TopLinkは、様々なリレーショナル・データ・ソースおよび非リレーショナル・データ・ソースに適応するように設計されています。
TopLink APIで直接サポートされていないデータ・ソースをTopLinkと統合するには、EISプロジェクト(「EISプロジェクト」を参照)またはXMLプロジェクト(「XMLプロジェクト」を参照)を使用することをお薦めします。
EISプロジェクトを使用すると、J2Cアダプタをサポートする非リレーショナル・データ・ソース、および索引付き、マップ済またはXMLなどのサポートされているEISレコード・タイプをTopLink対応のアプリケーションに統合できます。ターゲット・データ・ソース用のJ2Cアダプタが存在しない場合は、統合の際にアダプタの作成に専念できます。同時に、J2C仕様に準拠したアプリケーションを構築できます。これにはカスタム開発も必要ですが、TopLinkクラスを拡張するよりも効率的です。また、これによりその他の任意のプロジェクトでも活用できるJ2Cアダプタを提供し、プロジェクトの価値を高めます。
XMLプロジェクトを使用すると、TopLink対応のアプリケーションとWebサービスまたはその他のXMLメッセージ・ベースの設計を統合できます。
この章では、TopLink APIが提供するその他のカスタマイズ・オプションについても説明します。
TopLinkでは、最も一般的なJavaデータ・タイプをすべてサポートします。表12-1では、カスタム・データ・タイプのサポートに使用できるTopLinkマッピング拡張機能をリストします。また、データ・タイプと独自のJavaタイプの間で変換が可能なオブジェクト・コンバータも作成できます。
表12-1 カスタム・データ・タイプのマッピング拡張機能