/peopleSoftApp.war
ファイルに圧縮されています。
peopleSoftApp.war
ファイルを抽出先の一時ディレクトリから削除し、次のコマンドを使用してファイルを再作成します。
jar –cvf peopleSoftApp.war .
アプリケーション・サーバー(BEA WebLogic、IBM WebSphere、JBoss Application ServerまたはOracle Application Server)のデプロイ・ディレクトリから古いバージョンのpeopleSoftApp.war
ファイルが削除されていることを確認します。
新しく作成したpeopleSoftApp.war
ファイルを、アプリケーション・サーバー(BEA WebLogic、IBM WebSphere、JBoss Application ServerまたはOracle Application Server)のデプロイ・ディレクトリにコピーします。
Oracle Identity ManagerおよびDesign Consoleを再起動します。
注意: この項では、属性という用語はユーザー・データを格納するIDデータ・フィールドを指します。増分リコンシリエーションのカスタム属性を追加しない場合は、この項を省略してかまいません。 |
標準的な増分リコンシリエーションでは、事前定義済属性のリコンシリエーションが行われます。必要な場合、リコンサイルされる属性のリストにカスタム属性を追加できます。
リコンシリエーションのカスタム属性を追加する手順は、使用しているPeopleToolsのリリースによって異なります。
PeopleTools 8.22でリコンシリエーションのカスタム属性を追加するには、次のようにします。
HRMSBulkRecon.txt
ファイルにあるPeopleCodeを変更します。このファイルはOIM_HOME
/xellerate/scripts
ディレクトリにあります。必要な変更は次のとおりです。
ファイルの次の行を変更します。
&hdr = "EMPLID,LASTNAME,FIRSTNAME,SEX,POSTAL,CITY,SSN,PHONE,BIRTHDATE, COUNTRY,ADDRESS,STATE,HIRE_DATE,DEPTID,JOBCODE";
たとえば、LOCATION
列を追加するには、次のように列名のリストの最後にLOCATION
を追加します。
&hdr = "EMPLID,LASTNAME,FIRSTNAME,SEX,POSTAL,CITY,SSN,PHONE,BIRTHDATE,
COUNTRY,ADDRESS,STATE,HIRE_DATE,DEPTID,JOBCODE,LOCATION";
追加された新しい属性の値を取得してローカル変数に格納するようにファイル内のSQL文を変更します。
たとえば、リコンサイルされる属性のリストにジョブのロケーション属性LOCATION
を追加するには、SQL文を次のように変更します。
SQLExec("select DEPTID, JOBCODE, LOCATION from ps_job a where emplid =:1 and effdt=(select max(effdt) from ps_job b where a.emplid=b.emplid and effseq =(select max(effseq) from ps_job c where b.emplid = c.emplid and b.effdt=c.effdt))", &empid, &deptid, &jobcd, &location);
ヘッダーとSQL文を変更した後、XMLメッセージに必要なデータを追加します。たとえば、JOB
タグにXMLメッセージのLOCATION
データを追加するには、次のコード・サンプルの太字で示された行を追加します。
/* FOR JOB RECORD */
&MSG_ROWSET.GetRow(1).JOB.JOBCODE.Value = &jobcd;
&MSG_ROWSET.GetRow(1).JOB.DEPTID.Value = &deptid;
&MSG_ROWSET.GetRow(1).JOB.LOCATION.Value = &location;
追加したカスタム属性に基づいてpeopleSoftApp.war
ファイルを変更します。次のコマンドを使用して、peopleSoftApp.war
ファイルの内容を一時ディレクトリに抽出します。
jar –xvf peopleSoftApp.war
このファイルのコピーは、アプリケーション・サーバーのデプロイ・ディレクトリにあります。
attributemap.properties
ファイルで、カスタム属性のXPath(キーと値のエントリ)を追加します。たとえば、LOCATION
属性の場合は次のXPathを追加できます。
Users.LOCATION=//Transaction/DEPT_TBL/LOCATION
注意: attributemap.properties ファイルで、各行のキー部分は等号(=)の左側のテキストです。行のキー部分に空白が含まれていないことを確認する必要があります。たとえば、Users . LOCATION 、Users. LOCATION 、Users.CURRENT LOCATION には空白が含まれているため、これらのキー値はすべて無効です。 |
古いバージョンのpeopleSoftApp.war
ファイルを抽出先の一時ディレクトリから削除し、次のコマンドを入力して、追加したカスタム属性を含むファイルを再作成します。
jar –cvf peopleSoftApp.war .
