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Oracle Enterprise Manager Oracle Databaseおよびデータベース関連メトリック・リファレンス・マニュアル
11gリリース1(11.1.0.1)
B61024-01
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1 自動ストレージ管理

「自動ストレージ管理(ASM)(Automatic Storage Management (ASM))」のメトリックは、各メトリックについて次の情報を提供します。

1.1 アラート・ログ(Alert Log)

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMターゲットでALERTログ・ファイルに対してエラーが生成されたことを示します。ALERTログ・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。

エラー・コードORA-00257、16038、01157、01578、27048のアーカイバ・ハング、データ・ブロック破損およびメディア障害がアラート・ログで見つかった場合など、クリティカル・アラートは様々な種類の障害に対して生成されます。このメトリックは、行番号およびエラーが発生した時刻を表示します。

セッション終了エラー・スタック(ORA-00603)がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートも生成されます。また、ORA-15130(ディスク・グループはディスマウントされています)、ORA-15050(ディスクでエラーが発生しています)およびORA-15051(ファイルでエラーが発生しています)がアラート・ログで見つかった場合は、その他多くのクリティカル・アラートが発生します。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更することもできます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

1.1.1 アラート・ログ・エラー・スタック(Alert Log Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルで見つかった各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログ・ファイルでORA-0*(54|1142|1146)のようなエラー・パターンが見つかった場合は無視しますが、ORA-0*600x、ORA-07445、ORA-04([0-9][0-9][0-9])[^0-9]エラーの場合は警告アラートを生成します。

別のORA-エラー・セットに対して警告アラートおよびクリティカル・アラートを生成するには、メトリックのしきい値を編集し、ORA-エラーの値を変更します。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH ORA-0*(600?|7445|4[0-9][0-9][0-9])[^0-9] 定義なし 1脚注 1  %alertLogName%でORA-エラー・スタック(%errCodes%)が記録されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリック列では、「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-0*(54|1142|1146)のようなパターンを無視しながらORA-エラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

1.1.2 アラート・ログ・エラー・スタックのトレース・ファイル名(Alert Log Error Stack Trace File Name)

このメトリックは、ORA-エラーが存在するトレース・ファイル名に関する情報を提供します。トレース・ファイル名およびエラーが発生した行の詳細を示します。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.1.3 アラート・ログ名(Alert Log Name)

このメトリックは、ORA-エラーが存在するアラート・ログ・ファイルに関する情報を提供します。ファイル名およびエラーが発生した行を表示します。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

1.1.4 アーカイブ・ハング・エラー・スタック(Archive Hung Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでアーカイブ・ハング・エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-00257およびORA-16038は、アーカイブ・ハングの問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 CONTAINS 定義なし ORA- 1脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でアーカイバが停止しました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリック列では、「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-00257およびORA-16038のエラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

1.1.5 データ・ブロック破損エラー・スタック(Data Block Corruption Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでデータ・ブロック破損エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-01157、ORA-01578およびORA-27048は、データ・ブロック破損の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 CONTAINS 定義なし ORA- 1脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロックが破損しました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリック列では、「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-01157、ORA-01578およびORA-27048のエラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

1.1.6 メディア障害のエラー・スタック(Media Failure Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでメディア障害エラーが見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのエラーORA-15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051は、メディア障害エラーの問題を示します。これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 CONTAINS 定義なし ORA- 1脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でメディア障害が検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリック列では、「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051のエラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

1.1.7 セッション終了エラー・スタック(Session Terminated Error Stack)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでセッション終了の問題が見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのORA-00603エラーは、セッション終了の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 CONTAINS ORA- 定義なし 1脚注 1  時間/行番号: %timeLine%でセッションが終了しました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリック列では、「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「タイムスタンプ/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlog.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-00603エラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

1.2 アラート・ログ・エラー・ステータス(Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックに対してアラートが生成された回数を示します。アラート・ログ・ファイルで見つかった各種エラーの現行のステータスに関する情報を提供します。

このメトリックは10gリリース2に属し、ORA-エラー(ORA-0*(54|1142|1146)を除く)が発生すると警告アラートを生成します。また、アーカイブ・ハング・エラー、データ・ブロック破損エラー、メディア障害エラーおよびセッション終了エラーを検出した場合は、警告アラートも生成します。

このメトリックは「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックを使用して収集され、収集間隔は5分です。警告アラートおよびクリティカル・アラートに対するしきい値の制限は、必要に応じて変更できます。

1.2.1 アーカイバ・ハングのアラート・ログ・エラー・ステータス(Archiver Hung Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックでアーカイバ・ハング・エラー(ORA-00257およびORA-16038)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかったアーカイバ・ハング・エラーの現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 0 定義なし 1 アラート・ログで、アーカイバ・ハング・エラーが見つかりました。

データ・ソース

「アーカイブ・ハング・エラー・スタック(Archive Hung Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.2.2 データ・ブロック破損のアラート・ログ・エラー・ステータス(Data Block Corruption Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックでデータ・ブロック破損エラー(ORA-01157、ORA-01578およびORA-27048)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかったデータ・ブロック破損エラーの現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 0 定義なし 1 アラート・ログで、データ・ブロック破損エラーが見つかりました。

データ・ソース

「データ・ブロック破損エラー・スタック(Data Block Corruption Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.2.3 一般的なアラート・ログ・エラー・ステータス(Generic Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックで一般的なアラート・エラー(ORA-0*600x、ORA-07445、ORA-04([0-9][0-9][0-9])[^0-9])が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかった一般的なアラート・エラー(ORA-)の現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 0 定義なし 1 アラート・ログで%value%の明確なORA-エラーが検出されました。

データ・ソース

「一般的なアラート・エラー・スタック(Generic Alert Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。

1.2.4 メディア障害のアラート・ログ・エラーのステータス(Media Failure Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックでメディア障害アラート・エラー(ORA-15130、ORA-15049、ORA-15050およびORA-15051)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかったメディア障害アラート・エラー(ORA-)の現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 0 定義なし 1 アラート・ログでメディア障害エラーが見つかりました。

データ・ソース

「メディア障害アラート・エラー・スタック(Media Failure Alert Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.2.5 セッション終了のアラート・ログ・エラー・ステータス(Session Terminated Alert Log Error Status)

このメトリックは、「アラート・ログ(Alert Log)」メトリックでセッション終了アラート・エラー(ORA-00603)が生成された回数を示します。これにより、アラート・ログ・ファイルで見つかったセッション終了アラート・エラー(ORA-)の現行のステータスがわかります。また、この数が0(ゼロ)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 0 定義なし 1 アラート・ログで、セッション終了が見つかりました。

データ・ソース

「セッション終了アラート・エラー・スタック(Session Terminated Alert Error Stack)」メトリックのロールアップに基づいて計算されます。

ユーザーの処理

追加情報がないかALERTログを調べます。注意: 問題がいつ解決したかを自動的に確認する方法がないため、このイベントは自動的に消去されません。したがって、問題が修正されたら、イベントを手動で消去する必要があります。

1.3 「ASMクラスタ・ファイル・システム(ASM Cluster File System)」のメトリック

「ASMクラスタ・ファイル・システム(ASM Cluster File System)」のメトリックは、すべてのASMクラスタ・ファイル・システムによって使用されている領域を表示します。これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システム領域使用量に関する情報の収集と、アプリケーションにおけるASMクラスタ・ファイル・システム領域使用量の傾向を示すために使用されます。これらのメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムとディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの両方に関して情報を収集します。この情報は、領域使用量の「割当て済領域(GB)(Allocated Space (GB))」、「サイズ(GB)(Size (GB))」、「空き領域(GB)(Free (GB))」、「使用(GB)(Used (GB))」および「使用中(%)(Used (%))」の各メトリックの特定に使用されます。また、これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが破損しているかどうかについての情報も収集します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、「空き領域(GB)(Free (GB))」、「使用(GB)(Used (GB))」および「使用中(%)(Used (%))」の各メトリックには0(ゼロ)が返されます。

これらのメトリックは、クラスタ内のノードに固有ではないASMクラスタ・ファイル・システムに関する情報のみ収集します。クラスタ内のすべてのノード間で同じ「領域使用量(Space Usage)」情報を収集します。ASMクラスタ・ファイル・システムの「状態(State)」および「可用性(Availability)」などの情報は、クラスタ内のノード間で異なってもかまわず、「ASMクラスタ・ファイルシステムの状態(ASM Cluster File System State)」のメトリックによって収集されます。

これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが85%使用されている場合は警告アラートを、97%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。また、ASMクラスタ・ファイル・システムに破損したセクションがある場合はクリティカル・アラートを生成します。

これらのメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

1.3.1 破損(Corrupt)

このメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムに破損したセクションがあるかどうかを表示します。このメトリックの「TRUE」値は、破損したセクションがあることを示します。したがって、ASMクラスタ・ファイル・システムで「チェック(修復あり)」操作を実行し、修復する必要があります。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックにはNULL値が返されます。

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが指定ホストでディスマウントされている場合は警告アラートを生成します。また、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムがホストで使用できない場合はクリティカル・アラートを生成します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEM、V$ASM_VOLUME、V$ASM_OFSVOLUMESの各ビューを問い合せるSQL問合せを使用して収集されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 =
定義なし TRUE 1 ボリューム・デバイス%ofs_volume_device%を使用しているASMクラスタ・ファイルシステムに、破損したセクションがあります。ファイルシステム上で確認操作と修復操作を実行し、問題を解決してください。

複数のしきい値

このメトリック列では、「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ディスク・グループ」オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ディスク・グループ」オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ディスク・グループ」オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムのV$ASM_FILESYSTEMビューのCORRUPT列から収集されます。ディスマウントされたファイル・システムの場合、このメトリックにはNULL値が返されます。

ユーザーの処理

ASMクラスタ・ファイル・システムで「チェック(修復あり)」を実行し、破損したセクションを修復します。

1.3.2 ディスク・グループの割当て領域(GB)(Disk Group Allocated Space (GB))

このメトリックは、このASMクラスタ・ファイル・システムのディスク・グループから割り当てられた領域をGBで表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILEビューのSPACE列から収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.3.3 空き領域(GB)(Free (GB))

