Oracle Enterprise Manager Oracle Databaseおよびデータベース関連メトリック・リファレンス・マニュアル 11gリリース1(11.1.0.1) B61024-01 |
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Oracle RACデータベースのメトリックは、各メトリックについて次の情報を提供します。
説明
メトリック・サマリー。メトリック・サマリーには、ターゲットのリリース、評価頻度、収集頻度、アップロード頻度、演算子、デフォルトの警告のしきい値、デフォルトのクリティカルのしきい値、通知前の発生の連続回数、およびアラート・テキストの一部または全部が含まれます。
複数のしきい値(該当する場合)
データ・ソース
ユーザーの処理
「Data Guard」のメトリックは、Data Guard構成のデータベースについて、ステータス、未受信のデータ、および未適用のデータを調べます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
Data Guard構成の各データベースのステータスを調べるには、「Data Guardステータス(Data Guard Status)」メトリックを使用します。
デフォルトでは、クリティカルおよび警告のしきい値は、このメトリック列に設定されています。しきい値に達すると、アラートが生成されます。必要に応じて、しきい値を編集できます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-1 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9.2.0.x、10.1.0.x |
5分ごと |
毎サンプル後 |
CONTAINS |
警告 |
エラー |
1 |
%dg_name%のData Guardステータスは%value%です。 |
ユーザーの処理
詳細は、プライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースの「プロパティの編集」ページの「一般」を調べてください。
追加情報は、データベース・アラート・ログおよびData Guard Brokerのログを調べます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
ブローカは最大の適用済SCNを計算し、その値を使用してスタンバイ・データベースに正常にアーカイブされた連続するログの最後のログを見つけます。すべての後続のログ・ファイルのREDOデータは、未適用のログとみなされます。プライマリ・データベースがこの時点で停止すると、これらのログ・ファイルのREDOデータはスタンバイ・データベースに適用されます。スタンバイ・データベースで受信されたログ・ファイルにギャップがある場合、ギャップ後に受信されたログ・ファイルは適用されません。
たとえば、ログ・ファイル1、2、3、6、7および9がスタンバイ・データベースで受信され、ログ適用サービスが現在ログ1を適用している場合、ログ適用サービスはログ3まで続けて適用できます。しかし、ログ4が欠落しているため、ログ適用サービスはそれ以上のログ・ファイルを適用できません。ログ・ファイル6、7および9は、受信されていても適用できず、未適用のデータとみなされません。
スタンバイ・データベースのアーカイブ・ログ・ファイルがすべて連続している場合にスタンバイREDOログ・ファイルが使用されると、リアルタイム適用が実行され、ログ適用サービスがすでにスタンバイREDOログ・ファイルを操作している場合を除き、そのスタンバイREDOログ・ファイルも未適用のデータとみなされます。
スタンバイREDOログ・ファイルがマルチスレッド化されている場合、ブローカは、スレッドごとに最大の適用済SCNを計算し、その番号を合計します。複数のインカネーションがあり、スタンバイ・データベースがプライマリ・データベースとは異なるインカネーションに存在する場合、各インカネーションが別個に計算されてその結果が合計されます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
ブローカは最大の適用済SCNを計算し、その値を使用してスタンバイ・データベースにアーカイブされた連続するログの最後のログを見つけます。すべての後続のログ・ファイルのREDOデータのサイズは、未適用のデータとみなされます。プライマリ・データベースがこの時点で停止すると、これらのログ・ファイルのREDOはスタンバイ・データベースに適用されます。スタンバイ・データベースで受信されたログ・ファイルにギャップがある場合、ギャップ後に受信されたログ・ファイルは適用されません。
たとえば、ログ・ファイル1、2、3、6、7および9がスタンバイ・データベースで受信され、ログ適用サービスが現在ログ1を適用している場合、ログ適用サービスはログ3まで続けて適用できます。しかし、ログ4が欠落しているため、ログ適用サービスはそれ以上のログ・ファイルを適用できません。ログ・ファイル6、7および9は、受信されていても適用できず、未適用のデータとみなされません。この場合、ログ・ファイル1、2および3の合計サイズが「未適用のデータ(Data Not Applied)」のサイズとなります。
スタンバイ・データベースのアーカイブ・ログ・ファイルがすべて連続している場合にスタンバイREDOログ・ファイルが使用されると、リアルタイム適用が実行され、ログ適用サービスがすでにスタンバイREDOログ・ファイルを操作している場合を除き、そのスタンバイREDOログ・ファイルも未適用のデータとみなされます。アーカイブ・ログ・ファイルのサイズはそのファイル・サイズです。しかし、スタンバイREDOログ・ファイルのサイズはログの実際のREDOのサイズであり、ファイル・サイズではありません。
スタンバイREDOログ・ファイルがマルチスレッド化されている場合、ブローカは、スレッドごとに最大の適用済SCNを計算し、その番号を合計します。複数のインカネーションがあり、スタンバイ・データベースがプライマリ・データベースとは異なるインカネーションに存在する場合、各インカネーションが別個に計算されてその結果が合計されます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
ブローカは最大の適用済SCNを計算し、その値を使用してスタンバイ・データベースに正常にアーカイブされた連続するログ・ファイルの最後のログ・ファイルを見つけます。すべての後続のログ・ファイルのREDOデータは、現行のオンラインREDOログ・ファイルも含め、潜在的データ損失のログ・ファイルとみなされ、プライマリ・データベースがこの時点で停止するとリカバリ不能となります。
たとえば、ログ・ファイル1、2、3、6、7および9がスタンバイ・データベースで受信され、ログ10が現行のオンライン・ログ・ファイルであるときに、ログ適用サービスが現在ログ1を適用している場合、最大の適用済SCNの後の連続するログの最後のログはログ3です。ログ3の後のログ・ファイル(ログ・ファイル4〜10)はすべて未受信のデータとみなされます。プライマリ・データベースがこの時点で停止すると、ログ・ファイル4〜10のREDOデータはすべてスタンバイ・データベースでは失われます。
プライマリ・データベースが(RACデータベースで)マルチスレッド化されている場合、ブローカは、スレッドごとに最大の適用済SCNを計算し、その番号を合計します。プライマリ・データベースに(フラッシュバック操作などにより)複数のインカネーションがあり、スタンバイ・データベースがプライマリ・データベースとは異なるインカネーションに存在する場合、インカネーションごとに計算が行われてその結果が合計されます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