アプリケーション・サーバーのデプロイ・ディレクトリから古いバージョンのpeopleSoftApp.war
ファイルを削除します。
新しく作成したpeopleSoftApp.war
ファイルをアプリケーション・サーバーのデプロイ・ディレクトリにコピーします。
Oracle Identity Manager Design Consoleで、次の手順で必要な変更を行います。
関連資料: 次の手順の実行に関する詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
「User Defined Process」フォーム内の新しい属性UD_PSFT_HR
に対応する列を追加します。前述の例では、追加した新しい属性のUD_PSFT_HR_LOCATION
という列を追加できます。
リソース・オブジェクトの新しい属性PSFT_HR_RO
に対応するリコンシリエーション・フィールドを追加します。前述の例では、Users.LOCATION
というリコンシリエーション・フィールドを追加できます。
PSFT_HR Process
プロセス定義を変更して、新しく追加した属性と対応するリコンシリエーション・フィールドの間のマッピングを追加します。前述の例では、マッピングは次のようになります。
Users.LOCATION = UD_PSFT_HR_LOCATION
この例では、LOCATION
がリコンシリエーション・フィールドであり、対応するターゲット・システム属性でもあります。標準として、すべてのリコンシリエーション・フィールド名の前に接頭辞Users.
が付けられます。
Oracle Identity Managerのサーバーおよびクライアントを再起動します。
PeopleTools 8.45〜8.48でリコンシリエーションのカスタム属性を追加するには、次のようにします。
HRMSCBRecon.txt
ファイル内のPeopleCodeに必要な変更を行います。このファイルはOIM_HOME
/xellerate/scripts
ディレクトリにあります。必要な変更は次のとおりです。
SQL文セクションの最後に、新しい属性の列値を取得してローカル変数にそれらの値を格納するためのSQL文を追加します。
たとえば、リコンサイルされる属性のリストに部門のロケーション属性LOCATION
を追加するとします。この場合、PS_DEPT_TBL
表からLOCATION
列の値が取得されるように次のSQL文を追加します。
SQLExec("SELECT DESCR, LOCATION FROM PS_DEPT_TBL WHERE DEPTID=:1", &deptid, &deptname, &location);
取得したデータ・フィールドをXMLメッセージに追加します。たとえば、DEPT_TBL
タグにLOCATION
列を追加するには、次のコード・サンプルの太字で示された行を追加します。
&recnode = &fieldtypenode.AddElement("DEPT_TBL"); &recnode.AddAttribute("class", "R"); &fields = &recnode.AddElement("DEPTNAME"); &fields.AddAttribute("type", "CHAR"); &fields = &recnode.AddElement("LOCATION"); &fields.AddAttribute("type", "CHAR");
取得したデータ・テキストをXMLメッセージに追加します。たとえば、DEPT_TBL
タグにLOCATION
列を追加するには、次のコード・サンプルの太字で示された行を追加します。
&datarecnode = &transnode.AddElement("DEPT_TBL"); &datarecnode.AddAttribute("class", "R"); &datafldnode = &datarecnode.AddElement("DEPTNAME"); &textnode = &datafldnode.AddText(&deptname); &datafldnode = &datarecnode.AddElement("LOCATION"); &textnode = &datafldnode.AddText(&location);
PeopleSoft Application Designerで、HRMSCBRecon.txt
ファイルの内容をPERSONAL_DATA
コンポーネントのsavePostChange
イベントにコピーします。
次のコマンドを使用して、peopleSoftApp.war
ファイルの内容を一時ディレクトリに抽出します。
jar –xvf peopleSoftApp.war
このファイルのコピーは、アプリケーション・サーバーのデプロイ・ディレクトリにあります。
attributemap.properties
ファイルで、カスタム属性のXPath(キーと値のエントリ)を追加します。たとえば、LOCATION
属性のXPathを次のように追加します。
Users.LOCATION=//Transaction/DEPT_TBL/LOCATION
注意: attributemap.properties ファイルで、各行のキー部分は等号(=)の左側のテキストです。行のキー部分に空白が含まれていないことを確認する必要があります。たとえば、Users . LOCATION 、Users. LOCATION 、Users.CURRENT LOCATION には空白が含まれているため、これらのキー値はすべて無効です。 |
古いバージョンのpeopleSoftApp.war
ファイルを抽出先の一時ディレクトリから削除し、次のコマンドを使用して、新しい属性を含むファイルを再作成します。
jar –cvf peopleSoftApp.war .
