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Oracle Enterprise Manager Application Configuration Consoleスタート・ガイド
リリース5.3.2
B56955-01
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用語集

M P S W

M

mvPath
mvPathは、コンテナおよびプロパティなどのApplication Configuration Console内のオブジェクトを参照するための式言語である。mvPathを使用するのは変数および制約を指定する場合、コマンドライン・インタフェースを使用する場合や、ユーザー独自のスクリプトを記述する場合などである。構成データのmvPathビューでは、プロパティおよびメタデータ以外のすべてがコンテナで表される。プロジェクト、環境、レイヤー、フォルダ、アセット、構成、ビュー、および構成要素はすべてコンテナである。コンテナおよびプロパティの両方がメタデータを持ち、プロパティおよびメタデータが値を持つことができる。

P

pbrun
Symark PowerBrokerによるプログラムで、ユーザーの資格証明および定義された権限に基づいてユーザー・リクエストを検証するために、アクセス制御リストを使用する。Application Configuration Consoleでは、セキュア・プロビジョニングおよびリモート・コマンド実行のために使用される。

S

saveSpecEntry
saveSpecEntryは、アセットがロードまたは更新される際に実行される、一連のターゲットおよびタスクを識別する。最も一般的な例は、比較操作で使用するため、含まれたプロパティの値に基づいて要素レベルのメタデータを設定することである。
su
ユーザー資格証明をルート・ユーザーまたはその他の指定ユーザーの資格証明に変更してから、リモート・システム上の新規セッションを開始するコマンド。Application Configuration Consoleでは、セキュア・プロビジョニングおよびリモート・コマンド実行のために使用される。
sudo
システム管理代表者が特定のユーザー(またはユーザー・グループ)に、一部(またはすべて)のコマンドをルート・ユーザーまたはその他のユーザーとして実行すると同時に、コマンドおよびその引数の監査証跡を提供するという権限を付与する際のコマンド。Application Configuration Consoleでは、セキュア・プロビジョニングおよびリモート・コマンド実行のために使用される。

W

WebLogic自動化モジュール(WebLogic Automation Module)
「自動化モジュール」を参照。
WebSphere自動化モジュール(WebSphere Automation Module)
「自動化モジュール」を参照。
Webレポート(Web Reports)
Application Configuration Consoleのデータを様々なテキスト形式およびグラフィカル形式で表示するために使用できる、Webベースのレポーティング・コンポーネント。レポートをリアルタイムに生成するか、特定の間隔で実行するようにスケジューリングして、出力を電子メール・リストに送信することが可能である。PDFおよびCSVの形式でレポートをエクスポートすることもできる。
Windows Resource Extensions
Windows Resource Extensions(WRE)は、Application Configuration ConsoleにWindowsサーバーおよびリソースと連携するための機能を追加する。WREには、Windowsサーバーから構成およびその他の情報を抽出するために設計された、一連のリソース仕様をロードするWindows自動化モジュールが含まれる。これらのリソース仕様はWindowsリソース・アダプタと相互作用する。
「自動化モジュール」「リソース・アダプタ」も参照。