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムの未使用容量をGBで表示します。これにより、ASMクラスタ・ファイル・システムで使用可能な空き領域がわかります。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのTOTAL_FREE列から収集されます。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、0(ゼロ)値が返されます。

ユーザーの処理

使用可能な空き領域が十分にない場合は、ASMクラスタ・ファイル・システムのサイズ変更を検討します。

1.3.4 サイズ(GB)(Size (GB))

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムのサイズをGBで表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、マウントされたファイル・システムの場合はV$ASM_FILESYSTEMビューのTOTAL_SIZE列から、ディスマウントされたファイル・システムの場合はV$ASM_VOLUMEビューのSIZE_MB列から収集されます。

ユーザーの処理

ASMクラスタ・ファイル・システムをサイズ変更して領域を追加することを検討します。

1.3.5 使用(GB)(Used (GB))

このメトリックは、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムで使用されている領域をGBで表示します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのTOTAL_SIZE列およびTOTAL_FREE列から算出されます。次のように計算されます。

TOTAL_SIZE - TOTAL_FREE

ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

ユーザーの処理

ASMクラスタ・ファイル・システムをサイズ変更して領域を追加することを検討します。

1.3.6 使用中(%)(Used (%))

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムで使用されている領域の割合を表示します。ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 > 85 97 1 ボリューム・デバイス%ofs_volume_device%を使用しているASMクラスタ・ファイルシステムの領域使用率が%ofs_used_pct%%に達しています。ファイルシステムのサイズを変更して領域を追加してください。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ディスク・グループ」オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ディスク・グループ」オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ディスク・グループ」オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのTOTAL_SIZE列およびTOTAL_FREE列から算出されます。次のように計算されます。

TOTAL_SIZE - TOTAL_FREE/TOTAL_SIZE * 100 

ディスマウントされたASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックには0(ゼロ)値が返されます。

ユーザーの処理

ASMクラスタ・ファイル・システムをサイズ変更して領域を追加して、このメトリックによって生成された警告を解決することを検討します。

1.3.7 ボリューム名(Volume Name)

このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムの作成に使用されたボリューム・デバイスのボリューム名を表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューのVOLUME_NAME列から収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.4 「ASMクラスタ・ファイルシステムの状態(ASM Cluster File System State)」のメトリック

「ASMクラスタ・ファイルシステムの状態(ASM Cluster File System State)」のメトリックは、指定ホストでのASMクラスタ・ファイル・システムの状態(MOUNTEDまたはDISMOUNTED)を表示します。クラスタ環境では、ASMクラスタ・ファイル・システムは特定のホストにしかマウントできません。ASMクラスタ・ファイル・システムが指定ホストでMOUNTEDである場合、メトリックは、システムがAVAILABLEであるかどうかと、使用可能になったときの時間も表示します。この情報は、「マウント・ポイント(Mount Point)」、「マウント・ステータス(Mount State)」、「可用性(Availability)」および「使用可能時間(Available Time)」の各メトリックの特定に使用されます。

これらのメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムが指定ホストでディスマウントされている場合は警告アラートを生成します。また、マウントされたASMクラスタ・ファイル・システムがホストで使用できない場合はクリティカル・アラートを生成します。

これらのメトリックは、V$ASM_FILESYSTEM、V$ASM_VOLUME、V$ASM_OFSVOLUMESの各ビューを問い合せるSQL問合せを使用して収集されます。

1.4.1 ASMクラスタ・ファイルシステムの可用性(ASM Cluster File System Availability)

このメトリックは、クラスタ内の指定ホストでMOUNTED状態のASMクラスタ・ファイル・システムがAVAILABLEかどうかを表示します。DISMOUNTED状態のASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックにはNULL値が返されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 =
定義なし Not Available 1 ホスト%ofs_host%のASMクラスタ・ファイルシステム%ofs_mount_point%は利用できません

複数のしきい値

このメトリックでは、「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ホスト」オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ホスト」オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ホスト」オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのSTATE列から収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.4.2 ASMクラスタ・ファイルシステムの使用可能時間(ASM Cluster File System Available Time)

このメトリックは、クラスタ内の指定ホストでMOUNTED状態のASMクラスタ・ファイル・システムがAVAILABLEとなったときのタイムスタンプを表示します。DISMOUNTED状態のASMクラスタ・ファイル・システムの場合、このメトリックにはNULL値が返されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのAVAILABLE_TIME列から収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.4.3 ASMクラスタ・ファイルシステムのマウント・ポイント(ACM Cluster File System Mount Point)

このメトリックは、クラスタ内の指定ホスト上のASMクラスタ・ファイル・システムのマウント・ポイントを表示します。同じASMクラスタ・ファイル・システムは、クラスタ内の異なるホスト上の異なるマウント・ポイントにマウントできます。DISMOUNTED状態のASMクラスタ・ファイル・システムの場合、OFSがホストに一度もマウントされていなければNULLが返されます。また、OFSがホストにマウントされた後にディスマウントされたときは最後のマウント・ポイントが返されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

MOUNTED状態のファイル・システムの場合、このメトリックは、V$ASM_FILESYSTEMビューのFS_NAME列から収集されます。DISMOUNTED状態のファイル・システムの場合、このメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューのMOUNTPATH列から収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.4.4 ASMクラスタ・ファイルシステムのマウント状態(ASM Cluster File System Mount State)

このメトリックは、指定ホストでのASMクラスタ・ファイル・システムの状態(MOUNTEDまたはDISMOUNTED)を表示します。クラスタ環境では、ASMクラスタ・ファイル・システムは特定のホストにしかマウントできません。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 =
Dismounted 定義なし 1 ホスト%ofs_host%のボリューム・デバイス%volume_device%はディスマウントされています

複数のしきい値

このメトリックでは、「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ホスト」オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ホスト」オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ボリューム・デバイス」オブジェクトと「ホスト」オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

volume_deviceの使用方法が「ACFS」、volume_deviceがV$ASM_ACFSVOLUMESビューに存在し、マウント・パスがV$ASM_FILESYSTEMビューに存在する場合、ASMクラスタ・ファイル・システムは「MOUNTED」です。

volume_deviceの使用方法が「ACFS」、volume_deviceがV$ASM_ACFSVOLUMESビューに存在せず、マウント・パスがV$ASM_FILESYSTEMビューに存在しない場合、ASMクラスタ・ファイル・システムは「DISMOUNTED」です。

ユーザーの処理

クラスタ内の指定ホストにASMクラスタ・ファイル・システムをマウントします。

1.5 「ASMボリューム(ASM Volumes)」のメトリック

「ASMボリューム(ASM Volumes)」のメトリックは、ディスク・グループで作成されたボリュームに関する情報を表示します。ASMボリューム・ファイルは、ASMクラスタ・ファイル・システムまたはサードパーティ・ファイル・システムに記憶域を提供するために、ディスク・グループで作成されたファイルです。この情報は、ASMボリュームの「ボリューム名(Volume Name)」、「使用方法(Usage)」、「マウント・ポイント(Mount Point)」、「サイズ(GB)(Size (GB))」、「割当て済領域(GB)(Allocated Space (GB))」および「冗長性(Redundancy)」の各メトリックの特定に使用されます。

これらのメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューおよびGV$ASM_DISKGROUPビューを使用して収集されます。

1.5.1 ディスク・グループの割当て領域(GB)(Disk Group Allocated Space (GB))

このメトリックにより、ボリュームのディスク・グループに割り当てられた領域(GB)がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_FILEビューのSPACE列から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.5.2 マウント・ポイント(Mount Point)

ASMクラスタ・ファイル・システムは、ASMボリューム上に構築され、ASMディスク・グループを記憶域に使用します。その結果、ASMクラスタ・ファイル・システムは、クラスタ内の任意のホストにマウントできます。このメトリックは、ASMクラスタ・ファイル・システムがマウントされている場合は現行マウント・ポイントを、現在ディスマウントされている場合は最新のマウント・ポイントを返します。ASMクラスタ・ファイル・システムに使用されていないASMボリュームの場合、このメトリックにはNULLが返されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューのMOUNTPATH列から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.5.3 冗長性(Redundancy)

このメトリックは、ASMボリューム・ファイルの冗長性を返します。ASMボリューム・ファイルでは、ASMボリューム・ファイルが作成されるASMディスク・グループに使用できる冗長性(外部、標準=双方向ミラー、高=3方向ミラー)はなんでも使用できます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューのREDUNDANCY列から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.5.4 サイズ(GB)(Size (GB))

このメトリックは、ASMボリュームのサイズをGBで返します。ボリューム・サイズは常に、ボリューム割当て単位の倍数で作成されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューのSIZE_MB列から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.5.5 ステータス(Status)

このメトリックは、ASMボリュームのステータス(ENABLEDまたはDISABLED)を表示します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューのSTATE列から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.5.6 使用方法(Usage)

このメトリックは、ASMボリュームの使用対象を示す文字列(ACFS、EXT3、NULL)を返します。NULL値は、ボリュームの使用方法が不明であることを意味します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、ASMボリュームの使用対象を示す文字列(ACFS、EXT3、NULL)を返します。NULL値は、ボリュームの使用方法が不明であることを意味します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.5.7 ボリューム名(Volume Name)

このメトリックは、ASMボリュームの名前を返します。これは、ディスク・グループでASMボリュームを作成するときに入力した名前です。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_VOLUMEビューのVOLUME_NAME列から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.6 チェッカ障害(Checker Failure)

このメトリックは、...

