Sun Cluster 3.0 データサービス開発ガイド

RGM の管理インタフェース

RGM オブジェクトを管理するための Sun Cluster 3.0 コマンドは、scrgadm(1M)scswitch(1M)scstat(1M) -g です。

scrgadm(1M) コマンドは、RGM が使用するリソースタイプ、リソースグループ、およびリソースオブジェクトを表示、作成、構成、削除します。このコマンドはクラスタの管理インタフェースの一部であり、同じプログラミングコンテキスト内ではアプリケーションインタフェースとして使用されません (この章の後半を参照)。ただし、scrgadm(1M) は API が動作するクラスタ構成を構築するためのツールです。管理インタフェースを理解することは、アプリケーションインタフェースを理解するための背景を知ることになります。このコマンドで実行できる管理タスクの詳細については、scrgadm(1M) のマニュアルページを参照してください。

scswitch(1M) コマンドは、指定されたノード上にあるリソースグループのオンラインとオフラインを切り替えます。そして、リソースまたはそのモニターを有効または無効にします。このコマンドで実行できる管理タスクの詳細については、scswitch(1M) のマニュアルページを参照してください。

scstat(1M) -g コマンドは、すべてのリソースグループおよびリソースについての現在の動的な状態を表示します。