ブローカは最大の適用済SCNを計算し、その値を使用してスタンバイ・データベースに正常にアーカイブされた連続するログ・ファイルの最後のログ・ファイルを見つけます。すべての後続のログ・ファイルのREDOデータのサイズは、現行のオンラインREDOログ・ファイルも含め、潜在的データ損失のデータとみなされ、プライマリ・データベースがこの時点で停止するとリカバリ不能となります。アーカイブ・ログ・ファイルのサイズはそのファイル・サイズですが、オンラインREDOログ・ファイルのサイズは、オンライン・ログ・ファイルの実際のREDOのサイズであり、オンラインREDOログ・ファイルのファイル・サイズではありません。
たとえば、ログ・ファイル1、2、3、6、7および9がスタンバイ・データベースで受信され、ログ10が現行のオンライン・ログ・ファイルであるときに、ログ適用サービスが現在ログ1を適用している場合、最大の適用済SCNの後の連続するログの最後のログはログ3です。ログ3の後のログ・ファイル(ログ・ファイル4〜10)はすべて未受信のデータとみなされ、これらのログ・ファイルのREDOデータの合計サイズが「未受信のデータ(Data Not Received)」のサイズとなります。
プライマリ・データベースが(RACデータベースで)マルチスレッド化されている場合、ブローカは、スレッドごとに最大の適用済SCNを計算し、その番号を合計します。プライマリ・データベースに(フラッシュバック操作などにより)複数のインカネーションがあり、スタンバイ・データベースがプライマリ・データベースとは異なるインカネーションに存在する場合、インカネーションごとに計算が行われてその結果が合計されます。
このカテゴリのメトリックは、データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、これらのメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。次に、メトリックを示します。
表3-2 「Data Guardファスト・スタート・フェイルオーバー(Data Guard Fast-Start Failover)」のメトリック
メトリック |
---|
現在のファスト・スタート・フェイルオーバー・ターゲット(Current Fast-Start Failover Target) |
ファスト・スタート・フェイルオーバーの発生(Fast-Start Failover Occurred) |
ファスト・スタート・フェイルオーバーの時間(Fast-Start Failover Time) |
新規のファスト・スタート・フェイルオーバーSCN(New Fast-Start Failover SCN) |
前のファスト・スタート・フェイルオーバーSCN(Previous Fast-Start Failover SCN) |
「Data Guardパフォーマンス(Data Guard Performance)」のメトリック
スタンバイがプライマリからどのくらい遅れているかを(秒単位で)表示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
データ・ソース
v$dataguard_stats('apply lag')
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、スタンバイ・データベースへのフェイルオーバーに必要なおおよその秒数を示します。この値には、起動時間と、必要に応じて、スタンバイですべての使用可能なREDOを適用するのに必要な残り時間が計上されます。バウンスが不要な場合は、残りの適用時間のみです。
データ・ソース
v$dataguard_stats ('estimated startup time','apply finish time','standby has been open')
スタンバイでのREDO適用率をKB/秒で表示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
「Data Guard」のメトリックは、Data Guard構成のデータベースについて、ステータス、未受信のデータ、および未適用のデータを調べます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
Data Guard構成の各データベースのステータスを調べるには、「Data Guardステータス(Data Guard Status)」メトリックを使用します。
デフォルトでは、クリティカルおよび警告のしきい値は、このメトリック列に設定されています。しきい値に達すると、アラートが生成されます。必要に応じて、しきい値を編集できます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-3 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9.2.0.x、10.1.0.x |
5分ごと |
毎サンプル後 |
CONTAINS |
警告 |
エラー |
1 |
%dg_name%のData Guardステータスは%value%です。 |
ユーザーの処理
詳細は、プライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースの「プロパティの編集」ページの「一般」を調べてください。
追加情報は、データベース・アラート・ログおよびData Guard Brokerのログを調べます。
このメトリック・カテゴリには、クラスタ・データベースのアクティブ・インスタンスの数を監視するメトリックが含まれます。
このメトリックは、オープン状態のインスタンスの数を監視します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリック・カテゴリには、DBMS_JOBインタフェースにより登録されたデータベース・ジョブの状態を示すメトリックが含まれます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
Oracleサーバー・ジョブ・キューは、ジョブを実行する時期など、ジョブのために実行するPL/SQLコールなどのローカル・ジョブに関する情報を格納したデータベース表です。データベース・レプリケーションも、Oracleジョブ・キューのメカニズムを使用して管理されます。このメカニズムでは、遅延トランザクションをリモート・マスター・サイトに送信、適用済トランザクションを遅延トランザクション・キューからパージ、またはスナップショット・リフレッシュ・グループをリフレッシュするジョブが使用されます。
ジョブは次の2つの状態で中断する可能性があります。
Oracleで16回試行したにもかかわらず、ジョブを正常に実行できなかった場合。ジョブに、DBMS_ JOB.BROKENプロシージャを使用して、明示的に中断のマークが付けられている場合。
このメトリックでは、中断したDBMSジョブがないか調べます。中断したジョブの数が、しきい値引数で指定した値を超えると、クリティカル・アラートが生成されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-4 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
5分ごと |
アップロードなし |
> |
0 |
定義なし |
1 |
%value%ジョブが破損しています。 |
データ・ソース
SELECT COUNT(*) FROM dba_jobs WHERE broken < > 'N'
ユーザーの処理
エラー情報がないか、ALERTログおよびトレース・ファイルを調べます。ジョブの実行を妨げている問題を修正します。DBMS_JOB.RUNをコールして、ジョブの即時再実行を強制します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
