Oracle Service Registryがすでにインストールされ、環境変数REGISTRY_HOMEにレジストリのインストール場所が設定されていることを想定しています。

Oracle Service Registryのデモを実行するには、レジストリが実行中である必要があります。

デモを構成する必要があります。構成システムには、グローバルとローカルの2つのレベルがあります。グローバル・レベルで定義されたプロパティは、ローカル・レベルで上書きできます。グローバル・プロパティは、次のファイルにあります。

Oracle Service Registryのインストール中に設定された値はそのまま使用でき、値の変更はすべてのデモに影響を与えます。単一のデモについて（つまりローカル・レベルで）一部のプロパティの値を再定義する必要がある場合は、env.propertiesを編集してください。このファイルは、ファイルrun.sh（run.bat）と同じディレクトリにあります。XML2UDDIデモのローカル・レベルのプロパティは、次のファイルからロードされます。

この項では、すべてのデモで使用されるプログラミング・パターンを、PublishXmlデモを例にして説明します。ソース・コードは次のファイルにあります。

ヘルパー・メソッドcreatePublishXmlによって、次のようにPublish_xml構造が作成されます。

public Publish_xml createPublishXml(String location, String publishingMethod, String nsPublishMethod, String nsPublishPolicy,
                                               String authInfo) throws InvalidParameterException {
        System.out.println("location = " + location);

        Publish_xml publish = new Publish_xml();
        publish.setLocation(location);
        publish.setPublishingMethod(XmlPublishingMethod.getXmlPublishingMethod(publishingMethod));
        publish.setPolicy(PublishPolicy.getPublishPolicy(nsPublishMethod));
        publish.setNamespacePublishingMethod(NsPublishingMethod.getNsPublishingMethod(nsPublishPolicy));
        publish.setAuthInfo(authInfo);

        return publish;
}
        

publishXmlResourceメソッドによって、次のように公開操作が実行されます。

public XmlResourceDetail publishXmlResource(Publish_xml publish) throws UDDIException, SOAPException {
        System.out.print("Check structure validity .. ");
        try {
            publish.check();
        } catch (InvalidParameterException e) {
            System.out.println("Failed!");
            throw new UDDIException(e);
        }
        System.out.println("OK");

        Xml2uddiApi xmlApi = getXml2UddiStub();
        System.out.print("Publishing in progress ...");
        XmlResourceDetail xmlDetail = xmlApi.publish_xml(publish);
        System.out.println(" done");
        return xmlDetail;
}
        

この項では、Oracle Service RegistryのXML2UDDIデモ・セットをビルドして実行する方法を示します。引き続きPublishXmlデモを使用します。