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Oracle Enterprise Managerストレージ管理のためのシステム監視プラグイン・メトリック・リファレンス・マニュアル
10gリリース2(10.2.0.4)
B50393-01
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4 Network Appliance Filer


注意:

Network Appliance Filer関連のメトリックはシステム監視プラグイン・リリースには含まれていません。Enterprise Manager Grid Controlリリースに含まれます。

Enterprise Manager Grid ControlでNetwork Appliance Filerターゲットの「すべてのメトリック(All Metrics)」ページを使用して、Oracle管理エージェントがターゲットについて収集したメトリックを参照できます。

Network Appliance Filerメトリックは、各メトリックに関して、説明、サマリー、複数のしきい値(該当する場合)、データソースおよびユーザー・アクションの情報を提供します。

この章では次の略語を使用します。

4.1 10メガビット・ネットワーク・カード統計(10 Megabit Network Cards Statistics)

ネットワーク・インタフェース統計には、Network Appliance Filerのネットワーク・レベルのパフォーマンスと稼働状態を示す有益な情報が含まれます。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-1 10メガビット・ネットワーク・カード統計(10 Megabit Network Cards Statistics)

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)脚注1

ネットワーク受信速度(Kビット/秒)(Network Received Rate (Kilobits/second))

インタフェースで受信したデータの割合(Kビット/秒)

ifInOctets(1.3.6.1.2.1.2.2.1.10)の割合

ネットワーク送信速度(Kビット/秒)(Network Sent Rate (Kilobits/second))

インタフェースで送信したデータの割合(Kビット/秒)

ifOutOctets(1.3.6.1.2.1.2.2.1.16)の割合


脚注1 これらのオブジェクトは、インバウンド・トラフィックをバイト単位で返します。その割合は、1秒当たりのKビットとして導出されます。

4.2 100メガビット・ネットワーク・カード統計(100 Megabit Network Cards Statistics)

ネットワーク・インタフェース統計には、Network Appliance Filerのネットワーク・レベルのパフォーマンスと稼働状態を示す有益な情報が含まれます。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで5分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-2 100メガビット・ネットワーク・カード統計(100 Megabit Network Cards Statistics)

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)脚注1

ネットワーク受信速度(Kビット/秒)(Network Received Rate (Kilobits/second))

インタフェースで受信したデータの割合(Kビット/秒)

ifInOctets(1.3.6.1.2.1.2.2.1.10)の割合

ネットワーク送信速度(Kビット/秒)(Network Sent Rate (Kilobits/second))

インタフェースで送信したデータの割合(Kビット/秒)

ifOutOctets(1.3.6.1.2.1.2.2.1.16)の割合


脚注1 これらのオブジェクトは、インバウンド・トラフィックをバイト単位で返します。その割合は、1秒当たりのKビットとして導出されます。

4.3 アプライアンスの状態(Appliance Health)

Network Appliance Filerの状態は、ファイル・システムの使用状況と環境パラメータが適切な範囲内にあるかどうかと直接関係があります。アプライアンスの状態(Appliance Health)カテゴリのメトリックはこれらのパラメータのレポートを示します。

4.3.1 ファン障害(Fans Failed)

このメトリックは、メイン・ユニットのファンに障害が発生した場合、障害の発生したファンの数を示します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-3 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

5分ごと

288サンプルごと

>

定義なし

0

1

障害が発生したシャーシ・ファンは<value>個で、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値を超えています。追加情報: <FansFailedMessage>


データソース

SNMP MIBオブジェクト: envFailedFanCount(1.3.6.1.4.1.789.1.2.4.2)

4.3.2 ファン障害メッセージ(Fans Failed Message)

このメトリックは、メイン・ユニットのバックプレーン・ファンの稼働ステータスに変更があったことを説明するテキスト・メッセージです。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 5分ごと

データソース

SNMP MIBオブジェクト: envFailedFanMessage(1.3.6.1.4.1.789.1.2.4.3)

4.3.3 NVRAMバッテリ・ステータス(NVRAM Battery Status)

このメトリックは、不揮発性RAM(NVRAM)バッテリの現在のステータスを示します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-4 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

5分ごと

288サンプルごと

>

1

2

1

NVRAMバッテリの電荷が低下しています。ステータスは<value>で、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値を超えています。


データソース

SNMP MIBオブジェクト: nvramBatteryStatus(1.3.6.1.4.1.789.1.2.5.1)

4.3.4 電源障害(Power Supplies Failed)

このメトリックは、障害の発生した電源と母線(存在する場合)の数を示します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-5 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

5分ごと

288サンプルごと

>

定義なし

0

1

障害が発生した電源または母線は<value>個で、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値を超えています。追加情報: <PowerSuppliesFailedMessage>


データソース

SNMP MIBオブジェクト: envFailedPowerSupplyCount(1.3.6.1.4.1.789.1.2.4.4)

4.3.5 電源障害メッセージ(Power Supplies Failed Message)

このメトリックは、電源と母線の稼働ステータスに変更があったことを説明するテキスト・メッセージです。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 5分ごと

データソース

SNMP MIBオブジェクト: endFailedPowerSupplyMessage(1.3.6.1.4.1.789.1.2.4.5)

4.3.6 温度超過(Temperature Exceeded)

このメトリックは、ハードウェアが温度の最大値を超えた状態で現在稼働しているかどうかを示します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-6 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

5分ごと

288サンプルごと

>

定義なし

1

1

システムの稼働温度が最大値を超えています。


データソース

SNMP MIBオブジェクト: envOverTemperature(1.3.6.1.4.1.789.1.2.4.1)

