配布および実行情報の監査により、ターゲットのロード方法と、マッピングおよびプロセス・フローの設定とパラメータをさらに最適化するために可能な処理について、有益な情報が提供されます。また、配布情報に関する迅速なフィードバックが提供され、オブジェクトの配布履歴を把握できます。監査および配布情報は、Oracle Warehouse Builderリポジトリ・ブラウザを使用して参照できます。
この項では、次の情報を提供します。
Oracle Warehouse Builderのリポジトリ・ブラウザは、Oracle Warehouse Builderリポジトリに格納されるレポート・データを生成するブラウザベース・ツールです。リポジトリ・ブラウザを使用して、次の情報を参照できます。
リポジトリの設計に関する詳細情報。レポートはWarehouse Builderリポジトリに格納されたデータから生成されます。
高水準かつ詳細なETLランタイム情報へのアクセスを可能にするレポート。この情報に含まれる内容は次のとおりです。
マッピングおよびプロセス・フローごとのタイミング
プロセス・フローごとのアクティビティの詳細
エラー詳細
個別のターゲット環境を管理する配布情報
「リポジトリ・ブラウザ」を使用せず、同じ情報にWarehouse Builderのパブリック・ビューからアクセスできます。SQL*Plusセッションを起動し、パブリック・ビューの問合せを実行します。パブリック・ビューのリストは、Oracle Warehouse Builder APIおよびスクリプト・リファレンスを参照してください。
監査レポートには、配布とETLジョブに関する情報が表示されます。オブジェクトを配布するたび、またはジョブを開始するたびに、その詳細がリポジトリに格納されます。この情報には、次の環境からアクセスできます。
コントロール・センター・マネージャ
リポジトリ・ブラウザ
リポジトリ・ブラウザでは、情報が事前定義済のレポート形式で表示されます。これらのレポートは、デフォルトのWebブラウザで表示されます。リポジトリ・ブラウザ・リスナーを実行している必要があります。
リポジトリ・ブラウザを使用する手順は、次のとおりです。
デザイン・センターの「ツール」メニューから「リポジトリ・ブラウザ」を選択します。
接続ページで、Warehouse Builderのユーザー名とパスワードを使用してログインします。
「コントロール・センター・レポート」を選択します。
このブラウザは、デザイン・センターを閉じているときでも開くことができます。
リポジトリ・ブラウザを開く操作は、次に示すマルチステップ・プロセスです。
リポジトリ・ブラウザを開く前に、「リポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動」の説明に従って、リポジトリ・ブラウザ・リスナーを起動する必要があります。
リポジトリ・ブラウザ・リスナーが実行中である場合、「リポジトリ・ブラウザの起動」の説明に従って、リポジトリ・ブラウザを様々な方法で起動できます。
リポジトリ・ブラウザが開き、ログイン・ページが表示されます。このページでは、「リポジトリへのログイン」の説明に従ってリポジトリにログインします。
注意: 「リポジトリ・ブラウザ」を開くには、ACCESS_PUBLICVIEW_BROWSERのシステム権限が必要です。この権限は、参照するリポジトリの所有者であれば自動的に付与されます。そのリポジトリの所有者でない場合は、この権限を付与できるデータベース管理者に問い合せてください。 |
リポジトリ・ブラウザを開く前に、リポジトリ・ブラウザ・リスナーを起動する必要があります。
リポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動
「スタート」メニューから「プログラム」→Warehouse BuilderをインストールしたOracleホーム・ディレクトリ名→「Warehouse Builder」→「Administration」→「Start OWB Browser Listener」を選択します。
リポジトリ・ブラウザ・リスナーの停止
「スタート」メニューから「プログラム」→Warehouse BuilderをインストールしたOracleホーム・ディレクトリ名→「Warehouse Builder」→「Administration」→「Stop OWB Browser Listener」を選択します。
リポジトリ・ブラウザを起動する前に、「リポジトリ・ブラウザ・リスナーの起動」の説明に従って、リポジトリ・ブラウザ・リスナーを起動する必要があります。リスナーが実行中である場合、次のいずれかの方法でリポジトリ・ブラウザを起動できます。
