Sun Cluster 3.0 U1 のシステム管理

SunPlex Manager ソフトウェアの起動

SunPlex Manager グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) は、Sun Cluster ソフトウェアを簡単に管理する方法を提供します。詳細については、SunPlex Manager のオンラインヘルプを参照してください。

SunPlex Manager を起動する

次の手順に従って、SunPlex Manager をクラスタ上で起動します。

  1. SunPlex Manager にアクセスするときに、クラスタノードの root のユーザー名とパスワードを使用するか、異なるユーザー名とパスワードを設定するかを決定します。

    • クラスタノードの root のユーザー名とパスワードを使用する場合は、手順 5 に進みます。

    • 異なるユーザー名とパスワードを使用する場合は、手順 3 に進み、SunPlex Manager のユーザーアカウントを設定します。

  2. クラスタ内の任意のノード上でスーパーユーザーになります。

  3. SunPlex Manager 経由でクラスタにアクセスするためのユーザーアカウントを作成します。

    root システムアカウントを使用しない場合、SunPlex Manager にアクセスするには、少なくとも 1 つのユーザーアカウントを設定する必要があります。


    注 -

    SunPlex Manager のユーザーアカウントは、 SunPlex Manager だけで使用されます。Solaris システムのユーザーアカウントとの関連はありません。


    1. ユーザー ID 名を作成します。


      # /opt/SUNWscvw/bin/htpasswd -c /opt/SUNWscvw/conf/users userid
      

    2. プロンプトが表示されたら、ユーザー ID 用のパスワードを入力します。

    3. プロンプトが表示されたら、確認用にもう一度パスワードを入力します。

    4. クラスタ内の各ノードで、上記 a から c の手順を繰り返します。

      すべてのノードで同じユーザー ID 名とパスワードを使用します。


      注 -

      ノードにユーザーアカウントが設定されていない場合、そのユーザーはそのノードからは SunPlex Manager 経由でクラスタにアクセスできません。また、アクセス権を持っている別のクラスタノードからも、そのノードを管理することはできません。


  4. (省略可能) 追加するユーザーアカウントごとに、手順 3 を繰り返します。

  5. クラスタ外にある管理コンソールまたは任意の別のマシンから、ブラウザを起動します。

  6. ブラウザの Web プロキシを無効にします。

    SunPlex Manager の機能は Web プロキシと互換性がありません。

  7. ブラウザのディスクとメモリーキャッシュのサイズが、0 より大きな値に設定されていることを確認します。

  8. ブラウザから、クラスタ内の任意のノード上にある SunPlex Manager のポートに接続します。

    デフォルトのポート番号は 3000 です。


    https://node:3000/