Oracleサーバー・ジョブ・キューは、ジョブを実行する時期など、ジョブのために実行するPL/SQLコールなどのローカル・ジョブに関する情報を格納したデータベース表です。データベース・レプリケーションも、Oracleジョブ・キューのメカニズムを使用して管理されます。このメカニズムでは、遅延トランザクションをリモート・マスター・サイトに送信、適用済トランザクションを遅延トランザクション・キューからパージ、またはスナップショット・リフレッシュ・グループをリフレッシュするジョブが使用されます。
Oracleでジョブの実行を試行中に、ジョブからエラーが返されると、ジョブは失敗します。Oracleでは、試行の間隔を2倍にしながら、ジョブを実行するために試行を繰り返します。ジョブが16回失敗すると、Oracleでは自動的にそのジョブに中断のマークを付け、それ以上試行を繰り返しません。
このメトリックでは、失敗したDBMSジョブがないか調べます。失敗したジョブの数が、しきい値引数で指定した値を超えると、アラートが生成されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-5 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
5分ごと |
アップロードなし |
> |
0 |
定義なし |
1 |
%value%ジョブが失敗しました。 |
データ・ソース
SELECT COUNT(*) FROM dba_jobs WHERE NVL(failures, 0) < > 0"
ユーザーの処理
エラー情報がないか、ALERTログおよびトレース・ファイルを調べます。ジョブの実行を妨げている問題を修正します。
このメトリック・カテゴリには、クラスタ・データベースのインスタンス間のユーザー・セッションで待機に費やされた時間の割合を概算するメトリックが含まれます。この概算には、システム全体の合計値が必要で、バックグラウンド・プロセスに属するセッションの影響は無視されます。
このメトリックは、CPUを使用しているアクティブ・セッションを示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 15分ごと |
8.1.7.4、9.0.1.x、9.2.0.x | 毎分 |
このデータベース・レベルのメトリックは、I/Oを待つアクティブ・セッションを示します。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 15分ごと |
8.1.7.4、9.0.1.x、9.2.0.x | 毎分 |
このデータベース・レベルのメトリックは、アイドル状態でもユーザーI/Oでもないすべての待機を示します。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 15分ごと |
8.1.7.4、9.0.1.x、9.2.0.x | 毎分 |
このメトリックは、インスタンス間の平均データベースCPUをパーセントで示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、ホスト間で使用中のCPUの割合を示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 15分ごと |
このメトリックは、すべてのクラスタ・データベース・ホストに対する現在のCPU負荷の合計を示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、すべてのクラスタ・データベース・ホスト間の合計CPU数を示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 15分ごと |
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、データベース全体で、このサンプル期間中にリソースまたはオブジェクトの待機時間の割合を示します。
このテストでは、データベース全体で、このサンプル期間中にリソースまたはオブジェクトの待機時間の割合を調べます。「待機時間(%)(Wait Time (%))」がしきい値引数により指定したしきい値以上で、発生数が「発生数」パラメータで指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-6 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8.1.7.4、9.0.1.x、9.2.0.x |
毎分 |
毎サンプル後 |
> |
定義なし |
定義なし |
3 |
待機により、データベース・サービス時間の%value%%が消費されます。 |
表3-7 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | サーバー評価頻度 | 収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10.1.0.x |
毎分 |
15分ごと |
毎サンプル後 |
> |
定義なし |
定義なし |
3 |
Database Serverによって生成されます。 |
データ・ソース
DeltaTotalWait / (DeltaTotalWait + DeltaCpuTime)
DeltaTotalWait: サンプル期間の終了時と開始時のsum of time waited for all wait events in v$system_eventの差。
DeltaCpuTime: サンプル期間の終了時と開始時のselect value from v$sysstat where name='CPU used by this sessionの差。
ユーザーの処理
待機時間の大部分の原因となっている待機イベントをさらに調べます。個々の待機イベントによって、データベース内の固有の問題が特定される可能性があります。個々の待機イベントに固有のドリルダウンにより、必要に応じて目的に合った診断が作成されます。
このメトリック・カテゴリには、この分散データベースの遅延トランザクション関連のメトリックが含まれます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
Oracleでは、アドバンスト・レプリケーション・システムのマスター・サイト間で、および更新可能なスナップショットからそのマスター表へ、データ・レベルの変更を非同期的に伝播するために、遅延トランザクションを使用します。
このメトリックでは、遅延トランザクションの数を調べます。遅延トランザクションの数が、しきい値引数で指定した値を超えると、アラートが生成されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-8 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
5分ごと |
アップロードなし |
> |
100 |
定義なし |
3 |
遅延トランザクション数は%value%です。 |
データ・ソース
SELECT count(*) FROM sys.deftran
ユーザーの処理
アドバンスト・レプリケーション機能では、リモート・サイトに遅延トランザクションを送信すると、分散トランザクションを使用して、遅延トランザクションがローカル・サイトのキューで削除される前に、リモート・サイトで正しくコミットされていることを保証します。トランザクションが指定したリモート・サイトに送信されていない場合、トランザクションの宛先が正しく指定されているかどうか確認します。DBLINKパラメータを使用してDBMS_DEFER_SYS.SCHEDULE_EXECUTIONをコールする際またはDESTINATIONパラメータを使用してDBMS_DEFER_SYS.EXECUTEをコールする際に宛先データベースを指定する場合、完全なデータベース・リンクが指定されていることを確認してください。
