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Oracle Enterprise Manager Oracle Collaboration Suiteメトリック・リファレンス・マニュアル
10gリリース2(10.2)
B28462-01
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18 E-Mail POPサーバー

Post Office Protocol(POP)サーバーは、インターネット標準ベースのメール・クライアント用の電子メール・アクセスを提供します。POPは、クライアントによるメール・ドロップへのアクセスを許可することを目的としています。サーバー上でメールを詳細に操作するためのものではありません。通常、メールはダウンロードされ、その後メール・ドロップから削除されます。

18.1 AUTHの詳細(AUTH Details)

このカテゴリには、全クライアントによってPOPサーバーに送信されるAUTHコマンドの情報を提供するメトリックが含まれます。POPクライアントは、AUTHコマンドを使用して、サーバーへの認証のメカニズムを指定し、認証プロトコル変換を実行し、必要に応じて後続のプロトコル対話用に保護メカニズムをネゴシエートします。POP3 AUTHコマンドで使用される認証および保護のメカニズムは、IMAP4で使用されるものと同じです。


注意:

ターゲットのすべてのリリースについて、各メトリックの収集頻度は10分ごとです。

次の表では、メトリックとその説明を示します。

表18-1 「AUTHの詳細(AUTH Details)」メトリック

メトリック 説明

AUTHの平均時間(ミリ秒)(AUTH Average Time (milliseconds))

POPサーバーがAUTHコマンドを処理するのにかかる平均時間をミリ秒単位で測定します。

AUTH失敗率(失敗数/分)(AUTH Failure Rate (Failures/minute))

18.1.1項「AUTH失敗率(失敗数/分)(AUTH Failure Rate (Failures/minute))」を参照してください。

AUTH率(リクエスト数/分)(AUTH Rate (Requests/minute))

POPサーバーに送信されるAUTHコマンドの数を分単位で測定します。


18.1.1 AUTH失敗率(失敗数/分)(AUTH Failure Rate (Failures/minute))

この情報メトリックは、POPサーバーに送信されるAUTHコマンドの失敗数を分単位で測定します。

ユーザーの処理

根本原因として考えられるのは、次のとおりです。

  1. 必須パスワードが変更された。複数の電子メール・ユーザーが同時にパスワードを変更すると、失敗が増加します。パスワードの変更が完了すると、問題は解決します。時間が経てば、サイトでのパスワード・ポリシーによるパスワード変更は安定し、しきい値を超えなくなります。

  2. Oracleディレクトリ・サーバーが一時的に使用できなくなっている。認証がキャッシュされていません。Oracleディレクトリ・サーバーが使用不可の場合、ユーザーはログインできません。

  3. POPサーバーとOracleディレクトリ・サーバーがネットワーク上で通信できない。DNS、ルーターまたはファイアウォールの変更が原因の可能性があります。

  4. Oracleディレクトリ・サーバー参照用の接続プールが不足している。Oracle Emailプロトコル・サーバーは、Oracleディレクトリ・サーバーへの全クライアント接続の接続プールを共有します。認証率が高く、Oracleディレクトリ・サーバーへの最大接続数が小さいと、接続の問題が発生します。

Oracle Collaboration Suiteデータベースのメール・ホストが稼働中で、POPサーバーからの接続が可能であることを確認します。また、Oracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)のリスナーが実行中であることを確認します。

18.2 ネットワーク(Network)

このセクションには、POPサーバーによって使用されるネットワーク・リソースの情報を提供するメトリックが含まれます。この情報には、POPサーバーに転送されるデータとPOPサーバーから転送されるデータの量、およびこのサーバーへのクライアント接続の数が含まれます。


注意:

ターゲットのすべてのリリースについて、各メトリックの収集頻度は10分ごとです。

次の表では、メトリックとその説明を示します。

表18-2 「ネットワーク(Network)」メトリック

メトリック 説明

クライアント接続率(接続数/分)(Client Connection Rate (Connections/minute))

新しく作成されるPOPクライアント・セッションの数(分単位)。

現行のクライアント接続(Current Client Connections)

現在POPサーバー上でオープンになっているクライアント・セッションの数。

データ受信率(KB/分)(Data Reception Rate (Kb/minute))

POPサーバーがPOPクライアントから受信するデータの量(分単位)。

データ送信率(KB/分)(Data Transmission Rate (Kb/minute))