アセット(Asset)
Application Configuration Consoleのキー・コンポーネント。アセットはホスト/エンドポイントの結合、認証パックおよびリソース仕様によって定義される。この3つの要素では外部リソースを一意に識別する。アセットは管理対象のサーバー、デバイスおよびシステムを表す。たとえば、Webサーバーとアプリケーション・サーバーは両方ともアセットとして表される。アセットには通常、1対多の構成が含まれる。
「マスター・アセット」「下位アセット」も参照。
アセット・ビュー(Asset View)
アセットの構成を配置する場所。アセット・ビューには、アセットのすべての構成または構成の一部のサブセットが表示される。アセット・ビューは、構成が深くネストされたアセットや、異なるユーザー・グループの関心が高い構成のサブセットを備えたアセットについて、特に有用である。アセット・ビューでは、構成を再配置し、それを別のフォルダにグループ化することもできる。
アセット・ビュー仕様(Asset View Specification)
アセット・ビューを作成するためのルールはアセット・ビュー仕様で定義される。WebSphere自動化モジュールのWebSphereサーバー・ビューなどのように、すぐに使用可能なアセット・ビュー仕様が含まれる自動化モジュールも存在する。アセット・ビュー仕様を追加で作成して、それをアセットに適用することができる。
アラート(Alert)
アラートは、スケジューリングされたイベントの結果として検出された差異を表す。アラートをシンプルな通知システムとして使用するか、上級バージョンを使用してアラートを体系的に管理することができる。
アラートの管理にはより形式化されたアプローチが含まれており、いずれかのユーザーが調査および最終的な問題解決のための所有権を持つ。管理されたアラートでは現在のステータス以外に、問題に取り組んで解決したユーザー、解決された日時および解決策の内容も表示される。
「追跡アラート」「比較アラート」も参照。
アラート・ビュー(Alerts View)
Application Configuration Consoleのクライアント・ウィンドウの構成要素(右下のペイン)。ここではアラートが表示され、右クリックすることでアラートの各処理を実行できる。

一時ディレクトリ(Temporary Directory)
Application Configuration Consoleでは、セキュア・プロビジョニング操作のために使用される。これは、構成ファイルが最終的な安全な場所にコピーされる前に書き込まれる、リモート・システム上の場所を指す。
インポート(Import)
「エクスポート/インポート機能」を参照。

エクスポート/インポート機能(Export/Import Capability)
比較結果をHTMLファイルまたはテキスト区切りファイルとしてエクスポートし、Application Configuration Consoleへのアクセス権がない組織内の他のユーザーとその情報を共有することができる。リソース仕様およびプロパティ・ディクショナリなどのシステム・ファイルをXMLファイルとしてエクスポートできる。さらにこのファイルは、表示および編集してから、Application Configuration Consoleへインポートできる。たとえば、組織内の標準として使用されるリソース仕様を作成し、それをXMLファイルとしてエクスポートして、他のユーザーがそのファイルを自分のクライアントにインポートする、ということが可能である。
エディタ領域(Editor Area)
Application Configuration Consoleのクライアント・ウィンドウの構成要素(右上のペイン)であり、構成のコンテンツと、コンテナおよび構成に関するメタデータが表示される。ナビゲータ・ビューでアイテムをダブルクリックすると、そのアイテムがApplication Configuration Consoleのエディタ領域で開かれ、追加の操作を実行できる。複数のアイテムを同時に開くことが可能。
エンドポイント(Endpoint)
ネットワーク経由の情報の転送に使用されるプロトコル(FTP、SSH、UNC)。外部リソースが存在するホストと組み合せて指定される。

下位アセット(Subordinate Asset)
下位アセットは、そのマスターとして宣言されている他のアセットからその構造(構成ファイルのセット)を導出するアセットである。下位アセットを直接、編集または更新することはできない。マスター・アセットへの変更を反映する場合は、下位アセットをそのマスターからリフレッシュする。
アセットは様々な方法で下位となる場合がある。新規アセットは既存アセットに基づいて作成する。新規アセットは、そのアセットの基となるアセットの下位となる。既存アセットを指定し、もう1つの既存アセットをそのアセットのマスター・アセットとして宣言することで、最初のアセットに下位ステータスを割り当てる。
「マスター・アセット」と対比。
外部リソース(External Resource)
アセットおよびその構成を形成する、ファイルまたはコマンド・レスポンスのソース。リソースは、Application Configuration Consoleの外部の、リモート・ホスト上のファイルシステム内のどこかに存在するという意味で外部である。
環境(Environment)
通常は、プロジェクトの下の第1レベル。一般的には、開発、品質保証、ステージングなどの製品のライフサイクル段階を表すために使用される。環境は、地理的な場所に使用して、アセットおよびリソースの場所別の表示を容易にすることもできる。環境はレイヤー、フォルダおよびアセットを含むことができる。