4.4 CIFS操作(CIFS Operations)

Common Internet File System(CIFS)プロトコルは、WindowsクライアントがこのNetwork Appliance Filerのデータにアクセスする際に使用します。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-7 CIFS操作(CIFS Operations)

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

CIFS不正コール(CIFS Bad Calls)

4.4.1項「CIFS不正コール(%)(CIFS Bad Calls (%))」を参照。

4.4.1項「CIFS不正コール(%)(CIFS Bad Calls (%))」を参照。

CIFS不正コール率(CIFS Bad Calls Rate)

拒否されたCommon Internet File System(CIFS)コールの数。

cifsBadCalls(1.3.6.1.4.1.789.1.7.3.1.1.3)の割合

CIFSコール/秒(CIFS Calls per Second)

このNetwork Appliance Filerにより実行された1秒当たりのCommon Internet File System(CIFS)操作の割合。

cifsTotalOps(1.3.6.1.4.1.789.1.7.3.1.1.1)の割合

CIFS有効(CIFS Enabled?)

このNetwork Appliance FilerでCommon Internet File System(CIFS)プロトコルが有効化されているかどうかを示します。値は、TrueまたはFalseのいずれかです。

cifsIsEnabled(1.3.6.1.4.1.789.1.7.1.1)


4.4.1 CIFS不正コール(%)(CIFS Bad Calls (%))

このメトリックは、拒否されたCommon Internet File System(CIFS)コールの割合を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-8 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

毎サンプル後

>

5

10

3

CIFS不正コールは<value>%で、警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


データソース

SNMP MIBオブジェクト: cifsBadCalls(1.3.6.1.4.1.789.1.7.3.1.1.3)の割合

4.5 クラスタ(Cluster)

クラスタは、フォルト・トレランスを実現するための特別な方法で接続および構成されたNetwork Appliance Filerのペアで構成されます。

この情報は、「クラスタ構成設定(Cluster Configuration Setting)」が1(ライセンス許可なし)ではない場合にのみ使用できます。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-9 クラスタ(Cluster)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

クラスタ・インターコネクト・ステータス(Cluster Interconnect Status)

4.5.1項「クラスタ・インターコネクト・ステータス(Cluster Interconnect Status)」


4.5.1項「クラスタ・インターコネクト・ステータス(Cluster Interconnect Status)」


クラスタ・パートナ・ステータス(Cluster Partner Status)

4.5.2項「クラスタ・パートナ・ステータス(Cluster Partner Status)」


4.5.2項「クラスタ・パートナ・ステータス(Cluster Partner Status)」


パートナ名(Partner Name)

クラスタ・パートナのホスト名。

cfPartnerName(1.3.6.1.4.1.789.1.2.3.6)

パートナ・システムID(Partner System ID)

クラスタ・パートナのシステムID。

cfPartnerSysid(1.3.6.1.4.1.789.1.2.3.7)

テイクオーバーできない理由(Reason Can't Takeover)

「状態(State)」が3の場合(Network Appliance Filerがテイクオーバーできない場合)、このメトリックはその理由を説明します。

cfCannotTakeoverCause(1.3.6.1.4.1.789.1.2.3.3)

状態(State)

Network Appliance Filerクラスタの状態。

cfState(1.3.6.1.4.1.789.1.2.3.2)


4.5.1 クラスタ・インターコネクト・ステータス(Cluster Interconnect Status)

このメトリックは、インターコネクト・ハードウェアの現在のステータスを表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-10 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

96サンプルごと

<


4

3

1

パートナ<PartnerName>のクラスタ・インターコネクト・ハードウェアは停止している可能性があります。ステータスは<value>で、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値を下回っています。


データソース

SNMP MIBオブジェクト: cfInterconnectStatus(1.3.6.1.4.1.789.1.2.3.8)

4.5.2 クラスタ・パートナ・ステータス(Cluster Partner Status)

このメトリックは、(クラスタ・パートナから返されるとおりに)クラスタ・パートナのステータスを表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-11 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

96サンプルごと

<


定義なし

2

1

クラスタ・パートナ<PartnerName>は停止している可能性があります。


データソース

SNMP MIBオブジェクト: cfPartnerStatus(1.3.6.1.4.1.789.1.2.3.4)

4.6 CPU(CPU)

このメトリック・カテゴリは、CPU監視のメトリックを定義します。

CPUがシステムでどのように使用されているかを監視することで、システムの稼働状態を適切に把握できます。余裕を持って10%以上のアイドル時間を常に維持することをお薦めします。したがって、警告は100%ではなく90%近辺に設定する方が効果的です。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで5分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-12 CPU(CPU)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

CPU稼働時間(秒)(CPU Up Time (Seconds))

コンピュータ・システムが最後に初期化されてからCPUが稼働している時間(秒単位)

cpuUpTime(1.3.6.1.4.1.789.1.2.1.1)

注意: このオブジェクトは、CPU稼働時間を100分の1秒単位で返すため、秒単位に変換されます。

CPU使用率(%)(CPU Utilization (%))

4.6.1項「CPU使用率(%)(CPU Utilization (%))」を参照。

4.6.1項「CPU使用率(%)(CPU Utilization (%))」を参照。

CPU数(No. of CPUs)

Network Appliance FilerのCPUの数

cpuCount(1.3.6.1.4.1.789.1.2.1.6)


4.6.1 CPU使用率(%)(CPU Utilization (%))

このメトリックは、前回クライアントがCPU使用率(%)メトリックをリクエストして以来(「すべてのメトリック」ページなどから)、CPUが稼働していた時間の割合を示します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-13 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

