デーモン構成は、Oracle Studioを使用して管理します。デーモン構成は、次のグループに分類されます。
「Daemon Control」タブを使用して、デーモン制御に関する様々なオプションを定義します。 「Daemon Control」タブには、次のようにアクセスします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerで必要なコンピュータを選択します。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
Runtime Explorerで必要なデーモンを右クリックし、「Edit Daemon Configuration」を選択します。 「Daemon Control」タブが表示されます。
デーモンの変更後、変更したデーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。デーモンを右クリックして「Edit Daemon」を選択します。デーモン構成の変更が実装されるのは、「Runtime Manager Perspective」の「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。 |
次の図に示すように、「Daemon Control」タブが表示されます。
「Daemon Control」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-1 「Daemon Control」タブのコンポーネント
フィールド | 説明 |
---|---|
Automatically recover from failure |
デーモンがなんらかの理由で失敗した場合、そのデーモンは自動的に再起動します(デーモンが失敗するのは、ネットワーク・プロセスが消失したり、デーモンを実行しているCPUがクラッシュしたり、バックアップ・デーモンが別のCPUに定義されているなどの原因でデーモン・プロセスが終了するエラーが発生した場合です)。使用可能な未接続サーバーはすべて終了し、接続中のサーバーは、解放時にマークが付けられて終了します。また、バックアップが自動的に起動します。このバックアップは、元のデーモンのログに新規のログ・ファイルを付加し、バックアップ・デーモンが起動したことを示す行を追加します。 |
Maximum XML request size |
デーモンが処理するXML文書の最大バイト数。 |
Maximum XML in memory |
メモリー内のXMLに予約された最大領域量。 |
Default language |
デーモンがサポートする言語。この設定は、サーバー・コードページとは異なるコードページでクライアントを使用する場合に使用します。 |
Call timeout |
すべてのデーモンに対する短いコールのタイムアウト期間。短いコールの定義は、数秒で完了するコールです。 たとえば、 ワークスペースでタイムアウトを指定すると、そのワークスペースについて、このフィールドで設定した値が上書きされます。 |
Connect timeout |
クライアントがデーモン・サーバーの起動を待機する時間。 デーモン・サーバーがこの期間内に起動しない場合、クライアントは、サーバーが応答しなかったという通知を受け取ります。このパラメータに指定した値は、デーモン構成にリストされたすべてのワークスペースのデフォルト・タイムアウトとして使用されます。このパラメータのデフォルトの値は、60秒です。 注意:
|
Client idle timeout |
サーバーとの接続をクローズする前に、デーモン・クライアントがアイドル状態になる最大時間。 ワークスペースでタイムアウトを指定すると、そのワークスペースに対するこの設定が上書きされます。 |
「Daemon Logging」タブを使用して、デーモン・ログ・ファイルの設定、ログ・ファイルの構造およびログの保存位置を定義します。 また、このタブを使用して、このファイルに記録してトレースするデータも定義します。
「Daemon Logging」タブには、次のようにアクセスします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerから必要なコンピュータを選択します。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
Runtime Explorerでデーモンを右クリックし、「Edit Daemon Configuration」を選択します。
「Daemon Logging」タブをクリックします。
デーモンの変更後、変更したデーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。デーモンを右クリックして「Edit Daemon」を選択します。デーモン構成の変更が実装されるのは、「Runtime Manager Perspective」の「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。 |
デーモンを右クリックして「End Unused Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に示すように、「Daemon Logging」タブが表示されます。
「Daemon Logging」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-2 「Daemon Logging」タブのコンポーネント
フィールド | 説明 |
---|---|
Daemon log file location |
デーモンがログ・データを生成する場所を指定します。フルパスで指定する必要があります。 |
Logging options |
実行するトレースの内容を指定します。 |
Client requests for server |
サーバーの起動に関するクライアント・リクエストを記録します。起動したサーバーのプロセスIDがログ・ファイルの位置とともに記録されます。 |
Administration requests for daemon |
デーモンに関する管理リクエストをすべて記録します。 |
Daemon operations |
デーモン操作をすべて記録します。 |
Daemon logins |
デーモンのログインを記録します。 |
Daemon RPC function calls |
