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Oracle Web Services Manager インストレーション・ガイド
10g(10.1.3.1.0)

B31904-01
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B インストールのトラブルシューティング

インストール中に問題が発生することがあります。この章には、そのような問題の解決に役立つ情報があります。

この章には次の項があります。

インストールの内容

Oracle WSMのインストールは次の手順で構成されています。

  1. Oracle Universal Installerによってユーザーが指定した情報が検証され、ファイルがインストールされます。作成されるファイルの1つが、ORACLE_HOME¥owsm¥binにあるinstall.propertiesです。

  2. Oracle Universal Installerにより、install.propertiesの内容に基づいてファイルを変更および作成するOracle WSMコンフィギュレーション・アシスタントが起動します。

  3. 基本インストールでは、コンフィギュレーション・アシスタントによりOracle Containers for J2EEサーバーおよびOracle Database Liteサーバーが起動および停止します。

問題の解決

この項では、Oracle Web Services Managerのインストール時に発生することがあるいくつかの問題を示します。

インストールを続行できない場合、通常は問題に関する情報を示したダイアログ・ボックスが表示されます。必要に応じてテキスト・フィールドをスクロールし、該当する情報を確認してください。場合によっては、問題を修正して「再試行」をクリックすると、インストールが正常に続行されます。

インストーラが表示されない

問題

Windowsシステムで、setup.exeの実行時にインストーラが表示されません。Oracle Databaseがマシン上で実行されています。

解決策

すでにOracle Databaseが実行されているWindowsコンピュータにOracle Web Services Managerをインストールする場合は、次のオプションを使用してインストーラを起動する必要があります。

E:¥> setup.exe -J-Dsun.java2d.noddraw=true -Dsun.awt.nopixfmt=true

インストール中の接続の問題

インストール時によくある問題は、Oracle Application Serverまたはデータベースに接続できないことによるものです。

問題

Oracle Application Serverへの接続不可

解決策

拡張インストールでは、既存のOracle Application Serverが実行されていない場合にこの問題が発生することがあります。サーバーを再起動して「再試行」をクリックしてください。

解決策

資格証明が間違っているかインスタンス名が正しくない場合は、install.propertiesを更新してサーバーを再起動し、「再試行」をクリックしてください。

問題

データベースへの接続不可。

解決策

拡張インストールでは、既存のOracle Databaseが実行されていない場合にこの問題が発生することがあります。データベースを再起動して「再試行」をクリックしてください。

解決策

資格証明、接続情報またはサービス名が正しくない場合は、install.propertiesを更新してサーバーを再起動し、「再試行」をクリックしてください。

関連資料

  • Oracle Application Serverの再起動の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

  • Oracle Databaseの再起動の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

 

失敗後のインストールの再開

問題

問題を修正するためにインストーラを終了する必要があり、その後インストールを再開します。

解決策

より複雑な問題を修正するために、Oracle Universal Installerを終了する必要がある場合があります。問題を修正したら、コマンドラインからOracle WSMコンフィギュレーション・アシスタント(wsmadmin)を実行してインストールを続行できます。コマンドは次のとおりです。

ORACLE_HOME¥owsm¥bin¥wsmadmin.bat install

Windowsの場合

ORACLE_HOME/owsm/bin/wsmadmin.sh install

UNIXの場合


注意

Windowsの場合、Oracle Universal Installerはwsmadmin.bat-ouiオプションを使用します。このオプションはログ・ファイルで確認できます。コマンドラインからwsmadmin.batを実行する場合は、-ouiオプションを使用しないでください。 


関連資料

wsmadmin installコマンドの詳細は、『Oracle Web Services Managerデプロイメント・ガイド』を参照してください。 


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