Sun Cluster 3.0 U1 のシステム管理

クラスタの時刻をリセットする

Sun Cluster は、Network Time Protocol (NTP) を使用し、クラスタノード間で時刻を同期させています。クラスタの時刻の調整は、ノードが時刻を同期するときに、必要に応じて自動的に行われます。詳細については、『Sun Cluster 3.0 U1 の概念』および『Network Time Protocol User's Guide』を参照してください。


注意 - 注意 -

NTP を使用する場合、クラスタの稼動中はクラスタの時刻を調整しないでください。このような調整としては、date(1)、rdate(1M)、xntpdate(1M) などのコマンドを、対話的に、または cron(1M) スクリプト内で使用することも含まれます。


  1. クラスタ内の任意のノードでスーパーユーザーになります。

  2. クラスタを停止して OBP プロンプトの状態にします。


    # scshutdown -g0 -y
    

  3. 各ノードを非クラスタノードで起動します。


    ok boot -x
    

  4. 単一のノードで、date(1) コマンドを実行して時刻を設定します。


    # date HHMMSS
    
  5. 他のマシンで、rdate(1M) コマンドを実行し、時刻をこのノードに同期化します。


    # rdate hostname
    

  6. 各ノードを起動し、クラスタを再起動します。


    # reboot
    

  7. すべてのクラスタノードで変更が行われたことを確認します。

    各ノードで、date(1M) コマンドを実行します。


    # date