Sun Cluster 3.0 ソフトウェアのインストール

疑似デバイスメジャー番号を変更する

クラスタの各ノードの疑似デバイスメジャー番号が異なる場合は、次の手順を実行してください。

  1. 変更するメジャー番号を持つノードのスーパーユーザーになります。

  2. /etc/name_to_major ファイルを編集し、すべてのノードの番号を統一します。

    各ノードについて、/etc/name_to_major ファイル内の番号が一意であることを確認してください。この作業を素早く行う方法として、各ノード上の /etc/name_to_major ファイルから最大割り当て番号を探し出してから、それらの番号の最大値を求めて 1 を加え、その合計値を vxio ドライバに割り当てます。

  3. ノードを再起動します。

    1. scswitch(1M) コマンドを使用し、リソースグループまたはデバイスグループをノードから退避します。


      # scswitch -S -h node
      
      -S

      すべてのリソースグループとデバイスグループを退避します。

      -h node

      リソースまたはデバイスグループを退避させるノード名を指定します。

    2. shutdown(1M) コマンドを使用してノードを再起動します。


      # shutdown -g 0 -y -i 6
      
  4. (省略可能) システムからディスクグループエラーが報告され、クラスタが起動しない場合は、次の作業を行う必要があります。

    1. ノードのスーパーユーザーになります。

    2. vxedit(1M) コマンドを使用し、failing フィールドを off に変更します。

      詳細については、vxedit(1M) のマニュアルページを参照してください。

    3. すべてのボリュームが有効で、動作中であることを確認します。

次の作業

rootdg ディスクグループの設定の概要」に進み、ルートディスクグループ (rootdg) を設定します。