Agent Builder を別途インストールする必要はありません。これは、Sun Cluster ソフトウェアの標準インストールの一環としてデフォルトでインストールされる SUNWscdev パッケージに含まれています。詳細については、『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』を参照してください。Agent Builder を使用する前に、次のことを確認してください。
Java が $PATH 変数に含まれているかどうか。Agent Builder は Java (Java Development Kit バージョン 1.2.2_05a 以降) に依存するため、Java が $PATH に存在しない場合、scdsbuilder はエラーメッセージを戻します。
Solaris 8 以降の「Developer System Support」ソフトウェアグループがインストールされているかどうか。
Tcc コンパイラが $PATH 変数に含まれているかどうか。Agent Builder は $PATH 変数内で最初に現れる cc を使用して、リソースタイプの C バイナリコードを生成するコンパイラを識別します。cc が $PATH に存在しない場合、Agent Builder は C コードを生成するオプションを無効にします。詳細については、「Create 画面の使用」を参照してください。
Agent Builder では、標準の cc コンパイラ以外のコンパイラも使用できます。このためには、$PATH において、cc から別のコンパイラ (gcc など) にシンボリックリンクを作成します。もう 1 つの方法は、Makefile におけるコンパイラ指定を変更して (現在は、CC=cc)、別のコンパイラへの完全パスを指定します。たとえば、Agent Builder が生成する Makefile において、CC=cc を CC=pathname/gcc に変更します。この場合、Agent Builder を直接実行することはできません。代わりに、make や make pkg コマンドを使用して、データサービスコードとパッケージを生成する必要があります。