「スタート」メニューから「プログラム」→Warehouse BuilderをインストールしたOracleホーム・ディレクトリ名→「Warehouse Builder」→「Repository Browser」を選択します。
Warehouse Builderのデザイン・センターのメニューから、「ツール」→「リポジトリ・ブラウザ」を選択します。
任意のWebブラウザ内から、リポジトリ接続ページの場所を入力します。
別の起動方法でリポジトリ・ブラウザを起動した後にこの場所を保存することでこの場所を識別するか、またはOracle Builder管理者に場所を問い合せることができます。
どの方法を取った場合でも、リポジトリ・ブラウザを起動すると、ブラウザでリポジトリ接続ページが開き、ここからリポジトリ・ブラウザにログインします。
リポジトリ・ブラウザを起動する際に、「リポジトリ・ブラウザの起動」の説明に従ってデザイン・センターを選択すると、リポジトリ・ブラウザが開き、リポジトリ・ナビゲータ・ページが表示されます。このページでは、次のようなOracle Warehouse Builderリポジトリの設計に関する情報を参照できます。
リポジトリ・ナビゲータ・ページを使用して、リポジトリのメタデータを検索したり、メタデータの主なプロパティ、系統、影響分析、およびリポジトリの関連レポートおよびコントロール・センター・レポートのリストにアクセスできます。
検索
オブジェクト・タイプまたは名前(あるいはその両方)により検索します。
オブジェクト・タイプによって検索するには、検索するオブジェクトのタイプを「タイプ別検索」リストで選択します。検索結果はこのタイプのすべてのオブジェクトのリストとなります。
名前で検索するには、「検索」フィールドにオブジェクト名を入力します。名前の最初の文字(1文字または複数の文字)のみを検索することが可能で、その場合の検索結果は、名前がこれらの文字で始まるオブジェクトのリストとなります。
「実行」をクリックして検索を開始します。
リポジトリ・ブラウザでは、リポジトリ検索結果ページという新規ページに検索結果が表示されます。リポジトリ検索結果ページから新規オブジェクトを検索することもできます。
すべて
リポジトリのナビゲータ・ツリー。
列の使用方法について次の表で説明します。
列ヘッダー | 説明: |
---|---|
フォーカス | この列内のアイコンをクリックすると、ツリーのフォーカスが変更されます。 |
名前 | ツリー内のアイテムの名前。
ツリー内のアイテムの隣にあるプラス記号(+)またはマイナス記号(-)をクリックすると、ツリーが拡張または縮小されます。 オブジェクトの「名前」をクリックすると、そのオブジェクトのオブジェクトのプロパティ・ページが開きます。 |
レポート | この列内のアイコンをクリックすると、関連アイテムのオブジェクト・レポート・ページが開きます。 |
系統 | この列内のアイコンをクリックすると、関連アイテムのオブジェクトの系統ページが開きます。 |
影響 | この列内のアイコンをクリックすると、関連アイテムのオブジェクトの影響分析ページが開きます。 |
リフレッシュ
クリックすると、リポジトリのビューがリフレッシュされます。
データをリフレッシュするとツリーが閉じます。リフレッシュの前に特定の領域にナビゲートまたはフォーカスを置いた場合は、ツリー内の目的のノードに再度ナビゲートまたはフォーカスを置く必要があります。
関連リンク
「コントロール・センター - レポート」をクリックするとコントロール・センター・レポート・ページが開き、ここから、配布、実行または管理レポートを選択できます。
オブジェクト・レポート・ページでは、リポジトリ・ナビゲータで選択したオブジェクトに関する事前定義済デザイン・センター・レポートにアクセスできます。メタデータを調べるには、これらのレポートを使用します。
レポート名をクリックするとレポートが表示されます。
次のタイプのレポートを使用できます。
サマリー・レポートに表示される情報のタイプは、選択したオブジェクトによって決まります。たとえば、表サマリー・レポートには、モジュール内のすべての表がリストされます。マテリアライズド・ビュー・サマリー・レポートには、モジュール内のすべてのマテリアライズド・ビューがリストされます。モジュールを識別するヘッダー情報も表示されます。アイテム名を選択すると、そのアイテムの詳細レポートが表示されます。
サマリー・レポートは、次のオブジェクトについて使用できます。
