Oracle Service Registry 10.3では、以前のBEA ALSRと、OAS、WLSおよびスタンドアロンJettyインストーラ・デプロイメント・オプションをサポートするOracle OSR 10G製品が統合されました。
Oracle Service Registryは、Service Oriented Architecture(SOA)の主要コンポーネントで、Version 3のUDDI(Universal Description, Discovery and Integration)に完全に準拠している唯一の実装です。 Oracle Service Registryは、使用しやすい標準ベースのメカニズムで、Webサービスおよび関連リソース(XMLスキーマやXSLTなど)の公開および検出に使用されます。
Oracle Service Registryには、Version 3のOASIS UDDI標準が完全に実装されています。 Oracle Service Registryは、ほぼすべてのJava環境に配置でき、一般的なすべてのデータベース・システムで動作します。また、このレジストリは、企業配置専用に設計されており、構成、配置、管理および保護を簡単に行うための拡張機能が数多く用意されています。 Oracle Service Registryは、様々なエンタープライズ・ユーザー・コミュニティがサポートされるように簡単にカスタマイズすることもできます。
Oracle Service Registryでは、コアとなるVersion 3のUDDI標準が、エンタープライズ・アプリケーション用に設計された固有の機能で拡張されています。
拡張セキュリティによって、登録されたコンポーネントに対して精度の高いアクセス制御を定義できます。コンポーネント・パブリッシャでは、公開されたすべてのオブジェクトに対して、find、get、modifyおよびdeleteの各アクセス権限を指定できます。
データ精度および品質強化メカニズムによって、コンポーネント登録が正確かつ最新のものとなります。 Oracle Service Registryでは、登録されたすべてのコンポーネントに対して責務が明確に定義されています。開発、QA、本番の各環境間でコンポーネントを昇格させるためのコンポーネントの昇格および承認メカニズムが提供されます。
サブスクリプションおよび通知によって、レジストリ・ユーザーに対して、そのユーザーが依存するコンポーネントへの変更が自動的に通知されます。
複数のレジストリ間での選択レプリケーションによって、異なるレジストリ間(内部レジストリと外部レジストリ間など)での伝播を自動化できます。
分類の拡張管理により、明確に定義された分類が実施されます。
強力な管理によって、公開プロセスおよび検出プロセスに対して、精度の高い制御、ロギングおよび監査が実施されます。
パフォーマンスおよびスケーラビリティ UDDIは、Webサービス・スタックとデータベース・アルゴリズムを効率的に実装し、ロード・バランシングとクラスタ化のメカニズムをサポートすることによって、最大限のパフォーマンスとスケーラビリティを実現します。
Oracle Service Registryは、プラットフォームに関係のないソリューションで、様々な設定で簡単に配置できます。 重要なのは、Oracle Service Registryが、Oracle Internet DirectoryやMicrosoft ActiveDirectoryなどのLDAPディレクトリとも統合されることです。