1.6.1 アラート・ログ名(Alert Log Name)

このメトリックは、アラート・ログの名前を返します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

このメトリックは、...から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.6.2 チェッカ障害検出(Checker Failure Detected)

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 1 ヘルス・チェッカによって、%alertLogName%に%numberOfFailures%件の新しい障害が見つかりました。時間/行番号: %timeLine%。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリック列では、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、からのものです。

ユーザーの処理

1.7 「クラスタ・ディスク・グループ・パフォーマンス(Cluster Disk Group Performance)」のメトリック

「クラスタ・ディスク・グループ・パフォーマンス(Cluster Disk Group Performance)」のメトリックは、クラスタ内に存在するすべてのディスク・グループについて、クラスタ・ディスク・グループ・パフォーマンスのパラメータを表示します。これらのメトリックは、合計I/Oリクエストおよび合計読取り/書込みリクエスト、合計I/O時間および合計読取り/書込み時間、クラスタ・ディスク・グループに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oに対するディスク・グループのレスポンス、スループット、操作/秒、サイズも表示します。

1.7.1 1秒当たりのI/O(I/O Per Second)

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおける、ディスクの1秒当たりのI/Oパフォーマンスの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均I/Oを計算するには、収集間隔のI/Oレスポンスの合計数を合計I/O時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均I/O操作になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.2 I/Oサイズ(MB)(I/O Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対するディスクのI/Oサイズの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oサイズを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数をI/Oの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oサイズになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.3 I/Oスループット(I/O Throughput)

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対するI/Oスループットの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。これにより、読取り/書込みにおけるディスク・グループのI/Oパフォーマンスがわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oスループットを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数を合計I/O時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oスループットになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.4 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの読取りリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計読取り時間を読取りレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りレスポンス時間になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.5 読取りサイズ(MB)(Read Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内の、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの読取りサイズの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスについて収集されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りサイズを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を読取りの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りサイズになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.6 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから読み取られたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する合計読取り時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りスループットを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を合計読取り時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りスループットになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.7 読取り/秒(Reads Per Second)

このメトリックは、ディスク・グループに対する1秒当たりの合計読取りリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの読取りパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均読取りを計算するには、収集間隔の読取りレスポンスの合計数を合計読取り時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均読取り操作になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.8 レスポンス時間(MS)(Response Time (MS))

このメトリックは、マウントされたディスク・グループのI/Oレスポンス時間の詳細を表示します。このディスク・グループについて、このメトリックは、ディスク・グループに含まれるすべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおけるレスポンス時間を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計I/O時間をI/Oレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oレスポンス時間になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.9 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの合計書込みリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計書込み時間を書込みレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みレスポンス時間になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.10 書込みサイズ(MB)(Write Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内の、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの書込みサイズの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスについて収集されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みサイズを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を書込みの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みサイズになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.11 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから書き込まれたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する合計書込み時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みスループットを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を合計書込み時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みスループットになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.7.12 書込み/秒(Writes Per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する1秒当たりの合計書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの書込みパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均書込みを計算するには、収集間隔の書込みレスポンスの合計数を合計書込み時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均書込み操作になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8 「クラスタ・ディスク・パフォーマンス(Cluster Disk Performance)」のメトリック

「クラスタ・ディスク・パフォーマンス(Cluster Disk Performance)」のメトリックは、すべてのディスクについて、クラスタ・ディスク・パフォーマンスのパラメータを表示します。これらのメトリックは、合計I/Oリクエストおよび合計読取り/書込みリクエスト、ディスクの失敗した読取り/書込みおよびI/O、合計I/O時間および合計読取り/書込み時間、ディスクに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するディスクのレスポンスも表示します。

1.8.1 1秒当たりのI/O(I/O Per Second)

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおける、ディスクの1秒当たりのI/Oパフォーマンスの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均I/Oを計算するには、収集間隔のI/Oレスポンスの合計数を合計I/O時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均I/O操作になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.2 I/Oサイズ(MB)(I/O Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対するディスクのI/Oサイズの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oサイズを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数をI/Oの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oサイズになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.3 I/Oスループット(I/O Throughput)

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対するI/Oスループットの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。これにより、読取り/書込みにおけるディスク・グループのI/Oパフォーマンスがわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oスループットを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数を合計I/O時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oスループットになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.4 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの読取りリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計読取り時間を読取りレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りレスポンス時間になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.5 読取りサイズ(MB)(Read Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内の、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの読取りサイズの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスについて収集されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りサイズを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を読取りの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りサイズになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.6 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから読み取られたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する合計読取り時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りスループットを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を合計読取り時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りスループットになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.7 読取り/秒(Reads Per Second)

このメトリックは、ディスク・グループに対する1秒当たりの合計読取りリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの読取りパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均読取りを計算するには、収集間隔の読取りレスポンスの合計数を合計読取り時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均読取り操作になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.8 レスポンス時間(MS)(Response Time (MS))

このメトリックは、マウントされたディスク・グループのI/Oレスポンス時間の詳細を表示します。このディスク・グループについて、このメトリックは、ディスク・グループに含まれるすべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおけるレスポンス時間を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計I/O時間をI/Oレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oレスポンス時間になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.9 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの合計書込みリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計書込み時間を書込みレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みレスポンス時間になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.10 書込みサイズ(MB)(Write Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内の、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの書込みサイズの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスについて収集されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みサイズを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を書込みの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みサイズになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.11 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから書き込まれたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する合計書込み時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みスループットを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を合計書込み時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みスループットになります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.8.12 書込み/秒(Writes Per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する1秒当たりの合計書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの書込みパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均書込みを計算するには、収集間隔の書込みレスポンスの合計数を合計書込み時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均書込み操作になります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9 「クラスタ・ボリューム・パフォーマンス(Cluster Volume Performance)」のメトリック

「クラスタ・ボリューム・パフォーマンス(Cluster Volume Performance)」のメトリックは、すべてのボリュームについて、クラスタ・ボリューム・パフォーマンスのパラメータを表示します。これらのメトリックは、合計I/Oリクエストおよび合計読取り/書込みリクエスト、ディスクの失敗した読取り/書込みおよびI/O、合計I/O時間および合計読取り/書込み時間、ボリュームに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するボリュームのレスポンスも表示します。

1.9.1 1秒当たりのI/O(I/O Per Second)

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのボリュームに対する合計I/Oリクエストにおける、ボリュームの1秒当たりのI/Oパフォーマンスを表示します。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの1秒当たりの平均I/Oを計算するには、収集間隔のI/Oレスポンスの合計数を合計I/O時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.2 I/Oサイズ(MB)(I/O Size (MB))

このメトリックは、クラスタに存在するボリュームの、ボリュームのI/Oサイズを表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均I/Oサイズを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数をI/Oの合計数で割ります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.3 I/Oスループット(I/O Throughput)

このメトリックは、クラスタ内のボリュームのI/Oスループットの詳細を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。これにより、読取り/書込みにおけるボリュームのI/Oパフォーマンスがわかります。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均スループットを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数を合計I/O時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.4 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、クラスタに存在するボリュームの読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、クラスタ内のボリュームに対する合計読取りリクエストにおけるボリュームのレスポンス時間がわかります。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均I/Oレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計I/O時間をI/Oレスポンスの合計数で割ります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.5 読取りサイズ(MB)(Read Size (MB))

このメトリックは、クラスタに存在するボリュームの読取りサイズをMBで表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのボリュームについて集計されます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均読取りサイズを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を読取りの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.6 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、クラスタに存在するボリュームの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ボリュームから読み取られたバイトの合計数が、このボリュームに対する読取りリクエストの合計読取り時間と対比してわかります。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均読取りスループットを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を合計読取り時間で割ります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.7 読取り/書込みエラー(Read Write Errors)

このメトリックは、クラスタに存在するボリュームの失敗した読取り/書込み合計数の詳細を表示します。これにより、ボリュームに対する失敗した読取り/書込み試行の合計数がわかります。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均読取りレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計読取り時間を読取りレスポンスの合計数で割ります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.8 読取り/秒(Reads Per Second)

このメトリックは、クラスタに存在するボリュームの1秒当たりの読取りの詳細を表示します。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの1秒当たりの平均読取りを計算するには、収集間隔の読取りレスポンスの合計数を合計読取り時間で割ります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.9 レスポンス時間(MS)(Response Time (MS))

このメトリックは、クラスタに存在するボリュームのI/Oレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このボリュームの合計I/Oリクエストにおけるボリュームのレスポンス時間がわかります。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均I/Oレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計I/O時間をI/Oレスポンスの合計数で割ります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.10 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、クラスタに存在するボリュームの書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、クラスタ内のボリュームに対する合計書込みリクエストにおけるボリュームのレスポンス時間がわかります。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均書込みレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計書込み時間を書込みレスポンスの合計数で割ります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.11 書込みサイズ(MB)(Write Size (MB))

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのボリュームに対する、すべてのボリュームの書込みの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスについて収集されます。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均書込みサイズを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を書込みの合計数で割ります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.12 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、クラスタに存在するボリュームの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ボリュームに書き込まれたバイトの合計数が、クラスタ内のこのボリュームに対する書込みリクエストの合計書込み時間と対比してわかります。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均書込みスループットを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を合計書込み時間で割ります。データはその後、クラスタの一部であるインスタンスすべてについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.9.13 書込み/秒(Writes Per Second)

このメトリックは、クラスタ内のボリュームに対する1秒当たりの合計書込みリクエストの詳細を表示します。

Database Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 1時間ごと

Grid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの1秒当たりの平均書込みを計算するには、収集間隔の書込みレスポンスの合計数を合計書込み時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.10 「データベース・ディスク・グループ使用率(Database Disk Group Usage)」のメトリック

「データベース・ディスク・グループ使用率(Database Disk Group Usage)」のメトリックは、データベースによって使用されているディスク・グループ領域の詳細を表示します。このメトリックを使用すると、別のデータベース・インスタンスによって使用されている、ディスク・グループ内の領域がわかります。

1.10.1 合計バイト数(Total Bytes)

このメトリックは、データベースによって使用されているディスク・グループ領域の合計バイト数を表示します。このメトリックを使用すると、別のデータベース・インスタンスによって使用されている、ディスク・グループ内の領域がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

V$OSM_FILEビューを使用してファイルによって使用されている領域を取得した後、10gリリース1ではV$ASM_ALIASビューおよびV$ASM_DISKGROUPビューと、10gリリース2ではV$ASM_ALIASビューおよびV$ASM_DISKGROUP_STATビューと結合すると、データベース・インスタンスによって使用されているディスク・グループ領域になります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.11 「ディスク・グループの不均衡ステータス(Disk Group Imbalance Status)」のメトリック

「ディスク・グループの不均衡ステータス(Disk Group Imbalance Status)」のメトリックは、ディスク・グループが不均衡かどうかを調べます。標準動作では、ASMがディスク・グループを自動的にリバランスします。これらのメトリックは、手動リバランスが必要な状態、または進行中のリバランスの指数レベルを引き上げて必要なリソースを割り当て、より速く完了することが必要な状態を検出します。

