Webアプリケーションをテストする手順は、アプリケーションでADFデータ・バインディングを使用するかどうかに応じて異なります。 ADFデータ・バインディングを使用しない場合のテストとデバッグは、一般的なWebのテストとデバッグの手順に従うことができます。
Webサービスの起動を具体的にテストおよびデバッグするには、Webサービスのプロキシを作成したときに生成されたクライアント・クラスを使用できます。 例9-18に、IDが1の顧客を検索してWebサービスをテストするために使用するコードを示します。
例9-18 クライアント・クラスを使用したWebサービスのテスト
public static void main(String[] args) {
try {
model.proxy.CustomerServiceClient myPort = new
model.proxy.CustomerServiceClient();
System.out.println("calling " + myPort.getEndpoint());
// Add your own code here
myPort.findCustomerById("1");
} catch (Exception ex) {
ex.printStackTrace();
}
}
Webサービスは、JDeveloperのHTTPアナライザを使用してテストすることもできます。 詳細は、第5.4項「JDeveloperでのWebサービスのデバッグ、テストおよび分析」を参照してください。
WebアプリケーションとOracle ADFとの相互作用で発生する障害のほとんどは、単純で修正が容易なエラーです。これらのエラーには、アプリケーションで定義した宣言情報のエラー、ページのOracle ADFバインディング・コンテナのランタイム・オブジェクトにアクセスするEL式のエラーなどがあります。 ADFアプリケーションのトラブルシューティングおよびデバッグ方法の詳細は、『Oracle Application Development Framework開発者ガイド』を参照してください。