誤ったビューの宛先は、誤った遅延トランザクション動作の原因になる可能性があります。DEFCALLESTビューおよびDEFTRANDESTビューは、CATREPC.SQLからの定義で、CATDEFER.SQLからの定義ではないことを確認します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
Oracleでは、アドバンスト・レプリケーション・システムのマスター・サイト間で、および更新可能なスナップショットからそのマスター表へ、データ・レベルの変更を非同期的に伝播するために、遅延トランザクションを使用します。トランザクションのリモート・サイトへの伝播が失敗した場合、Oracleではトランザクションをロールバックし、リモートの宛先データベース内のSYS.DEFERRORビューにそのトランザクションを記録します。
このメトリックでは、SYS.DEFERRORビュー内のトランザクション数を調べ、しきい値引数で指定した値を超えると、アラートを生成します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-9 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
5分ごと |
アップロードなし |
> |
0 |
定義なし |
3 |
エラーのあった遅延トランザクション数は%value%です。 |
データ・ソース
SELECT count(*) FROM sys.deferror
ユーザーの処理
遅延トランザクションを適用する際のエラーは、更新対象の表の使用可能領域不足などのデータベースの問題、あるいは未解決の挿入、更新または削除の競合に原因がある可能性があります。SYS.DEFERRORビューには、適用できなかったトランザクションのIDが表示されます。このIDを使用して、キューに入っているそのトランザクション関連のコールを検索します。これらのコールは、SYS.DEFCALLビューに格納されています。DBMS_DEFER_QUERYパッケージ内のプロシージャを使用して、SYS.DEFCALLビューのリストに表示されたプロシージャに対する引数を確認できます。
このメトリック・カテゴリのメトリックでは、ターゲット・データベースでの失敗したログインの数を調べます。この調査は10分ごとに実行され、その10分間の失敗したログインの数を返します。このメトリックは、audit_trail初期化パラメータがDBまたはXMLに設定されており、セッションが監査対象であるデータベースに対してのみ機能します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックでは、ターゲット・データベースでの失敗したログインの数を調べます。この調査は10分ごとに実行され、その10分間の失敗したログインの数を返します。このメトリックは、audit_trail初期化パラメータがDBまたはXMLに設定されており、セッションが監査対象であるデータベースに対してのみ機能します。
失敗したログインの数がしきい値引数で指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。著しい数の失敗したログインがシステムで発生するたびに認識することが重要であるため、このメトリックはしきい値を超えた10分間について新しいアラートを生成します。これらのアラートは手動で消去できます。次の収集後に自動的に消去されません。
データ・ソース
データベースでは、audit_trail設定に基づいてログイン情報を異なるビューに保存します。使用されるデータベース・ビューは次のとおりです。
DBまたはDB_EXTENDED: DBA_AUDIT_SESSION
XML(10gリリース2のみ): DBA_COMMON_AUDIT_TRAIL
このメトリック・カテゴリには、フラッシュ・リカバリを示すメトリックが含まれます。
このメトリックは、フラッシュ・リカバリ領域の場所を返します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー: 10gリリース1以上、5分ごとに収集、評価なし(アラート不能)
データ・ソース
SELECT value FROM v$parameter WHERE name='db_recovery_file_dest';
このメトリックは、フラッシュバック・ロギングが有効かどうか(YESまたはNO)を返します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー: 10gリリース1以上、5分ごとに収集、評価なし(アラート不能)
データ・ソース
SELECT flashback_on FROM v$database;
このメトリックは、データベースのログ・モード(ARCHIVELOGまたはNOARCHIVELOG)を返します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー: 10gリリース1以上、5分ごとに収集、評価なし(アラート不能)
データ・ソース
SELECT log_mode FROM v$database;
このメトリックは、データベースをフラッシュバックできる最も古いPoint-in-Timeを示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー: 10gリリース1以上、5分ごとに収集、評価なし(アラート不能)
データ・ソース
SELECT to_char(oldest_flashback_time, 'YYYY-MM-DD HH24:MI:SS') FROM v$flashback_database_log;
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、フラッシュ・リカバリ領域の使用可能な領域の割合を示します。使用可能な領域は、空き領域と再利用可能領域から構成されます。
メトリック・サマリー: 10gリリース2以上、5分ごとに収集、評価なし(アラート不能)
データ・ソース
SELECT (100 - sum(percent_space_used)) + sum(percent_space_reclaimable) FROM v$flash_recovery_area_usage;
このメトリック・カテゴリには、無効オブジェクト関連のメトリックが含まれます。
このメトリック・カテゴリには、各スキーマ内の無効オブジェクトの数を示すメトリックが含まれます。
このメトリックは、所有者ごとに無効オブジェクト数を示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-11 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
24時間ごと |
アップロードなし |
> |
2 |
定義なし |
1 |
%value%オブジェクトは、%owner%スキーマ内で無効です。 |
データ・ソース
各メトリック索引:
SELECT count(1)
ユーザーの処理
「無効オブジェクト所有者(Invalid Object Owner)」メトリックで識別されたスキーマ内のデータベース・オブジェクトのステータスを表示します。必要に応じてオブジェクトを再コンパイルします。
このメトリック・カテゴリには、データベース・リカバリを示すメトリックが含まれます。
このメトリックは、破損データ・ブロックの数を示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー: 9iリリース2以上、15分ごとに評価および収集、演算子 >、警告のしきい値 - 0、クリティカルのしきい値 - 定義なし、破損データ・ブロックの数は%value%です。
データ・ソース
SELECT count(unique(file#)) FROM v$database_block_corruption;
ユーザーの処理
データベース・リカバリを実行します。