1.11.1 実際の不均衡(%)(Actual Imbalance (%))

「実際の不均衡(%)(Actual Imbalance (%))」は、ディスク・グループ内で最も空きのないディスクと最も空きのあるディスクに割り当てられた領域の差を測定します。ASMはすべてのディスクがそれぞれサイズの割合で等しくいっぱいになるようにするため、比較はフル率で行われます。不均衡は、使用可能な領域ではなく、割り当てられた領域に対するものです。2〜3パーセントの不均衡は妥当です。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「実際の不均衡(%)(Actual Imbalance (%))」は次のように計算されます。

100 * (max((total_mb - free_mb) / total_mb) - min((total_mb - free_mb)
/ total_mb)) / max((total_mb - free_mb) / total_mb)
where total_mb and free_mb are columns in V$ASM_DISK_STAT

ユーザーの処理

2〜3パーセントを超える不均衡は、ディスク・グループの手動リバランスを開始する必要性を表す可能性があります。

1.11.2 実際の空き領域の最小割合(Actual Minimum Percent Free)

「実際の空き領域の最小割合(Actual Minimum Percent Free)」は、最も空きのないディスクの空きディスク領域の量をディスク・サイズの割合として表示します。不均衡がゼロの場合、このメトリックは合計空き領域を示します。すべての割当はすべてのディスク間で均等に行われるため、最小空き領域によって使用できる領域量は制限されます。

1つのディスクに空き領域が1%しかない場合、残りのディスクが半分しかいっぱいになっていなくても、実際に割当てに使用できるのはディスク・グループ内の領域の1%のみです。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「実際の空き領域の最小割合(Actual Minimum Percent Free)」は、100 * (min(free_mb / total_mb))として計算します。free_mbおよびtotal_mbは、V$ASM_DISK_STATの列です。

ユーザーの処理

「実際の空き領域の最小割合(Actual Minimum Percent Free)」が低い数値である場合は、ディスク・グループ内のすべてのディスク間でファイル・エクステントおよび領域使用を均等に分散させるために、構成の変更が必要となる可能性があります。

1.11.3 ディスク数(Disk Count)

「ディスク数(Disk Count)」は、ディスク・グループ内のディスクの数で、ファイルをどの程度広範囲に分散できるかがわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

ディスク数は、ディスク・グループ(V$ASM_DISKGROUP_STAT)内のすべてのディスク(V$ASM_DISK_STAT)に対してcount(*)を使用して計算されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.11.4 リバランスしないディスク・グループの不均衡(%)(Disk Group Imbalance (%) without Rebalance)

「リバランスしないディスク・グループの不均衡(%)(Disk Group Imbalance (%) without Rebalance)」は、ディスク・グループにリバランスが必要かどうかを判別するために使用されます。一時的な不均衡(進行中のリバランスが原因)は無視されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 > 10 定義なし 1 ディスク間の領域使用の不均衡が大きいため、ディスク・グループ%diskGroup%にリバランスが必要です。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ディスク・グループ」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

リバランス操作中でない場合、「リバランスしないディスク・グループの不均衡(%)(Disk Group Imbalance (%) without Rebalance)」は「実際の不均衡(%)(Actual Imbalance (%))」と同じ値です。それ以外の場合、0(ゼロ)です。

ユーザーの処理

「リバランスしないディスク・グループの不均衡(%)(Disk Group Imbalance (%) without Rebalance)」が10%以上である場合は、警告アラートが生成されます。この場合、ディスク間の領域使用の不均衡が大きいため、リバランスが必要です。リバランス操作を手動で開始する必要があります。

1.11.5 リバランスしたディスクの最大使用率(%)(Disk Maximum Used (%) with Rebalance)

「リバランスしたディスクの最大使用率(%)(Disk Maximum Used (%) with Rebalance)」は、進行中のリバランスで指数を引き上げて適時に完了し、領域制約のために他のエラーが発生しないようにする必要があるかどうかを判別するために使用されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 95 1 少なくとも1つのディスクの領域が極端に少なくなっているため、ディスク・グループ%diskGroup%のリバランス指数を大きくしてください。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ディスク・グループ」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

リバランス中であり、指数値が0(ゼロ)より大きい場合、「リバランスしたディスクの最大使用率(%)(Disk Maximum Used (%) with Rebalance)」は(100 - Actual Minimum Percent Free)として計算されます。それ以外の場合、0(ゼロ)です。

ユーザーの処理

「リバランスしたディスクの最大使用率(%)(Disk Maximum Used (%) with Rebalance)」が95%以上である場合は、クリティカル・アラートが生成されます。この場合、少なくとも1つのディスクの領域が極端に少なくなっているため、ディスク・グループのリバランス指数を大きくする必要があります。リバランス指数を大きくします(最大指数レベルは11)。

1.11.6 リバランスしないディスクの最小空き領域(%)(Disk Minimum Free (%) without Rebalance)

「リバランスしないディスクの最小空き領域(%)(Disk Minimum Free (%) without Rebalance)」は、ディスク・グループにリバランスが必要かどうかを判別するために使用されます。一時的な不均衡(進行中のリバランスが原因)は無視されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 <
20 10 1 少なくとも1つのディスクの領域が少なくなっているため、ディスク・グループ%diskGroup%にリバランスが必要です。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ディスク・グループ」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

リバランス操作中でない場合、「リバランスしないディスクの最小空き領域(%)(Disk Minimum Free (%) without Rebalance)」は「実際の空き領域の最小割合(Actual Minimum Percent Free)」と同じ値です。それ以外の場合、100です。

ユーザーの処理

「リバランスしないディスクの最小空き領域(%)(Disk Minimum Free (%) without Rebalance)」が20%以下である場合は、警告アラートが生成されます。この場合、少なくとも1つのディスクの領域が少なくなっているため、リバランスが必要です。リバランス操作を手動で開始する必要があります。

1.11.7 ディスク・サイズの分散率(%)(Disk Size Variance (%))

「ディスク・サイズの分散率(%)(Disk Size Variance (%))」は、ディスク・グループ内の最大ディスクと最小ディスク間のサイズにおける差を割合で示します。ベスト・プラクティスに従ってすべてのディスクが同じサイズである場合、この値はゼロです。

サイズにおけるわずかな差は許容されます。差が大きいと、ディスクによっては他のディスクよりI/Oがずっと増える可能性があります。標準冗長性または高い冗長性のディスク・グループでは、サイズ分散率が大きいと不均衡率を小さい値に減らすことができなくなります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

Disk Size Variance (%) is calculated as 100 * 
(max(total_mb) - min(total_mb)) / max(total_mb), 
where total_mb is a column in V$ASM_DISK_STAT

ユーザーの処理

サイズ分散率が大きい場合は、ディスク・グループ内のすべてのディスク間でファイル・エクステントおよび領域使用を均等に分散させるために、構成の変更が必要となる可能性があります。

1.11.8 リバランス中(Rebalance In Progress)

「リバランス中(Rebalance In Progress)」は、リバランス操作中の場合は「はい」を、それ以外の場合は「いいえ」を返します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「リバランス中(Rebalance In Progress)」は、V$ASM_OPERATIONのoperation列から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.12 「ディスク・グループの使用量(Disk Group Usage)」のメトリック

「ディスク・グループの使用量(Disk Group Usage)」のメトリックは、すべてのディスク・グループによって使用されている領域のうち、状態がMOUNTEDのものを表示します。これらのメトリックは、ディスク使用量に関する情報の収集と、アプリケーションにおけるディスク・グループ領域使用量の傾向を示すために使用されます。この情報を使用して、10gリリース2ではディスク・グループの「空きMB(Free MB)」、「合計MB(Total MB)」、「安全に使用可能なMBの合計(Total Safely Usable MB)」、「タイプ(Type)」、「安全に使用可能なファイルのMB(Safely Usable File MB)」、「使用率%(Used %)」および「安全に使用可能な領域の使用率%(Used % of Safely Usable)」の各メトリックを、10gリリース1では「空きMB(Free MB)」、「合計MB(Total MB)」、「タイプ(Type)」および「使用率%(Used %)」を特定します。

これらのメトリックは、ディスク・グループが75%使用されている場合は警告アラートを、90%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。値は冗長性によって異なるため、「ディスク・グループの使用量(Disk Group Usage)」のアラートのしきい値を75%および90%に固定する必要はありません。10gリリース2では、これらのメトリックは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列を使用して使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。

Enterprise Managerは、次の場合にアラートを発行します。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、しきい値の制限を変更できます。

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューを、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューを問い合せるSQL問合せを使用して収集されます。

1.12.1 ディスク・グループ空き領域(MB)(Disk Group Free (MB))

このメトリックは、ディスク・グループの未使用容量をMBで表示します。これにより、ディスク・グループで使用可能な空き領域がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 <=
定義なし 定義なし 1 ディスク・グループ%dg_name%の合計空き領域が、%value% (MB)にまで減っています。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ名」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ディスク・グループ名」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのFREE_MB列から収集されます。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループ内の既存のファイルを削除することを検討します。

1.12.2 ディスク・グループ使用可能空き領域(MB)(Disk Group Usable Free (MB))

ディスク・グループの使用可能な空き領域は冗長性によって異なるため、10gリリース2では、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列を使用して、使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。この列は、ディスク・グループの使用可能な空き領域(MB)の特定に使用されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 <=
定義なし 定義なし 1 ディスク・グループ%dg_name%の使用可能空き領域が、%value% (MB)にまで減っています。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ名」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ディスク・グループ名」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列から収集されます。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループから既存のファイルを削除することを検討します。

1.12.3 ディスク・グループの使用可能領域(MB)(Disk Group Usable (MB))

このメトリックは、ディスク・グループのタイプに基づいて、ディスク・グループの容量を表示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量を表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、V$ASM_DISKGROUP_STATビューを使用して収集されます。

Total Safely Usable MB = (total_mb - required_mirror_free_mb)/redundancy_factor

total_mbおよびrequired_mirror_free_mbはビュー列からのものです。また、redundancy factorは、外部冗長性のディスク・グループの場合は1、標準冗長性のディスク・グループの場合は2、高い冗長性のディスク・グループの場合は3です。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加するか、ディスク・グループから既存のファイルを削除することを検討します。

