Account APIは、Oracle Service Registryでユーザー・アカウントの問合せおよび管理を行う場合に使用します。
Account APIでは、次の構造が使用されます。
userAccount要素は、Oracle Service Registryでユーザー・アカウントの属性を保持するコンテナです。必須の要素は、次のとおりです。
loginName
fullName
languageCode
その他のすべての要素はオプションです。
要素 | 説明 |
loginName | ユーザー・アカウントのログイン名が含まれます。 |
password | ユーザーの認可に使用するパスワードが含まれます。 |
ユーザーの電子メールが保持されます。 | |
fullName | ユーザーのフルネームが保持されます。 |
description | ユーザーまたはユーザーのロールの記述に使用されます。 |
languageCode | ユーザーが使用する言語。 |
businessName | ユーザーが所属する組織の名前。 |
phone | ユーザーへの連絡に使用する電話番号。 |
alternatePhone | ユーザーへの連絡に使用する2番目の電話番号。 |
address | |
city | |
stateProvince | |
country | |
zip | |
expiration | ユーザー・アカウントの有効期限が保持されます。 |
expires | 時間の経過とともにアカウントが期限切れになっているかどうかを示します。 |
external | ユーザー・アカウントが外部にあるか、UDDIリポジトリに保存されているかを示すフラグ。 |
blocked | ユーザーがブロックされているかどうかを示すフラグ。 |
account:property | 未指定の文字列(UserStoreタイプによって意味が異なります)。 |
businessesLimit | ユーザー・アカウントが保存できるビジネス・エンティティの数が指定されます。 |
servicesLimit | ユーザー・アカウントが所有できる単一のビジネス・エンティティ内のビジネス・サービスの最大数が指定されます。 |
bindingsLimit | ユーザー・アカウントが単一のビジネス・サービス内に保存できるbindingTemplateの数が指定されます。 |
tModelsLimit | ユーザー・アカウントが保存できるtModelの数が指定されます。 |
assertionsLimit | ユーザー・アカウントが保存できるpublisherAssertionの数が指定されます。 |
subscriptionsLimit | ユーザー・アカウントが保存できるサブスクリプションの数が指定されます。 |
lastLoginTime | ユーザーが最後にレジストリにログインしたときの情報が含まれます。 |
この要素は、単一のuserAccountに関する概要を含むコンテナとして機能します。この要素には、必須のloginName要素、オプションのfullName、descriptionおよびemail要素が含まれています。
find_userAccount APIコールは、特定の条件と一致したOracle Service Registry内のユーザー・アカウントを検索する場合に使用します。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
name: 検索される名前。
account:findQualifier: デフォルトの動作の変更に使用するfindQualifierの集合。
次のfindQualifierは、コールの動作に影響を与えます。
findByLoginName findQualifier(デフォルト)は、loginNameでユーザー・アカウントを検索するように指定する場合に使用します。
findByFullName findQualifierを使用すると、fullNameプロパティでユーザー・アカウントが検索されます。
exactMatch findQualifierが存在する場合は、完全一致が必要となります。
デフォルトのapproximateMatch findQualifierによって、SQLワイルド・カード問合せが有効になります。
findBlockedAccount findQualifierが存在する場合は、ブロックされたアカウントのみが戻されます。
sortByNameAsc findQualifier(デフォルト)およびsortByNameDesc findQualifierは、データが戻される順序を制御します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.account.AccountApiおよびアクションfind_userAccountに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
get_userAccount APIコールは、選択したユーザーのuserAccount構造を戻します。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
loginName: この必須引数は、ユーザー・アカウントを一意に識別します。
このAPIは、成功時にuserAccountを戻します。
このAPIコールには、ユーザー独自のアカウントの詳細を取得するために、org.systinet.uddi.account.AccountApiおよびアクションget_userAccountに対するAPIユーザー・パーミッションが必要です。また、他のユーザーのアカウントを取得するために、org.systinet.uddi.account.AccountApiおよびアクションget_userAccountに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
save_userAccount APIコールは、Oracle Service RegistryにuserAccountを保存または更新する場合に使用します。 公開登録が許可されるかどうかは、Oracle Service Registry構成によって異なります。また、電子メールで送信されるコードによって有効にされるまで、登録したアカウントをブロックするように構成することもできます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
account:userAccount: 保存されるユーザー・アカウント。
このAPIは、成功時にuserAccountを戻します。
このAPIには、ユーザー独自のアカウントを保存したり、新しいアカウントを登録するために、org.systinet.uddi.account.AccountApiおよびアクションsave_userAccountに対するAPIユーザー・パーミッションが必要です。また、他のユーザーのアカウントを保存するために、org.systinet.uddi.account.AccountApiおよびアクションsave_userAccountに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
delete_userAccount APIコールによって、選択したユーザー・アカウントがOracle Service Registryから削除されます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
loginName: この必須引数は、ユーザー・アカウントを一意に識別します。
このAPIコールは、成功時にUserAccountを戻します。
このAPIには、ユーザー独自のアカウントを削除するために、org.systinet.uddi.account.AccountApiおよびアクションdelete_userAccountに対するAPIユーザー・パーミッションが必要です。また、他のユーザーのアカウントを削除するために、org.systinet.uddi.account.AccountApiおよびアクションdelete_userAccountに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
WSDL仕様は、ファイルaccount.wsdlで確認できます。
Account APIエンドポイントは、http://<ホスト名>:<ポート>/<コンテキスト>/uddi/accountで確認できます。
Java APIは、Account WSDLから生成されます。詳細は、「org.systinet.uddi.account.AccountApi」を参照してください。また、Accountのデモを参照および試行することをお薦めします。