このメトリックは、欠落したメディア・ファイルの数を表します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー: 8i以上、15分ごとに評価および収集、演算子 >、警告のしきい値 - 0、クリティカルのしきい値 - 定義なし、欠落したメディア・ファイルの数は%value%です。
データ・ソース
SELECT count(file#) FROM v$datafile_header WHERE recover ='YES' OR error is not null;
ユーザーの処理
データベース・リカバリを実行する必要があります。
このメトリック・カテゴリには、リカバリ領域のメトリックが含まれます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、15分間隔またはファイル作成時のいずれか先に発生する方で、サーバーによって評価されます。また、アラート・ログに出力されます。クリティカルのしきい値は3%未満、警告のしきい値は15%未満に設定されています。ユーザーがカスタマイズすることはできません。アラートが初めて発生したときに警告されます。使用可能な領域の割合が15%を超えないかぎりアラートは消去されません。
ユーザーの処理
次の手順に従って、フラッシュ・リカバリ領域から領域を解放します。
RMAN保存ポリシーの変更を検討します。Data Guardを使用している場合は、RMANアーカイブ・ログ削除ポリシーの変更を検討します。
RMANコマンドBACKUP RECOVERY AREAを使用して、テープ装置などの3次デバイスにファイルをバックアップします。
ディスク領域を追加し、db_recovery_file_dest_sizeパラメータの値を大きくして新しい領域を反映します。
RMAN DELETEコマンドを使用して不要なファイルを削除します。ファイルの削除にOSのコマンドを使用した場合は、RMAN CROSSCHECKおよびDELETE EXPIREDコマンドを使用します。
このメトリック・カテゴリには、クライアントに対するクラスタ・データベースの全体的な応答性を示すメトリックが含まれます。
このメトリックでは、クラスタ・データベース・インスタンスに対して新しい接続を確立できるかどうか調べます。データベースが停止している、ユーザーが最大数を超えている、またはリスナーが停止している場合、データベース・インスタンスは停止しています。クラスタ・データベース・インスタンスに対して新しい接続が確立できない場合、クラスタ・データベースは停止しています。1つのクラスタ・データベース・インスタンスが稼働中であれば、クラスタ・データベースは稼働中です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。このメトリックは、すべてのメンバーが停止しているかどうかを調べるためにOMS側で毎分評価されます。
表3-12 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
毎分 |
毎サンプル後 |
= |
定義なし |
0 |
1 |
ターゲットは停止しています -- すべてのメンバーは停止しています。 |
データ・ソース
計算は、各クラスタ・データベース・インスタンスのステータスに基づいています。1つのデータベース・インスタンスが稼働中であれば、クラスタ・データベースは稼働中です。
ユーザーの処理
各クラスタ・データベース・インスタンスが稼働しているかどうかを判別するためにそのステータスを調べます。また、リスナーを調査し、すべてのノードで稼働していることを確認します。リスナーが稼働している場合は、ユーザー数がセッション制限に達しているかどうかを調べます。1つ以上のクラスタ・データベース・インスタンスが稼働していることを確認します。詳細は、データベース・インスタンスの「ステータス(Status)」メトリックを参照してください。
Oracleでは、自動セグメント・アドバイザ・ジョブを使用して、メンテナンス・ウィンドウでセグメントの問題を定期的に検出します。このジョブは、解放できる未使用領域がセグメントにあるかどうかを判別します。推奨の数は、再利用可能領域があるセグメントの数です。推奨事項は、自動およびユーザーがスケジュールしたセグメント・アドバイザ・ジョブの全実行によるものです。
Oracleでは、自動セグメント・アドバイザ・ジョブを使用して、メンテナンス・ウィンドウでセグメントの問題を定期的に検出します。このジョブは、解放できる未使用領域がセグメントにあるかどうかを判別します。推奨の数は、再利用可能領域があるセグメントの数です。推奨事項は、自動およびユーザーがスケジュールしたセグメント・アドバイザ・ジョブの全実行によるものです。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリック・カテゴリには、修正可能なエラーが原因で一時停止している再開可能なセッション数を示すメトリックが含まれます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、データ・オブジェクト制限により一時停止したセッションを示します。
ユーザーの処理
最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、割当て制限により一時停止したセッションを示します。
ユーザーの処理
最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、ロールバック・セグメント制限により一時停止したセッションを示します。
ユーザーの処理
最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、表領域制限により一時停止したセッションを示します。
ユーザーの処理
最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。
このメトリック・カテゴリには、古すぎるスナップショットのメトリックが含まれます。
このデータベース・レベルのメトリックは、ロールバック・セグメント制限のために古くなりすぎたスナップショットを示します。データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
ユーザーの処理
最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。
このデータベース・レベルのメトリックは、表領域制限のために古くなりすぎたスナップショットを示します。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
ユーザーの処理
最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)レポートを表示します。より詳細な分析を行うには、データベースのホームページで「セントラル・アドバイザ」リンクからADDMを実行します。
このメトリックは、ローカル・データベースでのストリーム取得プロセス、伝播および適用プロセスの合計数を表示します。また、エラーが発生した取得プロセス、伝播および適用プロセスの数も表示します。
このメトリックは、ローカル・データベースでのエラーが発生した適用プロセスの数を表示します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 10分ごと |
データ・ソース
このメトリックの情報は、DBA_APPLY
データ・ディクショナリ・ビューにあります。
ユーザーの処理
適用プロセスでエラーが発生した場合は、エラーの原因となる状況を修正します。
このメトリックは、ローカル・データベースでのエラーが発生した取得プロセスの数を表示します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 10分ごと |
データ・ソース
このメトリックの情報は、DBA_CAPTURE
データ・ディクショナリ・ビューにあります。
ユーザーの処理