POPサーバーからクライアントに送信されるデータの量(分単位)。このデータには、メール・レスポンスおよびPOPレスポンス関連のデータによる通信量が含まれます。


18.3 PASSの詳細(PASS Details)

このカテゴリには、POPサーバーによって受信されるPASSコマンドの情報を提供するメトリックが含まれます。POPクライアントによってPASSコマンドが発行されると、POPサーバーでは、USERコマンドとPASSコマンドの引数のペアを使用して、そのクライアントにユーザーのメール・ドロップへのアクセスを許可するかどうかを決定します。


注意:

ターゲットのすべてのリリースについて、各メトリックの収集頻度は10分ごとです。

次の表では、メトリックとその説明を示します。

表18-3 「PASSの詳細(PASS Details)」メトリック

メトリック 説明

PASSの平均時間(ミリ秒)(PASS Average Time (milliseconds))

POPサーバーがPASSコマンドを処理するのにかかる平均時間(ミリ秒単位)

PASS失敗率(失敗数/分)(PASS Failure Rate (Failures/minute))

18.3.1項「PASS失敗率(失敗数/分)(PASS Failure Rate (Failures/minute))」を参照

PASS率(リクエスト数/分)(PASS Rate (Requests/minute))

POPサーバーに送信されるPASSコマンドの数(分単位)


18.3.1 PASS失敗率(失敗数/分)(PASS Failure Rate (Failures/minute))

このメトリックは、POPサーバーに送信されるPASSコマンドの失敗(ログイン失敗)の数を分単位で測定します。これは、不適切なユーザー名やパスワード、Oracleディレクトリ・サーバーに対するアカウント検証の失敗、またはアカウント検証成功後のOracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)へのアクセス失敗を含む総計値です。

POP PASSコマンドを正常に処理するために、サーバーは最初にOracleディレクトリ・サーバーと通信してユーザーを認証します。Oracleディレクトリ・サーバーでの認証が正常に行われると、ユーザーが接続する必要があるOracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)が返されます。POPサーバーがデフォルトのメール・ストアと通信できない場合は、ログインにより失敗が返される可能性があります。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

表18-4 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

10分ごと

毎サンプル後

>

300

500

1

ログインの失敗率は<value>です


ユーザーの処理

ログイン失敗の増加は、いずれかのメール・システムに問題があるか、無効なユーザー・アカウントとパスワードの組合せによるログイン試行が大量に発生していることが原因の可能性があります。Oracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)ごとに、テスト・アカウントでこれらの状況をテストできます。テスト・アカウントでPOPサーバーに正常にログインできたにもかかわらず、まだ大量の失敗が発生している場合は、何者かがそのPOPサーバーへの進入を試みている可能性があります。次のチェックを行います。

  1. ログ・ファイルをチェックします。ログ・レベルが「通知」以上に設定されている場合は、クライアントのIPアドレスがログ・ファイルに記録されます。esd_logscan.plを使用してPOPサーバー・ログ・ファイルをスキャンします。

  2. POPサーバーが攻撃を受けると、Oracleディレクトリ・サーバーに負荷がかかります。ログ・ファイルをチェックして、Oracleディレクトリ・サーバーに十分なクライアント・リソースがあるかどうか確認します。esd_logscan.plを使用してPOPサーバー・ログ・ファイルをスキャンします。

テスト・アカウントでログインに失敗した場合は、POPサーバーにOracleディレクトリ・サーバーおよびOracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)への接続性があるかどうかチェックします。

  1. ターゲット上のプロセスがOracleディレクトリ・サーバーに接続し、ログインできるかどうかチェックします。

  2. Oracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)が実行中であること、Oracle Collaboration Suiteデータベースのリスナーが実行中であること、およびインフラストラクチャOracleディレクトリ・サーバーで接続文字列が正しく登録されていることをチェックします。

18.4 リソース使用率(Resource Usage)

このカテゴリは、データベース接続やサーバー・スレッドなどのリソースの使用率を測定します。POPサーバーでは、データベースへの接続のプールが管理されます。


注意:

ターゲットのすべてのリリースについて、各メトリックの収集頻度は10分ごとです。

次の表では、メトリックとその説明を示します。

表18-5 「リソース使用率(Resource Usage)」メトリック

メトリック 説明

データベース接続の失敗率(失敗数/分)(Database Connection Failure Rate (Failures/minute))

POPサーバーがデータベース接続のプールからデータベース接続を取得するのに失敗した回数を分単位で示します。POPサーバーが接続に失敗するたびに、エンド・ユーザーにはエラーが表示されるため、この値はゼロになるのが理想です。

データベース接続の失敗は、短時間に許容数を超えるユーザー・リクエストを受信した場合に発生します。このような状況は、Oracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)が一時オフラインになった後で再びオンラインになり、すべてのユーザーが再接続を試みた場合に起こりやすくなります。この場合は、数分以内にプールが自然に安定します。Oracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)への接続のオーバーロードを回避するには、必要に応じて、Oracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)に対して使用できる接続の最大数を増やします。