共有(Sharing)
Application Configuration Consoleで作成したものはすべて、他のユーザーと共有できる。共有されているコンテナおよびテンプレートはパブリック・ワークスペース・フォルダに表示される。ホストおよびリソース仕様などの、システム・フォルダ内の共有するアイテムを、他のユーザーはシステム・フォルダで参照できる。
アイテムの所有者のみがそのアイテムを共有できる。アイテムを共有する際は、そのアイテムおよびその子を表示および使用できるグループを定義するための権限を設定する。

グループ(Group)
グループによって、Application Configuration Consoleの情報を表示および変更する権限を保有するユーザーを制御する。1つのグループには、1人以上のApplication Configuration Consoleのユーザーが含まれる。コンテナまたは構成を共有する際は、個々のユーザーではなく、ユーザーのグループに権限を設定する。読取り権限や書込み権限など、異なる権限を別々のグループに付与することができる。

権限(Permissions)
「有効権限」も参照。
検索および置換(Find and Replace)
Application Configuration Console内の強力な検索メカニズムで、特にプロパティおよび値、コンテナ名、各種設定、ユーザーおよびグループ、そしてメタデータの検索を可能にする。このメカニズムでは置換値が検証されるため、無効な値は設定できない。

更新(Update)
更新は、Application Configuration Consoleの構成情報を、関連付けられた外部リソースで上書きする処理のことである。1つの構成か、アセットまたは上位コンテナの下のすべての構成を更新できる。
「プロビジョニング」と対比。
構成(Configuration)
プロパティおよびその値などの構成情報が含まれるオブジェクト。アセットには構成が含まれ、ここでは各構成が通常、1つの構成ファイルの構成情報を表す。アプリケーション・サーバー設定が含まれるXMLファイルなどがその例である。
構成ビュー(Configuration View)
特定の変換で作成された構成データの表示。異なる変換では属性、要素および文字データが再配置されるため、構成データの別の側面を参照できる。「プライマリ・ビュー」および「物理ビュー」は、構成ビューの例である。
構成変更の有効化(Make Configuration Changes Live)
Application Configuration Consoleサーバー上の特定のレジストリ・ファイルをクライアント内で直接編集し、サーバー操作を妨げずにリアルタイムで更新をレンダリングする機能。変更を有効にするためサーバーの再起動が求められる、その他のレジストリ編集もある。
コネクタ(Connector)
Application Configuration Consoleにおいて管理対象サーバーおよびデバイスに対する構成データの読取りおよび書込みを可能にする、ホスト認証パックおよびリソース仕様の組合せ。
コマンドライン・インタフェース(Command Line Interface: CLI)
CLIは、クライアント・インタフェース以外に、Application Configuration Consoleのデータおよびコマンドにアクセスできるもう1つの手段である。CLIの主な機能は、Application Configuration Consoleと相互作用するスクリプトのためのインタフェースを提供することである。CLIコマンドを手動で入力することで、クライアント・インタフェースのコマンドのいくつかを実行することもできる。
コマンド・リソース仕様(Command Resource Specification)
構成の出力を保存するために実行される、リモート・コマンドまたはコマンドのグループを一覧表示する。リモート・コマンドはリモート・デバイスのネイティブ・コマンドか、ある種のスクリプトである。直接コマンドを実行するか、sudoのコントロールおよびロギングを利用する場合はsudoから実行することができる。別のユーザー・ログインの下でコマンドを実行するため、suからコマンドを実行することもできる。コマンド・リソース・アダプタと相互作用する。
「リソース・アダプタ」も参照。
コンテナ(Container)
システムの構成を定義するため、Application Configuration Consoleで作成するオブジェクト。Application Configuration Consoleではプロジェクト、環境、レイヤーおよびフォルダをコンテナとして認識するが、ユーザーの用語に合せたラベルを階層コンテナに割当てできる。