5分ごと

毎サンプル後

>

80

95

6

CPU使用率は<value>%で、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値を超えています。


データソース

SNMP MIBオブジェクト: cpuBusyTimePerCent(1.3.6.1.4.1.789.1.2.1.3)

4.7 ディスク・サマリー(Disk Summary)

このメトリック・カテゴリには、障害の発生したディスクとスペア・ディスクに関するメトリックが含まれます。

4.7.1 ディスク障害メッセージ(Disk Failed Message)

このメトリックは、障害ディスクに関するメッセージを表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データソース

SNMP MIBオブジェクト: diskFailedMessage(1.3.6.1.4.1.789.1.6.4.10)

4.7.2 ディスク障害(Disks Failed)

このメトリックは、現在障害が発生しているディスクの数を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-14 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

96サンプルごと

>

0

定義なし

3

アプライアンスには少なくとも<value>の障害ディスクがあり、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値を超えています。追加情報: <DiskFailedMessage>


データソース

SNMP MIBオブジェクト: diskFailedCount(1.3.6.1.4.1.789.1.6.4.7)

4.7.3 スペア・ディスク(Spare Disks)

このメトリックは、使用可能なスペア・ディスクの数を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-15 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

96サンプルごと

<


2

1

3

アプライアンスのスペア・ディスクは<value>で、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値を下回っています。


データソース

SNMP MIBオブジェクト: diskSpareCount(1.3.6.1.4.1.789.1.6.4.8)

4.8 Filer容量(Filer Capacity)

このメトリック・カテゴリには、全ボリュームのFiler容量のメトリックが含まれます。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで1時間ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-16 Filer容量(Filer Capacity)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

集計容量割当て率(%)(Aggregate Capacity Allocated (%))

全集計での割り当てられた容量の割合

次のデータソースから導出されます。

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.16(dfHighUsedKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.17(dfLowUsedKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.14(dfHighTotalKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.15(dfLowTotalKBytes)

割当て集計容量(GB)(Aggregate Capacity Allocated (GB))

全集計での割り当てられた容量(GB単位)

次のデータソースから導出されます。

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.16(dfHighUsedKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.17(dfLowUsedKBytes)

合計集計容量(GB)(Aggregate Capacity Total (GB))

全集計での合計容量(GB単位)

次のデータソースから導出されます。

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.14(dfHighTotalKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.15(dfLowTotalKBytes)

フレキシブル・ボリューム容量割当て容量(%)(Flexible Volumes Capacity Allocated (%))

すべてのフレキシブル・ボリュームの使用済容量の割合

次のデータソースから導出されます。

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.16(dfHighUsedKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.17(dfLowUsedKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.14(dfHighTotalKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.15(dfLowTotalKBytes)

フレキシブル・ボリューム割当て容量(GB)(Flexible Volumes Capacity Allocated (GB))

すべてのフレキシブル・ボリュームの割当て容量(GB単位)

次のデータソースから導出されます。

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.16(dfHighUsedKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.17(dfLowUsedKBytes)

フレキシブル・ボリューム合計容量(GB)(Flexible Volumes Capacity Total (GB))

全集計での合計容量(GB単位)

次のデータソースから導出されます。

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.14(dfHighTotalKBytes)

  • 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.15(dfLowTotalKBytes)

Qtree容量制限(GB)(Qtree Capacity Limit (GB))

全Qtreeでの制限(GB単位)

すべてのQtreeの合計。SNMP MIBオブジェクトのqrVKBytesLimit(1.3.6.1.4.1.789.1.4.5.1.5)から導出されます。

Qtree使用容量(%)(Qtree Capacity Used (%))

すべてのQtreeの使用済容量の割合(GB単位)

(qtreecapacityusedgb / qtreecapacitylimitgb) * 100から導出されます。

Qtree使用容量(GB)(Qtree Capacity Used (GB))

全Qtreeでの使用容量(GB単位)

全Qtreeの合計。SNMP MIBオブジェクトのqrVKBytesUsed(1.3.6.1.4.1.789.1.4.5.1.4)から導出されます。

トラディショナル・ボリューム合計容量(GB)(Traditional Volume Capacity Total (GB))

すべてのボリュームの合計容量(GB単位)

各ボリュームのvolumetotalgbの合計。

トラディショナル・ボリューム使用容量(%)(Traditional Volume Capacity Used (%))

すべてのボリュームの使用済容量の割合(GB単位)

SNMP MIBオブジェクト:

  • dfKBytesTotal(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.3)

  • dfKBytesUsed(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.4)

トラディショナル・ボリューム使用容量(GB)(Traditional Volume Capacity Used (GB))

すべてのボリュームの使用済容量(GB単位)

各ボリュームのvolumeallocgbの合計。


4.9 ギガビット・ネットワーク・カード統計(Gigabit Network Cards Statistics)

ネットワーク・インタフェース統計には、Network Appliance Filerのネットワーク・レベルのパフォーマンスと稼働状態を示す有益な情報が含まれます。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで5分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-17 ギガビット・ネットワーク・カード統計(Gigabit Network Cards Statistics)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

ネットワーク受信速度(Kビット/秒)(Network Received Rate (Kilobits/second))

インタフェースで受信したデータの割合(Kビット/秒)

ifInOctets(1.3.6.1.2.1.2.2.1.10)の割合

注意: このオブジェクトは、インバウンド・トラフィックをバイト単位で返します。その割合は、1秒当たりのKビットとして導出されます。

ネットワーク送信速度(Kビット/秒)(Network Sent Rate (Kilobits/second))