詳細レポートに表示される情報のタイプは、選択したオブジェクトによって決まります。詳細レポートには、アイテムに関する総合的な情報が示されます。たとえば、詳細表レポートには表の列、キー、外部キーおよび物理構成パラメータに関する情報がリストされます。
詳細レポートの内容は、次のとおりです。
インプリメンテーション・レポートは、ディメンションおよびキューブについて実行できます。このレポートは、物理オブジェクトが論理オブジェクトの実装にどのように使用されているかについて情報を提供します。
系統および影響分析のレポートおよびダイアグラムは、キューブ、ディメンション、マテリアライズド・ビュー、表、ビューおよびレコードについて使用できます。
影響分析レポート
影響分析レポートには、レポートのサブジェクトに属するすべてのアイテムがリストされます。マッピング名およびマップ先のアイテム名も表示されます。このレポートでは、選択したアイテムに関連するすべてのアイテムのワンステップ影響分析が示されます。
たとえば、マッピングでソースとして使用している表のすべての列のリストが必要である場合、このレポートを使用します。
系統レポート
系統レポートは、影響分析レポートと類似しています。このレポートには、マッピングでターゲットとして使用されているアイテムがリストされます。
系統および影響分析ダイアグラム
系統ダイアグラムでは、ダイアグラムのサブジェクトの構成に使用されているすべてのオブジェクトおよび変換が図で表示されます。系統は、オブジェクト・レベルまたはアイテム・レベルのいずれかで実行できます。オブジェクト・レベルでは、ダイアグラムには、表、ビュー、マテリアライズド・ビュー、ディメンション、キューブ、レコードおよび演算子を含めることができます。アイテム・レベルでは、ダイアグラムには、列、メジャー、フィールド、演算子パラメータおよびレベル属性を含めることができます。
系統ダイアグラムは、画面の右側にサブジェクトとともに表示されます。
影響分析ダイアグラムは、サブジェクトに対する変更の影響を受ける可能性のあるすべてのオブジェクトおよび変換が表示される点を除き、系統ダイアグラムと同じです。サブジェクトは画面の左側に表示されます。
系統ダイアグラムおよび影響分析ダイアグラムは、依存性索引に基づいて作成されます。ダイアグラムに表示されているデータを最新の状態にするには、索引をリフレッシュする必要があります。
オブジェクトのプロパティ・ページには、リポジトリ・ナビゲータで選択したオブジェクトのプロパティが表示されます。
このページから、ページの左側にある対応するリンクをクリックして、オブジェクト・レポート、オブジェクトの系統またはオブジェクトの影響分析の各ページに移動できます。
オブジェクトの系統ページには、リポジトリ・ナビゲータで選択したオブジェクトがどのように使用されるかについて情報が示されます。
このページから、ページの左側にある対応するリンクをクリックして、オブジェクトのプロパティ、オブジェクト・レポートまたはオブジェクト影響分析の各ページに移動できます。
オブジェクトの影響分析ページでは、リポジトリ・ナビゲータで選択したオブジェクトの影響分析ダイアグラムが表示されます。影響分析ダイアグラムは、選択したオブジェクトの定義が依存するオブジェクトを図で表したものです。したがって、選択したオブジェクトの定義における変更の潜在的な影響を表します。
このページから、ページの左側にある対応するリンクをクリックして、オブジェクト・レポート、オブジェクトのプロパティまたはオブジェクト系統の各ページに移動できます。
リポジトリ・ブラウザの「コントロール・センター」は、「配布レポート」、「実行レポート」および「管理レポート」というタイプのレポートを提供します。
配布レポート
配布スケジュール・レポート。基本Warehouse属性が示され、すべての配布のノードツリー形式の詳細が時間順に表示されます。
オブジェクト・サマリー・レポート。基本Warehouse属性が示され、配布されたオブジェクト(プロセス、マップおよびデータ・オブジェクト)が最新の配布の詳細とともにタイプまたは名前順でリストされます。
ロケーション・レポート。オブジェクトが配布されたすべてのロケーションが示されます。
これらのトップレベル配布レポートから、特定のプロセス、マップまたはデータ・オブジェクトの配布に関する詳細を提供する、配布エラーの詳細レポートおよび配布レポートにアクセスできます。
実行レポート
実行スケジュール・レポート。基本Warehouse属性が示され、すべてのプロセス実行(およびトップレベルのマップ実行)のノードツリー形式の詳細が時間順に表示されます。
実行サマリー・レポート。基本Warehouse属性が示され、実行されたプロセス(およびトップレベル・マップ)がタイプまたは名前順でリストされます。