システム・ビュー(System View)
システム・ビューは、プロジェクト内の環境およびレイヤー、または選択したコンテナの下の2つのコンテナ・レベルを図示したものである。システム・ビューを使用して、複数の環境の各レイヤーのコンポーネントを並べて簡単に参照することができる。
システム・フォルダ(System Folder)
システム・フォルダには構成データの処理に役立つ、認証パック、リソース仕様、グループおよびディクショナリなどの、リソースとリファレンスが含まれる。
自動化モジュール(Automation Module)
自動化モジュールによってApplication Configuration Consoleの機能が強化される。名前が示すとおり、自動化モジュールには多数の複雑な手順を結合して簡潔な操作にする「自動化」が含まれる。自動化モジュールには、自動化に適した特定のプロパティおよび値を含む、ディクショナリも含まれる。Application Configuration Consoleでは現在、IBM WebSphereアプリケーション・サーバー(リリース5.1および6.0)、BEA WebLogic Server(リリース8、9および10)、およびWindows 2003 Server用の自動化モジュールを提供している。
仕様(Specification)
「コマンド・リソース仕様」「ファイル・リソース仕様」を参照。
ジョブ・ビュー(Jobs View)
Application Configuration Consoleのクライアント・ウィンドウの構成要素(右下のペイン)で、実行中のスクリプトが一覧表示される。スクリプトは、自動化モジュールの構成要素か、組織内のユーザーによって作成されたものである場合がある。また、1回のみの実行として設定された遅延プロビジョニングも表示される。
所有権(Ownership)
一般的に、ユーザーがApplication Configuration Consoleで作成するもの(コンテナ、アセット、リソース仕様、ホストなど)はユーザーが所有権を持ち、アクセスを制御する。ユーザーが所有するアイテム(ホストおよび認証パックなど)を他のユーザーはシステム・フォルダで参照できるが、変更はできない。作成したアイテムは、権限をユーザー・グループに付与することで他のユーザーと共有できる。共有されるアイテムはパブリック・ワークスペースで表示可能になる。アイテムの所有権は譲渡が可能で、これはそのアイテムの制御を放棄することを意味する。また、管理者は自分のリソースすべての所有権を他のユーザーに譲渡できる。

スケジューリング(Scheduling)
Application Configuration Consoleでは、各種のイベントの発生頻度を1回のみまたは繰返しのどちらかにスケジューリングできる。スケジューリングされるイベントの例は次のとおりである。

正規化(Normalize)
2つ以上の構成全体の差異を検出する比較において、差異が検出される比較ビューで行を正規化できる。つまり、比較中の各構成の要素または値が同じになるように設定できる。
制約(Constraint)
構成を保存またはプロビジョニングする際に、特定の値についてプロパティをテストする方法。制約は、「構成Aがプロビジョニングされる際、プロパティAの値がメタデータAの値と等しいことを検証する」のような、equals文であると想定する。
制約には、ソースの場所と1つ以上のターゲットの場所の2つの要素が含まれる。ソースの場所は値を示し、ターゲットの場所はその値に対してテストまたは検証される対象を定義する。
「変数」と比較。
セキュア・プロビジョニング(Secure Provisioning)
セキュリティを強化した環境でプロビジョニング操作を実行する、Application Configuration Console内の機能。セキュア・プロビジョニングは構成ファイルをリモート・システム上の一時ディレクトリに書き込んでから、sudopbrunまたはsuコマンドを使用してファイルを安全な場所にコピーする。

組織ビュー(Organizational View)
組織ビューは、既存の構成データを、そのデータが最初にロードされた方法とは異なる組織構造で表示できる。たとえば、各プロジェクトが固有のアプリケーション・サーバーを保有するように、構成データがプロジェクト別に配置される場合がある。プロジェクト階層があるため、アプリケーション・サーバーは異なる環境およびレイヤー下のいくつか下のレベルとなる。新規の組織ビューを、すべてのアプリケーション・サーバーへのリンクが含まれるプロジェクトで作成することが可能で、これによって場所の特定および比較が容易になる。

