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Oracle Application Server Web Servicesアドバンスト開発者ガイド
10g(10.1.3.1.0)
B31869-02
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B OracleAS Web Servicesのクライアント・スキーマ

この付録では、oracle-webservices-client.xmlファイルを説明しています。この構成ファイルを使用すると、Oracle固有のデプロイおよびランタイム情報をWebサービス・クライアントに渡すことができます。これは、Oracle独自デプロイメント・ディスクリプタ、orion-web.xmlorion-application-client.xmlおよびorion-ejb-jar.xmlと結合して処理を行います。

このファイルの構成要素は、oracle-webservices-client-10_0.xsdスキーマ・ファイルで定義されます。このファイルは、oc4j-schemas.jarファイルにあります。

OC4J_HOME\j2ee\home\lib\oc4j-schemas.jar

OC4J_HOMEは、Oracle Containers for J2EE(OC4J)をインストールしたディレクトリを表します。

oracle-webservices-client.xmlファイルの情報は、WebServicesAssembler genInterfaceddFileName引数またはgenProxyコマンドにより、Webサービス・クライアントにアセンブルできます。oracle-webservices-client-10_0.xsdスキーマ・ファイルを使用してクライアントの管理構成を指定する方法の詳細は、第3章「Webサービスの管理」で説明されています。

oracle-webservices-clientのXML要素の階層

次の概念コード・フラグメントに、oracle-webservices-client.xsdスキーマ・ファイルで定義された要素の階層を示します。

<oracle-webservice-clients>
  <webservice-client>
     <service-qname>
     <port-info>
You can enter a client Web services management (security, reliability, and auditing) configuration here
     <type-mappings>
You can define a custom serializer to map between WSDL types and custom Java types here

oracle-webservices-clientの要素および属性

この項では、oracle-webservices-10_0.xsdスキーマ・ファイルで定義される要素をアルファベット順に並べます。階層の詳細は、前述の項、「oracle-webservices-clientのXML要素の階層」を参照してください。

<oracle-webservices-clients>

親要素: Oracle固有情報をWebサービス・クライアントに渡す構成のルート要素。

子要素: <webservices-client>

必須かどうか: オプション

この要素を使用して、Oracle固有構成をWebサービス・クライアントに指定できます。

<port-info>

親要素: <webservice-client>

子要素: <wsdl-port><service-endpoint-interface><stub-property><call-property><runtime><operations>サブ要素を持ちます。

必須かどうか: オプション

この要素は、WSDLのポートに対応します。<wsdl-port>サブ要素でマッピングが指定できます。この要素を使用して、ポート固有情報をWebサービス・クライアントに渡せます。

<port-info>要素を使用して、管理構成をクライアントに渡す例は、「プログラムによるクライアントへの管理構成の追加方法」で説明されています。

この要素は、service-ref-mapping-10_0.xsdスキーマで定義される型port-infoTypeです。このファイルは、oc4j-schemas.jarファイルにあります。

<service-qname>

親要素: <webservice-client>

子要素: なし

必須かどうか: オプション

この要素の値で、<webservice-client>構成をWSDL定義のサービスにマッピングします。

<service-qname>は、namespaceURIおよびlocalpartを持つfully-qualified-nameTypeです。fully-qualified-nameTypeは、service-ref-mapping-10_0.xsdで定義されます。このファイルは、oc4j-schemas.jarファイルにあります。

<type-mappings>

親要素: <webservice-client>

子要素: カスタムJavaクラスとXML型の間にカスタム・タイプ・マッピングがある場合、1つ以上の<type-mapping>サブ要素を持ちます。

必須かどうか: オプション

この要素を使用して、デフォルトではないWebサービス・クライアントのJavaからXMLへのマッピングを記述する0(ゼロ)以上の<type-mapping>要素の順序を指定できます。次に例を示します。

<oracle-webservice-clients>
   <webservice-client>
    ...
    <type-mappings>
      <type-mapping java-class="oracle.demo.custom_type.MyDate"         xml-type="xsd:dateTime">
        <serializer class="oracle.demo.custom_type.MyDateSerializer"/>
      </type-mapping>
    </type-mappings>
    ...

<type-mappings>要素は、JavaからXML型へのマッピングおよびカスタム・シリアライザからなる型type-mappingsTypeです。type-mappingsTypeは、oracle-webservices-types-10_0.xsdで定義されます。このファイルは、oc4j-schemas.jarファイルにあります。

<webservice-client>

親要素: <oracle-webservice-clients>

子要素: <port-info><service-qname><type-mappings>

必須かどうか: オプション

この要素を使用して、Oracle固有構成をWebサービス・クライアントに指定できます。