1.12.4 ディスク・グループ使用率%(Disk Group Used %)

このメトリックは、ディスク・グループによって使用されている領域の割合を表示します。このメトリックは、ディスク・グループが75%使用されている場合は警告アラートを、90%使用されている場合はクリティカル・アラートを生成します。別の値でアラートを生成するように、しきい値の制限を変更できます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 > 75 90 1 ディスク・グループ%dg_name%は%value%%使用中です。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ名」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ディスク・グループ名」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューから、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

Used % = (total_mb-free_mb)/total_mb)*100 

ユーザーの処理

新しいディスクをディスク・グループに追加するとアラートを回避できます。ディスク・グループの「一般」ページに移動し、「追加」をクリックして新しいディスクをディスク・グループに追加します。また、ディスク・グループから既存のファイルを削除できます。

1.12.5 冗長性(Redundancy)

このメトリックは、ディスク・グループの冗長性タイプを表示します。「外部」、「標準」、「高」の3つの値のいずれかです。このプロパティにより、ディスク障害後の冗長性のリストアが決定されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのTYPE列から収集されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.12.6 サイズ(MB)(Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループの合計容量をMBで表示します。これにより、ディスク・グループによって使用されているサイズまたは領域がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKGROUPビューの、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューのTOTAL_MB列から収集されます。

ユーザーの処理

ディスク・グループにディスクを追加することを検討します。

1.12.7 安全に使用可能な領域の使用率%(Used % of Safely Usable)

このメトリックは、ディスク・グループによって使用されている安全に使用可能な領域の割合を表示します。ディスク・グループの使用可能な空き領域は、冗長性によって異なります。10gリリース2では、V$ASM_DISKGROUP_STATビューのUSABLE_FILE_MB列を使用して、使用可能なミラー化された空き領域を示します。この列は、ミラー化を考慮して安全に利用できる上に、ディスク障害後に冗長性をリストアする空き領域の量を表示します。この列は、ディスク・グループの「安全に使用可能な領域の使用率%(Used % of Safely Usable)」の特定に使用されます。

このメトリックは、ディスク・グループが安全に使用可能な領域の90%を使用している場合は警告アラートを、100%を使用している場合はクリティカル・アラートを生成します。別の値でアラートを生成するように、しきい値の制限を変更できます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 > 75 90 1 安全に使用可能な空き領域(障害グループ障害からのリカバリに十分な領域を確保したまま割当て可能な領域)の%value%%がディスク・グループ%dg_name%に使用されています。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ名」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ディスク・グループ名」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ名」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース2ではV$ASM_DISKGROUP_STATビューから収集されます。

Used % of Safely Usable = 100 - (usable_file_mb/usable_total_mb)*100 
 
Where usable_total_mb = total_mb - required_mirror_free_mb)/redundancy_factor 

total_mbおよびrequired_mirror_free_mbはビュー列から導出されます。また、redundancy factorは、外部冗長性のディスク・グループの場合は1、標準冗長性のディスク・グループの場合は2、高い冗長性のディスク・グループの場合は3です。

ユーザーの処理

新しいディスクをディスク・グループに追加するとアラートを回避できます。ディスク・グループの「一般」ページに移動し、「追加」をクリックして新しいディスクをディスク・グループに追加します。また、ディスク・グループから既存のファイルを削除できます。

1.13 「ディスク・パス(Disk Path)」のメトリック

「ディスク・パス(Disk Path)」のメトリックは、すべてのディスクのディスク名およびディスク・パスを表示します。この情報は、12時間間隔で収集されます。

これらのメトリックは、10gリリース1ではV$ASM_DISKビュー、10gリリース2ではV$ASM_DISK_STATビューを使用して収集されます。

1.13.1 ディスク名(Disk Name)

このメトリックは、ディスクの名前です。

このメトリックは、Database ControlおよびGrid Controlで使用できます。ターゲット・バージョンは10.2.0.x、11.1.0.xおよび11.2.0.xです。

データ・ソース

V$ASM_DISK_STATビューおよびV$ASM_DISKビューのName列値

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.13.2 ディスク・パス(Disk Path)

このメトリックは、ディスクの物理パスです。

このメトリックは、Database ControlおよびGrid Controlで使用できます。ターゲット・バージョンは10.2.0.x、11.1.0.xおよび11.2.0.xです。

データ・ソース

Path列値。10gリリース2より前のデータベースでは、このメトリックはGV$ASM_DISKビューを使用します。10gリリース2以上のデータベースでは、このメトリックはGV$ASM_DISK_STATビューを使用します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.13.3 グループ名(Group Name)

このメトリックは、グループの名前を示します。

このメトリックは、Database ControlおよびGrid Controlで使用できます。ターゲット・バージョンは10.2.0.x、11.1.0.xおよび11.2.0.xです。

データ・ソース

Path列値。10gリリース2より前のデータベースでは、このメトリックはGV$ASM_DISKビューを使用します。10gリリース2以上のデータベースでは、このメトリックはGV$ASM_DISK_STATビューを使用します。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.14 「ディスク・ステータス(Disk Status)」メトリック

「ディスク・ステータス(Disk Status)」メトリックは、ディスク・モード・ステータス(オフラインおよびオンライン)を示します。ディスクのいずれかがオフラインの場合に、クリティカル警告アラートが生成されます。

このメトリックは、15分間隔で収集されます。必要に応じて、時間制限およびしきい値の制限を変更できます。

1.14.1 ディスク・モード・ステータス(Disk Mode Status)

このメトリックは、ディスク・モード・ステータス(オフラインおよびオンライン)を表示します。ディスクのいずれかがオフラインになった場合に、クリティカル警告アラートが生成されます。

しきい値の制限を変更できます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
すべてのリリース 15分ごと 毎サンプル後 =
定義なし OFFLINE 1 ディスク%dg_name%.%disk_name%はオフラインです。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ名」オブジェクトと「ディスク名」オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が「ディスク・グループ名」オブジェクトと「ディスク名」オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ名」オブジェクトと「ディスク名」オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

このメトリックは、10gリリース1ではGV$ASM_DISKの、10gリリース2ではGV$ASM_DISK_STATのビューの列のモード・ステータスを使用して収集されます。

ユーザーの処理

ディスクがオンラインになるようにしてください。現在、Enterprise Managerは、この機能をサポートしていません。

1.15 「障害グループの不均衡ステータス(Failure Group Imbalance Status)」のメトリック

「障害グループの不均衡ステータス(Failure Group Imbalance Status)」のメトリックは、ASMディスク・グループの障害グループ・ディスクがどの程度均等に配置されているかを調べます。ASMは、ディスク・グループ内のすべてのディスク間でファイル・エクステントおよび領域使用が均等に分散されるようにします。これは、リバランスを使用して実行されます。ディスクが異なるサイズである場合または障害グループが異なるサイズである場合、効率的なリバランスは実現できません。このような場合は、構成の変更が必要です。

これらのメトリックは、標準冗長性または高冗長性のディスク・グループにのみ適用されます。外部冗長性のディスク・グループの場合、障害グループはこの構成では使用されないため、これらのメトリックはデータを返しません。

1.15.1 ディスク数の不均衡分散率(Disk Count Imbalance Variance)

障害グループは、データのミラー・コピーを、標準冗長性では2コピー、高冗長性では3コピーを保存するために使用されます。「ディスク数の不均衡分散率(Disk Count Imbalance Variance)」により、ディスク・グループ内で障害グループ・ディスク数が最高のディスクと最低のディスクにおける障害グループ・ディスク数の差がわかります。

すべての障害グループが同じサイズであっても、すべてのディスクの障害グループ・ディスク数を同じにできない場合があります。ただし、1を超える不均衡は、障害グループが異なるサイズであることを示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 >= 2 定義なし 1 ディスク・グループ%diskGroup%にディスク数の異なる障害グループがあるため、領域使用が最適以下になる可能性があります。構成を変更すると、この問題が改善される場合があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ディスク・グループ」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

「ディスク数の不均衡分散率(Disk Count Imbalance Variance)」は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびV$ASM_DISK_STATビューと、一部の内部ASM固定表を使用して計算されます。

ユーザーの処理

「ディスク数の不均衡分散率(Disk Count Imbalance Variance)」が1(デフォルト)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。ディスク・グループにディスク数が異なる障害グループがあると、領域使用が最適以下になる可能性があります。この問題を改善するには、構成の変更を試行します。

1.15.2 ディスク・サイズの不均衡(%)(Disk Size Imbalance (%))

「ディスク・サイズの不均衡(%)(Disk Size Imbalance (%))」は、あるディスクが障害グループ・ディスク内に他のディスクより多くの領域を保持しているかどうかを調べます。領域は、ディスクのサイズとそのアクティブな障害グループ・ディスクのサイズの合計との割合として計算されます。この割合は、すべてのディスクについて比較されます。最高と最低の障害グループ・ディスク領域の差がパーセントとしてレポートされます。10%の不均衡は許容されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 > 10 定義なし 1 ディスク・グループ%diskGroup%にディスク・サイズの異なる障害グループがあるため、領域使用が最適以下になる可能性があります。構成を変更すると、この問題が改善される場合があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「ディスク・グループ」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

ディスク・サイズの不均衡は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびV$ASM_DISK_STATビューと、一部の内部ASM固定表を使用して計算されます。

ユーザーの処理

「ディスク・サイズの不均衡(%)(Disk Size Imbalance (%))」が10%(デフォルト)より大きい場合は、警告アラートが生成されます。ディスク・グループにディスク・サイズの異なる障害グループがあると、領域使用が最適以下になる可能性があります。この問題を改善するには、構成の変更を試行します。

1.15.3 障害グループ数(Failure Group Count)

「障害グループ数(Failure Group Count)」は、ディスク・グループ当たりの障害グループ数をレポートします。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「障害グループ数(Failure Group Count)」は、V$ASM_DISKGROUP_STATビュー、V$ASM_DISK_STATビューおよび一部の内部ASM固定表を含む計算から取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.16 「障害グループ・ステータス(Failure Group Status)」のメトリック