デーモンのRPCファンクション・コールをすべて記録します。 |
Daemon internal operations |
デーモンの内部操作を記録します。 |
Log trace information |
下位レベルのRPC操作を記録します。 |
Display host and client domain name |
クライアントのIPアドレスではなく、クライアント・ホストとドメイン名を記録するかどうかを指定します。デフォルトはfalseです。 |
Trace options |
実行するトレースのタイプを指定します。 |
No timeout |
標準RPCタイムアウトを無効にして長い期間(約1時間)にタイムアウトを設定し、デバッグを容易にします。 |
Call trace |
RPCファンクションがコールされるたびに、サーバー・ログ・ファイルにメッセージを生成します。これは、サーバーのトラブルシューティングに役立ちます。 |
RPC trace |
サーバー上でデバッグ・メッセージを有効にします。 |
Sockets |
ソケット操作のたびに、サーバー・ログ・ファイルにメッセージを生成します。 |
Extended RPC trace |
下位レベルのRPCファンクションがコールされるたびに、サーバー・ログ・ファイルに冗長メッセージを生成します。これは、サーバーのトラブルシューティングに役立ちます。 |
System trace |
様々な操作に関するシステム固有のトレースを生成します。 |
Timing |
サーバー・ログ・ファイルへのすべてのエントリに対して、タイムスタンプを生成します。 |
バイナリXMLログ・レベル |
バイナリXMLログ・レベルを設定します。次のオプションがあります。
|
Server log filename format |
サーバー・ログ・ファイルの名前と位置を定義します。このフィールドは、フルパス名で指定する必要があります。 ログ・ファイルにディレクトリ情報を指定しない場合、そのログ・ファイルはOracle Connectワークステーションを実行しているアカウントのログイン・ディレクトリに置かれます。 |
次のトークンは、ログ・ファイルのテンプレートに表示され、適切に置換されます。
%A
: ワークスペース名
%D
: 日付(yymmdd)
%I
: 指定したワークスペース・サーバーのインスタンス番号
%L
: サーバー・アカウントのログイン・ディレクトリ
%P
: サーバーのプロセスID
%T
: 時間(hhmmss)
%U
: サーバーのアカウント名(ユーザー名)
たとえば、%L/server_%A%I.log
では、/usr/smith/server_sales15.log
などのログ・ファイルが生成されます。
デフォルトのログ・ファイル・テンプレートは、%L/server_%A%I.log
です。
「Daemon Security」タブは、次の場合に使用します。
デーモンに対する管理権限を付与する場合
コンピュータへのアクセスを決定する場合
「Daemon Security」タブには、次のようにアクセスします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerから必要なコンピュータを選択します。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
Runtime Explorerでデーモンを右クリックし、「Edit Daemon Configuration」を選択します。
「Daemon Security」タブをクリックします。
デーモンの変更後、変更したデーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。デーモンを右クリックして「Edit Daemon」を選択します。デーモン構成の変更は実装されていません。 実装されるのは、「Runtime Manager」の「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。 |
デーモンを右クリックして「End Unused Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に、「Daemon Security」タブを示します。
「Daemon Security」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-3 「Daemon Security」タブのコンポーネント
フィールド | 説明 |
---|---|
Administrators privileges |
管理タスク(管理ログインを必要とするタスク)の実行を許可するユーザー(アカウント)を識別します。 |
All users |
すべてのユーザーがデーモンにアクセスし、設定を変更できるようにします。 |
Selected users only |
管理者になることのできるユーザー(アカウント)およびグループの名前を識別します。脚注 1 ユーザーを指定しない場合は、デーモンを起動したアカウントが管理者とみなされます。デーモンは、ユーザーに対して、システムのアカウントへのログインを要求せず、アカウント名とパスワードを使用したデーモンへのログインを要求することに注意してください。 |
Machine access |
コンピュータへのアクセスを管理します。 |
Allow anonymous login |
ワークスペースで匿名ログイン(ユーザー名/パスワードを入力しないログイン)を許可するかどうかを指定します。セキュリティを最適なレベルにするには、このオプションの選択を解除し、デーモン管理者パラメータにユーザー名を定義します。 選択を解除すると、ワークスペースに対して匿名クライアントを設定できなくなります。 このオプションを選択すると、特定のワークスペースに対して匿名クライアントが許可されます。 |
Cached password |
ログイン・パスワードをキャッシュできるようにします。これによって、セッション内の同じクライアントからの以降の接続でログイン時間が短縮され、パフォーマンスが向上します。 |
Encryption methods |
ネットワーク上に情報を送信するために使用する暗号化メソッドを指定します。 デフォルトはアスタリスク(*)で、すべてのメソッドが受入可能であることを示します。暗号化メソッドを指定すると、そのメソッドが使用されます。現在、RC4プロトコルとDES3プロトコルがサポートされています。 |
