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Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド
リリース10.1.3.2
E05037-01
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レポートの表示およびスケジュール

レポートの表示

「レポート」ホームページには、ユーザーの権限に従って様々な機能が用意されています。

レポートを表示する手順は、次のとおりです。

  1. 表示するレポートにナビゲートします。

    「レポート」ホームページに、次の2つの主要なレポート・フォルダが表示されます。

    各フォルダには、フォルダに含まれている最初の3つのアイテム(レポートまたはフォルダ)が表示されます。フォルダ内の他のアイテムを表示するには、フォルダ名を選択するか、「次へ」リンクを選択します。

    レポートの表示

    テキストで説明されている画像

  2. 「レポート」ホームページで、レポート名を選択するか、フォルダ・ビューからレポートの「表示」リンクを選択します。デフォルト・オプションを使用してレポートが実行され、ブラウザに表示されます。

    注意: 一部のレポートはオンラインでは実行できません。これらのレポートについては、「表示」リンクが表示されません。レポートをスケジュールする場合は、「スケジュール」を選択します。「レポートのスケジュール」を参照してください。

    フォルダ・ビュー

    テキストで説明されている画像

    レポート定義とユーザーの権限に従って、次のオプションが表示されます。

    次の各機能へのアクセス権限は、システム管理者によって付与されるため、すべてのユーザーが使用できるわけではありません。

レポートのスケジュール

レポートをスケジュールする手順は、次のとおりです。

  1. レポートが格納されているフォルダの名前を選択して、フォルダ・ビューにアクセスするか、レポート名を選択してレポートを表示します。

  2. 「スケジュール」リンクを選択します。

  3. 「レポートのスケジュール」ページで、次の内容を入力します。

    「レポートのスケジュール」ページ

    テキストで説明されている画像

    テキストで説明されている画像

  4. 電子メールで通知を受信する場合は、通知の送信先アドレスのカンマ区切りリストを入力して、通知基準を選択します。

  5. 「時間」基準を入力します。

  6. 「宛先」モードを選択し、選択内容に適したフィールドを入力します。複数のチャネルを介して配信する場合は、「宛先の追加」ボタンを選択し、必要に応じて宛先の追加を続行します。

    宛先を選択しない場合、このリージョンは空白のままにします。「ジョブ・プロパティ」リージョンで「出力の保存」チェック・ボックスを選択し、「履歴」ページから出力を表示します。「レポート履歴の表示」を参照してください。

  7. 「発行」を選択します。これによって、「スケジュール」ページが開き、レポートを監視できます。「スケジュール済レポートの管理」を参照してください。

バーストするレポートのスケジュール

レポートでバーストが有効な場合、「レポートのスケジュール」ページの「ジョブ・プロパティ」リージョンの下に「バースト・レポート」オプションが表示されます。このオプションを選択すると、「テンプレート」と「フォーマット」のパラメータ、およびレポート実行時の「配信」オプションが無効になります。これらのパラメータは、レポートの配信データ・セットで定義されているためです。バースト設定の詳細は、「バースト用のレポートの有効化」を参照してください。

テキストで説明されている画像

スケジュール済レポートの管理

「スケジュール」タブには、スケジュール済レポートに関する情報と、実行済レポートの「履歴」が表示されます。

「スケジュール」ページ

テキストで説明されている画像

このページには、「スケジュール」タブを選択してから、「スケジュール」サブタブを選択してナビゲートします。

レポート履歴と保存された出力の表示

「履歴」ページには、スケジュール済レポートと実行済レポートに関する情報が表示されます。

テキストで説明されている画像

このページには、「スケジュール」タブを選択してから、「履歴」サブタブを選択してナビゲートします。このページを使用して次の操作を実行します。

レポートの表は、列ヘッダーを選択して、ジョブ名、ステータス、ユーザー名、範囲、開始時間または終了時間別にソートできます。

オンライン・アナライザの使用

注意: この機能へのアクセス権限は、システム管理者によって割り当てられます。

オンライン・アナライザを使用すると、データのピボット・テーブルを作成できます。インタフェースを使用し、データ・アイテムをクロス集計構造にドラッグ・アンド・ドロップして、レポート・データを分析します。次に、アイテムを異なる行、列または要約の位置にドラッグし、必要に応じてデータを迅速に再配置します。

