この作業は、md.tab ファイルで定義したメタデバイスを起動する場合に行います。
クラスタノードのスーパーユーザーになります。
md.tab ファイルが /etc/lvm ディレクトリに置かれていることを確認します。
コマンドを実行するノードで、ディスクセットの所有権を持っていることを確認します。
ディスクセットの所有権を取得します。
# metaset -s setname -t |
ディスクセット名を指定します。
ディスクセットの所有権を取得します。
md.tab ファイルで定義されているディスクセットのメタデバイスを起動します。
# metainit -s setname -a |
md.tab ファイルで定義されているすべてのメタデバイスを起動します。
各マスターおよびログデバイスに、2 つ目のサブミラー (submirror2) を接続します。
md.tab ファイル内のメタデバイスを起動すると、マスターの最初のサブミラー (submirror1) とログデバイスだけが接続されるため、submirror2 は手作業で接続する必要があります。
# metattach mirror submirror2 |
クラスタ内の各ディスクセットに対し、手順 3 〜 手順 6 を繰り返します。
必要に応じて、ディスクに接続できる別のノードから metainit(1M) コマンドを実行します。クラスタ化ペアトポロジでは、すべてのノードがディスクにアクセスできるわけではないため、この手順が必要になります。
ディスクセットの状態を確認します。
# metastat -s setname |
詳細は、metastat(1M) のマニュアルページを参照してください。
2 つのディスク格納装置と 2 つのノードだけで構成されたディスクセットがクラスタに含まれているかどうかを確認します。
含まれている場合は、それらのディスクセットにはメディエータが必要です。「メディエータの概要」へ進み、メディエータホストを追加してください。
含まれていない場合は、「クラスタファイルシステムを追加する」へ進み、クラスタファイルシステムを作成してください。
次の例では、md.tab ファイルでディスクセット dg-schost-1 に対して定義されているすべてのメタデバイスを起動します。続いて、マスターデバイスの 2 つ目のサブミラー dg-schost-1/d1 とログデバイス dg-schost-1/d4 を起動します。
# metainit -s dg-schost-1 -a # metattach dg-schost-1/d1 dg-schost-1/d3 # metattach dg-schost-1/d4 dg-schost-1/d6 |