クラスタインターコネクト上で動的再構成 (DR) を実行するときには、いくつかの問題を考える必要があります。
Solaris 8 の DR 機能の説明で述べられているすべての必要条件、手順、制限は Sun Cluster の DR サポートにも適用されます (オペレーティング環境での休止操作を除く)。したがって、Sun Cluster ソフトウェアで DR 機能を使用する前には、必ず、Solaris 8 の DR 機能についての説明を読んでおいてください。特に、DR Remove 切断操作中に非ネットワーク入出力デバイスに影響する問題についてはよく読んでおいてください。
アクティブなプライベートインターコネクトインタフェース上では、DR 削除操作は実行できません。
DR Remove 操作がアクティブなプライベートインターコネクトインタフェースに影響する場合、システムはその操作を拒否して、その操作から影響を受けるインタフェースを識別します。
プライベートインターコネクト上でインタフェースを交換するとき、その状態は保持されるので、Sun Cluster を再構成する必要はありません。
Sun Cluster では、各クラスタノードはほかのすべてのクラスタノードに対し、(機能している) パスが少なくとも 1 つずつ必要です。ほかのクラスタノードへの最後のパスをサポートするプライベートインターコネクトインタフェースを無効にしてはなりません。
パブリックネットワークインタフェース上で DR 操作を実行するときは、次の手順をその順番どおりに行います。
表 5-2 作業マップ: パブリックネットワークインタフェースでの動的再構成
作業 |
参照箇所 |
---|---|
1. アクティブなインターコネクトからインタフェースを無効にして削除します。 | |
2. パブリックネットワークインタフェース上で DR 操作を実行します。 |
『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』と『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration リファレンスマニュアル』 (http://docs.sun.com) |