インタフェースで送信したデータの割合(Kビット/秒)

ifOutOctets(1.3.6.1.2.1.2.2.1.16)の割合

注意: このオブジェクトは、アウトバウンド・トラフィックをバイト単位で返します。その割合は、1秒当たりのKビットとして導出されます。


4.10 ネットワーク・インタフェース(Network Interfaces)

ネットワーク・インタフェース統計には、このNetwork Appliance Filerのネットワーク・レベルのパフォーマンスと稼働状態を示す有益な情報が含まれます。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで1時間ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-18 ネットワーク・インタフェース(Network Interfaces)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

実際のステータス(Actual Status)

インタフェースの現在の状態。

ifOperStatus(1.3.6.1.2.1.2.2.1.8)

バンド幅(Mビット/秒)(Bandwidth (Mbits/second))

インタフェースの現在の帯域幅の推定値(Mビット/秒単位)。

ifSpeed(1.3.6.1.2.1.2.2.1.5)

注意: このオブジェクトは、帯域幅をビット/秒単位で返すため、Mビット/秒単位に変換されます。

目標ステータス(Desired Status)

インタフェースの目標とする状態。

ifAdminStatus(1.3.6.1.2.1.2.2.1.7)

IPアドレス(IP Address)

インタフェースのインターネット・プロトコル(IP)アドレス。

ipAdEntAddr(1.3.6.1.2.1.4.20.1.1)

MACアドレス(MAC Address)

プロトコル・スタックでネットワーク・レイヤーのすぐ下に位置するプロトコル・レイヤーのインタフェース・アドレス。MACは、Media Access Controlの略語です。

ifPhyAddress(1.3.6.1.2.1.2.2.1.6)

名前(Name)

インタフェースの名前。

ifDescr(1.3.6.1.2.1.2.2.1.2)

ネットワークの破棄(%)(Network Discards (%))

4.10.1項「ネットワークの破棄(%)(Network Discards (%))」を参照。

4.10.1項「ネットワークの破棄(%)(Network Discards (%))」を参照。

ネットワーク・エラー(%)(Network Errors (%))

4.10.2項「ネットワーク・エラー(%)(Network Errors (%))」を参照。

4.10.2項「ネットワーク・エラー(%)(Network Errors (%))」を参照。

ネットワーク・インタフェース(実際のステータス-目標ステータス)(Network Interface (Actual Status-Desired Status))

4.10.3項「ネットワーク・インタフェース(実際のステータス-目標ステータス)(Network Interface (Actual Status-Desired Status))」を参照。

4.10.3項「ネットワーク・インタフェース(実際のステータス-目標ステータス)(Network Interface (Actual Status-Desired Status))」を参照。

タイプ(Type)

インタフェースのタイプ。

ifType(1.3.6.1.2.1.2.2.1.3)

不明プロトコルのパケット(%)(Unknown Protocol Packets (%))

4.10.4項「不明プロトコルのパケット(%)(Unknown Protocol Packets (%))」を参照。

4.10.4項「不明プロトコルのパケット(%)(Unknown Protocol Packets (%))」を参照。


4.10.1 ネットワークの破棄(%)(Network Discards (%))

このメトリックは、バッファ領域の不足により破棄された合計パケットの割合を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-19 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

毎時

毎サンプル後

>

15

25

3

ネットワーク・インタフェース<keyValue>で破棄されたパケットは<value>%で、警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


複数のしきい値

このメトリックでは、「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

SNMP MIBオブジェクト:

  • ifInDiscards(1.3.6.1.2.1.2.2.1.13)

  • ifOutDiscards(1.3.6.1.2.1.2.2.1.19)

4.10.2 ネットワーク・エラー(%)(Network Errors (%))

このメトリックは、エラーを含んでいるため破棄する必要のあった合計パケットの割合を表します。(インタフェース・カードまたはケーブルに問題がある可能性があります。)

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-20 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

毎時

毎サンプル後

>

15

25

3

ネットワーク・インタフェース<keyValue>でのエラーは<value>%で、警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


複数のしきい値

このメトリックでは、「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

SNMP MIBオブジェクト:

  • ifInErrors(1.3.6.1.2.1.2.2.1.14)

  • ifOutErrors(1.3.6.1.2.1.2.2.1.20)

4.10.3 ネットワーク・インタフェース(実際のステータス-目標ステータス)(Network Interface (Actual Status-Desired Status))

このメトリックは、インタフェースの実際のステータスと目標ステータスの差異を表します。両方の状態が等しい場合(Actual State = Desired Stateの場合)、このメトリックは0(ゼロ)になります。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-21 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

毎時

毎サンプル後

>

定義なし

0

1

ネットワーク・インタフェース<Index>に障害が発生しました。


複数のしきい値

このメトリックでは、「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

"ActualStatus-DesiredStatus"または( ifOperStatus - ifAdminStatus )から導出されます。

SNMP MIBオブジェクト:

  • ifAdminStatus(1.3.6.1.2.1.2.2.1.7)

  • IfOperStatus(1.3.6.1.2.1.2.2.1.8)

4.10.4 不明プロトコルのパケット(%)(Unknown Protocol Packets (%))

このメトリックは、不明なプロトコルまたはサポート対象外のプロトコルが原因で破棄された合計パケットの割合を表します。(Network Appliance Filerがセキュリティ攻撃を受けている可能性があります。)

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-22 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

毎時

毎サンプル後

>

20

30

3

ネットワーク・インタフェース<keyValue>で受信された不明またはサポート外プロトコルのパケットは<value>%で、警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


複数のしきい値

このメトリックでは、「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ネットワーク・インタフェース索引」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

