Oracle Containers for J2EE JSPタグ・ライブラリおよびユーティリティ・リファレンス 10g(10.1.3.1.0) B31854-01 |
|
OC4J以外のOracleコンポーネントにも、多くのJSPタグ・ライブラリが備わっています。この項で紹介するライブラリは、JSP標準に準拠しています。
次の説明は、タグ・ライブラリ機能の操作知識があることを前提にしています。
この項では、Oracleに含まれる次のタグ・ライブラリのサマリーを示します。
Oracle JDeveloperには、Oracle Business Components for Java(BC4J)データ・タグと呼ばれるカスタム・タグのセットが用意されています。BC4Jデータ・タグでは、ビジネス・コンポーネント・データ・ソースとの相互作用のために、単純なタグ・ベースのアプローチが提供されます。タグを使用することで、ビジネス・コンポーネントに全面的にアクセスでき、表示、編集および完全なDML制御が可能になります。
カスタム・データ・タグを使用すると、BC4Jデータ・ソースとの相互作用を簡素化できます。BC4JによるJSPアプリケーションの構築にタグ・ベースのアプローチを使用すると、大規模なJavaプログラミングが不要になり、HTMLページのコーディングに類似したアプローチとなります。
詳細は、Oracle JDeveloperオンライン・ヘルプまたはOracle Technology Network(OTN)の次のURLを参照してください。
http://otn.oracle.com/products/jdev/content.html
Oracle JDeveloperには、User Interface Extension(UIX)タグと呼ばれるカスタム・タグのセットが用意されています。これらのタグは、UIXの制御機能を起動し、タブ、ボタン、表、ヘッダーおよびOracle Browser Look and Feelを実装する他のレイアウトとナビゲーショナル・コンポーネントをレンダリングするためのHTMLを生成します。
タグは、いくつかのパレット・ページ(UIX JSP Border Layout、UIX JSP Form、UIX JSP Layout、UIX JSP Message Components、UIX JSP Page Layout、UIX JSP Simple ComponentsおよびUIX JSP Table)に含まれています。
詳細は、Oracle JDeveloperオンライン・ヘルプまたはOracle Technology Network(OTN)の次のURLを参照してください。
http://otn.oracle.com/products/jdev/content.html
UIX JSPページには、BC4Jデータ・タグとデータのプレゼンテーションを簡素化するBC4J UIX convenienceタグの両方を含めることができます。
BC4J UIX convenienceタグは、ApplicationModule
データ・タグに依存して、BC4Jアプリケーション・モジュールからデータ・ソースを取得します。ここに示すBC4J UIXタグに加えて、UIX JSPページの(UIX以外の)BC4Jタグも使用できます。
詳細は、Oracle JDeveloperオンライン・ヘルプまたはOracle Technology Network(OTN)の次のURLを参照してください。
http://otn.oracle.com/products/jdev/content.html
Oracle Reportsは、Oracle Reports Developer(Oracle Developer Suiteのコンポーネント)およびOracle Reports Services(Oracle Application Serverのコンポーネント)で構成されています。Oracle Reports Developerには、JSPレポートの作成に使用されるデータ・モデル・オブジェクトにインクルードされるタグが含まれています。Oracle Reportsカスタム・タグを使用して、レポート・ブロックおよびグラフを既存のJSPファイルに迅速に追加できます。これらのタグをテンプレートとして使用することにより、独自のデータ駆動Javaコンポーネントを構築し、JSPベースのWebレポート用HTMLページに挿入できます。
report
タグはレポート・ブロックを区切り、objects
タグはレポート・ブロックを定義します。これらのタグ内に含まれる他のカスタム・タグは、レポート・データのコンテンツおよびルック・アンド・フィールを定義します。
詳細は、Reports Builderの「ヘルプ」メニューを使用して表示可能なOracle Reports Developerオンライン・ヘルプを参照してください。Oracle Reportsの詳細は、Oracle Technology Network(OTN)を参照してください。
http://otn.oracle.com/products/reports/content.html
ロケーション・ベースのアプリケーションの開発者には、次のような特別なサービスが必要です。
OracleAS Wirelessのロケーション・アプリケーション・コンポーネントは、ジオコーディングの実行、運転案内およびビジネス・リストの参照に使用する一連のAPIです。既存の主要プロバイダをAPIにマップするサービス・プロキシが組み込まれています。また、将来、プロバイダの追加が予定されています。
JSP開発者用のタグ・ライブラリが用意されています。デフォルトつまり一般的なタグ接頭辞はloc
ですが、taglib
ディレクティブで変更できます。
詳細は、『Oracle Application Server Wireless開発者ガイド』を参照してください。
OracleAS MapViewerは、Oracle SpatialまたはOracle Locator(単にLocatorとも呼ぶ)により管理される空間データを使用してマップをレンダリングするためのプログラム可能なツールです。OracleAS MapViewerには、複雑な空間データ問合せやマップのレンダリングを表示しないツールと、上級ユーザー向けにカスタマイズ可能なオプションを提供するツールが用意されています。これらのツールはプラットフォームに依存せずに配布でき、マップ・レンダリング・アプリケーションと統合するように設計されています。