取得プロセスでエラーが発生した場合は、エラーの原因となる状況を修正します。
このメトリックは、ローカル・データベースでの適用プロセスの数を表示します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 10分ごと |
データ・ソース
このメトリックの情報は、DBA_APPLY
データ・ディクショナリ・ビューにあります。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、ローカル・データベースでの適用プロセスの合計数を決定します。
このメトリックは、ローカル・データベースでの取得プロセスの数を表示します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 10分ごと |
データ・ソース
このメトリックの情報は、DBA_CAPTURE
データ・ディクショナリ・ビューにあります。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、ローカル・データベースでの取得プロセスの合計数を決定します。
このメトリックは、ローカル・データベースでの伝播の数を表示します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
10.1.0.x | 10分ごと |
データ・ソース
このメトリックの情報は、DBA_PROPAGATION
データ・ディクショナリ・ビューにあります。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、ローカル・データベースでの伝播の合計数を決定します。
このメトリック・カテゴリには、修正可能なエラーが原因で一時停止している再開可能なセッション数を示すメトリックが含まれます。
このメトリックは、現在データベースで一時停止中の再開可能なセッションの数を示します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-13 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9.0.1.x、9.2.0.x |
5分ごと |
アップロードなし |
> |
0 |
定義なし |
1 |
%value%セッションが一時停止しています。 |
データ・ソース
SELECT count(*) FROM v$resumable WHERE status = 'SUSPENDED' and enabled = 'YES'
ユーザーの処理
一時停止の原因となっている修正可能なエラーが何かを調べるために、v$resumableビューを問い合せます。各エラーを修正する方法は、エラーの性質によって異なります。
このメトリック・カテゴリのメトリックでは、使用済領域の量および各表領域に割り当てられた領域の量を調べます。使用済領域と割当て済領域の量を比較すると、表領域での未使用領域の量が特定できます。このメトリックは、アラートの生成ではなくレポートの作成を目的としています。DBAは、未使用の割当て済空き領域の履歴ビューを使用し、無駄な領域をなくして表領域のサイズを正しく設定できます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
表領域の割当て済領域は、そのデータ・ファイルの現行サイズの合計です。この割当て済領域には、データの保存に使用される部分と空き領域の部分があります。セグメントが表領域に追加された場合または既存のセグメントが増えた場合は、割当て済空き領域が使用されます。割当て済空き領域は、表領域内のセグメントにのみ使用できます。一定期間、表領域内のセグメントがこの空き領域を使用していないと、割当て済空き領域は未使用となります。
このメトリックは、各表領域の割当て済領域を計算します。このメトリックの目的は、アラートの生成ではありません。むしろ、「使用されている割当て済領域(MB)(Allocated Space Used (MB))」メトリックとともに使用して、各表領域での使用済領域および未使用領域の量について履歴ビューを作成する必要があります。
データ・ソース
表領域の割当て済領域(MB)は、表領域のデータ・ファイルをループしてデータ・ファイルのサイズを合計することによって算出されます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
表領域の割当て済領域は、そのデータ・ファイルの現行サイズの合計です。この割当て済領域には、データの保存に使用される部分と空き領域の部分があります。セグメントが表領域に追加された場合または既存のセグメントが増えた場合は、割当て済空き領域が使用されます。割当て済空き領域は、表領域内のセグメントにのみ使用できます。一定期間、表領域内のセグメントがこの空き領域を使用していないと、割当て済空き領域は浪費となります。
このメトリックは、各表領域の使用済領域を計算します。このメトリックの目的は、アラートの生成ではありません。むしろ、「表領域の割当て済領域(MB)(Tablespace Allocated Space (MB))」メトリックとともに使用して、各表領域での使用済領域および未使用領域の量について履歴ビューを作成する必要があります。
データ・ソース
表領域の使用済領域(MB)は、表領域の割当て済領域(MB) - 表領域の割当て済空き領域(MB)です。
表領域の割当て済領域(MB)は、表領域のデータ・ファイルをループしてデータ・ファイルのサイズを合計することによって算出されます。
表領域の割当て済空き領域(MB)は、表領域のデータ・ファイルをループして各データ・ファイルの空き領域のサイズを合計することによって算出されます。
このメトリック・カテゴリのメトリックでは、各表領域によって使用されている領域の量を調べます。使用済領域と使用可能な空き領域の量を比較すると、表領域がフルかどうかが判別できます。使用可能な空き領域には、データ・ファイルの最大サイズと使用可能なディスク領域が計上されます。つまり、データ・ファイルが拡張でき、拡張に使用できるディスク領域が十分にある場合、表領域にはフルのフラグが付けられません。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がなくなると、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。
このメトリックでは、各表領域の使用可能な空き領域の合計を調べます。このメトリックは、「使用可能な領域使用率(%)(Available Space Used (%))」メトリックが意味のない比較的大きな表領域を対象としています。使用可能な空き領域がしきい値引数で指定したサイズを下回ると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。
監視対象のデータベース・ターゲットのリリースがOracle Database 10gリリース(10.1)以上、かつ表領域でローカル・エクステント管理を使用する場合は、Oracle Database Serverが10分ごとにこのメトリックを内部的に評価します。あるいは、監視対象のデータベース・ターゲットのリリースがOracle9i以下、または表領域でディクショナリ・エクステント管理を使用する場合は、Oracle管理エージェントが30分ごとにこのメトリックの値をテストします。
データ・ソース
MaximumSize - TotalUsedSpace
TotalUsedSpace: 表領域の合計使用済領域(MB)
MaximumSize: 表領域の最大サイズ(MB)。最大サイズは、表領域のデータ・ファイルのループと、データ・ファイルが自動拡張された場合に表領域で使用可能になるディスク上のその他の空き領域によって決まります。
ユーザーの処理
次のいずれかを実行します。
既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。