使用中のデータベース接続(Database Connections In Use)

現在POPサーバーによって使用されているデータベース接続の数。これは、接続プール内の接続数合計ではなく、プール内の現在使用中のデータベース接続で構成されるサブセットです。

このメトリックが増加傾向にある場合は、POPのワークロードが増加しているか、データベースのレスポンス時間が長くなっている可能性があります。標準のデータベース・モニタリング・ツールを使用して、これらの問題を解決してください。

使用中のプロトコル・スレッド(Protocol Threads In Use)

このメトリックは、POPサーバーでビジーなサーバー・スレッドの数を示します。それぞれのビジーなスレッドは、現在POPセッションでアクティブな1つのリクエストを表します。

このメトリックが増加傾向にある場合は、POPのワークロードが増加しているか、データベースのレスポンス時間が長くなっている可能性があります。標準のデータベース・モニタリング・ツールを使用して、これらの問題を解決してください。


18.5 レスポンス(Response)

このカテゴリには、POPサーバーの「稼働中」または「停止中」のステータスに関する情報を提供するメトリックが含まれます。

18.5.1 ステータス(Status)

このメトリックは、POPサーバーの「稼働中」または「停止中」のステータスに関する情報を提供し、ステータスが「停止中」の場合には警告します。POPサーバーのステータスが「停止中」になるのは、ターゲット上のすべてのPOPプロセスが停止している場合です。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

表18-6 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

5分ごと

毎サンプル後

=


0

定義なし

1

POPサーバーが停止しています


ユーザーの処理

POPサーバーを起動するには、Enterprise Managerの電子メール・アプリケーションのホームページで、ターゲットを選択して「起動」ボタンをクリックします。POPサーバーが起動しない場合は、サーバーがOracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)のいずれにも接続できないか、Oracleディレクトリ・サーバーに接続できないことが原因と考えられます。次のことを確認します。

  1. ターゲット・ホスト上のプロセスがシステムのOracleディレクトリ・サーバーに接続してログインできるかどうかを検証します。

  2. Oracle Collaboration Suiteデータベース(メール・ストア)が実行中であり、正しい接続文字列がOracleディレクトリ・サーバーで正しく登録されていることを検証します。

18.6 RETRの詳細(RETR Details)

このカテゴリには、POPサーバーによって受信されるRETRコマンドの情報を図表に示すメトリックが含まれます。POPクライアントは、RETRコマンドを発行してメッセージを取得します。


注意:

ターゲットのすべてのリリースについて、各メトリックの収集頻度は10分ごとです。

次の表では、メトリックとその説明を示します。

表18-7 「RETRの詳細(RETR Details)」メトリック

メトリック 説明

RETRの平均時間(ミリ秒)(RETR Average Time (milliseconds))

POPサーバーがRETRコマンドを処理するのにかかる平均時間をミリ秒単位で測定します。

RETR失敗率(失敗数/分)(RETR Failure Rate (Failures/minute))

18.6.1項「RETR失敗率(失敗数/分)(RETR Failure Rate (Failures/minute))」を参照してください。

RETR率(リクエスト数/分)(RETR Rate (Requests/minute))

POPサーバーに送信されるRETRコマンドの数を分単位で測定します。


18.6.1 RETR失敗率(失敗数/分)(RETR Failure Rate (Failures/minute))

この情報メトリックは、POPサーバーに送信されるRETRコマンドの失敗数を分単位で測定します。

ユーザーの処理

RETRコマンドの失敗は、多くの場合、POPサーバーが1つ以上のメール・ストアに接続できないために発生します。根本原因として考えられるのは、次のとおりです。

  1. メール・ストアが停止している。情報ストア・データベースまたは情報ストアのリスナーが実行されていない場合、POPサーバーはそれらと通信できません。

  2. メール・ストアの最大接続プールが不足している。Oracle Emailプロトコル・サーバーは、メール・ストアへの全クライアント接続の接続プールを共有します。そのため、フォルダ情報およびメッセージ情報の取得に必要なリソースが使用されます。大量のメール・クライアント接続が少ない数の接続を共有しても、接続の問題は発生しません。接続プールの乗数はメール・システムの使用方法によって企業ごとに大きく異なりますが、数千の同時ユーザー・ベースをサポートするための最大接続プールの一般的な値は、10〜20程度です。容量が許せば、このホストに別のPOPインスタンスを追加するか、POPインスタンスごとの最大接続プール・サイズを増やすことを検討してください。