遅延プロビジョニング(Deferred Provisioning)
特定のコンテナまたは構成に対する1回のみのプロビジョニング操作を、後の時間にスケジューリングできる機能を指す。時間のかかるプロビジョニングをピーク時以外の時間まで遅らせる場合などに有効。

追跡(Tracking)
Application Configuration Consoleまたは外部リソース内の変更を検出する目的で、構成を監視すること。追跡を有効にするため、追跡対象の構成とスケジュールを指定する。個々のスケジュール時間で、システムは構成を外部リソースと比較する。差異がある場合、システムではアラート・ビューにアラートが表示され、オプションで電子メール通知が送信される。
追跡アラート(Tracking Alert)
追跡がアセット・ビューで有効化されている構成とその外部リソース間で検出された差異の表示。

ディクショナリ(Dictionary)
プロパティ・ディクショナリとも呼ばれる。プロパティ・タイプおよび有効値を設定する定義が含まれる。たとえば、HTTP_Portプロパティは、80という値のみを持つ整数として定義できる。多くのプロパティはGenericString定義を使用し、この定義では制約は施行されない。
テンプレート(Template)
テンプレートは構成の標準化に役立つ。標準化によって、その基準に従っている新規システムの作成と展開が容易になる。テンプレートは基本的に、既存のコンテナおよび構成のコピーである。通常は、サーバーのホスト名など、各環境で変更する必要がある値について、制約および変数をテンプレートに追加する。テンプレートを準備すると、そのテンプレートに基づいて新規のコンテナおよび構成を作成できる。

問合せ(Query)
Application Configuration Consoleには、各コネクタおよびコンテナの関係を参照し、その使用方法を確認できる問合せ機能がある。たとえば、どのアセットが特定の認証パック、ホストまたはリソース仕様を使用しているかを問合せできる。特定の認証パックに、最近3日間の書込み操作などの最近のアクティビティがあるかどうかを確認できる。
同期化(Synchronize)
Application Configuration Consoleまたは外部リソースに変更があるかどうかを判断し、一方を更新するか、もう一方をプロビジョニングすることで、両方が同じになるようにすること。
同期化ビュー(Synchronize View)
Application Configuration Console内の変更された構成、および変更された外部リソースを識別してから、プロビジョニングまたは更新処理を使用してその2つを同期化するための手段を提供する。同期化ビューを使用して、アセット全体または他のコンテナをリソースと比較する。

ナビゲータ・ビュー(Navigator View)
Application Configuration Consoleのクライアント・ウィンドウの構成要素(左上のペイン)で、プロジェクトおよび構成と階層内でのそれぞれの関連性が、ファイル・エクスプローラのように表示される。Application Configuration Consoleでは、すべての構成情報がプロジェクトの下に編成される。プロジェクトには、他のコンテナまたはアセット、あるいはその両方を構成とともに含めることができる。

認証パック(Authentication Pack)
auth packと短縮される場合もある。リモート・システムのアクセス資格証明を保存するための、一元的で再利用可能な便利な手法。認証パックにはユーザー名およびパスワード(暗号化)、またはSSH証明書およびパスフレーズ、もしくは同様の資格証明が含まれる。Application Configuration Consoleのユーザーはすべて認証パックを作成でき、それを他のユーザーと共有できる(パスワードは常に非表示)。これによって、個々のユーザーが各リモート・システム上のアカウントを保有する必要性が緩和され、資格証明への変更が必要となるのも1箇所のみになる。

パブリック・ワークスペース・フォルダ(Public Workspace Folder)
パブリック・ワークスペースと短縮される場合もある。Application Configuration Console内でのプロジェクト、コンテナおよび構成の階層で、すべてのユーザーが参照できる。
「マイ・ワークスペース・フォルダ」と対比。