表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。
別の表領域にセグメントを再配置して、この表領域内の空き領域を増やします。
その表領域でセグメント・アドバイザを実行します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がなくなると、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。
このメトリックでは、各表領域の使用可能な領域使用率(%)を調べます。使用済領域の割合がしきい値引数で指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。
監視対象のデータベース・ターゲットのリリースがOracle Database 10gリリース(10.1)以上、かつ表領域でローカル・エクステント管理を使用する場合は、Oracle Database Serverが10分ごとにこのメトリックを内部的に評価します。あるいは、監視対象のデータベース・ターゲットのリリースがOracle9i以下、または表領域でディクショナリ・エクステント管理を使用する場合は、Oracle管理エージェントが30分ごとにこのメトリックの値をテストします。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-14 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8.1.7.4、9.0.1.x、9.2.0.x |
30分ごと |
毎サンプル後 |
> |
85 |
97 |
1 |
表領域[%name%]は[%value%パーセント]フル |
10.2.0.x |
30分ごと |
毎サンプル後 |
> |
85 |
97 |
1 |
定義なし |
表3-15 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | サーバー評価頻度 | 収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10.1.0.x |
10分ごと |
30分ごと |
毎サンプル後 |
> |
85 |
97 |
1 |
Database Serverによって生成されます。 |
データ・ソース
(TotalUsedSpace / MaximumSize) * 100
TotalUsedSpace: 表領域の合計使用済領域(MB)
MaximumSize: 表領域の最大サイズ(MB)。最大サイズは、表領域のデータ・ファイルのループと、データ・ファイルが自動拡張された場合に表領域で使用可能になるディスク上のその他の空き領域によって決まります。
データ・ソースの追加情報は、sysman/admin/scriptsディレクトリにあるfullTbsp.pl Perlスクリプトを参照してください。
ユーザーの処理
次のいずれかを実行します。
既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。
表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。
別の表領域にセグメントを再配置して、この表領域内の空き領域を増やします。
その表領域でセグメント・アドバイザを実行します。
このメトリック・カテゴリのメトリックでは、各表領域によって使用されている領域の量を調べます。使用済領域と使用可能な空き領域の量を比較すると、表領域がフルかどうかが判別できます。使用可能な空き領域には、データ・ファイルの最大サイズと使用可能なディスク領域が計上されます。つまり、データ・ファイルが拡張でき、拡張に使用できるディスク領域が十分にある場合、表領域にはフルのフラグが付けられません。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がなくなると、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。
このメトリックでは、各表領域の使用可能な空き領域の合計を調べます。このメトリックは、「使用可能な領域使用率(%)(Available Space Used (%))」メトリックが意味のない比較的大きな表領域を対象としています。使用可能な空き領域がしきい値引数で指定したサイズを下回ると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。
監視対象のデータベース・ターゲットのリリースがOracle Database 10gリリース(10.1)以上、かつ表領域でローカル・エクステント管理を使用する場合は、Oracle Database Serverが10分ごとにこのメトリックを内部的に評価します。あるいは、監視対象のデータベース・ターゲットのリリースがOracle9i以下、または表領域でディクショナリ・エクステント管理を使用する場合は、Oracle管理エージェントが30分ごとにこのメトリックの値をテストします。
データ・ソース
MaximumSize - TotalUsedSpace
TotalUsedSpace: 表領域の合計使用済領域(MB)
MaximumSize: 表領域の最大サイズ(MB)。最大サイズは、表領域のデータ・ファイルのループと、データ・ファイルが自動拡張された場合に表領域で使用可能になるディスク上のその他の空き領域によって決まります。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
表領域内のセグメントが増えるに従い、使用可能な空き領域は減ります。使用可能な空き領域がなくなると、つまり、データ・ファイルが最大サイズに達した場合やディスク領域がない場合は、新しいセグメントの作成や既存のセグメントの拡張は失敗します。
このメトリックでは、各表領域の使用可能な領域使用率(%)を調べます。使用済領域の割合がしきい値引数で指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。
監視対象のデータベース・ターゲットのリリースがOracle Database 10gリリース(10.1)以上、かつ表領域でローカル・エクステント管理を使用する場合は、Oracle Database Serverが10分ごとにこのメトリックを内部的に評価します。あるいは、監視対象のデータベース・ターゲットのリリースがOracle9i以下、または表領域でディクショナリ・エクステント管理を使用する場合は、Oracle管理エージェントが30分ごとにこのメトリックの値をテストします。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-16 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10.1.0.x |
30分ごと |
毎サンプル後 |
> |
85 |
97 |
1 |
表領域[%name%]は[%value%パーセント]フル |
データ・ソース
(TotalUsedSpace / MaximumSize) * 100
TotalUsedSpace: 表領域の合計使用済領域(MB)
MaximumSize: 表領域の最大サイズ(MB)。最大サイズは、表領域のデータ・ファイルのループと、データ・ファイルが自動拡張された場合に表領域で使用可能になるディスク上のその他の空き領域によって決まります。
ユーザーの処理
次のいずれかを実行します。
既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。
表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。
別の表領域にセグメントを再配置して、この表領域内の空き領域を増やします。
その表領域でセグメント・アドバイザを実行します。
このメトリック・カテゴリのメトリックでは、次のことを調べます。