「障害グループ・ステータス(Failure Group Status)」のメトリックは、障害グループのすべてのメンバー・ディスクがオフラインかどうかを調べます。これは、データのミラー・コピーを保存できないため、データ損失のリスクを冒す好ましくない状態です。

これらのメトリックは、標準冗長性または高冗長性のディスク・グループにのみ適用されます。

1.16.1 使用可能なディスク(Available Disks)

「使用可能なディスク(Available Disks)」は、障害グループ内のオンラインのディスク数をレポートします。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「使用可能なディスク(Available Disks)」は、合計ディスク数から障害グループ内のオフラインのディスク数を引いて算出されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.16.2 アラート・ディスク数(Disk Count for Alerts)

「アラート・ディスク数(Disk Count for Alerts)」は、障害グループ内に複数のディスクがある場合、「使用可能なディスク(Available Disks)」と同じ値です。障害グループに1つしかディスクがない場合、その1つのディスクがオフラインであるかに関係なく、「アラート・ディスク数(Disk Count for Alerts)」は1となります。これは、重複するアラートが同じ根本的な原因に対して生成されないようにするためです。disk_statusメトリックは、ディスクがオフラインになると、クリティカル・アラートを生成します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 =
定義なし 0 1 障害グループ%diskGroup%.%failureGroup%はオフラインです。

複数のしきい値

このメトリックでは、「ディスク・グループ」オブジェクトと「障害グループ」オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が「ディスク・グループ」オブジェクトと「障害グループ」オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「ディスク・グループ」オブジェクトと「障害グループ」オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

「アラート・ディスク数(Disk Count for Alerts)」は、ディスク・グループにディスクが1つしかない場合は1に、それ以外の場合は「使用可能なディスク(Available Disks)」の値に設定されます。

ユーザーの処理

障害グループを構成するすべてのディスクがオフラインになると、クリティカル・アラートが生成されます。このような場合、ディスク・グループが標準冗長性または高冗長性で構成されているにもかかわらず、データはミラー化されていません。障害グループ内の一部のディスクをオンラインに戻すか、ディスク・グループにディスクに追加してその障害グループに割り当てる必要があります。

1.16.3 合計ディスク数(Total Disks)

「合計ディスク数(Total Disks)」は、障害グループ内のディスク数をレポートします。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「合計ディスク数(Total Disks)」は、V$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびV$ASM_DISK_STATビューから取得されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.17 「インシデント(Incident)」のメトリック

「インシデント(Incident)」のメトリックは、一般的な内部エラー、アクセス違反など、ASMアラート・ログ・ファイルに記録されるインシデントを示します。アラート・ログ・ファイルには、メッセージやエラーの発生順のログが含まれます。

各メトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでASMに関するクリティカル・エラー状態が検出され、アラート・ログ・ファイルに対してインシデントが生成されたことを示します。Enterprise Managerのサポート・ワークベンチには、生成された各インシデントに関する詳細が含まれます。

1.17.1 アクセス違反(Access Violation)

このメトリックは、なんらかのメモリー・アクセス違反のためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージ(ORA-3113やORA-7445など)に関連しています。また、ASMでSIGSEGVシグナルまたはSIGBUSシグナルが検出されると、このタイプのインシデントが生成されることがあります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でアクセス違反が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.17.2 アラート・ログ・エラーのトレース・ファイル(Alert Log Error Trace File)

このメトリックは、ログに記録されたインシデントに関連付けられたトレース・ファイル(ある場合)の名前です。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.17.3 アラート・ログ名(Alert Log Name)

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの名前です。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.17.4 ASMブロックの破損(ASM Block Corruption)

ASMブロックの破損は、存続期間中に様々な理由(ヘッドのずれ、防塵仕様など)により発生する可能性があります。ディスク・グループがミラー化されている場合、ASMはミラーから破損ブロックを自動的に修復します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でASMデータ・ブロックが破損しました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerに実装されているcheckコマンドおよびremapコマンドを実行できます。

  1. Check

    ディスク・グループ・メタデータの整合性をチェックして結果をアラート・ログに記録し、repair/norepairオプションの指定に応じて修復します。破損の場合、結果は「cache read a corrupted block group=NORM3 fn=1 blk=0 from disk 0」のようになります。

  2. Remap

    有効なASMファイルにマップされている一連の物理ブロックを修復します。

さらに、Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べることができます。

1.17.5 クラスタ・エラー(Cluster Error)

このメトリックは、クラスタ・データベースのメンバーによってグループから削除されたメンバーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-29740に関連しています。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でクラスタ・エラーが%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.17.6 デッドロック(Deadlock)

このメトリックは、ライブラリ・オブジェクトをロックしようとした際に検出されたデッドロックのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-4020に関連しています。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でデッドロック・エラーが%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.17.7 ファイル・アクセス・エラー(File Access Error)

このメトリックは、その時点でファイルの読取りに失敗したためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-376に関連しています。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でファイル・アクセス・エラーが%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.17.8 一般的なインシデント(Generic Incident)

このメトリックは、なんらかのエラーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でインシデント(%errCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.17.9 一般的な内部エラー(Generic Internal Error)

このメトリックは、内部ASMエラーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-600またはORA-0060*に関連しています。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%で内部エラー(%errCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.17.10 影響(Impact)

このメトリックは、インシデントの影響です。「一般的な内部エラー」インシデントでは、影響はインシデントがASMにどの程度影響を及ぼすかを示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.17.11 インシデントID(Incident ID)

このメトリックは、インシデントを識別する番号です。Enterprise Managerのサポート・ワークベンチでは、このIDを使用してインシデントを指定します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.17.12 内部SQLエラー(Internal SQL Error)

このメトリックは、内部SQLエラーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-604に関連しています。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%で内部SQLエラーが%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.17.13 メモリー不足(Out of Memory)

このメトリックは、メモリーの割当てに失敗したためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-4030またはORA-4031に関連しています。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でメモリー不足が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.17.14 REDOログの破損(Redo Log Corruption)

このメトリックは、REDOログのエラーのためにASMでインシデントが生成されたことを示します。このタイプのインシデントは通常、Oracle例外メッセージORA-353、ORA-355またはORA-356に関連しています。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロックが破損しました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.17.15 セッション終了(Session Terminated)

このメトリックには、アラート・ログ・ファイルでセッション終了の問題が見つかったことを示す各種ORA-エラーに関する情報が含まれます。アラート・ログのORA-00603エラーは、セッション終了の問題を示します。また、これらの問題がアラート・ログで見つかった場合は、警告アラートが生成されます。

メトリックのしきい値を編集して、異なる項目で収集するエラーの値を変更できます。また、警告アラートおよびクリティカル・アラートの値を変更または設定することもできます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でセッション終了が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。アラート・ログ・ファイルは、ORA-00603エラーがないかスキャンされます。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18 「インシデント・ステータス(Incident Status)」のメトリック

「インシデント・ステータス(Incident Status)」のメトリックは、アラート・ログの最後のスキャンで各タイプのインシデントが見つかったかどうか、見つかった場合は、その数を示します。

1.18.1 アクセス違反ステータス(Access Violation Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「アクセス違反」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログでアクセス違反エラーが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.2 ASMブロック破損のエラー・ステータス(ASM Block Corruption Error Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「ASMブロックの破損」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログでASMデータ・ブロック破損エラーが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.3 クラスタ・エラー・ステータス(Cluster Error Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「クラスタ・エラー」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログでクラスタ・エラーが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.4 デッドロック・エラー・ステータス(Deadlock Error Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「デッドロック」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログでデッドロック・エラーが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.5 ファイル・アクセス・エラー・ステータス(File Access Error Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「ファイル・アクセス・エラー」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログでファイル・アクセス・エラーが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.6 一般的なインシデント・ステータス(Generic Incident Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「一般的なインシデント」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログで%value%の明確なインシデントが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.7 一般的な内部エラー・ステータス(Generic Internal Error Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「一般的な内部エラー」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログで一般的な内部エラーが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.8 内部SQLエラー・ステータス(Internal SQL Error Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「内部SQLエラー」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログで内部SQLエラーが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.9 メモリー不足ステータス(Out of Memory Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「メモリー不足」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログでメモリー不足エラーが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.10 REDOログの破損ステータス(Redo Log Corruption Error Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「REDOログの破損」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログでREDOログの破損エラーが検出されました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.18.11 セッション終了のステータス(Session Terminated Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「セッション終了」インシデントの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログで、セッション終了が見つかりました。

データ・ソース

「インシデント(Incident)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してインシデントの詳細を調べます。

1.19 「インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス(Instance Disk Group Performance)」のメトリック

「インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス(Instance Disk Group Performance)」のメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスに存在するディスク・グループのパフォーマンスを示します。また、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループについて、ディスク・グループ・パフォーマンスのパラメータを表示します。

これらのメトリックは、合計I/Oリクエストおよび合計読取り/書込みリクエスト、合計I/O時間および合計読取り/書込み時間、ディスク・グループに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するディスク・グループのレスポンスも表示します。

1.19.1 1秒当たりのI/O(I/O per Second)

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおける、ディスクの1秒当たりのI/Oパフォーマンスの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均I/Oを計算するには、収集間隔のI/Oレスポンスの合計数を合計I/O時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均I/O操作になります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.2 I/Oサイズ(MB)(I/O Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対する、すべてのディスクのI/Oの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oサイズを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数をI/Oの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oサイズになります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.3 I/Oスループット(I/O Throughput)

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対するI/Oスループットの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて集計されます。これにより、読取り/書込みにおけるディスク・グループのI/Oパフォーマンスがわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均スループットを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数を合計I/O時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oスループットになります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.4 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの読取りリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計読取り時間を読取りレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りレスポンス時間になります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.5 読取りサイズ(MB)(Read Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内の、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの読取りの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りサイズを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を読取りの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りサイズになります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.6 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから読み取られたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する合計読取り時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りスループットを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を合計読取り時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りスループットになります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.7 読取り/秒(Reads per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する1秒当たりの合計読取りリクエストの詳細を表示します。また、インスタンスのディスク・グループに含まれるすべてのディスクの読取りパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均読取りを計算するには、収集間隔の読取りレスポンスの合計数を合計読取り時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均読取りになります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.8 レスポンス時間(MS)(Response Time (MS))