SNMP MIBオブジェクト: ifInUnknownProtos(1.3.6.1.2.1.2.2.1.15)

4.11 NFS操作(NFS Operations)

ネットワーク・ファイル・システム(NFS)・プロトコルは、UNIXクライアントがNetwork Appliance Filerのデータにアクセスする際に使用します。クライアントは、リモート・プロシージャ・コール(RPC)を送信してNetwork Appliance Filerと通信します。

4.11.1 NFS不正コール(v2およびv3)(%)(NFS Bad Calls (v2 and v3) (%))

このメトリックは、拒否された受信NFSコール(v2およびv3)の合計数の割合を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-23 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

毎サンプル後

>

5

10

3

NFS不正コールは<value>%で、警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


データソース

SNMP MIBオブジェクト: nfsServBadCalls(1.3.6.1.4.1.789.1.3.1.2.2)の割合

4.11.2 NFSコール/秒(v2およびv3)(NFS Calls per Second (v2 and v3))

このメトリックは、受信されたNFSコール(v2およびv3)の合計数の割合を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データソース

SNMP MIBオブジェクト: nfsCalls(1.3.6.1.4.1.789.1.3.1.2.1)の割合

4.12 製品情報(Product Information)

このメトリック・カテゴリは、製品情報監視のメトリックを定義します。このカテゴリのメトリックには、デフォルトのしきい値がありません。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-24 製品情報(Product Information)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

ファームウェアのバージョン(Firmware Version)

このプラットフォームで稼働しているファームウェアのバージョンを示す文字列。

productFirmwareVersion(1.3.6.1.4.1.789.1.1.6)

モデル(Model)

このNetwork Appliance Filerのモデル名。

productModel(1.3.6.1.4.1.789.1.1.5)

製品カテゴリ(Product Category)

Network Appliance製品のタイプ。有効なタイプは、Filer、Clustered FilerまたはNetCacheです。

sysObjectID(1.3.6.1.2.1.1.2)

製品ID(Product ID)

Network Appliance FilerのシステムID(シリアル番号)。

productId(1.3.6.1.4.1.789.1.1.3)

ベンダー(Vendor)

このNetwork Appliance Filerの供給ベンダー。

productVendor(1.3.6.1.4.1.789.1.1.4)

バージョン(Version)

Network Appliance Filerのバージョン。バージョンは、Network Appliance Filerのパッチ更新または製品更新に応じて変わります。

productVersion(1.3.6.1.4.1.789.1.1.2)


4.13 Qtree(Qtrees)

このカテゴリのメトリックは、Qtree監視用です。この情報は、割当て制限が有効の場合にのみ使用できます。ここでは、割当て制限タイプとQtreeは同じものを示します。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-25 Qtreeメトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

名前(Name)

Qtreeの名前。

qrVTree(1.3.6.1.4.1.789.1.4.5.1.10)

Qtree使用(%)(Qtree Used (%))

4.13.1項「Qtree使用(%)(Qtree Used (%))」を参照。

4.13.1項「Qtree使用(%)(Qtree Used (%))」を参照。

割当て制限タイプ(Quota Type)

このエントリの割当て制限の種類を識別します。「割当て制限タイプ(Quota Type)」は3に等しく、Qtreeを示します。

qrVType(1.3.6.1.4.1.789.1.4.5.1.2)

合計GB(Total GB)

このQtreeの制限(GB単位)。

qrVKBytesLimit(1.3.6.1.4.1.789.1.4.5.1.5)

注意: このオブジェクトは、合計をKB単位で返すため、GB単位に変換されます。

使用量GB(Used GB)

このQtreeで使用されている現在のGB数。

qrVKBytesUsed(1.3.6.1.4.1.789.1.4.5.1.4)

注意: このオブジェクトは、使用量をKB単位で返すため、GB単位に変換されます。


4.13.1 Qtree使用(%)(Qtree Used (%))

このメトリックは、このQtreeに使用されている領域制限の割合を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-26 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

96サンプルごと

>

95

98

1

Qtree <QtreeName>は<value>%フルで、警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


複数のしきい値

このメトリックでは、「パス名」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「パス名」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「パス名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

SNMP MIBオブジェクト: 該当なし

4.14 RAID構成(RAID Configuration)

Redundant Array of Independent Disks(RAID)を使用すると、RAIDグループの1つのディスクに障害が発生しても、ファイルにアクセスできます。このカテゴリのメトリックは、RAID構成の稼働状態についてレポートします。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-27 RAID構成(RAID Configuration)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

ベイ(Bay)

ディスクのあるシェルフ内のディスク・ベイを識別する番号。

raidVBay(1.3.6.1.4.1.789.1.6.2.1.20)

ディスク・ステータス(Disk Status)

このディスク・ドライブのステータス。

raidVStatus(1.3.6.1.4.1.789.1.6.2.1.3)

RAIDグループ(RAID Group)

このディスクが属する特定ボリューム内のRAIDグループを識別する番号。RAIDグループは、パリティ・ディスク、28以下のデータ・ディスク、およびオプションのスペア・ディスクで構成されます。

raidVGroup(1.3.6.1.4.1.789.1.6.2.1.13)

シェルフ(Shelf)

ディスクのあるシェルフを識別する番号。

raidVShelf(1.3.6.1.4.1.789.1.6.2.1.19)

合計(GB)(Total (GB))

このディスクの合計サイズ(GB単位)。

raidVTotalMb(1.3.6.1.4.1.789.1.6.2.1.9)

注意: このオブジェクトは、合計をMB単位で返すため、GB単位に変換されます。

使用量(GB)(Used (GB))