アプリケーション・サーバーのデプロイ・ディレクトリから古いバージョンのpeopleSoftApp.war
ファイルを削除します。
新しく作成したpeopleSoftApp.war
ファイルをアプリケーション・サーバーのデプロイ・ディレクトリにコピーします。
Oracle Identity Manager Design Consoleで、次の手順で必要な変更を行います。
関連資料: 次の手順の実行に関する詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
Oracle Identity Manager Design Consoleの「Development Tools」フォルダ内にあるプロセス・フォームを開きます。
「Create New Version」をクリックします。
「Create New Version」ダイアログ・ボックスの「Label」フィールドに、バージョン名を指定します。変更内容を保存し、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Current Version」リストから、新しく作成したバージョンを選択します。
「Additional Columns」タブで、「Add」をクリックします。「User Defined Process」フォーム内の新しい属性UD_PSFT_HR
に対応する列を追加します。前述の例では、UD_PSFT_HR_LOCATION
という列を追加できます。
リソース・オブジェクトの新しい属性PSFT_HR_RO
に対応するリコンシリエーション・フィールドを追加します。前述の例では、Users.LOCATION
というリコンシリエーション・フィールドを追加できます。
PSFT_HR Process
プロセス定義を変更して、新しく追加した属性と対応するリコンシリエーション・フィールドの間のマッピングを追加します。前述の例では、マッピングは次のようになります。
Users.LOCATION = UD_PSFT_HR_LOCATION
この例では、LOCATION
がリコンシリエーション・フィールドであり、対応するターゲット・システム属性でもあります。標準として、すべてのリコンシリエーション・フィールド名の前に接頭辞Users.
が付けられます。
Oracle Identity Managerのサーバーおよびクライアントを再起動します。
デフォルトでは、前回のリコンシリエーションの実行後に追加または変更されたすべてのターゲット・システム・レコードが、現在のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされます。リコンサイルする必要のある新規に追加または変更されたレコードのサブセットを指定して、リコンシリエーション・プロセスをカスタマイズできます。このような制限付きのリコンシリエーションを実装するには、リコンシリエーション用にカスタマイズされた問合せを作成します。これは、リコンシリエーション・モジュールのフィルタを作成して行います。
フィルタを作成するには、ターゲット・システム属性に値を指定します。この値は、SELECT
問合せの条件で、リコンサイルするレコードを取得するために使用されます。OPRIDLIKE
パラメータおよびUserType
パラメータが含まれているconfigureReconciliation.properties
ファイルを編集すると、フィルタを作成できます。
次のターゲット・システム属性のいずれか、または属性の組合せに対して値を指定できます。
Lastname
DeptId
Postal
複数のターゲット・システム属性を使用してレコードをフィルタリングする場合は、選択したターゲット・システム属性の組合せに適用する論理演算子(AND
またはOR
)も指定する必要があります。
コネクタをデプロイする際に、ターゲット・システムの属性値および適用する論理演算子を指定する手順の詳細は、「スケジュール済タスク属性の値の指定」を参照してください。