このメトリックは、マウントされたディスク・グループのI/Oレスポンス時間の詳細を表示します。このディスク・グループについて、このメトリックは、ディスク・グループに含まれるすべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおけるレスポンス時間を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計I/O時間をI/Oレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oレスポンス時間になります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.9 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの合計書込みリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計書込み時間を書込みレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みレスポンス時間になります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.10 書込みサイズ(MB)(Write Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内の、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの書込みの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みサイズを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を書込みの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みサイズになります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.11 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから書き込まれたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する合計書込み時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みスループットを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を合計書込み時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みスループットになります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.19.12 書込み/秒(Writes per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する1秒当たりの合計書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの書込みパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均書込みを計算するには、収集間隔の書込みレスポンスの合計数を合計書込み時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均書込みになります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20 「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」のメトリック

「インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス(Instance Disk Group Performance)」のメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスに存在するディスクのパフォーマンスを示します。また、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスクについて、ディスク・パフォーマンスのパラメータを表示します。

これらのメトリックは、合計I/Oリクエストおよび合計読取り/書込みリクエスト、合計I/O時間および合計読取り/書込み時間、ディスクに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するディスクのレスポンスも表示します。

1.20.1 I/Oサイズ(MB)(I/O Size (MB))

このメトリックは、すべてのディスクに対する、すべてのディスクのI/Oの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oサイズを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数をI/Oの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.2 I/Oスループット(I/O Throughput)

このメトリックは、すべてのディスクに対するI/Oスループットの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。これにより、読取り/書込みにおけるディスク・グループのI/Oパフォーマンスがわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均スループットを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数を合計I/O時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.3 IOPS

このメトリックは、すべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおける、ディスクの1秒当たりのI/Oパフォーマンスの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均I/Oを計算するには、収集間隔のI/Oレスポンスの合計数を合計I/O時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.4 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、ディスクの、ディスクの読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このディスクに対する合計読取りリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計読取り時間を読取りレスポンスの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.5 読取りサイズ(MB)(Read Size (MB))

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの読取りの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りサイズを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を読取りの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.6 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスクの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスクから読み取られたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスクに対する合計読取り時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りスループットを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を合計読取り時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.7 読取り/書込みエラー(Read Write Errors)

このメトリックは、ディスクの失敗した読取り/書込みの合計数の詳細を表示します。また、ディスクに対する失敗した読取り/書込み試行の合計数に関する情報を提供します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 ディスク%dg_name%.%disk_name%で%value%読取り/書込みエラーが発生しています。

複数のしきい値

このメトリックでは、「インスタンスID」、「ディスク・グループ名」および「ディスク名」の各オブジェクトの一意の組合せごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が「インスタンスID」、「ディスク・グループ名」および「ディスク名」の各オブジェクトのすべての一意の組合せに対して現在設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「インスタンスID」、「ディスク・グループ名」および「ディスク名」の各オブジェクトの一意の組合せごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。

データ・ソース

10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューを、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューを使用して計算されます。これらのビューから、ディスクに対する失敗した読取り/書込みの合計数を合算すると、読取り/書込みエラーの詳細が算出されます。

ユーザーの処理

読取り/書込みエラーの背後にある問題を調査します。

1.20.8 読取り/秒(Reads Per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスクに対する1秒当たりの合計読取りリクエストの詳細を表示します。また、インスタンスに含まれるすべてのディスクの読取りパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均読取りを計算するには、収集間隔の読取りレスポンスの合計数を合計読取り時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.9 レスポンス時間(MS)(Response Time (MS))

このメトリックは、マウントされたディスクのI/Oレスポンス時間の詳細を表示します。このディスクについて、このメトリックは、すべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおけるレスポンス時間を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計I/O時間をI/Oレスポンスの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.10 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、ディスクの書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このディスクに対する合計書込みリクエストにおけるディスクのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計書込み時間を書込みレスポンスの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.11 書込みサイズ(MB)(Write Size (MB))

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの書込みの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みサイズを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を書込みの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.12 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスクの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスクから書き込まれたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスクに対する合計書込み時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みスループットを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を合計書込み時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.20.13 書込み/秒(Writes Per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスクに対する1秒当たりの合計書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスクの書込みパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
10.1.0.x、10.2.0.x、11.1.0.x、11.2.0.x 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均書込みを計算するには、収集間隔の書込みレスポンスの合計数を合計書込み時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21 「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」のメトリック

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」のメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスに存在するボリュームのパフォーマンスを示します。また、ASMインスタンスにマウントされたすべてのディスク・グループで作成されたすべてのボリュームについて、ボリューム・パフォーマンスのパラメータを表示します。

これらのメトリックは、合計I/Oリクエストおよび合計読取り/書込みリクエスト、合計I/O時間および合計読取り/書込み時間、ボリュームに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するボリュームのレスポンスと、読取り/書込みエラーも表示します。

1.21.1 1秒当たりのI/O(I/O Per Second)

このメトリックは、すべてのASMボリュームに対する合計I/Oリクエストにおける、ASMボリュームの1秒当たりのI/Oパフォーマンスの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの1秒当たりの平均I/Oを計算するには、収集間隔のI/Oレスポンスの合計数を合計I/O時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.2 I/Oサイズ(MB)(I/O Size (MB))

このメトリックは、すべてのボリュームに対する、すべてのボリュームのI/Oの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均I/Oサイズを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数をI/Oの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.3 I/Oスループット(I/O Throughput)

このメトリックは、すべてのボリュームに対するI/Oスループットの合計を表示します。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均スループットを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数を合計I/O時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.4 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、ボリュームの、ボリュームの読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このボリュームに対する合計読取りリクエストにおけるボリュームのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均読取りレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計読取り時間を読取りレスポンスの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.5 読取りサイズ(MB)(Read Size (MB))

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのボリュームに対する、すべてのボリュームの読取りの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均読取りサイズを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を読取りの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.6 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスに作成されたボリュームの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ボリュームから読み取られたバイトの合計数が、インスタンス内のこのボリュームに対する合計読取り時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均読取りスループットを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を合計読取り時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.7 読取り/書込みエラー(Read Write Errors)

このメトリックは、ボリュームの失敗した読取り/書込みの合計数の詳細を表示します。また、ボリュームに対する失敗した読取り/書込み試行の合計数に関する情報を提供します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューを使用して計算されます。これらのビューから、ボリュームに対する失敗した読取り/書込みの合計数を合算すると、読取り/書込みエラーの詳細が算出されます。

ユーザーの処理

読取り/書込みエラーの背後にある問題を調査します。

1.21.8 読取り/秒(Reads Per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスのディスク・グループ内のボリュームに対する1秒当たりの合計読取りリクエストの詳細を表示します。また、インスタンスに含まれるすべてのボリュームの読取りパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの1秒当たりの平均読取りを計算するには、収集間隔の読取りレスポンスの合計数を合計読取り時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.9 レスポンス時間(MS)(Response Time (MS))

このメトリックは、ボリュームのI/Oレスポンス時間の詳細を表示します。このボリュームについて、このメトリックは、すべてのボリュームに対する合計I/Oリクエストにおけるレスポンス時間を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均I/Oレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計I/O時間をI/Oレスポンスの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.10 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、ボリュームの書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このボリュームに対する合計書込みリクエストにおけるボリュームのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均書込みレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計書込み時間を書込みレスポンスの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.11 書込みサイズ(MB)(Write Size (MB))

このメトリックは、クラスタの一部であるすべてのボリュームに対する、すべてのボリュームの書込みの合計を表示します。データは、すべてのインスタンスに対して収集されません。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均書込みサイズを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を書込みの合計数で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.12 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに作成されたボリュームの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ボリュームから書き込まれたバイトの合計数が、インスタンス内のこのボリュームに対する合計書込み時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの平均書込みスループットを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を合計書込み時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.21.13 書込み/秒(Writes Per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のボリュームに対する1秒当たりの合計書込みリクエストの詳細を表示します。また、ボリュームの書込みパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.2.0.x 1時間ごと

データ・ソース

「インスタンス・ボリューム・パフォーマンス(Instance Volume Performance)」メトリックを使用して計算され、GV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_VOLUME_STATビューからデータが収集されます。

各ボリュームの1秒当たりの平均書込みを計算するには、収集間隔の書込みレスポンスの合計数を合計書込み時間で割ります。データは、クラスタの一部であるすべてのインスタンスについて表示されます。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.22 「オフライン・ディスク数(Offline Disk Count)」メトリック

「オフライン・ディスク数(Offline Disk Count)」メトリックは、モード・ステータスがオフラインのディスク数を示します。

時間制限およびしきい値の制限を変更できます。

1.22.1 オフライン・ディスク数(Offline Disk Count)

このメトリックは、モード・ステータスがオフラインのディスク数を示します。オフライン・ディスク数が変わった場合またはディスクのいずれかがオフラインになった場合に、クリティカル・アラートが生成されます。

必要に応じて、時間制限およびしきい値の制限を変更できます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
すべてのリリース 15分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 %offline_count%ディスクがオフラインです。

データ・ソース

このメトリックは「ディスク・ステータス(Disk Status)」メトリックを使用して収集され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

ユーザーの処理

ディスクがオンラインになるようにしてください。現在、Enterprise Managerは、この管理機能をサポートしていないため、手動で実行する必要があります。

1.23 「操作エラー(Operational Error)」のメトリック

「操作エラー(Operational Error)」のメトリックは、データ・ブロック破損、メディア障害など、ASMアラート・ログ・ファイルに記録される、ASMの動作に影響を及ぼす可能性があるエラーを示します。アラート・ログ・ファイルには、メッセージやエラーの発生順のログが含まれます。

各メトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでASMの標準動作に影響を及ぼす可能性があるクリティカル・エラー状態が検出され、アラート・ログ・ファイルに対してエラー・メッセージが生成されたことを示します。Enterprise Managerのサポート・ワークベンチには、エラーに関する詳細が含まれる場合があります。

1.23.1 アラート・ログ・エラーのトレース・ファイル(Alert Log Error Trace File)

このメトリックは、ログに記録されたエラーに関連付けられたトレース・ファイル(ある場合)の名前です。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.23.2 アラート・ログ名(Alert Log Name)

