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Oracle Containers for J2EEジョブ・スケジューラ開発者ガイド
10g(10.1.3.1.0)
B31853-01
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D JMX MBeanリファレンス

この付録では、ジョブ・スケジューラが提供するJMX MBeanおよびその属性と値について詳しく説明します。次のトピックについて説明します。

D.1 ジョブ管理Beanの属性

表D-1に、ジョブ監視用のジョブMBeanの属性をまとめます。

表D-1 ジョブ管理Beanの属性

属性 アクセス データ型 説明

Description

読取り専用

java.lang.string

ジョブの説明。

ClassName

読取り専用

java.lang.string

ジョブ実装クラス名。このクラスは、oracle.ias.scheduler. Executableインタフェースの実装を提供します。

Schedule

読取り専用

oracle.ias.scheduler.Schedule

ジョブのスケジュール。

Triggers

読取り専用

oracle.ias.scheduler.Trigger

ジョブのトリガー。

Properties

読取り専用

java.util.Properties

ジョブのプロパティ。

State

読取り専用

java.lang.string

ジョブの状態(ACTIVEPAUSEDまたはCOMPLETE)。

LogLevel

読取り/書込み

java.lang.string

ジョブのログ・レベルを表す文字列。設定可能な値は、ALLOFFSEVEREWARNINGCONFIGINFOFINEFINERおよびFINESTです。

ExecutionThreshold

読取り専用

long

ジョブの実行しきい値(ミリ秒)。

RetryPeriod

読取り専用

long

ジョブの再試行期間(ミリ秒)。


表D-2に、ジョブの構成用に提供されている操作をまとめます。

表D-2 ジョブ管理Beanの操作

操作名 パラメータ 戻りデータ型 説明

pause

なし

なし

ジョブを一時停止します。

resume

replay:boolean

なし

ジョブを再開します。パラメータがtrueで、トリガーが再開時に設定されている場合、ジョブを再実行します。

cancel

なし

なし

現在実行中のジョブを取り消します。


表D-3に、ジョブのDMSメトリックをまとめます。

表D-3 ジョブ管理BeanのDMSメトリック

メトリック名 メトリック・タイプ

Notifications

件数

Execution

平均

FailedExecutions

CancelledExecutions

SuccessfulExecutions

BlackoutExecutions

ExceededThresholdExecutions


メトリック・タイプの詳細は、『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』を参照してください。

D.2 ジョブ・スケジューラ管理Beanの属性

表D-4に、ジョブ・スケジューラ監視用のジョブ・スケジューラの属性をまとめます。

表D-4 ジョブ・スケジューラ管理Beanの属性

属性 アクセス データ型 説明

jobs

読取り専用

java.util.Collection

javax.management.ObjectNameオブジェクトの集合として表されるすべての発行済ジョブ。それぞれのオブジェクトは、関連付けられたジョブ管理Beanインスタンスを参照します。

jobstoreProvider

読取り専用

java.lang.string

構成可能ジョブ・ストア・プロバイダ実装のクラス名。指定されたクラスは、oracle.ias.scheduler.jobstore. JobStoreProviderインタフェースを実装します。


表D-5に、ジョブ・スケジューラの構成用に提供されている操作をまとめます。

表D-5 ジョブ・スケジューラ管理Beanの操作

操作名 パラメータ 戻りデータ型 説明

addBlackoutWindow

java.lang.String Windownamejava.lang.String datetimelong durationMinutes

なし

指定されたウィンドウ名の新しい実行ブラックアウト・ウィンドウを作成します。ブラックアウト・ウィンドウが有効な日付、時間および長さです。日付および時間文字列の書式は、日付と時間の両方のコンポーネントにjava.text.DateFormat.FULLスタイルを使用して、java.text.DateFormatの要件に従う必要があります。期間は分で指定します。

removeBlackoutWindow

java.lang.String windowName

なし

指定されたウィンドウ名で識別される定義済の実行ブラックアウト・ウィンドウを削除します。

listBlackoutWindows

なし

java.util.Collection

すべての定義済ブラックアウト・ウィンドウの名前を一覧表示します。


表D-6に、ジョブ・スケジューラのDMSメトリックをまとめます。

表D-6 ジョブ・スケジューラ管理BeanのDMSメトリック

メトリック名 メトリック・タイプ

ExecJobInstances

ActiveJobs

PausedJobs

CompletedJobs

Notifications

件数


メトリック・タイプの詳細は、『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』を参照してください。

D.3 ジョブ・スケジューラ集約管理Beanの属性

表D-7に、ジョブ・スケジューラ集約MBeanをまとめます。

表D-7 ジョブ・スケジューラ集約管理Beanの属性

属性 アクセス データ型 説明

schedulers

読取り専用

java.util.Collection

javax.management.ObjectNameオブジェクトの集合として表されるすべてのジョブ・スケジューラ・インスタンス。それぞれのオブジェクトは、関連付けられたジョブ・スケジューラ管理Beanインスタンスを参照します。

jobs

読取り専用

java.util.Collection

javax.management.ObjectNameオブジェクトの集合として表されるすべてのジョブ・インスタンス。それぞれのオブジェクトは、関連付けられたジョブ管理Beanインスタンスを参照します。


表D-8に、ジョブ・スケジューラ集約MBeanの構成用に提供されているクラスタ全体を対象とする操作をまとめます。

表D-8 ジョブ・スケジューラ集約管理Beanの操作

操作名 パラメータ 戻りデータ型 説明

pause

なし

なし

すべてのジョブ・スケジューラ・インスタンスですべてのジョブを一時停止します。

resume

replay; boolean

なし

すべてのジョブ・スケジューラ・インスタンスで一時停止されたすべてのジョブを再開します。トリガーが再開時に設定されているジョブを再実行します。

cancel

なし

なし

すべてのジョブ・スケジューラ・インスタンスで現在実行されているジョブを取り消します。

addBlackoutWindow

java.lang.String windowname java.lang.String datetime long durationMinutes

なし

すべてのジョブ・スケジューラ・インスタンスで、指定されたウィンドウ名の新しいブラックアウト・ウィンドウを作成します。日付、時間、期間によって、ブラックアウト・ウィンドウが有効な時間と期間が決まります。日付および時間文字列の書式は、java.text.DateFormatの要件に従う必要があります。期間は分で指定します。


D.4 JMX MBeanに関するFAQ

ジョブ・スケジューラでは管理インタフェースが公開されますか。

ジョブ・スケジューラでは、JMX MBeanからアクセス可能な管理インタフェースが公開されます。SchedulerMBeanJobMBeanという2種類のMBeanが公開されます。前者はジョブ・スケジューラ・インスタンス、後者は特定のジョブ・インスタンスの管理に使用します。これらのMBeanには、OC4J管理コンソールからアクセスできます。

MBeanを公開するかどうかを切り替えることはできますか。

はい。oracle.ias.scheduler.jmx<env-entry>値がtrueに設定されている場合、MBeanの公開が有効になります。falseの場合は公開されません。

ジョブ、ジョブ・スケジューラ、およびジョブ・スケジューラ集約MBeanにアクセスするには、どのような権限が必要ですか。

ジョブおよびジョブ・スケジューラのMBeanにアクセスするには、それらが定義されているユーザー・アプリケーションと同じ権限が必要です。ジョブ・スケジューラ集約MBeanにアクセスするには、OC4J管理者権限が必要です。