この章では、CLIコマンドの構文と例を示します。
このコマンドを使用して、リソース階層の現在のコンテキスト(場所)を変更します。(コマンド・プロンプトには常に現在のコンテキストが表示されます。)
使用方法:
cd
newcontext
引数 | 定義 |
---|---|
newcontext |
データ階層の新しい作業コンテキストとなる絶対または相対mvPathです。コンテキストにスペースが含まれる場合は、コンテキストを引用符で囲む必要があります。コンテキストは大/小文字が区別されます。
Application Configuration Consoleのすべてのコンテキストが共通のルートを共有するわけではありません。次のルート・レベルのコンテキストを使用できます。
特定のルート・コンテキストから、他のルート・コンテキストまたは関連コンテキストに切り替えることができます。コンテナ・コンテキストでは、cdはコンテナとして評価されるmvPathをサポートしています。 次のショートカットを使用できます。 cd .. - the parent context |
注意: Application Configuration Consoleは、一意のコンテナ名を必要としません。たとえば、1つの環境にFolder1という名前のフォルダを2つ持つことができます。CLIcd コマンドで過去の重複したコンテナ名に移動することはできません。 |
例
次の例では、cd
コマンドを使用して、Dataフォルダから401KプロジェクトのQA環境に切り替え、それからDataフォルダに戻ります。
/Data =>> ls 401K Portal /Data =>> cd 401K /Data/401K =>> ls Dev QA /Data/401K =>> cd QA /Data/401K/QA =>> cd /Data /Data =>> cd 401K/QA /Data/401K/QA =>>
このコマンドは、現在のコンテキストに新しいApplication Configuration Consoleオブジェクトを作成する場合や、現在のコンテキストに作成できるオブジェクト・タイプをリストする場合に使用します。オブジェクトの作成に必要な値を入力するよう求められます。
使用方法:
create
[objectType
]
引数 | 定義 |
---|---|
objectType |
作成するオブジェクトのタイプです。タイプは、現在のコンテキストに有効なものである必要があります。objectType を指定しない場合は、現在のコンテキストに作成できる有効なオブジェクト・タイプがリストされます。 |
有効なオブジェクト・タイプを指定すると、オブジェクトの作成に必要な追加情報を入力するよう求められます。オブジェクト・タイプのUISpecにより、必要な追加情報とプロンプトのテキストが決定されます。
例
次の例では、プロジェクトに新しい環境を作成します。
/Data/401K =>> ls Dev QA Staging /Data/401K =>> create Allowed type for creation: Asset Layer Resource Folder Environment Project ResourceView /Data/401K =>> create Environment Environment Name: Production /Data/401K =>> ls Dev QA Staging Production
この例は、アセットを作成する際の対話形式のプロンプトを示しています。
/Data/Bluefish =>> ls Redfish Dev Asset1 "list" successful. /Data/Bluefish =>> create asset Asset Name: ==>> Asset2 Auth Pack:(select an index from the following) 1. solarisv120 2. solarisv125 ==>> 1 Resource spec:(select an index from the following) 1. AM_IHS 2. AM_WebSphere_Plugin 3. AM_WebSphere ==>> 3 Base path: ==>> / /Data/Bluefish =>> ls Redfish Dev Asset1 Asset2 "list" successful. /Data/Bluefish =>>
このコマンドを使用して、指定したタイプおよび名前のオブジェクトを現在のコンテキストから削除します。
使用方法:
create
[objectType
]
引数 | 定義 |
---|---|
objectType |
削除するオブジェクトのタイプです。タイプは、現在のコンテキストに有効なものである必要があります。objectType を指定しない場合は、現在のコンテキストで削除できる有効なオブジェクト・タイプがリストされます。現在のコンテキストで可能であれば、認証パックおよびグループを削除できます。 |
objectName |
削除するオブジェクトの名前です。 |
例
次の例では、プロジェクトから環境を削除します。
/Data/401K =>> lsDevQAStagingProduction
/Data/401K =>> delete environment Production
/Data/401K =>> ls
Dev
QA
Staging
/Data/401K =>>
このコマンドを使用して、使用可能なコマンドのリストを表示するか、またはコマンドの構文および説明を表示します。
使用方法:
help
command
引数 | 定義 |
---|---|
command |
構文および使用説明を表示するコマンドです。 |
例
次の例は、cdコマンドのヘルプを示しています。
/Data =>> help cd
usage: cd [newcontext]
Changes the CLI's current context.
The "root" level contexts can be
/Data - the Container root context
/Template - the Template root context
/Authpack - the Authpack root context
/Resourcespec - the Resourcespec root context
/Group - the Group root context
From a particular root context, you can switch to other root contexts
or to relative contexts. In the container context cd supports mvpath that
evaluates to containers.
For example: /Data =>> cd P1/WAS
/Data/P1/WAS =>> cd ..