脚注 1 オペレーティング・システムのグループ機能を使用するには、名前に接頭辞の@を付けます。
デーモンには、複数のワークスペースを含めることができます。 ワークスペースでは、クライアントのリクエスト時にクライアントとサーバー間の通信に使用されるサーバー・プロセスと環境が定義されます。各ワークスペースには独自の定義があります。ワークスペース定義は、次のグループに分類されます。
WS Governing: このタブは、OracleAS Adapter for Tuxedoでは使用できません。
「WS Info.」タブを使用して、ワークスペースの操作を制御する機能を指定します。この機能には、サーバー・タイプやワークスペースの起動に使用するコマンド・プロシージャ、このワークスペースと関連付けられたバインディング構成などがあります。
「WS Info.」タブには、次のようにアクセスします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerから必要なコンピュータを選択します。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
「Daemon」ノードを開いて、Runtime Explorerにワークスペースを表示します。
ワークスペースを右クリックして「Edit Workspace Configuration」を選択します。 「WS Info.」タブが開きます。
ワークスペースの変更後、デーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。デーモンを右クリックして「Edit Daemon」を選択します。デーモン構成の変更は実装されていません。 実装されるのは、「Runtime Manager」の「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。 |
デーモンを右クリックして「End Unused Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に示すように、「WS Info.」タブが表示されます。
「WS Info.」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-4 「WS Info.」タブのコンポーネント
フィールド | 説明 |
---|---|
Workspace name |
ワークスペースの識別に使用する名前。 注意: デフォルト構成には、デフォルトのNavigatorワークスペースが設定されています。接続設定の一部としてワークスペースを指定しない場合は、このワークスペースが自動的に使用されます。 |
説明 |
ワークスペースの説明。 |
Startup script |
ワークスペース・サーバーのプロセスを起動するスクリプトのフルパス名。 ここで指定したスクリプトは、 |
Server type |
このフィールドは、OracleAS Adapter for Tuxedoでは使用できません。 |
Workspace binding name |
このフィールドは、OracleAS Adapter for Tuxedoでは使用できません。 |
Timeout parameters |
クライアントがワークスペース・サーバーの起動を待機する時間。 ワークスペース・サーバーがこの期間内に起動しない場合、クライアントは、サーバーが応答しなかったという通知を受け取ります。ここで、タイムアウトを指定すると、「Daemon Control」セクションで指定したデフォルトの設定が上書きされます。 関連項目: 「Daemon Control」セクションの詳細は、「デーモン制御」を参照してください。 |
Client idle timeout |
サーバーとの接続をクローズする前に、ワークスペース・クライアントがアイドル状態になる最大時間。 |
Connect timeout |
クライアントがワークスペース・サーバーの起動を待機する時間。 ワークスペース・サーバーがこの期間内に起動しない場合、クライアントは、サーバーが応答しなかったという通知を受け取ります。 |
「WS Server」タブを使用して、ワークスペースによって起動されクライアントに割り当てられたサーバーの操作を制御する機能を指定します。
たとえば、クライアントからのリクエストを受信したときに各サーバーを起動するのではなく、クライアントのリクエスト前に、今後使用する複数のサーバーを起動するようにワークスペースを構成できます。
「WS Server」タブには、次のようにアクセスします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerから必要なコンピュータを選択します。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
「Daemon」ノードを開いて、Runtime Explorerにワークスペースを表示します。
ワークスペースを右クリックして「Edit Workspace Configuration」を選択します。
「WS Server」タブをクリックします。
ワークスペースの変更後、デーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
注意:
|
デーモンを右クリックして「End Unused Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に示すように、「WS Server」タブが表示されます。
「WS Server」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-5 「WS Server」タブのコンポーネント
フィールド | 説明 |
---|---|
デーモンが起動する新規のサーバー・プロセスのタイプを指定します。デーモンでは、次のサーバー・モードをサポートしています。
|
|
特定のサーバーを再利用できる最大回数を設定します。1クライアントのサーバーは、その(単一の)クライアントの切断後に再利用できます。サーバーを再利用することによって、初期化を繰り返す必要がなくなるため、起動パフォーマンスが向上します。このフィールドのデフォルトは「None」(0)で、サーバーの再利用回数に制限がないことを示します。 このパラメータは、サーバーのモード値が「 |
|
Clients per server limit |