18.7 セキュリティ(Security)

このカテゴリには、POPサーバー・セキュリティに関する情報を提供するメトリックが含まれます。

18.7.1 フラッド接続の拒否率(接続数/分)(Flood Connections Refusal Rate (Connections/minute))

このメトリックは、POPサーバーによって拒否される新規接続リクエストの割合を分単位で表します。接続拒否は、いずれかのIPアドレスからの新規接続リクエストが短時間に大量に検出された場合や、1つのIPアドレスからの同時接続数が多すぎた場合に発生します。許可される接続の数を変更するか、POPサーバーによって新規接続リクエストがカウントされる時間枠を変更してください。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 10分ごと

ユーザーの処理

POPサーバーのログ・ファイルをチェックし、フラッドが検出されたIPアドレスを見つけます。このマシンで、妥当な数のメール・クライアントのみが実行されていることを確認します。同じ(または異なる)ユーザーに対して複数のメール・クライアントがマシンで実行されている場合、POPサーバーでフラッドが検出されます。必要であれば、許可される接続の数を増やすか、サイトおよび使用しているメール・クライアントのタイプにあわせて、フラッドが検出される期間を適正な値まで減らします。esd_logscan.plを使用してPOPサーバー・ログ・ファイルをスキャンします。

18.8 STATの詳細(STAT Details)

このカテゴリには、POPサーバーによって受信されるSTATコマンドの情報を提供するメトリックが含まれます。POPクライアントでは、STATコマンドを使用して、ユーザーのメール・ドロップにある電子メール・メッセージの数をPOPサーバーに問い合せます。


注意:

ターゲットのすべてのリリースについて、各メトリックの収集頻度は10分ごとです。

次の表では、メトリックとその説明を示します。

表18-8 「STATの詳細(STAT Details)」メトリック

メトリック 説明

STATの平均時間(ミリ秒)(STAT Average Time (milliseconds))

POPサーバーがSTATコマンドを処理するのにかかる平均時間をミリ秒単位で測定します。

STAT失敗率(失敗数/分)(STAT Failure Rate (Failures/minute))

POPサーバーに送信されるSTATコマンドの失敗数を分単位で測定します。

STAT率(リクエスト数/分)(STAT Rate (Requests/Minute))

POPサーバーに送信されるSTATコマンドの数を分単位で測定します。


18.9 TOPの詳細(TOP Details)

このカテゴリには、POPサーバーによって受信されるTOPコマンドの情報を提供するメトリックが含まれます。POPクライアントは、TOPコマンドを発行してメッセージのヘッダーおよび最初の部分を取得します。


注意:

ターゲットのすべてのリリースについて、各メトリックの収集頻度は10分ごとです。

次の表では、メトリックとその説明を示します。

表18-9 「TOPの詳細(TOP Details)」メトリック

メトリック 説明

TOPの平均時間(ミリ秒)(TOP Average Time (milliseconds))

POPサーバーがTOPコマンドを処理するのにかかる平均時間をミリ秒単位で測定します。

TOP失敗率(失敗数/分)(TOP Failure Rate (Failures/minute))

18.9.1項「TOP失敗率(失敗数/分)(TOP Failure Rate (Failures/minute))」を参照してください。

TOP率(リクエスト数/分)(TOP Rate (Requests/minute))

POPサーバーに送信されるTOPコマンドの数を分単位で測定します。


18.9.1 TOP失敗率(失敗数/分)(TOP Failure Rate (Failures/minute))

この情報メトリックは、POPサーバーに送信されるTOPコマンドの失敗数を分単位で測定します。

ユーザーの処理

TOPコマンドの失敗は、多くの場合、POPサーバーが1つ以上のメール・ストアに接続できないために発生します。根本原因として考えられるのは、次のとおりです。

  1. メール・ストアが停止している。情報ストア・データベースまたは情報ストアのリスナーが実行されていない場合、POPサーバーはそれらと通信できません。

  2. メール・ストアの最大接続プールが不足している。Oracle Emailプロトコル・サーバーは、メール・ストアへの全クライアント接続の接続プールを共有します。そのため、フォルダ情報およびメッセージ情報の取得に必要なリソースが使用されます。大量のメール・クライアント接続が少ない数の接続を共有しても、接続の問題は発生しません。接続プールの乗数はメール・システムの使用方法によって企業ごとに大きく異なりますが、数千の同時ユーザー・ベースをサポートするための最大接続プールの一般的な値は、10〜20程度です。容量が許せば、このホストに別のPOPインスタンスを追加するか、POPインスタンスごとの最大接続プール・サイズを増やすことを検討してください。