/Data/P1 =>> cd /Authpack
/Authpack =>> cd /
/Data =>> cd P1/WAS
/Data/P1/WAS =>> cd
/Data =>> cd P1/WAS/config/cells/*/nodes
/Data/P1/WAS/config/cells/solarisv120Network/nodes =>>
このコマンドを使用して、入力したコマンドのリストを表示します。
使用方法:
history
例
次の例では、セッション中、以前に入力したコマンドのリストを示します。
/Data =>> list
401K
Portal
/Data =>> cd 401K
/Data/401K =>> ls
Dev
QA
Staging
/Data/401K =>> history
list
cd 401K
ls
history
/Data/401K =>>
このコマンドを使用して、指定したコンテキストの子をリストします。
使用方法:
list
| ls [context
]
引数 | 定義 |
---|---|
context |
子をリストするコンテキストの絶対または相対mvPathです。コンテキストの先頭に/が付く場合は、ルート・コンテキストの1つからの絶対パスです。その他のパスはすべて、現在のコンテキストへの相対パスです。コンテキストを指定しないと、現在のコンテキストの内容がリストされます。 |
例
子をリストするコンテキストの絶対または相対mvPathです。コンテキストの先頭に/が付く場合は、ルート・コンテキストの1つからの絶対パスです。その他のパスはすべて、現在のコンテキストへの相対パスです。コンテキストを指定しないと、現在のコンテキストの内容がリストされます。
/Data =>> list 401K Portal /Data =>> cd 401K /Data/401K =>> ls Dev QA Staging /Data/401K =>> cd /Groups /Groups =>> ls All Users Administrators DB Admins Number of groups = 3
このコマンドを使用して、CLIロギングをオンまたはオフにします。有効にすると、すべての標準CLI出力は、次のフォルダ内にあるmvCli.log
ファイルに送られます。
%USERPROFILE%\Application Data\ApplicationConfigurationConsole
ここで、%USERPROFILE%
のデフォルトはC:\Documents and Settings\
username
です。
ロギングのデフォルトはオフです。
使用方法:
log
[flag
]
引数 | 定義 |
---|---|
flag |
0: ロギングを無効化
1: ロギングを有効化 |
このコマンドを使用して、現在のコンテキストの下のアセットを外部リソースに、これらのアセットに関連付けられた認証パックとリソース仕様を使用して書き込みます。これはApplication Configuration Consoleクライアントのプロビジョニング・コマンドに相当し、現在のコンテキスト内にあるアセットだけでなく、現在のコンテキストの下にあるすべてのアセットがプロビジョニングされます。
使用方法:
provision | pro
["comment"
]
引数 | 定義 |
---|---|
comment |
行われた変更またはプロビジョニング操作の理由を説明するテキストです。これはオプションですが、推奨します。 |
例
次の例では、プロビジョニングされているレイヤーWeb ServerおよびApplication Serverを含む、Development環境下にあるすべてのアセットを示します。
/Data/Portal View/Development =>> ls
Web Server
Application Server
"list" successful.
/Data/Portal View/Development =>> provision
com.mvalent.api.container.results.MvOperationSummary@130b993
com.mvalent.api.container.results.MvOperationSummary@1e799e6
com.mvalent.api.container.results.MvOperationSummary@28d853
End of provision.
/Data/Portal View/Development =>>
このコマンドを使用して、Application Configuration Consoleデータを外部ファイルで上書きし、アセットまたは構成を外部リソースと同期します。これは、クライアントの更新コマンドに相当し、アセットと構成に対して有効です。このコマンドを実行するには、cdを使用してアセットまたは構成を現在のコンテキストにする必要があります。
使用方法:
resync
例
次の例は、App Serverコンテナ内にあるアセットTestAppの更新を示しています。
/Data/Lab View/Test =>>
/Data/Lab View/Test =>> cd "App Server"
/Data/Lab View/Test/App Server =>> ls
TestApp"
list" successful.
/Data/Lab View/Test/App Server =>> cd TestApp
/Data/Lab View/Test/App Server/TestApp =>> resync
com.mvalent.api.container.results.MvOperationSummary@1c5eee0
End of resync.
/Data/Lab View/Test/App Server/TestApp =>>
このコマンドを使用して、対話形式で、またはパラメータ・ディクショナリからの入力を読み取り、登録済のスクリプトを実行します。
使用方法:
runscript [-id scriptid | -id
scriptid
-param
paramdictionary
]
runscriptをパラメータなしで入力すると、現在のコンテキストで実行できるスクリプトの索引付きのリストが表示されます。リストからスクリプトを選択し、入力値のプロンプトを表示させることができます。
オプションとして、索引付きのリストを省略するスクリプトIDを指定できます。
また、スクリプトIDとパラメータ・ディクショナリを指定して、プロンプトを表示させずにスクリプトを実行することもできます。ディクショナリへのキーは、コントロール名とデータの値にする必要があります。たとえば、次のようになります。
runscript -id SampleScript -param "{'sdi_text1':'val1', 'sdi_combo1':['mylabel','labelid1'],'sdi_subdialog1':{'sdi_text2':'val2', 'sdi_combo2':['mylabel','labelid2']}}"
パラメータ文字列を構成する1つの方法は、コンソールでPyDictionaryオブジェクトを作成し、そのstr表現を次のように使用することです。
=>> param = {} =>> param["sdi_text1"] = "val1" =>> param["sdi_combo1"] = ["mylabel","labelid1"] . . . =>> str(param)
(各コマンドの後にメッセージが表示されますが、入力値は文字列に保存されます)。前述の行の出力をコピーし、runscriptコマンド内に貼り付けます。
例
この例は、索引付きのリストからスクリプトを選択して入力値を提供していることを示しています。
/Data/401K =>> runscript
List of available scripts:(select an index from the following)1. SampleScript2. AnotherScript
==>> 1
Sample Script
This sample script creates an organizational container.
Choose type of container to create:
1. Project
2. Environment
3. Layer
4. Folder
==>> 2
Name for container:
==>> QA
Succeeded
/Data/401K =>> ls
QA
この例は、同じスクリプトを実行し、パラメータ・ディクショナリ内の値に渡しています。この形式はスクリプトで最もよく使用されるため、CLIコマンドのプロンプトは示されません。
runscript -id SampleScript -param "{'containerType':'environment', 'containerName':'QA'}"
このコマンドを使用して、コマンドをPythonシェルに渡す前に次の認識できないコマンド警告が表示されるのを抑制します。
Not a recognized mValent Integrity command. Passing it to the python shell. If you see a secondary prompt and if you intended to type an mValent command press enter to get the primary prompt else continue typing.
使用方法:
suppresswarning