現在使用中の領域(GB単位)。

raidVUsedMb(1.3.6.1.4.1.789.1.6.2.1.7)

注意: このオブジェクトは、使用量をMB単位で返すため、GB単位に変換されます。


4.15 レスポンス(Response)

このメトリック・カテゴリは、Network Appliance FilerのInternet Control Message Protocol(ICMP)pingのレスポンスを表します。

4.15.1 ステータス(Status)

このメトリックは、Network Appliance Filerホストが稼働しており、アクセス可能であるかどうかを示します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-28 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

2分ごと

毎サンプル後

=


定義なし

0

1

<target>はネットワーク上で到達不可であるか、または停止しています。ステータスは<value>で、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値と同じです。


データソース

Network Appliance Filerホストに対するTCP pingを調べます。

4.15.2 TCP Ping(ミリ秒)(TCP Ping, Milliseconds)

このメトリックは、pingが戻るのに要した平均時間を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-29 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

2分ごと

毎サンプル後

>

定義なし

定義なし

6

TCP pingレスポンスは<value>ミリ秒で、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値を超えています。


4.16 SnapMirror(SnapMirror)

Network Appliance FilerのSnapMirrorテクノロジでは、ファイラ・ボリューム間で非同期にデータをミラー化できます。ソース・ボリュームのデータは、ユーザーが定義可能な1分から1か月の範囲にわたる時間間隔でターゲットに定期的にレプリケートできます。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

4.16.1 SnapMirrorタイム・ラグ(分)(SnapMirror Time Lag (Min))

このメトリックは、ターゲットがソースよりどの程度遅れているかを分単位で表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-30 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

4サンプルごと

>

定義なし

定義なし

1

ソース: <SMSource>とターゲット: <SMDestination>の間のSnapMirrorタイム・ラグは、<value>分で、警告(<warning_threshold>)またはクリティカル(<critical_threshold>)のしきい値を超えています。


複数のしきい値

このメトリックでは、「索引」オブジェクト、「ソース」オブジェクトおよび「接続先」オブジェクトの一意の組合せごとに、異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「索引」オブジェクト、「ソース」オブジェクトおよび「接続先」オブジェクトの一意の組合せに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「索引」オブジェクト、「ソース」オブジェクトおよび「接続先」オブジェクトの一意の組合せごとに、警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

SNMPのMIBオブジェクトsnapmirrorLag(1.3.6.1.4.1.789.1.9.20.1.6)から導出されます。

snapmirrorLagオブジェクトは、ラグを100分の1秒単位で示します。Smtimelag(分単位)は、(snapmirrorLag / 100.0) / 60.0という式から導出されます。

4.16.2 状態(State)

このメトリックは、SnapMirrorの現在の状態を表します。表示される値は次のとおりです。

  1. uninitialized(初期化前)

  2. snapmirrored(SnapMirror化)

  3. broken-off(中断)

  4. quiesced(停止)

  5. source(ソース)

  6. unknown(不明)

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データソース

SNMP MIBオブジェクト: 1.3.6.1.4.1.789.1.9.20.1.5

4.16.3 ステータス(Status)

このメトリックは、SnapMirrorの現在の転送ステータスを表します。表示される値は次のとおりです。

  1. idle(アイドル)

  2. transferring(転送中)

  3. pending(保留中)

  4. aborting(中断中)

  5. migrating(移行中)

  6. quiescing(停止中)

  7. resyncing(再同期中)

  8. waiting(待機中)

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データソース

SNMP MIBオブジェクト: snapmirrorStatus(1.3.6.1.4.1.789.1.9.20.1.4)

4.17 SnapMirrorロード(SnapMirror Load)

Network Appliance Filer SnapMirrorソフトウェアは、Local Area Network(LAN)またはWide Area Network(WAN)を経由して高速にデータをレプリケートすることで、障害時リカバリおよびデータ分散ソリューションを実現します。

SnapMirrorソフトウェアは、ミッションクリティカルなアプリケーションに対して最大限のデータ可用性と最速のリカバリ機能を提供します。SnapMirrorテクノロジにより、データが1つ以上のネットワーク・ファイラにミラー化されます。ミラー化されたデータは、常に最新の状態となるよう継続的に更新されるため、障害時のリカバリ、テープ・バックアップの負荷軽減、読取り専用データの分散、本番環境ではないファイラでのテスト、オンライン・データ移行など、様々な用途に利用できます。

このカテゴリのメトリックは、SnapMirrorの読取り速度と書込み速度についてレポートします。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで6時間ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-31 SnapMirrorロード(SnapMirror Load)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

SnapMirror読込み速度(KB/秒)(SnapMirror Read Rate (Kbytes/second))

SnapMirrorにより読み取られる1秒当たりのKB数。このメトリックは、再起動時にリセットされます。

snapmirrorReadBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.9.11)

収集間隔における差異を計算することで導出されます。

SnapMirror書込み速度(KB/秒)(SnapMirror Write Rate (Kbytes/second))

SnapMirrorにより書き込まれる1秒当たりのKB数。このメトリックは、再起動時にリセットされます。

snapmirrorWrittenBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.9.10)


4.18 スナップショット(Snapshots)

スナップショットは、任意の時点におけるファイル・システム全体の読取り専用イメージです。「スナップショット(Snapshots)」カテゴリのメトリックは、スナップショットのメトリックについてレポートします。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-32 スナップショット(Snapshots)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

予約使用可能(Reserve Available (GB))

使用可能な領域(GB単位)

dfKBytesAvail(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.5)

注意: このオブジェクトは、使用可能量をKB単位で返すため、GB単位に変換されます。

予約合計(GB)(Reserve Total (GB))

