70 Mail SMTP冗長性グループ
「Mail SMTP冗長性グループ」ターゲットは、SMTPエージェントによって監視される、構成、特性および機能が同じターゲットの集まりです。単一のSMTPサーバー・インスタンスは、そのインスタンスのホストまたはシステムの失敗による影響を受けますが、冗長なSMTPサーバーのグループでは、SMTPサーバー・インスタンスの1つが損失しても、そのような失敗はクライアントに一切表示されず、グループ内の他のSMTPサーバー・インスタンスによるリクエスト処理が許可されて機能し続けます。
70.1 送信済バイト数(Bytes Transferred)
「送信済バイト数(Bytes Transferred)」カテゴリは、SMTPサーバーとSMTPクライアントの間で転送されたデータに関する情報を提供します。
70.1.1 転送済バイト数(Bytes Transmitted)
このメトリックは、SMTPサーバーによってクライアントに送信されたデータの量を測定します。この値は、SMTPエージェントによって監視されるターゲットで送信されたすべてのデータの合計です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
70.2 クライアント接続(Client Connections)
「クライアント接続(Client Connections)」カテゴリは、SMTPサーバーでのクライアント接続に関する情報を提供します。
70.2.1 同時クライアント接続(Current Client Connections)
このメトリックは、SMTPサーバーで現在オープンになっているクライアント接続の数を示します。この値は、SMTPエージェントによって監視されるターゲットに対して現在オープンになっているすべての接続の合計数です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
70.3 メッセージ(Messages)
「メッセージ(Messages)」カテゴリは、SMTPサーバーによって送信および受信されるメッセージに関する情報を提供します。
70.3.1 受信したメッセージの合計(Total Number of Messages Received)
このメトリックは、SMTPサーバーがSMTPクライアントから受信したメッセージの数を測定します。この値は、SMTPエージェントによって監視されるターゲットで受信されたすべてのメッセージの合計です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
70.3.2 送信したメッセージの合計数(Total Number of Messages Transmitted)
このメトリックは、SMTPサーバーによってSMTPクライアントに送信されたメッセージの数を測定します。この値は、SMTPエージェントによって監視されるターゲットで送信されたすべてのデータの合計です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
70.4 レスポンス(Response)
「レスポンス(Response)」カテゴリは、クライアント・アプリケーションから見たSMTPサーバーのレスポンス特性を取得します。
70.4.1 ステータス(Status)
このメトリックは、クライアントがSMTPサービスを介して電子メールにアクセスできるかどうかを示します。SMTPサービスの可用性は、SMTPエージェントによって監視されるすべてのターゲットのステータスによって決まります。このエージェントによって監視されるターゲットが1つでも使用可能であれば、ステータスは「稼働中」になります。
ユーザーの処理
Mail SMTP冗長性グループのステータスが「停止中」の場合は、SMTPエージェントによって監視される各ターゲットのステータスを確認して、停止中のターゲットを特定します。