以下の情報は、このUpdate リリース以降のすべての更新に適用されます。
以下の情報は Sun Cluster 3.0 12/01 Update リリースから導入されます。この情報は、今回を含む Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。
次の VxFS 機能は、Sun Cluster 3.0 構成ではサポートされません。
クイック入出力
スナップショット
記憶装置チェックポイント
キャッシュアドバイザリ (この機能を使用することはできますが、効果が認められるのは特定のノードに限られます)
VERITAS CFS (VERITAS クラスタ機能と VCS が必要)
VxFS 特有のマウントオプション
convosync (O_SYNC に変換)
mincache
qlog, delaylog, tmplog
クラスタ構成でサポートされるその他の VxFS 機能やオプションは、Sun Cluster 3.0 ソフトウェアによってサポートされます。特定の VxFS オプションがクラスタ構成でサポートされるかどうかについては、VxFS のマニュアルやマニュアルページを参照してください。
VxFS を使って高可用性ファイルシステムを作成する方法に関する次の指針は、Sun Cluster 3.0 構成に特有のものです。
VxFS マニュアルの手順に従って VxFS ファイルシステムを作成します。
主ノード (VxFS ファイルシステムが存在するディスクをマスターするノード) から VxFS ファイルシステムを広域的にマウントおよびマウント解除して、この操作が正常に終了するか確認します。二次ノードから行なった VxFS ファイルシステムのマウントやマウント解除の操作は正常に動作しないことがあります。
VxFS クラスタファイルシステムの主ノードから VxFS のすべての管理コマンドを実行します。
VxFS クラスタファイルシステムの管理方法に関する次の指針は、Sun Cluster 3.0 ソフトウェア特有のものではありません。ただし、UFS クラスタファイルシステムの管理方法とは異なります。
クラスタのどのノードからでも VxFS クラスタファイルシステムのファイルにアクセスしたり、これを管理することができます。ただし、ioctls だけは、主ノードから実行する必要があります。管理コマンドが ioctls を伴うかどうかわからない場合は、主ノードから実行します。
VxFS クラスタファイルシステムが二次ノードにフェイルオーバーされると、フェイルオーバー時に実行中であったすべての標準システム呼び出し操作は、新しい主ノードで透過的に再実行されます。ただし、フェイルオーバー時に実行していた ioctl 関連の操作は失敗します。VxFS クラスタファイルシステムのフェイルオーバーの後で、このクラスタファイルシステムの状態を調べる必要があります。フェイルオーバーより前に古い主ノードで管理コマンドが実行されていることがあります。このようなコマンドを訂正する手段が必要です。詳細は、VxFS のマニュアルを参照してください。
次の注は、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースでこの手順の手順 2 に新たに追加されたものです。この注は、Sun Cluster 3.0 ソフトウェアのこれ以降のすべての更新に適用されます。
newfs(1M) コマンドは、新しい UFS ファイルシステムを作成するときだけ有効です。新しい VxFS ファイルシステムを作成する場合は、VxFS マニュアルの手順に従ってください。