Oracle BPEL Process Manager 10g(10.1.3.1.0)の新機能は、次のとおりです。
次のようなヒューマン・タスク・ワークフローの再設計
新しい設計時インタフェース: 宣言的なタスク構成のための再入可能なヒューマン・タスク・エディタ
最小限のBPELコード生成によるメタデータ・ドリブン・ワークフロー
複雑なパターンの作成と構成に使用するモデリング・ツール
組込みディスパッチ機能: ラウンド・ロビン、最もビジーでない箇所および最も生産性の高い箇所
カスタム割当てサービスの記述に使用する動的割当てAPI
新しいデモ: OrderApproval、HelpDeskRequestおよびExpenseApproval
詳細は、第15章「Oracle BPEL Process Managerワークフロー・サービス」を参照してください。
次のような新しいワークリスト・アプリケーション機能
ユーザー・プロファイルのサポート: エンド・ユーザー、監督者、プロセス所有者、グループ所有者および管理者
カスタムの作業キューおよびプロキシ・サポートのサポート
4つの新規レポート: 不参加タスク・レポート、タスクの優先度レポート、タスクのサイクル・タイム・レポート、タスクの生産性レポート
カスタムの休暇ルールおよび委任ルールを定義する機能
ルールとフレックスフィールドのマッピングの管理に使用する管理ページ
設計の改良による、検索機能の強化、ブラウザの識別、ユーザー・ルールとグループ・ルール、ページのカスタマイズなどの拡張機能のサポート
詳細は、第16章「ワークリスト・アプリケーション」を参照してください。
次のことが可能なBPELの包括的なユニット・テスト・フレームワーク
BPELプロセスのテストの自動化
パートナとサービスのエミュレートおよび独自の戻りデータの指定(これらのサービスを実際に起動しない)
アサーションの作成による、プロセスが予期したとおりに機能するかどうかの確認
コードの有効範囲の計算と実行されなかったコードのハイライト
BPEL監査証跡に基づくユニット・テストの作成
Ant-JUnitレポートへの統合
詳細は、第20章「BPELプロセスのテスト」を参照してください。
Oracle BPEL Process Managerとビジネス・ルールおよびデシジョン・サービスの統合
新規デシジョン・サービス・アクティビティおよびウィザードを使用したビジネス・ルール・エンジンの設計時サポート
Oracle Business RulesとiLog JRulesに対する設計時の統合
詳細は、第18章「BPELプロセスとビジネス・ルールの統合」を参照してください。
Oracle BPEL Process ManagerとJAASおよびアプリケーション・サーバーのJ2EEセキュリティとの統合
詳細は、次を参照してください。
次のようなアダプタの改良
ファイル/FTPアダプタ: 起動アクティビティを使用すると、ファイル・アダプタを使用してファイルを同期的に読み取ったり、FTPアダプタを使用してファイルを取得できます。
MQSeriesアダプタ: IBM WebSphere MQが提供するJMS機能とネイティブのWebSphere MQ機能を公開する新規アダプタです。
詳細は、次を参照してください。
次のことを可能にするOracle JDeveloperの拡張機能
既存のBPELプロセスに基づくカスタム・テンプレートの作成
JavaおよびEJB WSIFバインディングを使用したWSDLの自動生成
プロジェクト作成中のスキーマのインポート
BPELプロセス内で特定のアクティビティをすばやく見つけるためのブックマーク設定
BPELプロセス内の特定のアクティビティの検索とジャンプ、アクティビティのタイプの表示と非表示、コンテナへのズーム・イン(大規模で複雑なプロセスに有効)
BPELダイアグラムのレイアウトの最適化
詳細は、Oracle JDeveloperのオンライン・ヘルプを参照してください。
XMLデータ操作用のbpelx
拡張要素
詳細は、「bpelx拡張要素を使用したXMLデータの操作」およびOracle JDeveloperのオンライン・ヘルプを参照してください。
改善されたクラスタリング・サポート: デプロイ・スーツケースがデハイドレーション・ストアに格納されるようになったため、自動デプロイを使用してクラスタ内の1ノードを他のすべてのノードにデプロイ可能
ant
標準のサポート
customize
ant
タスクを使用して様々な構成値を指定した複数環境へのデプロイメント
customize
ant
タスクを使用すると、開発環境用と本番環境用のプロパティ値を単一のビルド・ファイルの場所で指定できます。 customize
タスクでは、ビルド・ファイルを使用してbpel.xml
のバージョン間の変更内容が取得されます。
詳細は、「異なる構成値の指定による複数環境へのデプロイ」を参照してください。