比較(Compare)
比較対象の要素の差異について、2つ以上のコンテナまたは構成を評価すること。個別の構成またはコンテナ・ツリー全体を比較できる。Application Configuration Console内で、またはその外部リソースと構成を比較できる。コンテンツ、つまり構成のRAW(未解析)テキストも比較できる。
「同期化ビュー」も参照。
比較アラート(Comparison Alert)
スケジューリングされた比較の結果としてアセットまたは構成間で検出された差異。
比較キー(Comparison Key)
比較のために、別のコンテナの名前を置き換えるためコンテナに割当てできるメタデータ
比較ビュー(Compare View)
Application Configuration Consoleのエディタ領域(クライアントの右上のペイン)にある表示で、比較で検出された差異をハイライト表示する。ここで修正を行うこともできる。
ビュー(View)
ナビゲータ・ビュー、アラート・ビューまたはジョブ・ビューなどの、Application Configuration Consoleウィンドウ内のペイン。
「アセット・ビュー」「構成ビュー」「組織ビュー」「同期化ビュー」「システム・ビュー」も参照。

ファイル・テンプレート(File Template)
構成の物理ビューから作成された、シェル・スクリプトなどのファイルの完全なコピー。ファイル・テンプレートを作成した後、編集して変数を挿入する。次に、一致する構成が含まれるすべてのアセットでこれらの変数に対する値を設定する。ファイル・テンプレートを構成に適用すると、変数が設定した値に置き換えられる。
ファイル・リソース仕様(File Resource Specification)
アセットで追加および管理されるファイルを一覧表示する。たとえば、1つのリソース仕様で、WebSphereまたはWebLogicアプリケーション・サーバーのアセットに追加されるファイルのすべてを識別できる。ファイル・リソース・アダプタと相互作用する。
「リソース・アダプタ」も参照。
フィルタ(Filter)
一般的には、返されるリストを整理するために基準を適用する機能。Application Configuration Consoleはいくつかのフィルタリング・オプションを備えており、その中にはアラート、ジョブ、同期化ビュー、ルール仕様、およびファイル・リソース仕様におけるワイルドカード・パターン一致がある。
フォルダ(Folder)
ナビゲータ・ビューには「マイ・ワークスペース・フォルダ」「パブリック・ワークスペース・フォルダ」および「システム・フォルダ」の3つの最上位レベルのフォルダが含まれる。フォルダは、アセットの編成および分類で必要に応じて使用できる、オプションの組織的コンテナでもある。フォルダは、プロジェクトおよびアセット間の階層のどのレベルにも追加できる。
物理ビュー(Physical View)
これは、アセットがロードまたは更新された際に外部リソースに保存されているとおりの、構成のRAWテキスト・ビューである。物理ビューには、書式設定および元のファイルの新規行以外の構造は表示されない。物理ビューでは構成を編集することが可能で、そのデータは変更の保存時に検証される(ファイル・タイプが検証可能であることが前提)。
プライマリ・ビュー(Primary View)
これは、XMLなどのファイル・タイプに基づいてエディタ領域での表示用に変換された、構成の解析済ビューである。標準的な表示は、要素内のプロパティの名前/値のペアである。プライマリ・ビュー内のコンテンツは編集可能である。新規の要素およびプロパティを構成に追加することもできる。
プリファレンス(Preferences)
Application Configuration Consoleのクライアント・インタフェースの特定の状況をカスタマイズするために構築できる設定。プリファレンスに含まれるのは、サーバーURLを記憶するか要求するか、プロビジョニングおよび更新の操作でタグ・フィールドを必要とするかどうか、などの項目である。プリファレンスはクライアントでのWindowメニュー選択である。
ブレッドクラム(Breadcrumbs)
階層ツリーの最上部に対して相対的な、ナビゲータ・ビュー内のユーザー位置を示すロケータ・ツール。ブレッドクラムの証跡はナビゲータ・ビューの上の水平行に表示される。証跡の各「クラム」は、階層内での対応する位置へのハイパーリンクである。
プレビュー(Preview)
どのタイプの構成ファイルでも、リソース仕様の作成時にリソース仕様を使用してアセットをロードする前に、ファイルを検証し、プライマリ・ビュー(解析済)および物理ビューの両方をプレビューできる。
プロジェクト(Project)
プロジェクトは最上位レベルのコンテナで、他のプロジェクトを含む、その他の組織コンテナをすべて含めることができる。Application Configuration Consoleでは、プロジェクトは通常、インターネット・ポータルや401Kプログラムなどの実世界のプロジェクトまたはアプリケーションを表すために使用される。プロジェクトのシステム・ビューを作成することで、そのプロジェクトを構成するコンテナの関係を参照できる。
プロパティ(Property)
プロパティはその値とともにApplication Configuration Consoleの構成情報を形成する。たとえば、1080という値を持つポートという名前のプロパティが含まれる、Webサーバー用の構成がある場合がある。プロパティは常に構成ビューに表示される。ほとんどの構成ビューは変換を使用して、各プロパティの関係を示す要素構造にプロパティを編成する。
プロパティ・ディクショナリ(Property Dictionary)
「ディクショナリ」を参照。
プロビジョニング(Provision)
プロビジョニングは、アプリケーション・サーバー用のXML構成ファイルなど、構成情報をApplication Configuration Consoleから外部リソースにコミットする、または書き出す操作である。Application Configuration Consoleで行う構成変更は、変更をプロビジョニングするまで外部リソースには反映されない。
プロビジョニングは、外部リソースを変更する唯一のApplication Configuration Consoleの処理である。
「更新」と対比。「遅延プロビジョニング」「セキュア・プロビジョニング」も参照。

