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Oracle Warehouse Builderユーザーズ・ガイド
10gリリース2(10.2)
B31258-02
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1 概要

Oracle Warehouse Builderは、エンドツーエンドのデータ管理のためのエンタープライズ・ソリューションを提供します。この章では、Warehouse Builderが提供する機能の概要を説明します。

この章の内容は次のとおりです。

Oracle Warehouse Builderの概要

Oracle Warehouse Builderは、データのすべての側面を管理する包括的な単一のツールです。Warehouse Builderでは、Oracleデータベースを利用してデータを高品質な情報に変換します。データ品質を確保し、データ監査機能を提供します。さらに、リレーショナルおよびディメンショナルのモデリングを完全に統合し、データとメタデータのライフサイクル全体を管理します。Warehouse Builderを使用すると、データ・ウェアハウスの作成、レガシー・システムからのデータの移行、個別のデータ・ソースからのデータの一元化、品質情報を提供するためのデータの整備と変換および企業のメタデータの管理を行うことができます。

データの一元化および統合

多くのグローバル企業では、異なるプラットフォームに分散したデータに対して多種多様なデータ分析およびレポート作成ツールを使用しています。顧客と仕入先のデータは、アプリケーション、データベース、スプレッドシート、フラット・ファイルおよびレガシー・システムに格納されている可能性があります。この多様化は、一定期間に複数の組織単位が独立して作業を進めたり、経営統合の結果として生じる場合があります。原因がどうであれ、このような多様化は、通常、データの品質を低下させ、不完全で一貫性のないビジネス見解を招く結果となります。

低品質なデータを高品質な情報に変換するには、次の機能が必要です。

  • 様々なデータ・ソースへのアクセス

    Warehouse BuilderではOracleデータベースを利用して、「サポートされているソースおよびターゲット」にリストされている多数のサード・パーティのデータベース、アプリケーション、ファイルおよびデータ・ストアへの透過的な接続を確立します。

  • データのプロファイリング、変換および整備機能

    Warehouse Builderには、テキスト、数値、日付およびその他のデータ型のデータ変換に関する大規模なライブラリが用意されています。これらの変換を使用して、「Oracle Warehouse Builderの変換の使用方法」で説明されているように、様々なソースからのデータを調整します。

    データを新規のデータ・ストアにロードする前に、必要に応じて、データをプロファイリングしてデータの品質と妥当性を評価できます。その後、独自に作成したルールを使用して、複数のレコードを一致させたり、マージできます。また、郵便データベースと照合して、NameおよびAddressデータを検証できます。低品質なデータを高品質な情報に変換するこの処理の概要は、「データ品質管理プロセス」を参照してください。

  • 様々なアプリケーション設計の実装機能

    Warehouse Builderを使用して、アプリケーションにより要求されたデータ・ストアをリレーショナルまたはディメンションに設計および実装できます。

  • 監査証跡

    様々なソースから単一のデータ・ストアにデータを一元化した後は、出力情報の有効性を証明する課題に直面する場合があります。たとえば、特定の数値の導出方法を追跡および証明できるかという課題です。これは、組織内の意思決定者および政府政策者がしばしば投げかける質問です。

Warehouse Builderの使用方法によっては、データベースの追加オプションまたはテクノロジ(Oracle Partitioning、Oracle OLAP、Oracle Transparent Gatewaysなど)、あるいはその両方のライセンスが必要になる場合があります。


関連項目:

Oracle Databaseライセンス・ガイド