これらのトップレベル実行レポートから、次の操作が可能な他のレポートにアクセスできます。
指定のプロセス実行またはマップ実行の実行ジョブ詳細を示す実行レポート(場合によっては実行詳細レポートと呼ばれる)、マップ実行時に検出された指定ターゲットの論理エラーの詳細を示す実行ジョブ・レポート、およびランタイム・エラーの基本詳細およびターゲット詳細を示し、可能な場合はソースおよびターゲット列詳細をリストするジョブ・エラー診断レポートを使用したジョブの監視。
マップ実行時に検出された指定ターゲットの論理エラーの詳細を示すエラー表実行レポート、ソース値とターゲット値の詳細およびマップ実行時に検出されたデータ・エラーを示すトレース・レポート、プロセスまたはマップの基本属性を示し、プロセスまたはマップ実行に関連するログ・ファイルとデータ・ファイルをリストし、さらに選択したファイルの内容を表示するジョブ・ファイル・レポートを使用した診断の表示。
プロセスまたはマップの識別プロパティ(最新配布日および最新実行日を含む)を示し、最新の配布により指定されたプロセスのすべての実行パラメータをリストし、さらに最新の配布仕様からパラメータのデフォルト値を割り当てるジョブ開始レポートを使用したジョブの再実行。
管理レポート
主要なリポジトリ・ブラウザ管理レポートである「サービス・ノード・レポート」では、RACシステムのサービス・ノード情報が表示され、これを管理できます。
また、ロケーション・レポート(トップレベル配布レポート)から、基本的なロケーション属性、現在のコントロール・センター接続詳細および現在のロケーション接続詳細を示すロケーション検証レポートにアクセスできます。
トップレベル配布レポートは、配布スケジュール・レポート、オブジェクト・サマリー・レポートおよびロケーション・レポートです。これらのトップレベル配布レポートから、特定のプロセス、マップまたはデータ・オブジェクトの配布に関する詳細を提供する、配布エラーの詳細レポートおよび配布レポートにアクセスできます。
配布スケジュール・レポートは、基本的なWarehouse属性を示し、すべての配布のノードツリー形式の詳細を時間順に表示する、トップレベルのコントロール・センター・レポートです。
実行詳細を表示し、データ・オブジェクト、マップおよびプロセス配布レポートにアクセスするには、配布スケジュール・レポートを使用します。配布スケジュール・レポートでは、次の操作が可能です。
配布を拡張して実行詳細を表示します。
日付範囲で配布をフィルタします。
配布を表示する日付範囲を設定します。
レポートをリフレッシュして最新の配布詳細を表示します。
権限に不足がない場合、選択した配布監査詳細を削除できます。
ロケーション配布スケジュール・レポート
ロケーション配布スケジュール・レポートは、外見上は配布スケジュール・レポートに似ていますが、特定のロケーションの配布のみを表示し、監査詳細を削除できないという点を除きます。
配布詳細レポート
次の表で説明する列を含むレポートです。
列名 | 説明 |
---|---|
選択 | 配布ツリーでこのノードを選択する場合にクリックします。この機能は、配布スケジュール・レポートの削除機能と組み合せて使用します。 |
フォーカス | この列内のアイコンをクリックすると、ツリーのフォーカスがこのノードに変更されます。 |
名前 | この配布レポート内のすべてのアイテムを表すツリーです。ノードを拡張するには、ノードの+(プラス)アイコンをクリックします。ノードを縮小するには、ノードの-(マイナス)アイコンをクリックします。 |
配布 | 配布実行を識別する番号。 |
タイプ | アイテムのタイプ。 |
オブジェクト・ステータス | オブジェクトのステータス。 |
日付 | 配布の日付。 |
配布ステータス | 配布のステータス。 |
関連情報 | 関連する配布エラーの詳細レポートへのリンクを含む他の関連情報(適切な場合)。 |
この配布レポートには、オブジェクトが配布されたすべてのロケーションが示されます。
このレポート内では、次の操作が可能です。
名前および最新配布時間によりロケーションをソートします。
権限に不足がない場合、選択したロケーションを登録解除できます。
権限に不足がなく、「検証」列にリンクが表示されている場合、ロケーションの接続詳細をテストおよび更新するための関連するロケーション検証レポートを開くことができます。
オブジェクト・サマリー・レポートは、基本Warehouse属性を示し、配布されたオブジェクト(プロセス、マップおよびデータ・オブジェクト)を最新の配布の詳細とともにタイプまたは名前順でリストします。
このレポート内では、次の操作が可能です。