表領域内のチャンクなしの最大領域。表領域内のどの表、索引、クラスタまたはロールバック・セグメントでも、追加エクステントを1つも割り当てることができないと、アラートが生成されます。
表領域で最大エクステント数に近づいているセグメントがあるかどうか。どのセグメントについても、最大エクステント数から既存エクステント数を引いた数が2未満になると、アラートが生成されます。
障害セグメントのある表領域からのみ、結果が返されます。
最大エクステントの上限に近づいているセグメント。データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 24時間ごと |
データ・ソース
表領域内でMaxExtentに近づいている最初の10セグメントの名前。
ユーザーの処理
可能な場合は、セグメントのMAXEXTENTS記憶域パラメータの値を増やします。不可能な場合は、より大きなエクステント・サイズでセグメントを再構築し、STORAGEパラメータでNEXT=INITIALとPCTINCREASE=0に指定することで、必ず1セグメント内のエクステントが同じサイズになるようにします。
直線的にスキャンされるセグメントには、各マルチブロック読取り時に読み取られたブロック数の倍数であるエクステント・サイズを選択します。これにより、Oracleのマルチブロック読取り機能が効率的に使用されることが保証されます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックでは、最大エクステント数の上限に近づいているセグメントがないか調べます。セグメント数がしきい値引数で指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-17 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
24時間ごと |
毎サンプル後 |
> |
0 |
定義なし |
1 |
%name%表領域の%value%セグメントは最大エクステントに近づいています。 |
データ・ソース
最大エクステント数から既存エクステント数を引いた数が2未満のセグメント数。
データ・ソースの追加情報は、sysman/admin/scriptsディレクトリにあるproblemTbsp.pl Perlスクリプトを参照してください。
ユーザーの処理
可能な場合は、セグメントのMAXEXTENTS記憶域パラメータの値を増やします。不可能な場合は、より大きなエクステント・サイズでセグメントを再構築し、ローカルで管理されている表領域を使用して、必ず1セグメント内のエクステントが同じサイズになるようにします。ディクショナリ管理表領域の場合は、STORAGEパラメータでNEXT=INITIALとPCTINCREASE=0に指定します。
このメトリックでは、追加エクステントを割り当てられないセグメントがないか調べます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 24時間ごと |
データ・ソース
表領域内で追加エクステントを割り当てられない最初の10セグメントの名前。
ユーザーの処理
次のいずれかを実行します。
既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。
表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックでは、追加エクステントを割り当てられないセグメントがないか調べます。セグメント数がしきい値引数で指定した値を超えると、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-18 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
24時間ごと |
毎サンプル後 |
> |
0 |
定義なし |
1 |
%name%表領域の%value%セグメントを拡張できません。 |
データ・ソース
表領域の最大のチャンク空き領域を調べた後は、追加エクステントを割り当てられないセグメントの数です。
データ・ソースの追加情報は、sysman/admin/scriptsディレクトリにあるproblemTbsp.pl Perlスクリプトを参照してください。
ユーザーの処理
次のいずれかを実行します。
既存データ・ファイルの1つに対する自動拡張の有効化、既存データ・ファイルの1つの手動によるサイズ変更、または新規データ・ファイルの追加により、表領域のサイズを増やします。
表領域に空き領域のフラグメンテーションの問題がある場合、表領域全体の再編成を検討します。
別の表領域にセグメントを再配置して、この表領域内の空き領域を増やします。
このメトリック・カテゴリには、どの程度まで、およびどのくらい連続して、指定したセッションが他の複数のセッションをブロックしているかを示すメトリックが含まれます。
データベース・レベルのメトリックです。クラスタ・データベースの場合、このメトリックは、メンバー・インスタンスによってではなく、クラスタ・データベース・ターゲット・レベルで監視されます。
このメトリックは、データベース・ユーザーが、1人以上の他のユーザーによる表の更新などのアクションの実行を阻止していることを示します。連続したブロッキングの発生数が指定した値に達すると、アラートが生成されます。ブロックされているセッションは、異なるインスタンスのものである可能性があります。
注意: 「ユーザー・ブロック」テストを使用する前に、管理対象のデータベース上で、catblock.sqlスクリプトを実行する必要があります。このスクリプトにより、「ユーザー・ブロック」テストに必要ないくつかの追加の表、ビューおよびパブリック・シノニムが作成されます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表3-19 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8.1.7.4、9.0.1.x、9.2.0.x |
5分ごと |
アップロードなし |
> |
11 |
定義なし |
3 |
セッション%sid%が他の%value%セッションをブロックしています。 |
表3-20 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | サーバー評価頻度 | 収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10.1.0.x |
毎分 |
15分ごと |
毎サンプル後 |
> |
11 |
定義なし |
3 |
Database Serverによって生成されます。 |
データ・ソース
SELECT blocking_sid, num_blocked FROM ( SELECT blocking_sid, SUM(num_blocked) num_blocked FROM ( SELECT l.id1, l.id2, MAX(DECODE(l.block, 1, i.instance_name||'-'||l.sid, 2, i.instance_name||'-'||l.sid, 0 )) blocking_sid, SUM(DECODE(l.request, 0, 0, 1 )) num_blocked FROM gv$lock l, gv$instance i WHERE ( l.block!= 0 OR l.request > 0 ) AND l.inst_id = i.inst_id GROUP BY l.id1, l.id2) GROUP BY blocking_sid ORDER BY num_blocked DESC) WHERE num_blocked != 0
ユーザーの処理
他のユーザーをブロックしているユーザーにトランザクションをロールバックさせるか、ブロックしているトランザクションがコミットされるまで待つかのいずれかです。