現行のワークスペースの1つのサーバー・プロセスが受け入れるクライアントの最大数を設定します。このフィールドのデフォルトは「None」(0)で、各サーバーのクライアント数が制限されないことを示します。 このフィールドは、サーバーのモード値が「 |
Server availability |
クライアントに割り当てることができるサーバー・プール内のサーバー数を指定します。 次のオプションから選択できます。
|
resource limitations |
常に使用できるサーバー数を指定します。使用するサーバー数が多いほど、使用されるシステム・リソースも増えます。 次のオプションから選択できます。
|
Server Priority |
サーバーの優先順位。たとえば、オンライン・トランザクション処理を使用したアプリケーションのワークスペースには、問合せ処理のみを要求するワークスペースより高い優先順位を割り当てることができます。 次の優先順位のオプションから選択できます。
|
「WS Logging」タブを使用して、ワークスペース・サーバー・プロセスで発生したイベントを記録するパラメータを指定します。
「WS Logging」タブには、次のようにアクセスします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerから必要なコンピュータを選択します。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
「Daemon」ノードを開いて、Runtime Explorerにワークスペースを表示します。
ワークスペースを右クリックして「Edit Workspace Configuration」を選択します。
「WS Logging」タブをクリックします。
ワークスペースの変更後、デーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。デーモンを右クリックして「Edit Daemon」を選択します。デーモン構成の変更は実装されていません。 実装されるのは、「Runtime Manager」の「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。 |
デーモンを右クリックして「End Unused Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に示すように、「WS Logging」タブが表示されます。
「WS Logging」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-6 「WS Logging」タブのコンポーネント
フィールド | 説明 |
---|---|
Specific log file format |
データをサーバー・プロセスのSYSOUTではなくファイルに書き込む場合は、サーバー・ログ・ファイルの名前と位置を定義します。 パラメータで名前と高位修飾子を指定する必要があります。 次のトークンは、ログ・ファイルのテンプレートに表示され、適切に置換されます。
|
Trace options |
実行するトレースのタイプを指定します。 次のトレースのオプションから選択できます。
|
Logging |
ワークスペースに関して記録するイベントのレベルを指定します。 次のイベント・レベルから選択できます。
|
Server |
記録するサーバーの接続イベントを指定します。 次のサーバー・イベントから選択できます。
|
Client |
実行するトレースのタイプを指定します。 次のクライアント・イベントから選択できます。
|
Audit |
このグループは、OracleAS Adapter for Tuxedoでは使用できません。 |
「WS Security」タブを使用して、「Daemon Security」タブで設定するデーモン・レベルとは対照的に、ワークスペース・レベルでセキュリティのレベルを指定します。
「WS Security」タブは、次の場合に使用します。
ワークスペースに対する管理権限を付与する場合
クライアントによるワークスペースへのアクセスを決定する場合
「WS Security」タブには、次のようにアクセスします。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerから必要なコンピュータを選択します。
このコンピュータを右クリックして「Open Runtime Perspective」を選択します。
「Daemon」ノードを開いて、Runtime Explorerにワークスペースを表示します。
ワークスペースを右クリックして「Edit Workspace Configuration」を選択します。
「WS Security」タブをクリックします。
ワークスペースの変更後、デーモンを右クリックして「Reload Configuration」を選択します。
注意: デーモンの設定は、Configuration Explorerを使用して変更することもできます。コンピュータを選択し、必要なデーモンまでリストをスクロールします。デーモンを右クリックして「Edit Daemon」を選択します。デーモン構成の変更は実装されていません。 実装されるのは、「Runtime Manager」の「Reload Configuration」オプションを使用して構成を再ロードした場合のみです。 |
デーモンを右クリックして「End Unused Servers」を選択します。接続プールのサーバーはすべてクローズされ、新規のサーバーが新規の構成で起動します。
次の図に示すように、「WS Security」タブが表示されます。
「WS Security」タブは、次の表に示すフィールドで構成されています。
表C-7 「WS Security」タブのコンポーネント
フィールド | 説明 |
---|---|
Administration |
ワークスペースでの管理タスク(管理ログインを必要とするタスク)の実行を許可するユーザー(アカウント)を定義します。 |
Administrator privileges |
管理者権限のあるユーザー(アカウント)を識別します。次のオプションから選択できます。
|
ワークスペース・アカウント |
ワークスペース、ファイアウォール・アクセス・ポート、ワークスペース・アカウントおよび匿名ログイン権限へのアクセスを許可するユーザー(アカウント)を定義します。 |
Workspace users |
ワークスペースの使用を許可するユーザーをリストします。
|