名前、タイプ、ロケーション、最新配布時間およびオブジェクト・ステータスにより実行をソートします。
タイプおよびステータスによりオブジェクトをフィルタします。
ロケーション・オブジェクト・サマリー・レポート
ロケーション・オブジェクト・サマリー・レポートは、オブジェクト・サマリー・レポートに類似していますが、「ロケーション・パラメータ」セクションも含まれるという点を除きます。権限が十分である場合、特定のWebサーバー・ベース・パラメータを更新できます(該当する場合)。
この1つのヘルプ・トピックは、データ・オブジェクト配布レポート、マップ配布レポートおよびプロセス配布レポートについて表示されます。
この配布レポートは、特定のプロセス、マップまたはデータ・オブジェクトの配布に関する詳細を提供します。
アイテムがプロセスである場合、このレポートは、基本的なプロセス属性を示し、プロセスとそのサブプロセスのすべての配布を時間順にリストします。アイテムがマップである場合、このレポートは、基本的なマップ属性を示し、すべての配布を時間順にリストします。アイテムがデータ・オブジェクトである場合、このレポートは、基本的なデータ・オブジェクト属性を示し、データ・オブジェクトとそのセカンドクラス・データ・オブジェクトのすべての配布を時間順にリストします。
このレポート内では、次の操作が可能です。
配布時間によって配布をソートします。
配布ステータスによって配布をフィルタします。
特定の配布エラーの詳細を示し、配布エラーに関するすべてのメッセージをリストします。
このレポート内では、次の操作が可能です。
メッセージ番号によりエラー・メッセージをソートします。
重大度によりエラー・メッセージをフィルタします。
トップレベル実行レポートは、実行スケジュール・レポートおよび実行サマリー・レポートです。
これらのトップレベル実行レポートから、エラー表実行レポート、ジョブ・エラー診断レポート、トレース・レポート、実行ジョブ・レポート、ジョブ・ファイル・レポート、ジョブ開始レポートおよび実行レポートにアクセスできます。
この実行レポートは、基本的なWarehouse属性を示し、すべてのプロセス実行(およびトップレベルのマップ実行)のノードツリー形式の詳細が時間順に表示されます。
このレポート内では、次の操作が可能です。
1つのプロセス実行の詳細にフォーカスを置きます。
プロセス実行を拡張してアクティビティ実行詳細を表示します。
実行名、実行ステータスおよび日付範囲によりプロセス実行をフィルタします(ビジー・ステータスの実行のみを表示する場合など)。
日付範囲の開始および終了の設定に使用できる日付ピッカーに対し、カレンダ・アイコンを使用します。
レポートをリフレッシュして最新の実行詳細を表示します。
権限に不足がない場合、選択したプロセス実行監査詳細を削除できます。
この実行レポートは、基本Warehouse属性を示し、実行されたプロセス(およびトップレベル・マップ)をタイプまたは名前順でリストします。
このレポート内では、次の操作が可能です。
名前、タイプ、最新実行時間および実行ステータスにより実行をソートします。
タイプおよび実行ステータスによりプロセス(およびマップ)をフィルタします。
この実行レポートは、マップの実行時に検出された指定ターゲットに関する論理エラーの詳細を示します。
このレポート内では、次の操作が可能です。
マップ・タイプ、マップ名、実行開始時間、ルール・タイプおよびルール使用方法により論理エラーをソートします。
マップ名、ルール・タイプおよびルール使用方法により論理エラーをフィルタします。
権限に不足がない場合、「エラー表のパージ」を使用して、選択した論理エラーを削除できます。
この実行レポート(マップの実行トレース・レポートとも呼ばれます)は、ソース値およびターゲット値の詳細およびマップの実行時に検出されたデータ・エラーを示します。
このレポート内では、次の操作が可能です。
行キー、表名によりファイルをソートします。
実行重大度およびソースまたはターゲットで診断トレースをフィルタします。
注意: トレース診断は、マップの実行が「監査レベル」ランタイム・パラメータの特定の設定により実行される場合のみ使用できます。このトレース機能は、大量の監査データを生成する可能性があるため、注意して使用してください。 |
実行ジョブ・レポートは、プロセス実行またはマップ実行に関する詳細情報を示します。
プロセス実行に関する実行ジョブ・レポート
実行ジョブ・レポートがプロセス実行に関するものである場合、このレポートは、基本的なプロセス実行詳細を示し、実行パラメータをリストし、アクティビティ(マップおよびサブプロセス)詳細を時間順にリストし、さらにエラー・メッセージをリストします。
