Sun Cluster 3.0 U1 のシステム管理

新しいクラスタノード認証で作業する

Sun Cluster を使用すると、新しいノードをクラスタに追加できるか、またどのような認証タイプかを判別できます。パブリックネットワーク上のクラスタに加わる新しいノードを許可したり、新しいノードがクラスタに加わることを拒否したり、クラスタに加わるノードを特定したりできます。新しいノードは、標準 UNIX または Diffie-Hellman (DES) 認証を使用し、認証することができます。DES 認証を使用して認証する場合、ノードが加わるには、すべての必要な暗号化鍵を構成する必要があります。詳細は、scsetup(1M) および publickey(4) のマニュアルページを参照してください。

  1. クラスタ内の任意のノードでスーパーユーザーになります。

  2. scsetup(1M) ユーティリティを起動します。


    # scsetup
    

    「Main Menu」が表示されます。

  3. クラスタ認証で作業するには、6 (New nodes) を入力します。

    「New Nodes」メニューが表示されます。

  4. メニューから選択を行って、画面の指示に従います。

例 - 新しいマシンがクラスタに追加されないようにする

次に、新しいマシンがクラスタに追加されないようにする、scsetup ユーティリティから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -a -T node=.

例 - すべての新しいマシンがクラスタに追加されるように許可する

次に、すべての新しいマシンがクラスタに追加されるようにする、scsetup ユーティリティから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -r -T all

例 - クラスタに追加される新しいマシンを指定する

次に、単一の新しいマシンがクラスタに追加されるようにする、scsetup ユーティリティから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -a -T node=phys-schost-4

例 - 認証を標準 UNIX に設定する

次に、クラスタに加わる新しいノードの認証を標準 UNIX 認証にリセットする、scsetup ユーティリティから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -c -T authtype=unix

例 - 認証を DES に設定する

次に、クラスタに加わる新しいノードで DES 認証を使用する、scsetup ユーティリティから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -c -T authtype=des

注 -

DES 認証を使用する場合、クラスタにノードが加わるには、すべての必要な暗号化鍵を構成する必要があります。詳細は、scsetup(1M) および publickey(4) のマニュアルページを参照してください。