利便性を考慮して、OracleAS MapViewerにはマップ・リクエストの発行に使用できるJSPタグ・ライブラリが組み込まれています。
詳細は、『Oracle Application Server MapViewerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Ultra Searchには、開発時にコンテンツ検索機能をJSPアプリケーションに取り込むために開発者が使用するカスタム・タグ・ライブラリがあります。このライブラリには、次の機能が組み込まれています。
詳細は、『Oracle Ultra Searchユーザーズ・ガイド』を参照してください。または、Oracle Ultra Search JSPタグ・ライブラリのOracle Ultra Searchオンライン・ドキュメントを参照してください。
OracleAS Portalを使用すると、開発者は次の項目を実行できます。
OracleAS Portalタグ・ライブラリを使用すると、開発者はカスタマイズ可能なインターネット・ポータルをさらに簡単に構築できます。開発者は、内部JSPページを作成してポータル・データベース内に格納し、ポータルの実行時にダウンロードするか、外部JSPページを作成してファイル・システム内に格納するか、またはこの2つの方法を組み合せて使用できます。
詳細は、『Oracle9i Application Server Portal: Adding JSPs』を参照してください。これは、次に示すOracle Technology Networkから入手できます。
http://otn.oracle.com/documentation
Oracle Business Intelligence Beans(OracleBI Beans)製品は、分析アプリケーションを迅速に開発するためのJavaコンポーネント、ユーティリティおよびJSPタグ・ライブラリで構成されています。OracleBI Beansアプリケーションは、Oracle DatabaseのOLAP機能を利用します。OracleBI Beansを使用すると、HTMLとJavaの両方のクライアント・アプリケーションを開発できます。
OracleBI Beansには、次のJavaコンポーネント・グループが組み込まれています。
開発者の利便性を考慮して、OracleBI BeansにはJSPタグ・ライブラリが組み込まれています。JDeveloperを使用するとOracleBI Beans JSPページを作成できます。JDeveloperウィザードでは、使用するタグの関連情報が要求され、コード化されたタグがJSPページに挿入されます。
OracleBI Beansタグは次のように分類されます。
BIThinSession
、Render
、InsertHiddenFields
ExplorerDetail
、ExplorerQuickSearch
、ExplorerTree
、SearchTool
Presentation
、Toolbar
、FavoriteTool
、RotateTool
、SortTool
、ViewType
DialogLink
、ApplyButton
、CancelButton
、SaveButton
、ExportOptions
、FindMember
、PrintOptions
、PrinterFriendlyView
、SaveAs
、SaveConfirmation
詳細は、OracleBI Beansのオンライン・ヘルプを参照してください。「Webモジュールの構築」で、「JSPタグの使用方法」、「BI Beans JSPタグのリスト」を順にクリックします。
Oracle Application Serverには、マルチメディア・タグ・ライブラリが用意されています。これはカスタムJSPタグ・ライブラリであり、開発者やWebページ作成者がJSPページ内でマルチメディアHTMLタグを生成し、マルチメディア・データをinterMediaオブジェクトにアップロードするときに使用します。
Oracle interMediaを使用すると、Oracle Databaseでイメージ、オーディオ、ビデオおよび他のメディア・データを格納、取得、管理および操作し、他のエンタープライズ情報と統合できます。特に、Oracle interMediaでは、Oracleにより管理されてバイナリ・ラージ・オブジェクト、ファイル・ベース・ラージ・オブジェクト、メディア・データを含むURLおよび専用サーバーに格納されるメディア・データの格納、取得、管理および操作がサポートされます。Oracle interMediaには、アプリケーションからリレーショナル・インタフェースおよびオブジェクト・インタフェースを介してアクセスできます。
Oracle interMediaでは、Javaクラスに似たオブジェクト・タイプを使用してメディア・データが記述されます。これらのinterMediaオブジェクトには、共通のメディア・データ格納モデルがあります。また、Oracle interMediaには、ユーザーがinterMediaオブジェクトを使用してJavaアプリケーションを記述できるようにJavaクラスも用意されています。Oracle Databaseインスタンスとの間でメディア・データを容易に取得およびアップロードできるように、サーブレットとJavaServer Pages用のOracle interMedia Javaクラスも用意されています。
マルチメディア・タグ・ライブラリには、メディア・データ取得用の一連のタグと、メディア・データ・アップロード用の一連のタグが含まれています。メディア取得用のマルチメディアJSPタグには、一連の共通属性とタグ固有のメディア・レンダリング属性があります。共通属性は、カスタム取得属性、データベース接続属性、メディア・アクセス属性、メディア・キャッシュ制御属性、表および列属性です。メディア・レンダリング属性は、各メディア取得タグを使用して記述されます。
マルチメディアJSPタグの詳細は、『Oracle Application Server Multimedia Tag Library for JSPユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください。
|
![]() Copyright © 2002, 2006 Oracle Corporation. All Rights Reserved. |
|