プロセス実行に関する実行ジョブ・レポートでは、次の操作が可能です。
マップ実行詳細を示すためのアクティビティ詳細を表示または非表示にします。
レポートをリフレッシュして最新の実行詳細を表示します。
プロセス実行を中断します。
マップ実行に関する実行ジョブ・レポート
実行ジョブ・レポートがマップ実行に関するものである場合、このレポートは、ソースおよびターゲットのデータ・オブジェクトを含む基本的なマップ実行詳細を示し、実行パラメータをリストし、マップ・ステップ詳細を時間順にリストし、エラー・メッセージをリストし、論理エラー詳細をリストし、SQL Loaderのログ・ファイルの内容を表示します(該当する場合)。
マップ実行に関する実行ジョブ・レポートでは、次の操作が可能です。
ソースおよびターゲットのデータ・オブジェクトを含むマップ・ステップ詳細を表示および非表示にします。
レポートをリフレッシュして最新の実行詳細を表示します。
エラー表、マップ・ステップ、ルール・タイプおよびルール使用方法により論理エラーをソートします。
マップ実行を中断します。
ロールに十分な権限がある場合、マップ実行のエラーおよびトレース監査詳細を削除し、エラー表を削除して選択した論理エラーを削除できます。
この実行レポートは、基本的なプロセスまたはマップ属性を示し、プロセスまたはマップの実行に関連付けられたログ・ファイルおよびデータ・ファイルをリストし、さらに選択済ファイルの内容を表示します。
ジョブ・ファイル・レポートでは、次の操作が可能です。
ファイル・タイプ、作成時間によりファイルをソートします。
任意の選択済ファイルの内容を表示します。
この実行レポートは、プロセスまたは実行可能マップの識別プロパティ(最新配布日および最新実行日を含む)を示し、最新の配布により指定されたプロセスまたは実行可能マップのすべての実行パラメータをリストし、さらに最新の配布仕様からパラメータのデフォルト値を割り当てます。
ジョブ開始レポートでは、次の操作が可能です。
名前、カテゴリにより実行パラメータをソートします。
入力パラメータ値を変更します(許可されている場合)。
必要に応じてデフォルトの実行名を変更します。
すべてのパラメータ設定をデフォルト値にリセットします。
基本検証をパラメータ値に適用します。
プロセスまたはマップの実行を開始します。これは、ただちに実行するようスケジュールされていることを意味します。
プロセスまたはマップの最新の配布詳細に関する配布レポートにナビゲートします。
現行のプロセスまたはマップの最新の実行に関する実行レポートにナビゲートします。
実行レポート(場合によっては実行詳細レポートと呼ばれます)は、指定のプロセスのすべての実行詳細、指定のマップ、または指定のデータ・オブジェクトがソースまたはターゲットであるすべてのマップの実行を示します。
実行レポートがプロセスについてのものである場合、このレポートは、基本的なプロセスまたはマップの属性を示し、プロセスまたはマップの実行が時間順にリストされます。
実行レポート内では、次の操作が可能です。
実行開始時間によりプロセスまたはマップの実行をソートします。
アクティビティ実行詳細を示すためのプロセスまたはマップの実行を表示または非表示にします。
実行ステータスおよび実行重大度によりプロセスまたはマップの実行をフィルタします。
この実行レポート(場合によってはエラー診断の実行レポートとも呼ばれます)は、ランタイム・エラーの基本的な詳細を示し、ターゲット詳細を示し、可能な場合はソースおよびターゲット列の詳細をリストします。ロールに適切な権限がある場合のみ、一部の列値が表示される点に注意してください。
このレポートでは、ソースおよびターゲット・カテゴリ、ソースおよびターゲット名、行キー、列名により列詳細をソートできます。
トップレベル管理レポートは、サービス・ノード・レポートです。このレポートから、ロケーション検証レポートを開くことができます。
この管理レポートでは、RACシステムのサービス・ノード情報が表示され、これを管理できます。具体的には、基本的なWarehouse属性が表示され、基礎となるシステム表から生成された、現在RACシステムで使用されているすべてのサービス・ノードの詳細およびステータスがリストされ、現在使用されていないRACシステムで使用できるサービス・ノードがリストされ、さらにランタイム・リポジトリへのアクセスに使用されるネット・サービス名が表示されます。
サービス・ノード・レポートでは、次の操作が可能です。
インスタンス番号、インスタンス名、ランタイム・バージョンによりサービス・ノードをソートします。
