root 以外のユーザーが SunPlex Manager にログインできるようにするには、「solaris.cluster.admin」という役割によるアクセス制御 (RBAC) 認証を持つ新しいユーザーを作成するか、この認証を既存のユーザーに追加します。SunPlex Manager のすべての機能にアクセスするための認証をユーザーに与えると、そのユーザーは、自分の通常のシステムパスワードでログインできるようになります。
「solaris.cluster.admin」RBAC 認証を root 以外のユーザーに割り当てると、そのユーザーは、通常であれば root だけが実行できる管理アクションを実行できるようになります。
詳細については、『Solaris のシステム管理 (第 2 巻)』の「役割によるアクセス制御」を参照してください。
RBAC 認証を既存のユーザーアカウントに追加すると、そのユーザーは通常のシステムパスワードで SunPlex Manager にログインできるようになります。
RBAC 認証を root 以外のユーザーに割り当てると、そのユーザーは、通常であれば root だけが実行できる管理アクションを実行できるようになります。
クラスタ内の任意のノード上でスーパーユーザーになります。
クラスタ内のすべてのノード上で、/etc/user_attr ファイルに次のエントリを追加します。
# vi /etc/user_attr username::::type=normal;auths=solaris.cluster.admin |
SunPlex Manager に root ユーザーとしてログインする場合は、ブラウザを完全に終了して、再起動します。
クラスタ内のノードの 1 つに接続します。
ログイン名 (ユーザー名) とパスワードを入力し、SunPlex Manager にアクセスします。
root 以外の新しいユーザーアカウントに、SunPlex Manager 経由でクラスタ全体にアクセできる root アクセス権を与えるには、クラスタ内のすべてのノード上でそのアカウントを作成します。
RBAC 認証を root 以外のユーザーに割り当てると、そのユーザーは、通常であれば root だけが実行できる管理アクションを実行できるようになります。
クラスタ内の任意のノード上でスーパーユーザーになります。
新しいユーザーアカウントを作成します。
# useradd -d dir -A solaris.cluster.admin login |
新しいユーザーのホームディレクトリを指定します。
solaris.cluster.admin 認証を新しいユーザーアカウントに割り当てます。
新しいユーザーアカウントの名前 (ユーザー名) です。
ユーザー名は固有である必要があります。ローカルマシンまたはネットワークネームサービスのいずれにも、同じユーザー名が存在してはなりません。
ユーザーアカウントを作成する方法の詳細については、useradd(1M) のマニュアルページを参照してください。
クラスタ内の各ノード上で、パスワードを設定します。
# passwd login |
このアカウント用のパスワードは、クラスタ内のすべてのノード上で同じである必要があります。
SunPlex Manager に root ユーザーとしてログインする場合は、ブラウザを完全に終了して、再起動します。
クラスタ内のノードの 1 つに接続します。
新しいログイン名 (ユーザー名) とパスワードを入力して、SunPlex Manager にアクセスします。