Oracle Identity Manager PeopleSoft Employee Reconciliation Connectorガイド リリース9.0.4 E05507-02 |
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コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。
注意: このガイドでは、PeopleSoft HRMS/HCMをターゲット・システムと呼んでいます。 |
PeopleSoft Employee Reconciliationコネクタのデプロイ要件を確認するには、次のようにします。
次の表に示された要件を環境が満たしていることを確認します。
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Identity Manager | Oracle Identity Managerリリース8.5.3以上 |
ターゲット・システム | サポートされるターゲット・システムおよび各ターゲット・システムのPeopleToolsのバージョンは次のとおりです。
次のコンポーネントがインストールおよび構成されていることを確認します。
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ターゲット・システムのホスト・プラットフォーム | PeopleTools 8.22およびPeopleSoft HRMS 8.3 SP1で実行されるアプリケーションは、Microsoft Windowsプラットフォームでのみサポートされます。それ以外のPeopleToolsのサポートされているバージョンで実行されているアプリケーションは、プラットフォームに依存しません。 |
外部コード | csv.jar 外部コード・ファイルが、このコネクタのインストール・メディア・ディレクトリに含まれています。
これらのファイルの詳細は、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」を参照してください。 |
PeopleSoft Integration Brokerコンポーネントを構成するには、ターゲット・システム・サーバーに対する管理権限が必要です。
次の表に、コピーするファイルおよびそれらのコピー先のディレクトリを示します。
注意: - この表の最初の列に示すディレクトリ・パスは、インストール・メディアの次のディレクトリでのコネクタ・ファイルの場所に対応しています。 Enterprise Applications/PeopleSoft Enterprise Applications/PeopleSoft Employee Reconciliation これらのファイルの詳細は、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」を参照してください。 - 特定のコピー先ディレクトリがOracle Identity Managerサーバーに存在しない場合は、ディレクトリを作成してください。 |
注意: Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同様に、すべてのJARファイルとconnectorResources ディレクトリの内容も、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。 |
Oracle Identity Managerサーバーの構成には、次の手順があります。
注意: クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこれらの手順を実行する必要があります。 |
必要な入力ロケール(言語および国の設定)に変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。
必要な入力ロケールに変更するため、システム管理者の支援が必要となる場合があります。
「手順2: コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー」の項で説明されている手順を実行する際には、インストール・メディアのresources
ディレクトリにあるファイルを、OIM_HOME
/xellerate/connectorResources
ディレクトリにコピーします。connectorResources
ディレクトリ内に新しいリソース・バンドルを追加したり、既存のリソース・バンドルに変更を加えた場合は、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをその都度サーバー・キャッシュから消去する必要があります。
コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去するには、次のようにします。
コマンド・ウィンドウで、OIM_HOME
/xellerate/bin
ディレクトリに移動します。
注意: ステップ1を実行してからステップ2を実行してください。ステップ2で次のようにコマンドを実行すると、例外がスローされます。OIM_HOME/xellerate/bin/script_file_name |
次のいずれかのコマンドを入力します。
Microsoft Windowsの場合:
PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
UNIXの場合:
PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
注意: ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。この例外は、ステップ1に示された例外とは異なります。 |
このコマンドのConnectorResourceBundle
は、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。
OIM_HOME/xellerate/config/xlconfig.xml
ロギングを有効化すると、Oracle Identity Managerはプロビジョニングおよびリコンシリエーション操作の過程で発生するイベントについての情報をログ・ファイルに自動的に格納します。ロギングを行うイベントのタイプを指定するには、ログ・レベルを次のいずれかに設定します。
ALL
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが有効化されます。
DEBUG
このレベルでは、デバッグに役立つ詳細なイベントに関する情報のロギングが有効化されます。
INFO
このレベルでは、アプリケーションの進行状況を大まかに示すメッセージのロギングが有効化されます。
WARN
このレベルでは、障害を引き起こす可能性のある状況に関する情報のロギングが有効化されます。
ERROR
このレベルでは、アプリケーションを続行できるエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
FATAL
このレベルでは、アプリケーションの機能停止の原因となる可能性がある、非常に重大なエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
OFF
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが無効化されます。
ログ・レベルを設定するファイルは、使用するアプリケーション・サーバーによって異なります。
BEA WebLogic
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_HOME
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.ADAPTER.PSFTEMPLOYEE=log_level log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.PeopleSoftAction=log_level log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.util.tcUtilReconciliation=log_level
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.ADAPTER.PSFTEMPLOYEE=DEBUG log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.PeopleSoftAction=DEBUG log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.util.tcUtilReconciliation=DEBUG
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
WEBLOGIC_HOME/user_projects/domains/domain_name/server_name/server_name.log