ノードが使用可能でもアクティブでもない場合に、インスタンス番号を更新します。
使用可能な設定を設定または設定解除します(RACシステムにより保持されているアクティブ設定は変更できないので注意してください)。
使用可能でもアクティブでもない選択済のサービス・ノードを、RACシステムによる使用から除外します。
使用可能なノードのリストから、ノードをサービスに追加します。
ランタイム・リポジトリのネット・サービス名を設定します。
レポートをリフレッシュして最新のサービス・ノード詳細を表示します。
(ノード詳細を追加、削除または更新できるのは、十分な権限がある場合に限られるので注意してください。)
この管理レポートは、基本的なロケーション属性、現行のコントロール・センター接続詳細および現行のロケーション接続詳細を示します。
ロケーション検証レポートでは、次の操作が可能です。
ロケーション接続のテスト
ロケーション接続詳細の更新
次のシナリオは、リポジトリ・ブラウザのユーザーが実行する代表的なアクションの例です。
「実行スケジュール・レポート」を開き、最新のプロセスの実行を参照します。
必要に応じて、実行名、実行ステータスおよび日付範囲を使用して、表示される情報をフィルタします。
エラーがある、または完了していないものとしてレポートされているプロセスの実行をメモします。
ステップ3で識別されたプロセスの実行のツリー構造を拡張し、アクティビティ(つまり、サブプロセスおよびマップのいずれか)の詳細を参照します。
「実行スケジュール・レポート」を開き、エラーがあるとマークされているプロセスの実行をメモします。
「実行レポートの実行」リンクをクリックし、プロセスの実行の詳細を提供する実行レポートを開きます。
エラーがある、または完了していないものとしてレポートされているマップの実行をメモします。
「実行レポートの実行」リンクをクリックし、ステップ3で識別されたマップの実行の詳細を提供する実行レポートを開きます。
プロセスレベルまたはマップレベルのエラー・メッセージについては、「エラー診断レポートの実行」リンクをクリックすると、ソース・データ値を含むエラーの詳細を表示するジョブ・エラー診断レポートが開きます。
「実行サマリー・レポート」を開き、すべてのプロセスのリストを参照します。
プロセス名をクリックし、プロセスの実行レポートを参照します。
必要に応じて、表示/非表示機能を使用して詳細を表示し、以前の実行の結果を比較します。
プロセスのすべてのアクティビティの詳細を参照するには、任意のプロセスの実行に対して「実行レポートの実行」リンクをクリックします。これにより、そのプロセスの実行レポートが開きます。
「実行スケジュール・レポート」を開き、必要なマップの実行が含まれるプロセスの実行をメモします。
「実行レポートの実行」リンクをクリックし、プロセスの実行の詳細を提供する実行レポートを開きます。
「実行レポートの実行」リンクをクリックし、マップの実行の詳細を提供する実行レポートを開きます。
マップの実行のAudit Level
ランタイム・パラメータがComplete
に設定されている場合、「トレース」タブ・リンクを選択してトレース・レポートを参照します。
必要に応じて、エラーおよびソースまたはターゲットによりトレース行をフィルタし、予期せぬソースまたはターゲット・アクションをメモします。
エラー・メッセージについては、「エラー診断レポートの実行」リンクをクリックすると、ソース・データ値を含むエラーの詳細を表示するジョブ・エラー診断レポートが開きます。
「エラー行とトレース行の削除」をクリックし、このマップの実行の詳細またはエラーおよびトレースをすべて削除します(必要なくなった場合)。
削除中の場合は、確認画面が表示され、アクションの確認が要求されます。
「配布スケジュール・レポート」を開き、最新の配布を参照します。
必要に応じて日付範囲を使用して、表示される情報をフィルタします。
エラーがある、または完了していないものとしてレポートされている配布をメモします。
任意の配布のツリー構造を拡張し、そのコンポーネント(つまり、単位および配布済オブジェクト)の詳細を参照します。
エラー・メッセージについて、「配布エラーの詳細レポート」リンクをクリックし、関連する配布エラーの詳細レポートを表示します。
「ロケーション・レポート」を開き、登録済のロケーションを参照します。
「ロケーション名」リンクをクリックし、ロケーションのオブジェクト・サマリー・レポートを参照します。
必要に応じてオブジェクト・タイプおよびオブジェクト・ステータスを使用して、表示される情報をフィルタします。
データ・オブジェクトの「名前」リンクをクリックし、データ・オブジェクトの配布レポートを参照します。