ベース・ディレクトリ(Base Directory)
リソース仕様で定義されたファイルまたはディレクトリへのすべての相対パスの基となる開始点として、ファイル・リソース仕様またはアセットで識別される、リモート・ホスト上のディレクトリ。
変換(Transform)
Application Configuration Consoleにおける変換とは、内部的な格納書式から、構成ビューに表示可能な書式に構成データを変換することである。最初にデータを構成にロードする際、パーサーではApplication Configuration Consoleでのデータの保存に使用される標準書式にデータを変更する。変換では、データをその書式から構造化された表示へと変更する。データの構成へのロードが一度終了すると、データの別の側面を重点表示するため、異なる変換を使用する構成ビューを作成できる。
「マッピング」と比較。
変数(Variable)
変数は、値を直接設定するのではなく、値をプロパティに割り当てる手法である。変数から導出された値は、構成が更新される際に保持されるため、外部リソースからロードされた値を上書きする。コンテナおよびプロパティの名前とメタデータの設定に変数を使用することもできるが、最もよく使用される対象はプロパティ値である。
「制約」と比較。

ホスト(Host)
外部リソースが存在する、ネットワーク内のアドレス指定可能なマシン。ホストには、そのホストへの接続時に使用する、関連付けられたエンドポイントまたはプロトコルがある。

マイ・ワークスペース・フォルダ(My Workspace Folder)
マイ・ワークスペースと短縮される場合もある。Application Configuration Console内でのプロジェクト、コンテナおよび構成の階層であり、ユーザーのプライベートな作業領域であるため、他のユーザーは参照できない。マイ・ワークスペース内の何かを共有している場合、共有しているユーザーはそれをパブリック・ワークスペース・フォルダで参照できる。
「パブリック・ワークスペース・フォルダ」と対比。
マスター・アセット(Master Asset)
マスター・アセットは、他の(下位)アセットがクローニングされる基となる、通常のアセットである。つまり、クローニングされたアセットは、そのマスターと同じ構造(構成ファイルのセット)を保有する。マスター・アセットを変更する際は、その下位アセットをリフレッシュすることで変更を伝播する。
アセットは様々な方法でマスターとなる場合がある。新規アセットは既存アセットに基づいて作成する。既存アセットは、そのアセットを基とする下位アセットのマスターとなる。既存アセットを指定し、もう1つの既存アセットをそのアセットの下位アセットとして宣言することで、最初のアセットにマスター・ステータスを割り当てる。
「下位アセット」と対比。
マッピング(Mapping)
Application Configuration Consoleではカスタム・マッピングを使用して、外部リソース(通常は構成ファイル)を構成データベースにロードし、構成を外部リソースにプロビジョニングする。マッピングは、外部リソースで使用されている別の書式を、内部で使用されている標準書式に変えてから、構造化された構成ビューに変換する。シェル・スクリプトおよび.earファイルなどの、構造化されていないファイルおよびバイナリ・ファイルにはマッピングはない。
「変換」と比較。
マルチプロビジョニング(Multiprovision)
1回の処理で、マスター・アセットとその下位アセットの一部またはすべてをプロビジョニングする操作。マルチプロビジョニングによって、構成の変更を1箇所で行い、その変更を同じ構成ファイル・セットを持つ複数のサーバーすべてに反映させることが可能になる。
「マスター・アセット」「下位アセット」「プロビジョニング」も参照。