IBM WebSphere
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_HOME
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.ADAPTER.PSFTEMPLOYEE=log_level log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.PeopleSoftAction=log_level log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.util.tcUtilReconciliation=log_level
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.ADAPTER.PSFTEMPLOYEE=DEBUG log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.PeopleSoftAction=DEBUG log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.util.tcUtilReconciliation=DEBUG
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
WEBSPHERE_HOME/AppServer/logs/server_name/SystemOut.log
JBoss Application Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
JBOSS_HOME
/server/default/conf/log4j.xml
ファイルで、次の行を検索します。
<category name="ADAPTER.PSFTEMPLOYEE"> <priority value="log_level"/> </category> <category name="com.thortech.xl.integration.peoplesoft.PeopleSoftAction"> <priority value="log_level"/> </category> <category name="com.thortech.xl.integration.peoplesoft.util.tcUtilReconciliation"> <priority value="log_level"/> </category>
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。次に例を示します。
<category name="ADAPTER.PSFTEMPLOYEE"> <priority value="DEBUG"/> </category> <category name="com.thortech.xl.integration.peoplesoft.PeopleSoftAction"> <priority value="DEBUG"/> </category> <category name="com.thortech.xl.integration.peoplesoft.util.tcUtilReconciliation"> <priority value="DEBUG"/> </category>
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
JBOSS_HOME/server/default/log/server.log
Oracle Application Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_HOME
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.ADAPTER.PSFTEMPLOYEE=log_level log4j.logger.com.thortech.xl.Integration.peoplesoft.PeopleSoftAction=log_level log4j.logger.com.thortech.xl.Integration.peoplesoft.util.tcUtilReconciliation=log_level
これらの行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.ADAPTER.PSFTEMPLOYEE=DEBUG log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.PeopleSoftAction=DEBUG log4j.logger.com.thortech.xl.integration.peoplesoft.util.tcUtilReconciliation=DEBUG
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
OAS_HOME/opmn/logs/default_group~home~default_group~1.log
コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。
左のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。
「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを開くダイアログ・ボックスが表示されます。
OIM_HOME
/xlclient
ディレクトリにあるadpPSFT_RECON_DM.xml
ファイルを探して開きます。ファイル確認ページにXMLファイルの詳細が表示されます。
「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。PSFT_Employee
ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
PSFT_Employee
ITリソースのパラメータの値を指定します。次の表に、指定する値を示します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
NumberOfRetries |
InvocationTargetException がスローされるまでに、Oracle Identity Managerがターゲット・システムへの接続を試行する回数を指定します。
デフォルト値: 2 |
DelayBetweenRetries |
連続する再試行の試行間隔(ミリ秒)を指定します。
デフォルト値: 20000 |
IndexOfLastReconciledRecord |
このパラメータは、リコンサイルに成功した最後のレコードの索引を保存します。このパラメータは完全リコンシリエーションにのみ適用できます。このパラメータの詳細は、「IndexOfLastReconciledRecordパラメータの構成」を参照してください。
デフォルト値: |
「次へ」をクリックします。PSFT_Employee
ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
「スキップ」をクリックして、他のITリソースを定義しないことを指定します。「確認」ページが表示されます。
関連項目: その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
「選択内容の表示」をクリックします。
XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。これらのノードは、冗長なOracle Identity Managerエンティティを示しています。コネクタのXMLファイルをインポートする前に、各ノードを右クリックして「削除」を選択し、これらのエンティティを削除する必要があります。
「インポート」をクリックします。コネクタのファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。
注意: コネクタのXMLファイルに提供されているITリソースのデフォルト名はPSFT_Employee です。この名前は、PeopleTools 8.22の増分リコンシリエーション・コードにハードコードされています。増分リコンシリエーションの実行に成功するには、このITリソースの名前を変更しないでください。 |
adpPSFT_XellerateUser_RECON_DM.xml
ファイルをインポートするには、ステップ2〜7およびステップ9〜12を実行します。ステップ8は実行しないでください。
注意: 信頼できるソースとして指定できるのは、1つのターゲット・システムのみです。adpPSFT_XellerateUser_RECON_DM.xml ファイルのインポートにより、信頼できるソースのリコンシリエーションを構成します。別の信頼できるソースが構成されている場合、このXMLファイルをインポートすると、両方のコネクタのリコンシリエーションが動作しなくなります。 |