このデータ・オブジェクトとそのセカンドクラス・データ・オブジェクトのすべての配布について、詳細が表示されます。
「オブジェクト・サマリー・レポート」を開き、すべての配布済オブジェクトのリストを参照します。
必要に応じてオブジェクト・タイプおよびオブジェクト・ステータスを使用して、表示される情報をフィルタします。
データ・オブジェクトの「名前」リンクをクリックし、データ・オブジェクトの配布レポートを参照します。
「実行レポート」タブを選択し、マップの実行でデータ・オブジェクトが使用された方法およびタイミングのサマリーである実行レポートを表示します。
関連する「実行レポートの実行」リンクをクリックし、任意のマップの実行の詳細を示す実行レポートを表示します。
「オブジェクト・サマリー・レポート」を開き、すべての配布済プロセスを参照します。
「プロセス名」をクリックし、プロセスの配布レポートを参照します。
指定プロセスの「レポートの開始」タブを選択し、そのプロセスのジョブ開始レポートを表示します。
実行パラメータには、デフォルトの配布時設定があります。
必要に応じて、入力パラメータ値を変更します。
「開始」をクリックし、新規プロセスを実行します。
「実行スケジュール・レポート」を開き、すべてのプロセスの実行のリストを参照します。
「実行レポートの実行」リンクをクリックし、指定のプロセスの実行に関する実行レポートを表示します。
適切な関連リンクをクリックし、指定のプロセスに関するジョブ開始レポートを表示します。
実行パラメータには、デフォルトの配布時設定があります。
必要に応じて、入力パラメータ値を変更します。
「開始」をクリックし、新規プロセスを実行します。
「実行スケジュール・レポート」を開き、実行中のプロセスの実行を参照します。
必要に応じて、現在実行中のプロセスの実行のみを表示する「実行ステータス」フィルタを使用します。
プロセスの実行の進行状況に従って、必要に応じて「リフレッシュ」をクリックします。
「実行レポートの実行」リンクをクリックし、指定のプロセスの実行の詳細を示す実行レポートを表示します。
必要に応じて「リフレッシュ」をクリックし、プロセスの実行の進行状況を辿ります。
ワークフロー・システムで認識されているプロセスの実行の場合、「関連情報」リンクをクリックしてOracle Workflow Monitorに切り替え、グラフィック表示で進行状況を辿ります。現在のレポート・ページに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。
「実行スケジュール・レポート」を開き、実行中のプロセスの実行を参照します。
「実行レポートの実行」リンクをクリックし、指定のプロセスの実行の詳細を示す実行レポートを表示します。
「停止」をクリックし、指定のプロセスの実行を中断します。
必要に応じて「リフレッシュ」をクリックし、プロセスの実行が終了したときにその進行状況を辿ります。
「実行スケジュール・レポート」を開き、最新のプロセスの実行を参照します。
実行名を使用して、表示される情報をフィルタします。
削除するすべての実行を選択し、「選択した監査詳細の削除」をクリックします。
確認画面が表示され、アクションの確認が要求されます。
「配布スケジュール・レポート」を開き、最新の配布を参照します。
日付範囲を使用して、表示される情報をフィルタします。
削除するすべての配布を選択し、「選択した監査詳細の削除」をクリックします。
確認画面が表示され、アクションの確認が要求されます。
「ロケーション・レポート」を開き、登録済のロケーションを参照します。
登録解除するロケーションを選択し、「選択したロケーションの登録解除」をクリックします。
確認画面が表示され、アクションの確認が要求されます。
「ロケーション・レポート」を開き、ロケーションを参照します。
検証するロケーションを選択し、「検証」リンクをクリックします。
ロケーション検証レポートが表示され、ロケーションおよびコントロール・センターの接続詳細が示されます。
必要に応じてサービス説明値を変更し、「更新の詳細」をクリックします。
「接続テスト」をクリックし、ロケーションの現在の接続設定を検証します。
ロケーション接続テストの結果は、現行セッション終了後は保持されないので注意してください。
サービス・ノード・レポートを開き、現在RACシステムを説明している設定を参照します。
サービス・ノードの詳細および使用方法を更新してから、要求された変更が行われるように「ノードの詳細の更新」をクリックします。
必要に応じて、サービス・ノードを追加または削除します。
「リフレッシュ」をクリックし、RACシステムの現在の設定を参照します。