ピボット・テーブルに表示されたデータは、ページ・レベルのデータ・アイテムを定義することによってフィルタ処理できます。必要なフィールドをページ・アイテム領域にドラッグ・アンド・ドロップし、次に、リストに移入された値を選択します。

テーブルのすべてのデータ・アイテムを選択した後は、そのデータ・アイテムの合計、平均または件数を表示するかどうかを選択します。

次に、簡単な売上分析レポートを使用したアナライザの使用例を示します。

  1. 「レポートの表示」ページから「アナライザ」ボタンを選択します。

    次の図に示すように、アナライザ・インタフェースのペインにデータ・フィールドのリストが表示され、隣のペインに空のクロス集計構造が表示されます。

    テキストで説明されている画像

  2. CATEGORY_NAMEでフィルタ処理するには、次の図に示すように、アイテムをページ・アイテム・リージョンにドラッグします。

    テキストで説明されている画像

    これで、CATEGORY_NAMEリストから値を選択してページ・データをフィルタ処理できます。

    テキストで説明されている画像

  3. 製品の売上高を年別に表示するには、PRODUCT_NAMEを行フィールド領域にドラッグし、ORDER_YEARを列フィールド領域にドロップします。SALESデータは、次の図に示すようにテーブル本体領域にドロップします。

    テキストで説明されている画像

    これで、計算された売上合計をデータ・アイテムの合計として表示できます。

    テキストで説明されている画像

  4. データ・アイテムをORDER_YEAR上にドラッグして、ORDER_PERIODのディメンションをテーブルに追加します。これで、ORDER_YEARをクリックして開き、ORDER_PERIODの各合計を表示できます。再度クリックすると、アイテムが閉じてORDER_YEAR合計のみが表示されます。

    テキストで説明されている画像

    最後の図に、同じデータをインタフェース内で様々に配置し、新しい分析を実行する方法を示します。

    テキストで説明されている画像

BI Publisher Analyzer for Excelの使用

注意: この機能へのアクセス権限は、システム管理者によって割り当てられます。

前提条件

機能

Analyzer for Excelを使用すると、次の操作を実行できます。

Excelアナライザの起動

  1. 「レポートの表示」ページから「Excelアナライザ」ボタンを選択します。report .xlsファイルを保存するか、開くように求められます。

  2. ファイルを開いた場合は、「EXCEL」ダイアログからマクロの有効化を選択します。

    注意: Analyzer for Excelを使用するには、マクロを有効にする必要があります。

    レポート・データがExcelアプリケーション・ウィンドウにレンダリングされ、Oracle BI PublisherメニューがExcelのメニュー・バーに表示されます。このデータは、テンプレートとデフォルトのフィルタ処理が適用されていないレポート問合せの結果であることに注意してください。

    これで、Excel内でデータを自由に操作できます。

    レポートにパラメータがある場合は、パラメータ名がシートの上部に表示されますが、ログインして新しいパラメータ値を適用する必要があります。「Oracle BI Publisherメニューの使用」を参照してください。

Oracle BI Publisherメニューの使用

ログインして、すべてのメニュー・コマンドを有効にする必要があります。

ログイン: BI Publisherサーバーにログインできます。

注意: 使用しているコンピュータに、Microsoft .NET Framework 2.0がインストールされていない場合は、ダウンロードするように求められます。該当するURLを選択し、Microsoft Webサイトの指示に従って.NETをダウンロードしてインストールします。.NETをダウンロードしない場合は、「OK」をクリックして、メッセージ・ウィンドウを閉じます。

Analyzer for Excelを初めて使用する場合やAnalyzer for Excelの最新バージョンがない場合は、最新バージョンをインストールするように求められます。