このスナップショットの合計割当て容量(GB単位)

dfKBytesTotal(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.3)

注意: このオブジェクトは、合計をKB単位で返すため、GB単位に変換されます。

予約使用中(GB)(Reserve Used (GB))

使用中の領域(GB単位)

dfKBytesUsed(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.4)

注意: このオブジェクトは、使用量をKB単位で返すため、GB単位に変換されます。

Snapshot予約域使用(%)(Snapshot Reserve Used (%))

4.18.1項「Snapshot予約域使用(%)(Snapshot Reserve Used (%))」を参照

4.18.1項「Snapshot予約域使用(%)(Snapshot Reserve Used (%))」を参照

ボリューム・タイプ(Volume Type)

コンテナのタイプ(トラディショナル・ボリューム、フレキシブル・ボリュームまたはアグリゲート)

SNMP MIBオブジェクト: 1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.23(dfType)

導出される値は次のとおりです。

  • トラディショナル・ボリューム(1)

  • フレキシブル・ボリューム(2)

  • アグリゲート(3)


4.18.1 Snapshot予約域使用(%)(Snapshot Reserve Used (%))

このメトリックは、使用されている領域の割合を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-33 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

96サンプルごと

>

95

定義なし

1

Snapshot <keyValue>は<value>%フルで、警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


複数のしきい値

このメトリックでは、「ボリューム」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ボリューム」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ボリューム」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

SNMP MIBオブジェクト: dfPerCentKBytesCapacity(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.6)

4.19 スペア・ディスク(Spare Disks)

このメトリック・カテゴリは、RAID(Redundant Array of Independent Disks)グループのスペア・ディスクに関連する統計を表します。RAIDグループは、パリティ・ディスク、28以下のデータ・ディスク、およびオプションのスペア・ディスクで構成されます。

補助ディスクのスペア・ディスクは、他のディスクが破損するか一杯になったときに、それらのディスクと置き換えて使用されます。RAIDグループ内のディスクに障害が発生すると、自動的にスペア・ディスクと置き換わります。ボリュームに割り当てられていないシステム内のすべてのディスクが、スペア・ディスクになります。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-34 スペア・ディスク(Spare Disks)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

ディスク名(Disk Name)

スペア・ディスク・ドライブの名前。

spareDiskName(1.3.6.1.4.1.789.1.6.3.1.2)

スペア・ベイ(Spare Bay)

ディスクのあるシェルフ内のディスク・ベイを識別する番号。

spareBay(1.3.6.1.4.1.789.1.6.3.1.13)

スペア・シェルフ(Spare Shelf)

ディスクのあるシェルフを識別する番号。

spareShelf(1.3.6.1.4.1.789.1.6.3.1.12)

スペア・ステータス(Spare Status)

このスペア・ドライブのステータス。たとえば、スペア、追加スペア、バイパス、不明などのステータスになります。

spareStatus(1.3.6.1.4.1.789.1.6.3.1.3)

合計(GB)(Total (GB))

このスペア・ディスクの合計サイズ(GB単位)。

spareTotalMb(1.3.6.1.4.1.789.1.6.3.1.7)

注意: このオブジェクトは、合計をMB単位で返すため、GB単位に変換されます。


4.20 システム・ロード(System Load)

このメトリック・カテゴリには、Network Appliance Filerのネットワーク通信量とI/Oアクティビティを示すメトリックが含まれます。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-35 システム・ロード(System Load)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

キャッシュ期間(分)(Cache Age (Minutes))

バッファ・キャッシュ内の最も古い読取り専用ブロックの経過時間(分単位)。これは、システム・メモリーで周期的に実行される読取り操作の速さを示します。Network Appliance Filerが(マシンのメモリー・サイズより大きい)大規模ファイルを読み取っている場合、バッファ・キャッシュ期間は非常に短くなります。

miscCacheAge(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.23)

合計ディスクI/O速度(KB/秒)(Total Disk I/O Rate (KBytes/second))

ディスクを対象とする読取りおよび書込みの合計バイト(KB/秒単位)。

miscHighDiskReadBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.15)

miscLowDiskReadBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.16)

miscHighDiskWriteBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.17)

miscLowDiskWriteBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.18)

合計ディスク読取り速度(KB/秒)(Total Disk Read Rate (KBytes/second))

最後の起動後にディスクから読み取られたバイトの割合。

miscHighDiskReadBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.15)

miscLowDiskReadBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.16)

合計ディスク書込み速度(KB/秒)(Total Disk Written Rate (KBytes/second))

最後の再起動後にディスクに書き込まれたバイトの割合(KB/秒単位)。

miscHighDiskWriteBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.17)

miscLowDiskWriteBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.18)

合計HTTP操作受信速度(操作/秒)(Total Http Operations Received Rate (Ops/second))

最後の再起動後に受信されたHTTP操作の割合。

miscHighHttpOps(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.9)

miscLowHttpOps(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.10)

合計ネットワークI/O速度(KB/秒)(Total Network I/O Rate (KBytes/second))

最後の起動後に、すべてのネットワーク・インタフェースで受信および送信されたバイトの割合。

miscHighNetRcvdBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.11)

miscLowNetRcvdBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.12)

miscHighNetSentBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.13)

miscLowNetSentBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.14)

合計ネットワーク受信速度(KB/秒)(Total Network Received Rate (KBytes/second))

最後の起動後に、すべてのネットワーク・インタフェースで受信されたバイトの割合。

miscHighNetRcvdBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.11)

miscLowNetRcvdBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.12)

