Sun Cluster 3.0 ソフトウェアには少なくとも Solaris の「エンドユーザーシステムサポート (End User System Support)」ソフトウェアグループが必要です。 ただし、クラスタ構成の他のコンポーネントによっては、独自の Solaris ソフトウェアが必要となる場合があります。どの Solaris ソフトウェアグループをインストールするかを決定する際には、次のことを考慮してください。
使用するサーバーのマニュアルを参照し、 Solaris ソフトウェアの必要条件を確認してください。 たとえば、Sun EnterpriseTM E10000 サーバーには、「全体ディストリビューションと OEM サポート (Entire Distribution + OEM)」ソフトウェアグループが必要です。
Solaris 8 Update 6 オペレーティング環境をインストールして、SCI-PCI アダプタまたは Remote Shared Memory Application Programming Interface (RSMAPI) を使用する予定である場合は、必ず、RSMAPI ソフトウェアパッケージ (SUNWrsm、SUNWrsmx、SUNWrsmo、SUNWrsmox) をインストールしてください。Solaris の「開発者システムサポート (Developer System Support)」以上のソフトウェアグループ には、これらの RSMAPI パッケージが含まれています。「エンドユーザーシステムサポート」ソフトウェアグループをインストールする場合は、Sun Cluster ソフトウェアをインストールする前に、pkgadd(1M) コマンドを使用し、これらの RSMAPI パッケージをインストールします。RSMAPI の使用方法については、Solaris 8 Update 6 (3RSM) のマニュアルページを参照してください。
「エンドユーザーシステムサポート」ソフトウェアグループに含まれない他の Solaris ソフトウェアパッケージ (Apache HTTP サーバーパッケージなど) をインストールする必要がある場合があります。ORACLE® などの Sun 以外のソフトウェアの場合も、追加の Solaris パッケージが必要になる場合があります。Solaris ソフトウェアの必要条件については、各製品のマニュアルを参照してください。