レポート・パラメータの表示: 更新可能なパラメータおよびレポートに使用可能なテンプレートをツールバーに表示します。

Analyzer for Excelのツールバー

テキストで説明されている画像

データを更新するには、新規パラメータ値を選択してから「データのリフレッシュ」を選択し、現在のシートでデータをリフレッシュします。

テンプレートを適用するには、該当するテンプレートを選択してから「フォーマット済データのリフレッシュ」を選択します。これによって、新しいワークシートに、レポートがHTMLとしてダウンロードされます。この新しいワークシートを選択して、新規テンプレートを適用したデータを表示します。

注意: 選択するテンプレートには、使用可能な出力としてHTMLが必要です。

このワークシートのパラメータを変更するには、新しい値を選択してから「データのリフレッシュ」を選択し、次に、「フォーマット済データのリフレッシュ」を選択します。

Excelテンプレートの更新

「テンプレートを開く」ダイアログを使用して、BI Publisherサーバーからテンプレートをダウンロードした場合、このオプションを使用すると、更新したレイアウトを元のサーバーにアップロードすることができます。

新規Excelテンプレートとして追加

「テンプレートを開く」ダイアログを使用して、BI Publisherサーバーからテンプレートをダウンロードしたり、レポートを開いた場合、このオプションを使用すると、レイアウトをサーバーにアップロードすることができます。また、このオプションを使用して、既存のテンプレートへの変更を別の名前でアップロードすることもできます。

別のワークシートにチャートを作成した場合、そのチャートをBI Publisher Enterprise内でスケジュールしたり表示することはできません。Excelアナライザでダウンロードした同じワークシートに作成したチャートのみ、BI Publisherアプリケーション内で更新したり表示することができます。

レポート・オンラインの表示

「レポートの表示」ページを開きます。

レポート・オンラインの参照

このダイアログを使用すると、BI Publisher Report ServerまたはOracle BI Answersサーバーからレポートを選択できます。レポート・データをロードして新しいテンプレートを作成することができます。また、既存のテンプレートをダウンロードして更新したり、新しいテンプレートの開始点として使用することもできます。

「テンプレートを開く」ダイアログを使用して、テンプレートの作成プロセスを開始した場合、Oracle BI Publisherメニューの「Excelテンプレートの更新」オプションを使用すると、テンプレートをBI Publisherサーバーの適切なレポートに直接アップロードすることができます。

Oracle BI Publisherメニューから、「テンプレートを開く」を選択します。

ワークスペース

デフォルトのワークスペースはOracle BI Publisherサーバーです。「Oracle BI」を選択して、Answersサーバーに接続することもできます。ワークスペースのディレクトリ構造を参照して、必要なレポートを選択します。フォルダを選択すると、その内容が「レポート」ペインに表示されます。

「レポート」ペイン

「レポート」ペインには、選択したディレクトリのレポートが表示されます。レポートを選択すると、「レイアウト・テンプレート」ペインに使用可能なテンプレートが表示されます。

レポートを開く

選択したレポートのXMLデータをTemplate Builderにロードします。

レイアウト・テンプレートを開く: 選択したテンプレートをTemplate Builderにダウンロードして開き、XMLデータをロードします。

新しいテンプレートを起動するには、テンプレートのリストから<New>を選択してから「レイアウト・テンプレートを開く」を選択するか、<New>をダブルクリックします。

ディレクトリ構造を上に移動するには、レポート・ブラウザの「上へ」アイコンを使用します。

フォルダの内容を大きいアイコン、小さいアイコン、リストまたは詳細として表示するには、「表示形式」メニューを使用します。

プリファレンス: 必要に応じて、ロケール設定とプロキシ設定を選択します。

Excelを介したログイン

Analyzer for Excelをインストールした後は、いつでもExcelからBI Publisher Enterpriseサーバーにログインでき、最初にBI Publisherにログインする必要はありません。

Excelを開いた後は、Oracle BI Publisherメニューで「ログイン」を選択するだけで済みます。BI Publisher Enterpriseのログイン画面では、資格証明の入力とレポート・サーバーURLの選択(または入力)を求められます。