1 このドキュメントの概要

ご購入ありがとうございます。ご購入いただいたのは、今日の製品市場で最も卓越した構成、変更およびリリース管理用ソフトウェアです。Application Configuration Consoleは、ITの複雑性を緩和し、アプリケーション・インフラストラクチャの構成管理における混乱を回避する自動化ソフトウェアのコンプライアンスに準拠しています。

1.1 対象範囲

Application Configuration Consoleは、ITインフラストラクチャ・チームが使用する強力で汎用性の高いツールです。このドキュメントの目的は、このツールを利用するプロセスのスムーズな開始であるため、その概要のみを取り扱います。したがって、必然的に限られた範囲が対象となり、IT部門が主に実行する一部の基本タスクを重点的に取り上げています。また、これらのタスクを実行する前に必要な準備作業についても説明します。

1.2 目標

ユーザーがこのドキュメントを読んだ後に、アセットのロード、変更の追跡、リソースの比較、およびデータの同期化などの基本タスクをアプリケーションで問題なく実行できるようになることが、このドキュメントの目標です。

1.3 開始するための前提条件

利用を開始するには、準備をすべて整えておく必要があります。具体的には、次のすべての条件に一致していることが前提となります。

Application Configuration Consoleのソフトウェアをインストールおよび構成済です。
使用するOracleデータベースがApplication Configuration Consoleサーバーにアクセス可能な状態です。
LDAP（またはその他の）ディレクトリ・サービスが使用可能です。
ターゲットとなるリソースが特定されています。
SSH（またはFTP）サポートを、リソースが存在するホストへのアクセスに使用できます。

これらの要件の詳細は、『Application Configuration Consoleインストレーション・ガイド』を参照してください。

1.4 追記

このドキュメントでは基本例を取り上げるため、提示されるタスクは比較的簡潔なものになります。ただし、各基本タスクの終了時に、基本概念から生じた応用的または高度なトピックの概要をその項で紹介します。Application Configuration Consoleの機能およびその使用方法の詳細は、Application Configuration Consoleのオンライン・ヘルプを参照してください。