「Mail POP冗長性グループ」ターゲットは、POPエージェントによって監視される、構成、特性および機能が同じターゲットの集まりです。単一のPOPサーバー・インスタンスは、そのインスタンスのホストまたはシステムの失敗による影響を受けますが、冗長なPOPサーバーのグループでは、POPサーバー・インスタンスの1つが損失しても、そのような失敗はクライアントに一切表示されず、グループ内の他のPOPサーバー・インスタンスによるリクエスト処理が許可されて機能し続けます。
67.1 ネットワーク(Network)
「ネットワーク(Network)」カテゴリは、POPクライアントへの接続、およびPOPクライアントとPOPサーバーの間で転送されるデータに関する情報を提供します。
67.1.1 受信済データ(Data Received)
このメトリックは、POPサーバーがPOPクライアントから受信したデータの量を測定します。この値は、POPエージェントによって監視されるターゲットで受信されたすべてのデータの合計です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
67.1.2 送信済データ(Data Transmitted)
このメトリックは、POPサーバーによってPOPクライアントに送信されたデータの量を測定します。この値は、POPエージェントによって監視されるターゲットで送信されたすべてのデータの合計です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
67.1.3 ネットワーク・クライアント(Network Clients)
このメトリックは、POPサーバーでオープンになっているクライアント接続の合計数を示します。この値は、POPエージェントによって監視されるターゲットに対してオープンになっているすべての接続の合計数です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
67.2 レスポンス(Response)
「レスポンス(Response)」カテゴリは、クライアント・アプリケーションから見た、POPエージェントによって監視されるターゲットのレスポンス特性を取得します。
67.2.1 ステータス(Status)
このメトリックは、クライアントがPOPサーバーを介してメールにアクセスできるかどうかを示します。可用性は、POPエージェントによって監視される全ターゲットのステータスによって決まります。POPエージェントによって監視されるターゲットが1つでも稼働していれば、ステータスは「稼働中」になります。
ユーザーの処理
Mail POP冗長性グループのステータスが「停止中」の場合は、POPエージェントによって監視される各ターゲットのステータスを確認して、停止中のターゲットを特定します。
67.3 セキュリティ(Security)
「セキュリティ(Security)」カテゴリでは、セキュリティ関連アクティビティの情報を示します。
67.3.1 拒否されたフラッド接続(Refused Flood Connections)
このメトリックは、POPサーバーによって拒否された接続を示します。この値は、POPエージェントによって監視されるターゲットで拒否されたすべての接続の合計です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。