この手順は、SunPlex Manager GUI を使用しても実行できます。詳細については、SunPlex Manager のオンラインヘルプを参照してください。
以下の NFAO グループの作成要件に注意してください。
すべてのパブリックネットワークアダプタは、NAFO グループに属するように構成する必要があります。
任意のノードについて、特定のサブネットに少なくとも 1 つの NAFO グループがあります。
NAFO グループのすべてのアダプタは、同じサブネットに接続する必要があります。
ホスト名を関連付けることができる、つまり /etc/hostname.adapter ファイルを持つアダプタは、NAFO グループで 1 つだけです。
パブリックネットワークアダプタは、1 つの NAFO グループにだけ属することができます。
NAFO グループに構成するノードでスーパーユーザーになります。
このノードについて、同じサブネットに物理的に接続されているパブリックネットワークアダプタを検出します。
これらのアダプタは、NAFO グループのバックアップアダプタになります。
パブリックネットワークアダプタ用の /etc/hostname.adapter ファイルがない場合は、このファイルを作成します。
このファイルに指定されたアダプタが、NAFO グループにおけるデフォルトのアクティブアダプタになります。
# vi /etc/hostname.<adapter> phys-schost-1 |
/etc/inet/hosts ファイルを編集し、パブリックネットワークアダプタに割り当てられている IP アドレスおよび対応するホスト名を追加します。
/etc/inet/hosts ファイルに追加された IP アドレス 192.29.75.101 およびホスト名 phys-schost-1 の例を以下に示します。
# vi /etc/inet/hosts 192.29.75.101 phys-schost-1 |
ネーミングサービスが使用されている場合、この情報はネーミングサービスデータベースにも存在します。
NAFO グループを作成します。
# pnmset -c nafo-group -o create adapter [adapter ...] |
指定した NAFO グループの構成サブコマンドを実行します。NAFO グループの名前は、nafoN でなければなりません。N は、グループの負ではない整数識別子です。グループ名は各ノードにローカルとなります。そのため、同じ NAFO グループ名は、複数のノードで使用できます。
新しい NAFO グループを作成します。
バックアップアダプタとして機能するパブリックネットワークアダプタを指定します。手順 3 を参照してください。
アダプタがすでに構成されている場合は、アクティブアダプタとして選択され、pnmset コマンドはその状態を変更しません。ただし、バックアップアダプタの 1 つが構成され、NAFO グループの /etc/hostname.adapter ファイルで検出される IP アドレスが割り当てられます。
NAFO グループの状態を確認します。
# pnmstat -l |
次に、2 つのネットワークアダプタ (qfe0 および qfe1) で構成される NAFO グループ (nafo0) を作成する例を示します。
# pnmstat -l # vi /etc/hostname.qfe0 phys-schost-1 # vi /etc/inet/hosts 192.29.75.101 phys-schost-1 # pnmset -c nafo0 -o create qfe0 qfe1 # pnmstat -l group adapters status fo_time act_adp nafo0 qfe0:qfe1 OK NEVER qfe0 |