合計ネットワーク送信速度(KB/秒)(Total Network Sent Rate (KBytes/second))

最後の起動後に、すべてのネットワーク・インタフェースで送信されたバイトの割合。

miscHighNetSentBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.13)

miscLowNetSentBytes(1.3.6.1.4.1.789.1.2.2.14)


4.21 ボリューム割当て(Volume Allocation)

このメトリック・カテゴリには、各ボリュームの割当て領域を表すメトリックが含まれます。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-36 ボリューム割当て(Volume Allocation)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

割当済(GB)(Allocated (GB))

各ボリュームの割当て領域(GB単位)

dfKBytesUsed(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.4)

( dfKBytesUsedl / (1024.0 * 1024.0) )から導出されます。

合計(GB)(Total (GB))

各ボリュームの合計容量(GB単位)

dfKBytesTotal(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.3)

( dfKBytesTotal / (1024.0 * 1024.0) )から導出されます。

未割当て(GB)(Unallocated (GB))

各ボリュームの未割当て領域(GB単位)

dfKBytesAvail(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.5)

( dfKBytesAvail / (1024.0 * 1024.0) )から導出されます。

ボリューム割当て(%)(Volume Allocated (%))

4.21.1項「ボリューム割当て(%)(Volume Allocated (%))」を参照。

4.21.1項「ボリューム割当て(%)(Volume Allocated (%))」を参照。

ボリューム・タイプ(Volume Type)

コンテナのタイプ(トラディショナル・ボリューム、フレキシブル・ボリュームまたはアグリゲート)

1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.23(dfType)

導出される値は次のとおりです。

  • トラディショナル・ボリューム(1)

  • フレキシブル・ボリューム(2)

  • アグリゲート(3)


4.21.1 ボリューム割当て(%)(Volume Allocated (%))

このメトリックは、各ボリュームの割当て領域の割合を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-37 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

96サンプルごと

>

100

定義なし

3

<VolumeTypeString> <keyValue>への割当てが<value>%過剰です。警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


複数のしきい値

このメトリックでは、「ボリューム」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ボリューム」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ボリューム」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

( volumeallocgb / volumetotalgb ) * 100という式から導出されます。

4.22 ボリューム(Volumes)

ボリュームは、クライアント・データを格納する複数のディスクで構成されたNetwork Appliance Filerの物理ファイル・システムです。Network Appliance Filerは、1〜23のボリュームを保持できます。このメトリック・カテゴリは、ボリューム監視のメトリックを定義します。


注意:

各メトリックの収集頻度は、すべてのターゲットのリリースで15分ごとです。

次の表は、各メトリックと、その説明およびデータソースを示しています。

表4-38 ボリューム(Volumes)メトリック

メトリック 説明 データソース(SNMP MIBオブジェクト)

使用可能(GB)(Available (GB))

このボリュームで使用可能な領域(GB単位)

dfKBytesAvail(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.5)

注意: このオブジェクトは、値をKB単位で返すため、GB単位に変換されます。

ファイル使用可能(Files Available)

使用可能なファイル(inode)の数

dfInodesFree(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.8)

ファイル使用中(Files Used)

現在使用中のファイルの数

dfMaxFilesUsed(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.12)

ファイル使用(%)(Files Used (%))

4.22.1項「ファイル使用(%)(Files Used (%))」を参照。

4.22.1項「ファイル使用(%)(Files Used (%))」を参照。

最大ファイル数(Max Files)

このボリュームで使用可能な最大ファイル数

dfMaxFilesAvail(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.11)

合計(GB)(Total (GB))

このボリュームの合計容量(GB単位)

dfKBytesTotal(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.3)

注意: このオブジェクトは、合計をKB単位で返すため、GB単位に変換されます。

使用量(GB)(Used (GB))

このボリュームで使用中の領域(GB単位)

dfKBytesUsed(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.4)

注意: このオブジェクトは、使用量をKB単位で返すため、GB単位に変換されます。

ボリューム・タイプ(Volume Type)

コンテナのタイプ(トラディショナル・ボリューム、フレキシブル・ボリュームまたはアグリゲート)

1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.23(dfType)

導出される値は次のとおりです。

  • トラディショナル・ボリューム(1)

  • フレキシブル・ボリューム(2)

  • アグリゲート(3)

ボリューム使用率(%)(Volume Used (%))

4.22.2項「ボリューム使用率(%)(Volume Used (%))」を参照。

4.22.2項「ボリューム使用率(%)(Volume Used (%))」を参照。


4.22.1 ファイル使用(%)(Files Used (%))

このメトリックは、このボリュームで使用中の最大inode数の割合を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-39 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

96サンプルごと

>

95

98

1

<VolumeTypeString> <keyValue>は最大数の<value>%のファイルを使用しており、警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


複数のしきい値

このメトリックでは、「ボリューム」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ボリューム」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ボリューム」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

SNMP MIBオブジェクト: dfPerCentInodeCapacity(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.9)

4.22.2 ボリューム使用率(%)(Volume Used (%))

このメトリックは、このNetwork Appliance Filerで使用されている領域の割合を表します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEになるとアラートが生成されるかを示しています。

表4-40 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

15分ごと

96サンプルごと

>

95

98

1

<VolumeTypeString> <keyValue>は<value>%フルで、警告(<warning_threshold>%)またはクリティカル(<critical_threshold>%)のしきい値を超えています。


複数のしきい値

このメトリックでは、「ボリューム」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ボリューム」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ボリューム」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データソース

SNMP MIBオブジェクト: dfPerCentKBytesCapacity(1.3.6.1.4.1.789.1.5.4.1.6)