このメトリックは、アラート・ログ・ファイルの名前です。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.23.3 データ・ブロックの破損(Data Block Corruption)

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでアラート・ファイルに対して破損ブロックのエラー(ORA-01157またはORA-27048)が生成されたことを示します。アラート・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージがアラート・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でデータ・ブロックが破損しました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。「しきい値の編集」ページへのアクセスの詳細は、Enterprise Managerオンライン・ヘルプのしきい値の編集に関する項を参照してください。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

1.23.4 一般的な操作エラー(Generic Operational Error)

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでアラート・ファイルに対してASMの標準動作に影響を及ぼす可能性があるなんらかのエラーが生成されたことを示します。アラート・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージがアラート・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%で操作エラー(%errCodes%)が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。「しきい値の編集」ページへのアクセスの詳細は、Enterprise Managerオンライン・ヘルプのしきい値の編集に関する項を参照してください。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

1.23.5 メディア障害(Media Failure)

このメトリックは、最後のサンプル時間以降に、監視中のASMでアラート・ファイルに対してメディア障害のエラー(ORA-01242またはORA-01243)が生成されたことを示します。アラート・ファイルは、メッセージやエラーの発生順のログが含まれる特殊なトレース・ファイルです。データ・ブロック破損メッセージがアラート・ファイルに書き込まれると、アラート・イベントがトリガーされます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 MATCH 定義なし .脚注 1  1脚注 2  時間/行番号: %timeLine%でメディア障害が%alertLogName%で検出されました。

脚注 1 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

脚注 2 このメトリックに対してアラートがトリガーされた場合、手動で消去する必要があります。

複数のしきい値

このメトリックでは、「時間/行番号」オブジェクトごとに異なる警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

警告またはクリティカルのしきい値が現在すべての「時間/行番号」オブジェクトに対して設定されている場合、それらのしきい値は、このメトリックの「メトリック詳細」ページで確認できます。

「時間/行番号」オブジェクトごとに警告またはクリティカルのしきい値を指定または変更するには、「しきい値の編集」ページを使用します。「しきい値の編集」ページへのアクセスの詳細は、Enterprise Managerオンライン・ヘルプのしきい値の編集に関する項を参照してください。

データ・ソース

データは、アラート・ログ・ファイルからのものです。Perlスクリプト$ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/alertlogAdr.plを使用して収集されます(ここで、$ORACLE_HOMEは、Oracle Management Agentのホームを指します)。

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

1.24 「操作エラー・ステータス(Operational Error Status)」のメトリック

「操作エラー・ステータス(Operational Error Status)」のメトリックでは、すべてのタイプのアラート・ログ・エラーが「データ・ブロックの破損」、「メディア障害」および「一般的な操作エラー」の各カテゴリに分類されます。これらのメトリックは、アラート・ログの最終スキャンで、前述のエラー・カテゴリのいずれかが見つかったかどうか、見つかった場合は、その数を示します。

1.24.1 データ・ブロック破損のエラー・ステータス(Data Block Corruption Error Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見されたデータ・ブロック破損のアラート・ログ・エラーの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログで、データ・ブロック破損エラーが見つかりました。

データ・ソース

「アラート・ログ(Alert Log)」メトリック

ユーザーの処理

アラート・ログを調べます。

1.24.2 一般的な操作エラー・ステータス(Generic Operational Error Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「一般的な操作エラー」エラーの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログで%value%の明確な操作エラーが検出されました。

データ・ソース

「操作エラー(Operational Error)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

1.24.3 メディア障害ステータス(Media Failure Status)

このメトリックは、Enterprise Managerで最後にアラート・ログをスキャンしたときに発見された「メディア障害」エラーの数を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
11.1.0.x、11.2.0.x 5分ごと 毎サンプル後 > 定義なし 0 1 アラート・ログでメディア障害エラーが見つかりました。

データ・ソース

「操作エラー(Operational Error)」メトリック

ユーザーの処理

Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを使用してエラーの詳細を調べます。

1.25 「レスポンス(Response)」メトリック

「レスポンス(Response)」メトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスのステータスを表示します。また、インスタンスが稼働しているか停止しているかを表示します。この調査は5分ごとに実行され、接続ステータスが正常であると返すか、接続障害のORAエラーを表示します。ASMインスタンスが停止している場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

1.25.1 ステータス(Status)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスのステータスを表示します。また、インスタンスが稼働しているか停止しているかを表示します。この調査は5分ごとに実行され、接続ステータスが正常であると返すか、接続障害のORAエラーを表示します。ASMインスタンスが停止している場合は、クリティカル・アラートが生成されます。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト
すべてのリリース 5分ごと 毎サンプル後 =
定義なし 0 1 ASMインスタンスへの接続に失敗しました。%oraerr%

データ・ソース

インスタンス・プロパティを使用してASMインスタンスへの接続を確立でき、接続に成功すると、ステータスは「稼働中」と表示されます。接続に失敗すると「停止中」と表示されます。また、メトリック収集でエラーがあった場合も「停止中」と表示されます。

ユーザーの処理

次のいずれかを実行します。

  • ASMインスタンス用に保存された構成プロパティが正しいことを確認します。

  • 「停止中」と表示される場合は、ASMインスタンスは停止しています。Enterprise Managerアプリケーションで起動/停止機能を使用して、接続の再確立を試行します。あるいは、アプリケーションを手動で再起動します。

1.26 「単一インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス(Single Instance Disk Group Performance)」のメトリック

「単一インスタンス・ディスク・グループ・パフォーマンス(Single Instance Disk Group Performance)」のメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスに存在する単一インスタンス・ディスク・グループのパフォーマンスを示します。これらのメトリックは、合計I/Oリクエストおよび合計読取り/書込みリクエスト、合計I/O時間および合計読取り/書込み時間、ディスク・グループに対する読取り/書込みの合計バイト数などの情報収集に使用されます。また、読取り、書込みおよびI/Oスループットに対するディスク・グループのレスポンスも表示します。

1.26.1 1秒当たりのI/O(I/O Per Second)

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおける、ディスクの1秒当たりのI/Oパフォーマンスの合計を表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均I/Oを計算するには、収集間隔のI/Oレスポンスの合計数を合計I/O時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均I/Oになります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.2 I/Oサイズ(MB)(I/O Size (MB))

このメトリックは、唯一のインスタンスについて、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対する、すべてのディスクのI/Oの合計を表示します。これは、UIナビゲーション・パスを使用して接続するインスタンスです。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oサイズを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数をI/Oの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oサイズになります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.3 I/Oスループット(I/O Throughput)

このメトリックは、ディスク・グループ内のすべてのディスクに対するI/Oスループットの合計を表示します。これにより、インスタンスに対する読取り/書込みにおけるディスク・グループのI/Oパフォーマンスがわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均スループットを計算するには、収集間隔の読取り/書込みの合計バイト数を合計I/O時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oスループットになります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.4 読取りレスポンス時間(MS)(Read Response Time (MS))

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループに対する読取りレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、このディスクに対する合計読取りリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計読取り時間を読取りレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りレスポンス時間になります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.5 読取りサイズ(MB)(Read Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内の、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの読取りの合計を表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りサイズを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を読取りの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りサイズになります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.6 読取りスループット(Read Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループの読取りスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから読み取られたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する合計読取り時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均読取りスループットを計算するには、収集間隔の読取りの合計バイト数を合計読取り時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均読取りスループットになります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.7 読取り/秒(Reads Per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内の単一インスタンス・ディスク・グループに対する1秒当たりの合計読取りリクエストの詳細を表示します。また、インスタンスのディスク・グループに含まれるすべてのディスクの読取りパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均読取りを計算するには、収集間隔の読取りレスポンスの合計数を合計読取り時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均読取りになります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.8 レスポンス時間(MS)(Response Time (MS))

このメトリックは、マウントされた単一インスタンス・ディスク・グループのI/Oレスポンス時間の詳細を表示します。このディスク・グループについて、このメトリックは、ディスク・グループに含まれるすべてのディスクに対する合計I/Oリクエストにおけるレスポンス時間を示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均I/Oレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計I/O時間をI/Oレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均I/Oレスポンス時間になります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.9 書込みレスポンス時間(MS)(Write Response Time (MS))

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンス内のディスク・グループに対する書込みレスポンス時間の詳細を表示します。これにより、ディスク・グループに含まれるディスクの合計書込みリクエストにおけるディスク・グループのレスポンス時間がわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みレスポンス時間を計算するには、収集間隔の合計書込み時間を書込みレスポンスの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みレスポンス時間になります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.10 書込みサイズ(MB)(Write Size (MB))

このメトリックは、ディスク・グループ内の、クラスタの一部であるすべてのディスクに対する、すべてのディスクの書込みの合計を表示します。これは、UIナビゲーション・パスを使用して接続するインスタンスです。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みサイズを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を書込みの合計数で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みサイズになります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.11 書込みスループット(Write Throughput)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループの書込みスループットの詳細を表示します。これにより、ディスク・グループから書き込まれたバイトの合計数が、インスタンス内のこのディスク・グループに対する合計書込み時間と対比してわかります。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの平均書込みスループットを計算するには、収集間隔の書込みの合計バイト数を合計書込み時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの平均書込みスループットになります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。

1.26.12 書込み/秒(Writes Per Second)

このメトリックは、自動ストレージ管理(ASM)インスタンスにマウントされたディスク・グループに対する1秒当たりの合計書込みリクエストの詳細を表示します。また、ディスク・グループの書込みパフォーマンスを表示します。

Database ControlおよびGrid Controlのメトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 収集頻度
すべてのリリース 15分ごと

データ・ソース

「インスタンス・ディスク・パフォーマンス(Instance Disk Performance)」メトリックを使用して計算され、10gリリース1ではGV$ASM_DISKGROUPビューおよびGV$ASM_DISKビューから、10gリリース2ではGV$ASM_DISKGROUP_STATビューおよびGV$ASM_DISK_STATビューからデータが収集されます。

各ディスクの1秒当たりの平均書込みを計算するには、収集間隔の書込みレスポンスの合計数を合計書込み時間で割ります。ディスク・グループ名別にこのデータを収集すると、ディスク・グループの1秒当たりの平均書込みになります。

ユーザーの処理

ユーザーの処理は不要です。