メタデータ(Metadata)
メタデータは2つの形式を取る。メタデータはシステムで定義され、作成された日時や最後に更新したユーザーなどの、コンテナまたは構成に関する注釈的な情報である。メタデータはユーザーが定義することもでき、それは比較設定、変数、ナビゲータ・ビュー階層などの値の置換を促進するためによく使用される。

有効権限(Effective Permissions)
コンテナでの権限と、最上位レベルの共有コンテナでの権限の共通部分。ユーザー・グループが有効書込み権限を得るには、両方の場所の書込み権限が必要である。たとえば、あるグループにはアセットの読取りおよび書込み権限があるが、そのアセットがそのグループに対する読取り権限のみを持つプロジェクトの下で共有されている場合、有効権限は読取り専用となる。書込み権限は両方の場所には存在しないため、有効ではない。
「権限」も参照。
ユーザー・グループ(User Group)
「グループ」を参照。

リソース(Resource)
「外部リソース」を参照。
リソース・アダプタ(Resource Adapter)
リソース仕様がアセットのロードに使用する基礎的なソフトウェア・ドライバ。Application Configuration Consoleではコマンド、ファイルおよびWindowsリソース・アダプタを使用する。
リソース仕様(Resource Specification)
resource specと短縮される場合もある。リモート・システムからApplication Configuration Consoleにアセットとしてロードできるファイルおよびリソースを識別する。リソース仕様には、ファイルおよびディレクトリをロードするためのファイル・リソース仕様と、コマンドの出力を保存するためのコマンド・リソース仕様の2種類がある。
シグネチャと呼ばれる場合もある。
リソース定義(Resource Definition)
使用するファイル名およびマッピングのタイプや、実行するコマンドおよび引数など、外部リソースの構造を定義するファイルまたはコマンド・リソース仕様の詳細部分。
リソース・ビュー(Resource View)
デフォルトのアセット・ビュー。リソース・ビューは、サーバー・ファイルシステムに存在するファイルおよびディレクトリ階層を表示する特別なアセット・ビューで、他のアセット・ビューは同じ構成の異なる配置またはサブセットを表示する。
リンク(Link)
リンクは、別の場所からコンテナおよびその子(または構成)を参照して開くための手段である。リンク設定によって、ユーザーにとって都合のよい方法でアイテムを編成できる。たとえば、各プロジェクトが固有のアプリケーション・サーバーを保有するように、構成データがプロジェクト別に配置される場合がある。新規のプロジェクトを作成し、すべてのアプリケーション・サーバーへのリンクを追加することで、1つのプロジェクトの下にすべてが表示されるため、場所の特定および比較が容易になる。

レイヤー(Layer)
レイヤーにはフォルダおよびアセットを含めることができる。レイヤーはほとんどの場合、Webサーバー、アプリケーション・サーバーおよびデータベースなどの、環境に含まれるテクノロジ・レイヤーを表すために使用される。

ロールバック(Roll Back)
プロビジョニングまたは更新処理の後に、前のバージョンのアセットまたは構成にリストアすること。

ワークスペース(Workspace)
「マイ・ワークスペース・フォルダ」「パブリック・ワークスペース・フォルダ」を参照。