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Oracle HTTP Server スタンドアロン・デプロイの管理Apache 2.0ベース
10g(10.1.3.1.0)

B31848-02
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2 サーバーとファイル位置の指定

この章では、Oracle HTTP Serverおよびサーバー管理者オプションの設定方法と、ファイル位置の指定方法について説明します。

記載されている内容は、次のとおりです。

該当する場合は、Apache Software Foundationのマニュアルを参照しています。

2.1 サーバー機能と管理者機能の設定

次のディレクティブを使用して、基本的なOracle HTTP Server機能と管理者機能を設定します。これらのディレクティブは、httpd.confファイルのMain Server Configuration部分にあります。

関連項目

「httpd.confのファイル構造」 

2.1.1 ServerName

サーバーでリダイレクションURLの作成に使用するホスト名を設定できます。末尾にスラッシュ(/)がない場合も、このホスト名でディレクトリにアクセスできます。

たとえば、実際のマシンのメイン名がmain.company.comの場合、ServerName www.company.comが使用されます。

関連資料

Apache Serverマニュアルの「ServerName directive」 

2.1.2 UseCanonicalName

URLを同じサーバーにリダイレクトするときに使用するホスト名とポートを指定します。

2.1.3 ServerAdmin

クライアント側で発生するすべてのデフォルト・エラー・メッセージに含まれる電子メール・アドレスを作成します。このディレクティブは、特定のサーバー用に別個の電子メール・アドレスを作成する場合に役立ちます。

例: ServerAdmin you@your.emailaddress

関連資料

Apache Serverマニュアルの「ServerAdmin directive」 

2.1.4 ServerSignature

エラー・メッセージなど、戻されたレスポンスを作成したサーバーを、様々なプロキシからサーバー側で認識できるようにします。

例: ServerSignature On

関連資料

Apache Serverマニュアルの「ServerSignature directive」 

2.1.5 ServerTokens

エラー・メッセージなどにおいて、クライアントに戻されるサーバー情報を制御します。この情報には、サーバーの一般的なオペレーティング・システム・タイプの説明と、コンパイルされるモジュールが含まれます。

例: ServerTokens full

関連資料

Apache Serverマニュアルの「ServerTokens directive」 

2.1.6 ServerAlias

現行の仮想ホストの代替名を設定します。

次に例を示します。

<VirtualHost *>
ServerName server.domain.com
ServerAlias server server2.domain.com server2
...
</VirtualHost>

関連資料

Apache Serverマニュアルの「ServerAlias directive」 

2.2 ファイル位置の指定

次のディレクティブを使用して、各種サーバー・ファイルの位置を制御できます。これらのディレクティブは、httpd.confファイルのGlobal Environmentセクションにあります。

関連項目

「httpd.confのファイル構造」 

2.2.1 CoreDumpDirectory

サーバーによるコア・ダンプ・ディレクトリを指定します。デフォルトはServerRootディレクトリです。このディレクティブは、UNIXにのみ適用されます。

例: CoreDumpDirectory /tmp

関連資料

Apache Serverマニュアルの「CoreDumpDirectory directive」 

2.2.2 DocumentRoot

httpdによってファイルが処理されるディレクトリを設定します。Aliasなどのディレクティブと一致しないかぎりは、サーバーにより、リクエストされたURLからのパスがドキュメント・ルートに追加され、静的コンテンツ用のドキュメントへのパスが形成されます。

例: DocumentRoot "/oracle/Apache/Apache/htdocs"

関連資料

Apache Serverマニュアルの「DocumentRoot directive」 

2.2.3 ErrorLog

発生したエラーがサーバーによって記録されるファイルの名前を設定します。このファイル名の先頭にスラッシュ(/)がない場合は、ServerRootへの相対ファイル名とみなされます。このファイル名の先頭に縦線(|)がある場合は、エラー・ログ処理用に起動されるコマンドとみなされます。

例: ErrorLog "|/private1/oracle/Apache/Apache/bin/rotatelogs /private1/oracle/Apache/Apache/logs/error_log 43200"

関連資料

Apache Serverマニュアルの「ErrorLog directive」 

2.2.4 LockFile

Oracle HTTP Serverをコンパイルするときに使用するロック・ファイルへのパスをUSE_FCNTL_SERIALIZED_ACCEPTまたはUSE_FLOCK_SERIALIZED_ACCEPTで設定します。デフォルト値を使用することをお薦めします。設定を変更するのは、主にlogsディレクトリにNFSがマウントされている場合で、これはロック・ファイルをローカル・ディスクに格納する必要があるためです。

例: LockFile /oracle/Apache/Apache/logs/httpd.lock

関連資料

Apache Serverマニュアルの「LockFile directive」 

2.2.5 PidFile

サーバーによってプロセス識別番号が記録されるPIDファイルの位置を設定および変更できます。このファイル名の先頭にスラッシュ(/)がない場合は、ServerRootへの相対ファイル名とみなされます。

例: PidFile /oracle/Apache/Apache/logs/httpd.lock

関連資料

Apache Serverマニュアルの「PidFile directive」 

2.2.6 ScoreBoardFile

このディレクティブは、一部のアーキテクチャで必須です。このディレクティブを使用して、親プロセスと子プロセス間の通信用にサーバーで使用されるファイルを設定します。アーキテクチャにスコアボード・ファイルが必要かどうかを確認するには、Oracle HTTP Serverを実行し、このディレクティブで指定したファイルが作成されるかどうかを調べます。アーキテクチャにスコアボード・ファイルが必要な場合は、このファイルが同時に複数のサーバー起動に使用されないことを確認する必要があります。

例: ScoreBoardFile /oracle/Apache/Apache/logs/httpd.scoreboard

関連資料

Apache Serverマニュアルの「ScoreBoardFile directive」 

2.2.7 ServerRoot

confおよびlogsサブディレクトリを含むディレクトリを指定します。-fオプションを指定してサーバーを起動する場合は、ServerRootを指定する必要があります。

例: ServerRoot /oracle/Apache/Apache

関連資料

Apache Serverマニュアルの「ServerRoot directive」 


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